JPH0413089A - 棚板及びその成形装置 - Google Patents
棚板及びその成形装置Info
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- JPH0413089A JPH0413089A JP2116480A JP11648090A JPH0413089A JP H0413089 A JPH0413089 A JP H0413089A JP 2116480 A JP2116480 A JP 2116480A JP 11648090 A JP11648090 A JP 11648090A JP H0413089 A JPH0413089 A JP H0413089A
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- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は例えばセラミック製品の焼成に使用される耐火
物製の棚板、及びその棚板の製造に使用される棚板の成
形装置に関する。
物製の棚板、及びその棚板の製造に使用される棚板の成
形装置に関する。
(従来の技術)
例えばタイルや瓦などのセラミック製品を焼成するにあ
たっては、焼成炉内に配置された棚板上に被焼成品を載
置して行われる。かかる棚板1は、第10図に示すよう
に、耐火物により矩形板状に形成され、その4辺の縁辺
から内側へ向けて延びるスリット状の溝部2を設けて構
成されている。
たっては、焼成炉内に配置された棚板上に被焼成品を載
置して行われる。かかる棚板1は、第10図に示すよう
に、耐火物により矩形板状に形成され、その4辺の縁辺
から内側へ向けて延びるスリット状の溝部2を設けて構
成されている。
かかる溝部2を設けることにより、溝部2のないものと
比べて耐スポーリング性が著しく向上することが知られ
ている。
比べて耐スポーリング性が著しく向上することが知られ
ている。
而して、前記溝部2の長さ寸法は、一般にその溝部2と
同方向に延びる縁辺の長さ寸法に対して15〜37%の
範囲内とすることが良いとされているが、あまり長くな
ると今度は棚板1の機械的強度が弱くなってしまう。そ
こで、耐スポーリング性と棚板1の機械的な強度とのバ
ランスを考慮して、実験的あるいは経験的に、例えば棚
板1のサイズあるいは用途に応じた長さ寸法をとるよう
にしていた。この場合、棚板1が大形となるほど、使用
時における棚板1の中央部と周縁部との温度差も大きく
なる事情により、大形の棚板1では溝部2の長さ寸法(
比率)も大きくすることが望ましい。
同方向に延びる縁辺の長さ寸法に対して15〜37%の
範囲内とすることが良いとされているが、あまり長くな
ると今度は棚板1の機械的強度が弱くなってしまう。そ
こで、耐スポーリング性と棚板1の機械的な強度とのバ
ランスを考慮して、実験的あるいは経験的に、例えば棚
板1のサイズあるいは用途に応じた長さ寸法をとるよう
にしていた。この場合、棚板1が大形となるほど、使用
時における棚板1の中央部と周縁部との温度差も大きく
なる事情により、大形の棚板1では溝部2の長さ寸法(
比率)も大きくすることが望ましい。
ところで、このような棚板は、材料粉末を圧縮成形した
成形体を、乾燥後焼成することにより製造されるもので
あるが、製造性を良好とすべく、一般に前記溝部2は成
形の段階で形成される。
成形体を、乾燥後焼成することにより製造されるもので
あるが、製造性を良好とすべく、一般に前記溝部2は成
形の段階で形成される。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上述のような溝部2を形成したものにあ
っては、製造時における乾燥または焼成の工程、あるい
は使用時において、溝部2の両側部分で受ける荷重や熱
的なひずみなどが相違するといった要因により、第11
図に示すように、棚板1の外縁部の溝部20両側部分が
上下方向にずれて、段差Aが発生することがある。この
ような段差Aが生じていると、載置された被焼成品が加
熱時に段差Aに倣って変形するといった問題を生ずるこ
とになる。特に、近年供されている大形タイルなどの焼
成に用いられる大形の棚板では、溝部2の長さ寸法(比
率)が大きくなる事情に伴い、その段差Aの寸法も0.
5mm程度と大きくなることがあり、その改善が要望さ
れている。
っては、製造時における乾燥または焼成の工程、あるい
は使用時において、溝部2の両側部分で受ける荷重や熱
的なひずみなどが相違するといった要因により、第11
図に示すように、棚板1の外縁部の溝部20両側部分が
上下方向にずれて、段差Aが発生することがある。この
ような段差Aが生じていると、載置された被焼成品が加
熱時に段差Aに倣って変形するといった問題を生ずるこ
とになる。特に、近年供されている大形タイルなどの焼
成に用いられる大形の棚板では、溝部2の長さ寸法(比
率)が大きくなる事情に伴い、その段差Aの寸法も0.
