JPH04132353U - 熱交換器及びそれを使用する給湯機並びに給湯付風呂釜 - Google Patents

熱交換器及びそれを使用する給湯機並びに給湯付風呂釜

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JPH04132353U
JPH04132353U JP3841891U JP3841891U JPH04132353U JP H04132353 U JPH04132353 U JP H04132353U JP 3841891 U JP3841891 U JP 3841891U JP 3841891 U JP3841891 U JP 3841891U JP H04132353 U JPH04132353 U JP H04132353U
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JP
Japan
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heat exchanger
heat transfer
fins
downstream
combustion gas
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Application number
JP3841891U
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English (en)
Inventor
厚司 西村
成夫 渡辺
孝二 田嶋
Original Assignee
日立化成工業株式会社
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】沸騰音を押さえ、熱交換効率を向上させた熱交
換器及びこの熱交換器を使用する給湯機、給湯付風呂釜
を提供することを目的とする。 【構成】燃焼室11を形成する外胴10に絞り部12を
形成し、燃焼ガス流路の上流側と下流側とで流路面積を
可変するとともに、上流側に位置する伝熱管15が貫通
する上流側フィン13と、下流側の伝熱管を貫通する下
流側フィン14とに伝熱フィンを分割構成して、伝熱管
の伝熱割合を均一化する構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、静音性に優れ、かつ熱交換効率を高めた熱交換器及びこの熱交換器 を使用する給湯機並びに給湯付風呂釜に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、燃焼ガスと水との熱交換を行なう熱交換器は、高負荷であり、ガス側の 熱伝導率が水側に比べて小さいことから、伝熱面積を大きく取れるフィンチュー ブ型熱交換器が多く使用されている。
【0003】 この種のフィンチューブ型熱交換器の従来例を図5に示すと、この熱交換器 は、外胴1によって形成される燃焼ガス流路2内に、フィン3がガス流れに対し て平行でかつ一定間隔を配して複数枚設置されており、このフィン3に対して垂 直に貫通するように伝熱管4が配設されている。
【0004】 そして、この伝熱管4は、燃焼ガスの上流側から低温の水が直列に流れるよう に接続管5が取り付けられ、かつこの伝熱管4内には乱流促進体6が挿入されて いる。この乱流促進体6の形状はコイル状あるいは捩り板状等がある。
【0005】 また、図6に示すように、伝熱管4の配列は、熱効率を高めるために、燃焼ガ スの流れ方向に沿って三段以上の千鳥配列が有効である。したがって、各伝熱管 4は図6において伝熱管4内に示した番号の順に直列に水が流れるように構成さ れている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
近年、家庭用の給湯機及び給湯付風呂釜の市場では、住宅の密集化、生活時間 帯の多様化に対応するために、コンパクト化や静音化が強く切望されている。
【0007】 静音化については、製品騒音の主な音源は、燃焼音、ファン運転音及び熱交換 器における沸騰音であるが、バーナの改良、低騒音ファンの開発等により、今ま で余りめただなかった沸騰音が最近では問題となってきており、この沸騰音を抑 制することが製品騒音を抑える不可欠な課題となっている。
【0008】 そこで、図5並びに図6に示す熱交換器においては、各伝熱管4における伝熱 割合(各伝熱管伝熱量/全伝熱量)を図7に示すが、燃焼ガス上流側の一段目、 二段目の伝熱管〜における伝熱割合は、下流側である三段目の伝熱管〜 に比べ約2倍〜3倍であり、下流側の伝熱管〜で沸騰が発生していた。
【0009】 これに対して、乱流促進体6を挿入し、伝熱管4内の水流を乱して、伝熱管4 から水への対流による熱伝達の促進を図り、伝熱管4の温度を低下させることに より、沸騰を抑制する構成を取っているが、十分な効果は得られていないのが実 情である。
