JPH04130960U - レンズ付きフイルムユニツト - Google Patents

レンズ付きフイルムユニツト

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JPH04130960U
JPH04130960U JP4702391U JP4702391U JPH04130960U JP H04130960 U JPH04130960 U JP H04130960U JP 4702391 U JP4702391 U JP 4702391U JP 4702391 U JP4702391 U JP 4702391U JP H04130960 U JPH04130960 U JP H04130960U
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JP
Japan
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film
lens
roll chamber
rear cover
unit
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JP4702391U
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Inventor
雅則 石黒
淳一 竹田
Original Assignee
富士写真フイルム株式会社
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルムの背面に擦り傷が入らないようにし
たレンズ付きフイルムユニットを提供する。 【構成】 ユニット本体2の後カバー5には、フイルム
ロール室10を背面から覆う壁面15と、露光位置に展
延されたフイルム12を背面から支持するフイルム支持
面16とが形成されている。壁面15とフイルム支持面
16との境界部分に3本の凸条18を設けた。凸条18
は、フイルム引き出し方向での断面が半円状に突出し、
フイルム引き出し方向と直交する方向に直線状に延在し
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は撮影機能を備えたユニット本体に予めフイルムを内蔵させたレンズ付 きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズ付きフイルムユニットは、簡単な撮影機構や巻き上げ機構を組み込んだ ユニット本体に予めフイルムを収納させたもので、使用が簡単であること、価格 も安いことから広く一般に普及している(商品名「写ルンですHi」等)。この ようなレンズ付きフイルムユニットは、特開昭64−544号等で知られるよう に、フイルム巻取側のパトローネ室にパトローネを収納させるとともに未露光の フイルムをロール状にしてフイルムロール室に収納し、撮影ごとに露光済みのフ イルムをパトローネに巻き込むようにしている。
【0003】 ところで、ユニット本体にフイルムを収納する作業は暗室状態で行われるが、 その作業の簡略化や部品点数の削減のために、パトローネ及びフイルムロールを 装填した後、1枚の後カバーを取り付けることによってフイルムはユニット本体 内に光密に収納されるようになっている。このため、前記後カバーにはパトロー ネ室及びフイルムロール室の背面側を覆う壁面の他にフイルム支持面も一体に形 成されており、このフイルム支持面によってフイルムロール室から引き出された フイルムを背面から支持して露光位置に位置決めしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレンズ付きフイルムユニットで撮影したフイルムには、 ときとしてその背面、特に有効画面範囲の背面に擦り傷が入ることがあった。こ のような個所に擦り傷が入ると、極端な場合にはプリント写真にその影響が現れ 、写真の品質を劣化させる原因にもなりかねない。
【0005】 本考案は上記の問題を解決するためになされたもので、フイルムの背面に擦り 傷が入ることがないようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、ロール状態のフイルムがフイルム支持面 に引き出されるときには、フイルム引き出し方向と直交する断面においてフイル ムの展延部分が背面側に凸形に変形するカーリング習性を現わし、こうしたカー リング部分が後カバーと強く擦れ合うことから擦り傷が入りやすくなることに着 目し、フイルムロール室のフイルム出口部分に接近した後カバーの一部が、カー リングしたフイルムの背面と強く擦れることがないようにしたものである。
【0007】 フイルムロール室からの引出しにより、カーリング習性を現したフイルムの背 面が後カバーと強く接触しないようにするには、フイルムロール室のフイルム出 口部分に接近した後カバーの一部に、フイルムの引き出し方向と直交する方向で 直線状となった1本ないし数本の突起を設けたり、また前記突起の代わりに、露 光範囲から外れた両側のエッジ部分でフイルムを背面側から支持する案内部と、 これらの案内部の相互間ではフイルムの背面を後カバーと接触させないようにす る凹部とを設けてもよい。
【0008】
【実施例】
本考案を用いたレンズ付きフイルムユニットを分解して示した図1において、 ユニット本体2は基本的に前カバー3,本体部4,後カバー5とから構成されて いる。本体部4には、フイルム巻き上げダイヤル6,撮影レンズ7,シャッタ機 構8等の他にパトローネ室9とフイルムロール室10とが設けられ、それぞれパ トローネ11,フイルムロール12aが収納される。そして、本体部3の背面に 後カバー5を組み付けることによって、パトローネ室9とフイルムロール室10 は光密状態になる。なお、同図では外装カバーとして用いられる紙箱の図示は省 略した。
【0009】 図示したように、後カバー5にはパトローネ室9,フイルムロール室10の各 々の背面に被せられる壁面14,15の他に、フイルム支持面16が一体に形成 されている。フイルム支持面16は、フイルムロール室10から引き出され露光 位置で展延されたフイルム12を背面から支持し、これを露光位置に位置決めす る作用を行う。なお、壁面15の上下にはリブ17が設けられ、同様にフイルム ロール室10の内壁に設けられているリブと協同してフイルムロール12aの上 下の側端縁を支持し、フイルムの有効画面内に傷が入らないようにしている。
