JPH04131998U - 吸着移載ヘツド - Google Patents

吸着移載ヘツド

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Publication number
JPH04131998U
JPH04131998U JP3750191U JP3750191U JPH04131998U JP H04131998 U JPH04131998 U JP H04131998U JP 3750191 U JP3750191 U JP 3750191U JP 3750191 U JP3750191 U JP 3750191U JP H04131998 U JPH04131998 U JP H04131998U
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JP
Japan
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hole
workpiece
transfer
suction
transfer head
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Pending
Application number
JP3750191U
Other languages
English (en)
Inventor
貴史 村元
Original Assignee
関西日本電気株式会社
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Publication date
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Publication of JPH04131998U publication Critical patent/JPH04131998U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸引移載ヘッドにおいて、余剰ワークの吸引
を防ぐ。 【構成】 ワーク振り込み穴2に振り込ませたワーク4
を吸引孔3により移載ヘッド本体1に吸着する。このと
きワーク4とワーク振り込み穴2との間に生じた隙間は
移載ヘッド上面から吸引孔3へ向かう空気の流れを生
む。この空気の流れを吸引孔3の周囲に設けた空気流路
5に通すことにより余剰ワークの吸引を防ぐことができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はヘッドに穿設した穴に平板状のワークを振り込み整列させて真空吸 着する吸着移載ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
多数個のワークを整列状態で一括して取り出し次ポジション上で整列状態を保 って移し替えする装置として図4に示す吸着移載ヘッドが用いられている。図に おいて、1は移載ヘッド本体で、平坦面1aの周縁を矩形状の枠体1bで囲み、 回転軸1cによりその軸周りに回動自在に配置されている。1dは平坦面1aに 整列状態で開口させた多数のワーク振り込み穴,1eはワーク振り込み穴1dの 底面中央部に開口させた真空吸着孔を示す。この真空吸着孔1eは移載ヘッド本 体1の内部に形成した空洞に連通し、さらに側壁に接続されたパイプ2を介して 真空吸着ポンプ(図示せず)に接続されている。
【0003】 この移載ヘッド1によるワークの移載を以下に説明する。先ず、平坦面1aを 上方に向けてワーク振り込み孔1dの数の数倍程度のワーク,たとえば円板状の ワークを供給し、回転軸1c周りに揺動させ、好ましくは回転軸1c方向に振動 させ、ワークを平坦面1a上で移動させて、振り込み穴1d内に順次収容させる 。次に真空ポンプを作動させ、振り込み穴1d内のワークを真空吸着させて、回 転軸1c周りに移載ヘッド1を反転させ、余剰のワークを除去する。
【0004】 さらに、移載ヘッド1を次ポジションに移動させて、真空吸着を停止すると、 多数のワークが自然落下し、整列状態で移載できる。移載が完了すると移載ヘッ ド1の平坦面1aを上方に向けて元の位置に戻し、上記動作を繰り返す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の吸着移載ヘッド1は、ワークにばりがあったり、異物が あると振り込み作業中に図5に示すように振り込み穴1d内でワーク3が浮き、 真空吸着孔1eと穴1dの開口部との間で空気の流れを生じ、振り込み穴1dに 被さったワーク3も吸着され、移載ヘッド1を反転させて余剰のワークを除去し た後も、移載ヘッド1に保持され、次ポジションに移動する途中で落下したり、 次ポジション上で、2個供給するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題の解決を目的として提案されたもので、平板状のワークを 収容するワーク振り込み穴を穿設し、このワーク振り込み穴の底面に真空吸着孔 を開口させた吸着移載ヘッドにおいて、上記ワーク振込穴底面の真空吸着孔の近 傍に、他端が外気と連通したバイパス孔を開口させたことを特徴とする吸着移載 ヘッドを提供する。
【0007】
【作用】
上記構体により、振り込み穴内のワークが浮いていると、真空吸着孔とバイパ ス孔の間で空気の流路ができ、振り込み穴の外部から内部に向かう流路が形成さ れず、仮にこのような空気の流れができても十分小さいため、不所望のワークを 吸着することが防止できる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図4移載ヘッドに適用し、その主要部分を図1から説 明する。図において、図4と同一符号は同一物を示し説明を省略する。本考案の 特徴は振り込み穴1dの底面に開口した真空吸着孔1eの近傍に、他端(図示せ ず)が、外気と連通したバイパス孔1fを開口したことのみである。
【0009】 この移載ヘッド1を用いたワークの移載動作は図4装置と同じであるが、真空 吸着後、反転時に図2に示すように仮に振り込み穴1dの底面とワーク3の間に 異物4があってワーク3が浮き上がり、真空吸着孔1eと振り込み穴1d開口端 との間で空気の流路が形成されても、実際の流路は真空吸着孔1eとバイパス孔 1fとの間で形成され、振り込み,反転時に振り込み穴1dに図示点線で示す不 所望なワークがあっても振り込み穴1dに保持されることなく、他の余剰ワーク とともに除去され、所定位置に所定数のワークを整列させて移載できる。
【0010】 また、異物4を介在した状態で振り込み穴1dにワーク3を収容した状態では 、バイパス孔1eから吹き出す空気がワーク3を持ち上げ、真空吸着孔1dに吸 い込まれる空気がワーク3を吸着するが、ワーク振り込み時に外部のワークが振 り込み穴1dのワークに当たって振動を与え、異物とワークの接触状態を変化さ せて、異物4を真空吸着孔1eに吸い込ませ除去できる。
【0011】 なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、たとえばバイパス 孔1fは多数開口させるだけでなく、図3に示すように真空吸着孔1eを中心と する環状の溝1gを形成し、この溝1gに1つのバイパス孔1fを開口させても よい。
【0012】 また、バイパス孔1fは外部との連通を開閉制御し、移載ヘッドに反転後の移 動時にはバイパス孔1fを外気から遮断しワークの保持を強固にすることができ る。
【0013】 またワークは円板状だけでなく、平板状であれば任意の平面形状のワークを用 いることができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、吸着反転時に不所望のワークを余剰ワークと共 に除去して、所定数のワークを整列状態で移載できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す要部側断面図
【図2】 本考案装置の動作を説明する要部側断面図
【図3】 本考案の他の実施例を示す要部側断面図
【図4】 本考案の前提となる吸着移載ヘッドの一部省
略斜視図
【図5】 図4に示す装置の課題を説明する要部側断面
【符号の説明】
1 吸着移載ヘッド 1d 振り込み穴 1e 真空吸着孔 1f バイパス孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状のワークを収容するワーク振り込み
    穴を穿設し、このワーク振り込み穴の底面に真空吸着孔
    を開口させた吸着移載ヘッドにおいて、上記ワーク振込
    穴底面の真空吸着孔の近傍に、他端が外気と連通したバ
    イパス孔を開口させたことを特徴とする吸着移載ヘッ
    ド。
JP3750191U 1991-05-27 1991-05-27 吸着移載ヘツド Pending JPH04131998U (ja)

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