【0010】 また、三段目の伝熱管4の伝熱量が小さいのは、一段目と二段目の伝熱管4の 伝熱量が大きいため、燃焼ガス温度は急激に低下し、三段目の伝熱管4では温度 差が小さくなることと、燃焼ガス温度の低下から、燃焼ガス体積及び燃焼ガス流 速が小さくなり、ガス側の対流伝導率が低下することによる。
【0011】 更に、沸騰を抑制するには各伝熱管での伝熱量を平均化することが有効であり 、本考案はこのことを解決するためになされたもので、本考案の目的とするとこ ろは、沸騰音を抑制し、静音性を高めるとともに、熱効率を高めた熱交換器及び それを使用する給湯機、給湯付風呂釜を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による熱交換器は、まず、外胴が燃焼ガス 流れの上流から下流に向かって絞り部が設けられており、更にこの絞り部を境界 として上流側に上流側フィンを、かつ下流側に下流側フィンをそれぞれ複数枚平 行かつ一定間隔をおいて設けたことが特徴である。
【0013】 更に、下流側フィンの間隔が上流側フィンより小さくなるように設定してもよ い。
【0014】 ここで、流路の絞り比とフィン間隔はフィン形状や伝熱管配列等により異なる が、流路の絞り比は0.5〜0.8、上流側フィンのフィン間隔は3〜6mm、 下流側フィンのフィン間隔は1.5〜3mm程度がよい。
【0015】
【作用】
以上の構成から明らかなように、外胴に絞り部を設け、下流側流路面積を上流 側より小さく設定したため、一段目、二段目の伝熱管への伝熱により体積が減少 した燃焼ガスの流速は低下しない。
【0016】 そのため、三段目以降の伝熱管への対流熱伝導率も低下しない。
【0017】 更に、上流側フィンと下流側フィンとに分けたことにより、上流側フィンの表 面に沿った温度境界層も分断され、下流側フィンと燃焼ガスとの対流熱伝達が促 進され、三段目以降の伝熱管での伝熱量が増加する。
【0018】 加えて、上流側フィンの間隔を下流側フィンの間隔より大きく設定したため、 上流側フィンの伝熱面が小さくなり、一段目、二段目の伝熱管での伝熱量が減少 し、三段目以降の伝熱管での伝熱量が燃焼ガスと伝熱管との温度差の増大の効果 もあって増加する。
【0019】
【実施例】
以下、本考案による熱交換器の実施例を図1乃至図3を基に説明する。
【0020】 まず、図1乃至図3により本考案による熱交換器の一実施例について説明する 。
【0021】 図1に示すように、外胴10は、燃焼ガス流路11を形成する外形状を備えて おり、燃焼ガスの流れ方向に沿って、絞り部12が設けられている。
【0022】 そして、この絞り部12を境界として、燃焼ガスの上流側に上流側フィン13 が、また下流側に下流側フィン14がそれぞれ複数枚、燃焼ガスの流れ方向と平 行でかつ相互に一定間隔をおいて複数枚配設されている。
【0023】 更に、これら上流側フィン13、下流側フィン14を貫通するように伝熱管1 5が配設されている。この伝熱管15は、燃焼ガスの流れ方向に沿って千鳥状で かつ三段以上に設定されている。
【0024】 そして、上流側である一段目並びに二段目の伝熱管15(図2中番号〜で 示す)は上流側フィン13に貫通しているとともに、三段目の伝熱管15(図2 中番号〜で示す)は下流側フィン14に貫通している。そして、伝熱管15 内には乱流促進体16が挿入されている。
【0025】 更に、伝熱管15は〜間で水が直列に流れるように、伝熱管15の端部が 外胴10から外方に突出しており、この端部に接続管17が取付けられている。
【0026】 本考案による熱交換器は以上のように、外胴10に絞り部12を形成すること により、燃焼ガスの下流側流路面積を上流側に比べ小さく設定できるため、一段 目、二段目の伝熱管15への伝熱により体積が減少した燃焼ガスの流速は低下し ないことになる。
【0027】 したがって、三段目以降の伝熱管15への対流熱伝達率も低下しない。
【0028】 そして、上流側フィン13と下流側フィン14とに分けたことにより、上流側 フィン13の表面に沿った温度境界層も分断されることにより、下流側フィン1 4と燃焼ガスとの対流熱伝達が促進され、三段目以降の伝熱管15での伝熱量が 増加するため、図3に示すように、上流側である一段目、二段目の伝熱管15と 下流側である三段目の伝熱管15における伝熱割合はほぼ一定化され、沸騰音の 防止とともに、全ての伝熱管15における熱交換効率が向上する。
【0029】 更に、上流側フィン13の間隔に対して、下流側フィン14の間隔を小さくす れば、上流側フィン13の伝熱面が小さくなり、上流側における伝熱管15での 伝熱量が減少し、三段目以降の伝熱管15での伝熱量が増加し、伝熱管15の更 に均一な性能が得られる。
【0030】 次いで、本考案の熱交換器を用いた給湯機の一実施例を図4を基に説明する。
【0031】 熱交換器18は外胴10により燃焼室11を形成し、その下に複数のバーナ1 9が一定間隔で設けられたバーナ室20が設けられている。