【0010】 後カバー5の壁面15とフイルム支持面16との境界部分、すなわちフイルム ロール室10のフイルム出口に接近した後カバー5の一部には、詳しくは図2の 要部断面にも示したように、フイルム引き出し方向と直交する方向に延びた3本 の凸条18が一体に形成されている。凸条18は、壁面15とフイルム支持面1 6との間の段差19に接近して設けられ、フイルム引き出し方向での断面形状が 曲率半径2mmの半円形状で、フイルム支持面16からの突出量は0.1mm、 ピッチ間隔は2mmとなっている。なお、前記曲率半径としては1〜5mm程度 、突出量としては0.1〜0.5mm程度、ピッチ間隔としては1〜3mm程度 がよい。また、段差19から凸条18までの間隔は2mmとなっているが、0〜 5mm程度の範囲で変更してもよく、さらに凸条18の本数としても1〜5本程 度であればよい。
【0011】 図2及びそのA−A断面を表す図3に示したように、本体部4の背面に形成さ れた露光枠20は前記凸条18とほぼ対向して位置している。そして、フイルム ロール室10から引き出されたフイルム12は、露光枠20に設けられたフイル ム案内レール20aと凸条18との間を通ってから露光位置に送られ、露光位置 ではフイルム支持面16とフイルム案内レール20aにより位置決めされる。
【0012】 上記構成による作用について説明する。フイルムロール室10内でフイルムロ ール12aはほぼ円筒形状に収納されているが、フイルムロール室10からフイ ルム12を引き出してフイルム支持面16上に展延しようとすると、図3に示し たように、フイルムロール室10から引きだされた直後でフイルム12は背面側 に膨らむようなカール習性を現す。このカール習性は、特にフイルムロール12 aと展延されたフイルム12との境目に強く現れ、このため後カバー5の壁面1 5とフイルム支持面16との境界部にはフイルム12が強く押し付けられるよう になる。
【0013】 ところが上述したように、壁面15とフイルム支持面16との境界部に凸条1 8を形成しておくと、フイルム12の背面が広い範囲で凸条18と接触してフイ ルム12からの押圧力は分散して受け止められるようになるから、そのままの状 態でフイルム12を引き出していってもフイルム12の背面に大きな擦り傷が入 ることがない。また、凸条18によりフイルム支持面16から浮いた状態でフイ ルム12が引き出されるから、フイルム12とフイルム支持面16との間にゴミ がトラップされるようなことがない。なお、この実施例では凸条18をフイルム 12の幅方向に長く形成してあるが、このような凸条18の代わりに、半球状の 突出部をフイルム12の幅方向に配列してもよい。
【0014】 図4は本考案の他の例を示すもので、前記壁面15とフイルム支持面16との 境界部に凹部25を形成してある。この凹部25を上下に挟むように、壁面15 に形成したリブ17がブリッジ部17aとして延長され、フイルム12の有効画 面から外れた位置でフイルム12の上下両側縁を支持する。凹部25の深さは壁 面15から0.5mmで、底面は後カバー5と平行な平面となってフイルム支持 面16に連絡されている。また、凹部25の壁面15側の端部は、壁面15が後 カバー5と平行となった部位15aから7.5mmの位置になっている。
【0015】 上記構成によれば、図5に示したように、フイルム12がカール習性により背 面側に湾曲しても、その湾曲部分は凹部25に入り込んで後カバー5と擦れるこ とがないから、フイルム12の有効画面の背面に擦り傷が入ることがない。なお 、凹部25の深さとしては壁面15から0.3〜1mmの範囲であればよく、ま た凹部25の壁面15側の端部位置としても、前記部位15aから0〜10mm の範囲であればよい。
【0016】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案のレンズ付きフイルムユニットによれば、フイ ルムロール室のフイルム出口に接近した後カバーの一部に、カール習性によって 背面側に膨出するフイルムの背面を受け止める突起を設け、フイルムと後カバー との接触圧を分散させるようにしたから、フイルムの背面が後カバーと強く摩擦 し合うことがなくなり、フイルムに擦り傷が入ることを防ぐことができる。また 、前記境界部にフイルムの背面を受け入れる凹部を設けたから、カール習性によ ってフイルムが背面側に膨出しても、フイルムの有効画面の背面が後カバーと接 触しなくなり、やはり擦り傷が入ることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のレンズ付きフイルムユニットの分解斜
視図である。
【図2】本考案の要部を示す部分断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本考案の他の例を示す要部断面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【符号の説明】
2 ユニット本体 4 本体部 5 後カバー 10 フイルムロール室 12 フイルム 15 壁面 16 フイルム支持面 17a ブリッジ部 18 凸条 25 凹部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状にしたフイルムが収納されたフ
    イルムロール室の背面を後カバーで覆ったレンズ付きフ
    イルムユニットにおいて、フイルムロール室の出口でフ
    イルムの背面が前記後カバーと強く接触しないようにし
    たことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 フイルムロール室の背面を覆うととも
    に、フイルムロール室から引き出されたフイルムの背面
    を支持する後カバーを有するレンズ付きフイルムユニッ
    トにおいて、前記フイルムロール室のフイルム出口部分
    に接近した前記後カバーの一部に、フイルムの引出し方
    向に直交する方向で直線状となった突起を設けたことを
    特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 フイルムロール室の背面を覆うととも
    に、フイルムロール室から引き出されたフイルムの背面
    を支持する後カバーを有するレンズ付きフイルムユニッ
    トにおいて、前記フイルムロール室のフイルム出口部分
    に接近した前記後カバーの一部に、フイルムの有効画面
    範囲から外れた両側のエッジ部分を背面側から支持する
    案内部と、これらの案内部の間でフイルムの有効画面範
    囲の背面を無接触状態にする凹部とを設けたことを特徴
    とするレンズ付きフイルムユニット。
JP1991047023U 1991-05-24 1991-05-24 レンズ付きフイルムユニット Expired - Lifetime JP2585811Y2 (ja)

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