5mm程度と大きくなることがあり、その改善が要望さ
れている。
また、このような棚板の成形体を製造するための従来の
成形装置は、第12図に示すように、有底の型枠3に溝
部形成用の薄板4を固着し、この型枠3内に所定量の材
料粉末を収納し図示しない可動型により前記材料粉末を
圧縮するように構成されていた。ところが、このもので
は、圧縮時に大きな力を受けて薄板4が変形や破損する
ことがあり、また薄板4を有することにより、この薄板
4が邪魔になって成形体の型枠3からの離型性が悪くな
る問題点もあった。
成形装置は、第12図に示すように、有底の型枠3に溝
部形成用の薄板4を固着し、この型枠3内に所定量の材
料粉末を収納し図示しない可動型により前記材料粉末を
圧縮するように構成されていた。ところが、このもので
は、圧縮時に大きな力を受けて薄板4が変形や破損する
ことがあり、また薄板4を有することにより、この薄板
4が邪魔になって成形体の型枠3からの離型性が悪くな
る問題点もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その一つの
目的は、耐スポーリング性が良好なものであって、外縁
部における段差の発生を防止し得る棚板を提供すること
にある。
目的は、耐スポーリング性が良好なものであって、外縁
部における段差の発生を防止し得る棚板を提供すること
にある。
また、本発明の別の一つの目的は、その棚板を成形する
に適し、溝形成用の薄板の破損が少なく成形体の離型性
を良好とし得る棚板の成形装置を提供することにある。
に適し、溝形成用の薄板の破損が少なく成形体の離型性
を良好とし得る棚板の成形装置を提供することにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明の棚板は、耐火物により板状に形成され、外縁部
分から内側に向けて延びる溝部を設けてなるものであっ
て、溝部のうち外縁部側の端部に該溝部の両側を連結す
る連結部が形成されている構成に特徴を存する。
分から内側に向けて延びる溝部を設けてなるものであっ
て、溝部のうち外縁部側の端部に該溝部の両側を連結す
る連結部が形成されている構成に特徴を存する。
また、この場合、溝部を有底状態に形成すると共に、連
結部をその溝部部分よりも厚み方向に厚肉に形成するよ
うにしても良い。
結部をその溝部部分よりも厚み方向に厚肉に形成するよ
うにしても良い。
そして、本発明の棚板の成形装置は、棚板周縁部の外形
を形成する型枠と、この型枠の上面を閉塞する上型と、
型枠内に上下移動可能に設けられ上型との間で材料を圧
縮成形する下型とを備えるものであって、下型にその外
縁部の若干内側から該外縁部から離れる方向に延びるス
リットを設けると共に、このスリットを貫通して上型と
下型との間のキャビティ内に突出する溝形成板を下型に
対して相対的移動可能な状態で設けた構成に特徴を有す
る。
を形成する型枠と、この型枠の上面を閉塞する上型と、
型枠内に上下移動可能に設けられ上型との間で材料を圧
縮成形する下型とを備えるものであって、下型にその外
縁部の若干内側から該外縁部から離れる方向に延びるス
リットを設けると共に、このスリットを貫通して上型と
下型との間のキャビティ内に突出する溝形成板を下型に
対して相対的移動可能な状態で設けた構成に特徴を有す
る。
(作用)
本発明の棚板によれば、溝部のうち外縁部側の端部は連
結部により連結されているがら、溝部によりその両側部
分が分断している場合に比べて、乾焔時あるいは加熱時
に生ずる段差を形成しようとする力に対しての強度が大
きいものとなる。この結果、段差の発生が防止される。
結部により連結されているがら、溝部によりその両側部
分が分断している場合に比べて、乾焔時あるいは加熱時
に生ずる段差を形成しようとする力に対しての強度が大
きいものとなる。この結果、段差の発生が防止される。
そして、使用時の加熱冷却に伴う棚板の熱膨張、熱収縮
により溝部の両側部分では溝部の溝幅方向への引張り。
により溝部の両側部分では溝部の溝幅方向への引張り。
圧縮の力が作用するが、このとき、連結部に、溝部を外
縁部方向に延長する方向に容品にクラックが入る。この
クラックの生成により、溝部は棚板の外縁部で開口した
ものと同様の作用を呈し、熱膨張、熱収縮に伴う内部応
力を吸収することができてスポーリングの発生を防止す
ることができる。
縁部方向に延長する方向に容品にクラックが入る。この
クラックの生成により、溝部は棚板の外縁部で開口した
ものと同様の作用を呈し、熱膨張、熱収縮に伴う内部応
力を吸収することができてスポーリングの発生を防止す
ることができる。
また、溝部は棚板の肉厚方向に貫通させずとも、有底状
であっても同様に耐スポーリング性を向上させることが
でき、この場合、連結部はその溝部部分よりも厚肉とさ
れていれば、同様な作用が得られる。
であっても同様に耐スポーリング性を向上させることが
でき、この場合、連結部はその溝部部分よりも厚肉とさ
れていれば、同様な作用が得られる。
