JPH04132617U - 光ピツクアツプ装置 - Google Patents

光ピツクアツプ装置

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JPH04132617U
JPH04132617U JP3640991U JP3640991U JPH04132617U JP H04132617 U JPH04132617 U JP H04132617U JP 3640991 U JP3640991 U JP 3640991U JP 3640991 U JP3640991 U JP 3640991U JP H04132617 U JPH04132617 U JP H04132617U
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JP
Japan
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pickup device
optical pickup
sheet
parallel
objective lens
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Pending
Application number
JP3640991U
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English (en)
Inventor
公親 山田
Original Assignee
クラリオン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズのサスペンション機構において、
フォーカシング方向及びトラッキング方向に可撓性を有
するヒンジ部の肉厚精度の向上を図ると共に、その管理
を容易にする。 【構成】 フォーカシング方向に平行的に回動自在とな
る一対の平行アーム12,12と、この平行アーム1
2,12を連結する支持体13,13との接続部分であ
るヒンジ部15をシート状部材14により構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ディスクに記録された信号を読取る光ピックアップ装置に関する ものであり、特にフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動する対物レン ズのサスペンションに改良を加えた光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に光ピックアップ装置は、光ディスクの記録面に記録された信号を読取る 装置である。光ピックアップ装置の光学系の概念図を図7に示す。
【0003】 図において、1は光ディスクDに光を出射する半導体レーザ等の光源、2は光 源1からのレーザー光を光ディスクDの記録面上に集光する対物レンズ、3は光 ディスクDの記録面が反射するレーザー光を受光して信号を検出する検出器であ る。
【0004】 この様な光ピックアップ装置は、反射されるレーザー光の強度が光ディスクD の記録面上に記録された信号により変調されることを利用して、光ディスクDの 記録面の信号を高品質なデジタル信号として読取ることができる。
【0005】 以上の様な光ピックアップ装置では、光ディスクの記録面から信号を読取る場 合、対物レンズがレーザー光を記録面の所定位置に正確に集光することが重要で ある。そこで、光ピックアップ装置には、いわゆるフォーカシングサーボ機能と トラッキングサーボ機能とが備えられている。これらのサーボ機能とは、対物レ ンズをフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動させて、対物レンズと光 ディスクの記録面との位置関係を一定に保持させる機能である。
【0006】 なお、フォーカシング方向及びトラッキング方向とは、次のように定義される 。すなわち、フォーカシング方向は対物レンズの集光するレーザー光の中心であ る光軸を基準としてこの光軸に平行な方向、トラッキング方向は光軸に垂直な方 向である。
【0007】 ところで、上記のサーボ機能を働かせるためには、対物レンズにフォーカシン グ方向及びトラッキング方向への駆動力を与えることが不可欠である。と同時に 、対物レンズが光ピックアップ装置に対してフォーカシング方向及びトラッキン グ方向に移動自在に支持されることが必要である。
【0008】 ここで、フォーカシングサーボ機能及びトラッキングサーボ機能を備えた光ピ ックアップ装置を図8を参照して説明する。図8は光ピックアップ装置の分解斜 視図である。
【0009】 対物レンズ2を保持する枠状のレンズホルダ4の両側縁部には、フォーカシン グコイル6,6が設置され、フォーカシングコイル6,6の外面に2つのトラッ キングコイル7,7が取付けられる。また、レンズホルダ4内にはサスペンショ ン9機構が取付けられている。
