JPH04133053U - ボールねじ軸装置 - Google Patents

ボールねじ軸装置

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JPH04133053U
JPH04133053U JP4048791U JP4048791U JPH04133053U JP H04133053 U JPH04133053 U JP H04133053U JP 4048791 U JP4048791 U JP 4048791U JP 4048791 U JP4048791 U JP 4048791U JP H04133053 U JPH04133053 U JP H04133053U
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博久 小野川
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エヌテイエヌ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リミットセンサで作動部材の移動限界と原点
を決めるボールねじ軸装置において、原点に対する移動
方向に関係なく正確な原点出しを行なえるようにする。 【構成】 ボールナット7に駆動部3を連結し、そのナ
ット7に係合したボールねじ軸8に検出子20を取付
け、検出子20に対向して複数のリミットセンサ21、
22、23を設ける。駆動部3のカップリング6にスリ
ット孔を有する回転板24を取付け、そのスリット孔を
検出するフォトセンサ26を設ける。ボールねじ軸8を
リミットセンサ22によって原点近傍に位置決めした
後、フォトセンサ26でナット7の回転量を検出し、ボ
ールねじ軸を原点に位置決めする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ボールねじ軸装置に関し、詳しくは、直線移動する作動部材の原 点出しを高精度に行なえるようにした構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体、液晶等の欠陥を検査するスクリーン印刷機のアライメントテーブルや 、FA機器、OA機器などの駆動部には、従来より、小型・軽量で高精度な位置 決めが行なえるボールねじ軸装置が多く用いられている。
【0003】 このようなボールねじ軸装置に対して、エンコーダ等の位置制御器を使用せず に移動部材の移動量制限と原点出しを行なえるようにしたものを、本出願人が特 願平1−7036号により提案している。
【0004】 この装置は、図7に示すように、外筒40の内部に、互いに係合するボールね じ軸41とボールナット42を収納し、ボールナット42を駆動部43により回 転させてボールねじ軸41を直線移動させる構造において、ボールねじ軸41に 金属板等の検出子44を取付け、それに対向して外筒40に、検出子44の接近 を検出する3個のリミットセンサ45、46、47を設けている。
【0005】 このリミットセンサのうち、両端部の45と47は前進端と後退端のリミット センサ、中央の46は原点用のリミットセンサとなるもので、その各々の検出信 号によりボールねじ軸の移動限界と原点位置を決めるようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなリミットセンサ45、46、47は、検出子44が所 定の距離に接近したときにそれを検出して信号を出すものであるため、図6の( ハ)に示すように、検出される範囲に一定の幅が生じ、ボールねじ軸41を原点 まで移動させた場合、その移動方向の違いによって原点の検出位置が一定の誤差 をもつ特性がある。
【0007】 したがって、ボールねじ軸の作業開始位置を正確に一致させることができず、 ねじ軸の移動や位置決め精度にばらつきが生じる不具合がある。
【0008】 そこで、この考案は、上記の問題に鑑み、作動部材の原点に対する移動方向に 関係なく、原点への位置決めを正確に行なうことができるボールねじ軸装置を提 供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案は、係合するボールねじ軸とボールナッ トの一方に、駆動部により回転力を与えると共に、他方に検出子を取付け、その 検出子の接近を検出して上記他方の部材の移動限界位置と原点位置を決めるリミ ットセンサを設け、駆動部が連結する一方の部材には、スリット孔を有する回転 板を連結し、その回転板のスリット孔を検出するフォトセンサを固定部材に設け た構造としたものである。
【0010】 なお、上記の固定部材としては、ボールねじ軸やボールナットに対して常に固 定状態にある部材が使用され、ねじ軸装置の外筒や、装置から独立した外部部材 が利用できる。
【0011】
【作用】
上記の構造では、駆動部に連結する部材と共に回転板が1回転すると、フォト センサは少なくとも1回以上スリット孔を検出する。このため、フォトセンサに よるスリット孔の検出位置を原点に正確に合わせておくと、原点用リミットセン サが検出子を検出した後、フォトセンサによる検出位置で作動部材を止めること により、正確な原点出しが行なえる。
【0012】
【実施例】
図1乃至図5は、実施例のボールねじ軸装置を示している。図1及び図2に示 すように、このボールねじ軸装置1は、回転力を発生する駆動部3と、その回転 力を直線運動に変えて接続シャフト4に伝達する伝達機構部2とから構成される 。
【0013】 伝達機構部2は、外筒5の内部に、駆動部3とカップリング6を介して連結す るボールナット7を回転自在に支持し、そのナット7と接続シャフト4とを、ボ ールねじ軸8で連結して成っている。
【0014】 接続シャフト4は、ボールねじ軸装置と外部部材とを接続するためのもので、 外筒5の先端部のスライド軸受9を介して、移動可能に取付けられている。
【0015】 上記ボールねじ軸8に設けたフランジ部10には、図1、図3及び図4に示す ように、回り止めピン11が取付けられ、そのピン11にねじ軸8の回り止め機 構を果たす2つの偏心リング12、13が設けられている。この偏心リング12 、13は、それぞれ軸受14、15が嵌合し、その軸受14、15の周面が外筒 5に設けた予圧ブロック16と転走ブロック17にころがり接触している。上記 予圧ブロック16は、弾性バネ18、19によって固定の転走ブロック17に向 かって付勢されており、この両ブロック16、17による案内によって、ボール ねじ軸8は回転が阻止され、軸心方向に直線運動するよう案内される。