【0032】 また、バーナ室20の中には、バーナ19に燃料ガスを送り込むためのマニホ ールド21を備えている。
【0033】 更に、バーナ室20の下方には、燃焼に必要な空気を供給するための送風機2 2を取り付る一方、熱交換器18の上には排ガスを排出するための排気室23を 取り付ける。
【0034】 そして、このような構成のものを外装24に収納する。
【0035】 次いで、燃焼ガスの流れを説明すると、燃焼ガスはマニホールド21からバー ナ19に供給され、そこで送風機22からの空気の供給を受けて燃焼する。この とき燃焼ガスは、燃焼室11の周囲に巻かれた伝熱管15と熱交換器18の伝熱 管15の中の水に熱を与え、排ガスとして排気室23より排出される。
【0036】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による熱交換器は、外胴に絞り部を形成し、燃焼ガ スの流路面積を上流側に比べ下流側を小さく設定するとともに、上流側フィンと 下流側フィンとに分けるという構成であるため、沸騰が激しい一段目、二段目の 伝熱管での伝熱量を少なくし、沸騰を抑制することが可能となると同時に、一段 目、二段目で減少した伝熱量分を下流側の伝熱管で補うことが可能となる。
【0037】 更に、上流側フィンのフィン間隔を大きくすれば、一段目、二段目の伝熱管と 三段目の伝熱管の伝熱割合を更に均一化させることができる。
【0038】 したがって、本考案によれば、伝熱管の伝熱割合が従来に比べ平均化され、静 音性が向上するとともに、熱効率の高い熱交換器を提供することができるという 効果を有する。
【0039】 更に、この熱交換器を使用する給湯機及び給湯付風呂釜においては、製品騒音 の少ない、効率のよい給湯機及び給湯付風呂釜が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による熱交換器の一実施例を示す構成説
明図。
【図2】図1に示す熱交換器のII−II線断面図。
【図3】本考案の熱交換器における各伝熱管の伝熱割合
を示すグラフ。
【図4】本考案による熱交換器を使用する給湯機を示す
構成説明図。
【図5】従来の熱交換器を示す構成説明図。
【図6】図5中VI−VI線断面図。
【図7】従来の熱交換器における各伝熱管の伝熱割合を
示すグラフ。
【符号の説明】
10 外胴 11 燃焼室 12 絞り部 13 上流側フィン 14 下流側フィン 15 伝熱管 16 接続管 17 乱流促進体 18 熱交換器 19 バーナ 20 バーナ室 21 マニホールド 22 送風機 23 排気室

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼ガス流路を形成する外胴と、燃焼ガス
    流路内に配設され、ガス流れ方向に沿って三段以上の千
    鳥状となるように設定された複数の伝熱管と、燃焼ガス
    流路内に設置され、ガス流れに対して平行でかつ相互に
    一定間隔を保ち、上記伝熱管が貫通する複数枚のフィン
    と、上記伝熱管の外胴から外部に突出する端部に取り付
    けられ、伝熱管内の水が直列に流れるように規制する接
    続管とからなる熱交換器において、前記外胴は、燃焼ガ
    スの流れ方向に沿ってその下流側に絞り部を設け、燃焼
    ガス流路の上流側に比べ下流側の流路面積を減少させる
    とともに、上記フィンは、上流側である一、二段目の伝
    熱管を貫通する上流側フィンと、下流側である三段目以
    上の伝熱管を貫通する下流側フィンとに分割形成されて
    いることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】下流側フィンのフィン間隔が上流側フィン
    のフィン間隔より小さく設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】請求項1、2記載の熱交換器を備えたこと
    を特徴とする給湯機。
  4. 【請求項4】請求項1、2記載の熱交換器を備えたこと
    を特徴とする給湯付風呂釜。
JP3841891U 1991-05-28 1991-05-28 熱交換器及びそれを使用する給湯機並びに給湯付風呂釜 Pending JPH04132353U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160050731A (ko) * 2014-10-30 2016-05-11 린나이코리아 주식회사 바디 유닛 및 그 바디를 포함하는 열교환기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160050731A (ko) * 2014-10-30 2016-05-11 린나이코리아 주식회사 바디 유닛 및 그 바디를 포함하는 열교환기

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