【0010】 サスペンション機構9とは、対物レンズ2をトラッキング方向(図中矢印x方 向)及びフォーカシング方向(図中矢印z方向)に移動可能な支持する機構であ り、トラッキング方向及びフォーカシング方向に可撓性を有する部材から構成さ れる。このサスペンション機構9は、固定ピン10,10によりベースプレート 5に固定される。
【0011】 ベースプレート5にはトラッキングコイル7,7と対向する位置にマグネット 8,8が配設され、サスペンション機構9が固定されることによりレンズホルダ 4が支持される。このマグネット8の磁界中で前記トラッキングコイル6または フォーカシングコイル7に電流が流れることによって、レンズホルダ4に対して トラッキング方向またはフォーカシング方向に駆動力が働く。
【0012】 これにより、レンズホルダ4はトラッキング方向またはフォーカシング方向に 移動する。レンズホルダ4の移動に必要なバネ性及び粘性は、サスペンション9 の可撓性によって与えられる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したサスペンション機構において、その可撓性は可動部分の端 部に肉厚の薄いヒンジ部を形成することによって確保されることが一般的である 。このヒンジ部は、ヒンジ部以外の部分と共に、同一の素材で射出形成される。
【0014】 ヒンジ部によりサスペンション機構の可撓性が確保されるということは、ヒン ジ部の肉厚精度がサスペンション機構の動作を左右することを意味する。すなわ ち、フォーカシングサーボ機能及びトラッキングサーボ機能を正常に働かせるた めには、サスペンション機構の優れた動作性が必要であり、そのためにはヒンジ 部の肉厚精度をμmオーダーで管理する必要があった。
【0015】 ヒンジ部の肉厚は、ヒンジ部以外の部分の肉厚が2〜3mm程度の薄さに設定 された場合、0.1〜0.3mm程度の薄さに設定される。周知の如く、射出成 形の精度管理における容易性を高めるためには、形状全体に亘って肉厚を均一化 することが望ましい。しかし、上記の従来例のように肉厚のバランスが極めて悪 い条件の下では、可撓性を有するヒンジ部の0.1〜0.3mm程度の肉厚精度 をμmオーダーで管理することは、非常に困難であり、製造コストが高騰すると いう不具合が生じた。
【0016】 本考案は、上記の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は 、成形し易く、且つヒンジ部の肉厚精度が管理し易い対物レンズのサスペンショ ン機構を備えた光ピックアップ装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本考案の光ピックアップ装置は、フォーカシン グ方向及びトラッキング方向の少なくとも一方の方向に対して、平行的に回動自 在となる一対の平行アームと、この平行アームを連結し、対物レンズを支持する する支持体と、平行アーム及び支持体の接続部分に形成されるヒンジ部とから構 成される対物レンズのサスペンション機構を備えており、前記ヒンジ部がシート 状部材から成ることを構成上の特徴とする。
【0018】
【作用】
以上の構成を有する本考案においては、肉厚の薄いヒンジ部を構成するシート 状部材は、ロール間を通過させるカレンダー処理や圧延処理等によって、簡単に 均一な肉厚に成形することできる。そのため、ヒンジ部の肉厚精度をμmオーダ ーでも容易に管理することができる。従って、対物レンズのサスペンション機構 の優れた動作性を確保することができ、光ピックアップ装置のフォーカシングサ ーボ機能及びトラッキングサーボ機能が正常に働く。
【0019】
【実施例】
以上説明したような本考案の光ピックアップ装置の一実施例を図1及び図2に 基づいて説明する。図1は本実施例に組込まれるサスペンション機構の斜視図、 図2は本実施例のサスペンション機構に用いられるシート状部材の斜視図である 。
【0020】 サスペンション機構11はフォーカシング方向(図中矢印z方向)に移動可能 な部材であり、平行アーム12,12、支持体13,13及びシート状部材14 から構成される。
【0021】 シート状部材14は、ポリエステルフィルム、ポリイシドフィルム、ポリエス テルエラストマー或いは薄膜金属等の可撓性を有する素材から成り、素材が樹脂 であるならばカレンダー処理で、素材が金属であるならば圧延処理によって製造 される。シート状部材14は、間断なく枠状に繋がって形成されており、その可 撓性によって、上面及び下面が平行的にフォーカシング方向(図中矢印z方向) に回動する。
【0022】 平行アーム12,12は略角錐台状のブロックから成り、シート状部材14の 上面及び下面を覆うようにしてに取付けられる。この時、シート状部材14の上 面及び下面の両端部は平行アーム12,12の端部によって覆われないように設 定される。この平行アーム12,12によって覆われずに露出した部分が、ヒン ジ部15となる。
【0023】 また、支持体13,13は板状のブロックから成り、シート状部材14の右面 及び左面を覆うようにしてに取付けられる。