【0016】 また、上記ボールねじ軸8のフランジ部10には、金属板等から成る検出子2 0が取付けられ、外筒5の内側に、その検出子20に対向して3個のリミットセ ンサ21、22、23が設けられている。
【0017】 このリミットセンサは、ボールねじ軸8の移動方向に沿って配置され、21が 前進端用リミットセンサ、22が原点用リミットセンサ、23が後退端用リミッ トセンサとなるもので、それぞれ検出子20が所定の距離まで接近すると、それ を検出し、図6の(イ)(ロ)に示すようなリミット信号を駆動部3の制御回路 に出力する。
【0018】 一方、図1に示すように、ボールねじ軸8と駆動部3を連結するカップリング 6には、回転板24が取付けられている。この回転板24は、ナット7と一体で 共回りするようにカップリング6に固定され、その端面に、図5に示すように幅 が1mm程度の半径方向に延びるスリット孔25が形成されている。
【0019】 また、外筒5には、上記検出板24の両側に光を照射するフォトセンサ26が 取付けられ、このフォトセンサ26は、検出板24が回転してスリット孔25が センサの光を横切るごとに、図6の(ニ)に示すようなパルス信号を、駆動部3 の制御回路に出力する。このフォトセンサ26は、上記の回転板24に対して、 フォトセンサ26によるスリット孔25の検出位置と、ボールねじ軸8の幾何学 的な原点位置とが正確に一致するように高精度に位置決めして取付けられている 。
【0020】 上記駆動部3には、ナット7に回転力を与えるモータが用いられ、例えばステ ッピングモータやサーボモータにリニアスケール等を組合せたものが利用される 。
【0021】 なお、この実施例では、ボールねじ軸装置1を、アライメント調整用の移動テ ーブルに連結した構造を示している。すなわち、外筒5を移動テーブル27の固 定ベース28に固定した支持板29に取付け、接続シャフト4の先端を、スライ ドと回動の動きを許容する継手30を介して、ベース28上をボール31を介し て移動可能に設けたステージ32に連結しており、接続シャフト4を直線移動さ せることにより、ステージ32に直線方向の動きと回動の動きを与えるようにな っている。
【0022】 上記のような構成で成る実施例のボールねじ軸装置1においては、駆動部3に よりナット7を回転させると、ボールねじ軸8が予圧ブロック16及び転走ブロ ック17により回転が阻止され、軸心方向に直線運動する。この場合、ボールね じ軸8の移動ストロークの前後方向の限界位置は、リミットセンサ21、23の リミット信号によって決められる。
【0023】 一方、上記の構造では、ボールねじ軸8の位置を検出する手段をもたないため 、運転の開始時や、運転途中で不意に停電等が生じた場合、ボールねじ軸8がど の位置に停止しているのか不明な状態になる。
【0024】 この場合、ねじ軸8を原点に戻した後、運転を再開する必要があるが、ねじ軸 を原点と異なる方向に移動させて、前後端のどちらかのリミットセンサを作動さ せると、駆動部3が停止し、自動運転をストップさせる不具合がある。
【0025】 このため、次のような方法で原点出しを行なう。先ず、ボールねじ軸8を自動 又は手動によって前進端又は後退端のいずれか一方のリミットセンサ21、23 が作動するまで移動させ、図6の(イ)又は(ロ)に示すようなリミット信号が 出た後、次に駆動部3に逆方向への動きの指令を与えて、原点用センサ22が作 動するまでボールねじ軸8を移動させる。続いて、その原点用センサ22の作動 後、最初にフォトセンサ26からパルス信号が出た時点でねじ軸8を停止させる (図6の(ハ)と(ニ)に示す信号)。このフォトセンサ26の検出位置は、予 め正確に原点位置Aに一致させてあるため、ボールねじ軸8は高い精度で確実に 原点に位置決めされることになる。
【0026】 なお、上記の作用は、ボールねじ軸の反対方向からの原点への移動、すなわち 図6の(ハ)において、右側からの移動に対しても同様に行なうことができる。
【0027】 また、上記の実施例では、ボールねじ軸を直線移動させる構造としたが、ボー ルねじ軸を駆動部に連結し、ナットを直線移動させる構造としても、全く同様に この考案を実施することができる。
【0028】
【効果】
以上のように、この考案は、作動部材の移動ストロークの限界位置と原点を決 めるリミットセンサの検出誤差を、駆動部材の回転位置を検出するフォトセンサ で補正するようにしたので、原点に対する移動方向に関係なく正確な原点出しを 行なうことができ、常に高精度な移動と位置決めが実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のボールねじ軸装置を示す横断平面図
【図2】同上の側面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】aは回転板の正面図、bはその縦断側面図
【図6】各センサの検出信号を示す図
【図7】従来例を示す横断平面図
【符号の説明】
1 ボールねじ軸側面図 3 駆動部 5 外筒 6 カップリング 7 ボールナット 8 ボールねじ軸 20 検出子 21、22、23 リミットセンサ 24 回転板 25 スリット孔 26 フォトセンサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合するボールねじ軸とボールナットの
    一方に、駆動部により回転力を与えると共に、他方に検
    出子を取付け、その検出子の接近を検出して上記他方の
    部材の移動限界位置と原点位置を決めるリミットセンサ
    を設けたボールねじ軸装置において、上記駆動部が連結
    する一方の部材に、スリット孔を有する回転板を連結
    し、その回転板のスリット孔を検出するフォトセンサを
    固定部材に設けたことを特徴とするボールねじ軸装置。
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