【0024】 以上のような本実施例において、シート状部材14は、その成形と同時に、平 行アーム12及び支持体13に対して接合することができる。すなわち、金型に 成形前のシート状部材14をセットした後に、平行アーム12及び支持体13を 構成する射出材料(本実施例ではポリエステルエラストマー)を金型に射出する 。
【0025】 この際の両者の接合原理としては事前にシート状部材14側に穴を明けておき 、その穴を通過して射出材料が流れ込むことにより、物理的(形状的)に結合さ せる方法や、接着剤をシート状部材14と射出材料との間隙に塗布すること等に よって接合する。
【0026】 以上のようなシート状部材14によれば、簡単に均一な肉厚のヒンジ部15を 成形できるため、その肉厚精度をμmオーダーでも容易に管理することができる 。従って、サスペンション機構11は優れた動作性を発揮することができ、この 様なサスペンション機構11を備えた光ピックアップ装置においては、フォーカ シングサーボ機能及びトラッキングサーボ機能が正常に働く。
【0027】 しかも、シート状部材14は、エッチング等によっても、簡単に所望の形状に 2次加工できるため、極めて低コストで製造できる。
【0028】 また、シート状部材14は、枠状であるため、金型にセットし易く、且つ金型 の形状もシンプルになるという利点がある。更に、シート状部材14の厚さにム ラがなく、回動精度が高い。
【0029】 なお、本考案は、以上のような実施例に限定されるものではなく、図3〜図5 に示すシート状部材14a〜14cのように、シートを適宜分割することも可能 であり、この場合、シート状部材の面積が少なくて済むため、製造コストを削減 できる。
【0030】 更に、図6に示すサスペンション機構16のように、シート状部材14dを平 行アーム12及び支持体13の内部に挟み込んで成形した、いわゆるインサート 成形を行った実施例も含むものである。
【0031】 また、本考案は、上記の実施例ではフォーカシング方向へ移動するサスペンシ ョン機構を有する実施例を中心に述べたが、これらの実施例のシート状部材を9 0度起こすことによって、トラッキング方向へ移動するサスペンション機構を備 えた実施例に応用したり、フォーカシング方向及びトラッキング方向の両方向に 移動するサスペンション機構を備えた実施例に応用できることはいうまでもない 。
【0032】 更に、シート状部材の成形前の形状は、円筒形でも良く、特に規制されるもの ではない。
【0033】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の光ピックアップ装置によれば、対物レンズのサス ペンション機構において、平行アーム及び支持体の接続部分に形成される可撓性 を備えたヒンジ部を、シート状部材により構成するという極めて簡単な構成によ って、ヒンジ部の成形が容易になり、且つヒンジ部の肉厚精度が管理し易くなっ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ピックアップ装置の一実施例におい
て、本実施例に組込まれるサスペンション機構の斜視
図。
【図2】本実施例のサスペンション機構に用いられるシ
ート状部材の斜視図。
【図3】本考案の光ピックアップ装置のシート状部材の
他の実施例の斜視図。
【図4】本考案の光ピックアップ装置のシート状部材の
他の実施例の斜視図。
【図5】本考案の光ピックアップ装置のシート状部材の
他の実施例の斜視図。
【図6】本考案の光ピックアップ装置のサスペンション
機構の他の実施例の側面図。
【図7】光ピックアップ装置の光学系の概念図。
【図8】従来の光ピックアップ装置の分解斜視図。
【符号の説明】
11,16 サスペンション機構 12 平行アーム 13 支持体 14,14a,14b,14c,14d シート状部材 15 ヒンジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの記録面に記録された信号を
    読取るように、前記記録面上にレーザー光を集光する対
    物レンズが設けられた光ピックアップ装置において、前
    記レーザー光の中心である光軸に平行なフォーカシング
    方向及び前記レーザー光の光軸に垂直なトラッキング方
    向の少なくとも一方の方向に対して、平行的に回動自在
    となる一対の平行アームと、前記平行アームを連結し、
    前記対物レンズを支持する支持体と、前記平行アーム及
    び前記支持体の接続部分に形成されるヒンジ部と、から
    構成される対物レンズのサスペンション機構を備えてお
    り、前記ヒンジ部がシート状部材から成る、以上のこと
    を特徴とする光ピックアップ装置。
JP3640991U 1991-05-22 1991-05-22 光ピツクアツプ装置 Pending JPH04132617U (ja)

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