そして、本発明の棚板の成形装置によれば、下型のスリ
ットを貫通してキャビティ内に突出する溝形成板によっ
て、成形体に上述のような連結部を確保した状態の溝部
を形成することができる。
ットを貫通してキャビティ内に突出する溝形成板によっ
て、成形体に上述のような連結部を確保した状態の溝部
を形成することができる。
この場合、溝成形板は下型に対して相対的に移動可能で
あるから、キャビティ内から逃げる方向に移動すること
ができて成形体の圧縮成形時に破損に至る力を受けずに
済み、また、成形体の離型時に、溝形成板を相対的に下
型から没するように移動させることができ、これにより
離型性を良好とすることができる。
あるから、キャビティ内から逃げる方向に移動すること
ができて成形体の圧縮成形時に破損に至る力を受けずに
済み、また、成形体の離型時に、溝形成板を相対的に下
型から没するように移動させることができ、これにより
離型性を良好とすることができる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例について、第1図乃至第6図を
参照して説明する。
参照して説明する。
第1図乃至第4図は本実施例に係る棚板11を示してい
る。この棚板11は、例えば炭化珪素などの耐火物によ
り後述するように矩形板状に形成され、この場合6本の
溝部12が形成されている。
る。この棚板11は、例えば炭化珪素などの耐火物によ
り後述するように矩形板状に形成され、この場合6本の
溝部12が形成されている。
この棚板11は例えば大形タイルの焼成などに使用され
るもので、幅、長さ寸法が夫々480mm。
るもので、幅、長さ寸法が夫々480mm。
690 m+e、厚さ寸法が18mmの大形のものとさ
れている。
れている。
さて、前記溝部12は、この場合上下に開通する幅寸法
が約2.3yarsのスリット状をなし、棚板11の4
辺の縁辺部分から内側に向けて略直角方向に延びるよう
に形成されている。この場合、溝部12は、棚板11の
うち短辺部分には各1本、長辺部分には各2本が形成さ
れ、それらは互いに一直線上に並ばないようにして対称
的に設けられている。また、溝部12の長さ寸法は、例
えばその溝部12と同方向に延びる縁辺の長さ寸法に対
して28%と長尺なものとされている。
が約2.3yarsのスリット状をなし、棚板11の4
辺の縁辺部分から内側に向けて略直角方向に延びるよう
に形成されている。この場合、溝部12は、棚板11の
うち短辺部分には各1本、長辺部分には各2本が形成さ
れ、それらは互いに一直線上に並ばないようにして対称
的に設けられている。また、溝部12の長さ寸法は、例
えばその溝部12と同方向に延びる縁辺の長さ寸法に対
して28%と長尺なものとされている。
そして、この溝部12の外縁部側の端部12aは、第2
図乃至第4図にも示すように、棚板】1の縁辺から若干
内側に位置されている。この端部12aの縁辺からの離
間距離は、溝部12の長さ寸法などによって異なるが、
3.511!1〜13mmとすることが望ましく、本実
施例では5 illとされている。これにより、棚板1
1の縁辺は分断されずに繋がっており、これにて、溝部
12の両側を連結する連結部13が形成されている。尚
、溝部12の棚板11内側の端部12bは、第2図に示
すように、円形状に形成されている。
図乃至第4図にも示すように、棚板】1の縁辺から若干
内側に位置されている。この端部12aの縁辺からの離
間距離は、溝部12の長さ寸法などによって異なるが、
3.511!1〜13mmとすることが望ましく、本実
施例では5 illとされている。これにより、棚板1
1の縁辺は分断されずに繋がっており、これにて、溝部
12の両側を連結する連結部13が形成されている。尚
、溝部12の棚板11内側の端部12bは、第2図に示
すように、円形状に形成されている。
ここで、上述のように形成された棚板11の製造方法に
ついて、第5図及び第6図をも参照して述べる。
ついて、第5図及び第6図をも参照して述べる。
棚板11は、炭化珪素の材料粉末を板状に圧縮成形して
成形体を形成し、その成形体を乾燥した後焼成すること
により製造される。このうち、成形の工程にて、成形体
に前記溝部12に対応する溝部が形成されるものである
が、この成形には、第5図及び第6図に示すような、本
実施例に係る成形装置14が使用される。
成形体を形成し、その成形体を乾燥した後焼成すること
により製造される。このうち、成形の工程にて、成形体
に前記溝部12に対応する溝部が形成されるものである
が、この成形には、第5図及び第6図に示すような、本
実施例に係る成形装置14が使用される。
この成形装置14は次のように構成されている。
即ち、詳しく図示はしないが、成形装置の基台の上部に
は前記棚板11の周縁部の外形を形成する矩形枠状の型
枠が設けられている。そして、この型枠内には、ラム1
5により上下移動される下型16が挿入されて型枠の底
部を構成している。
は前記棚板11の周縁部の外形を形成する矩形枠状の型
枠が設けられている。そして、この型枠内には、ラム1
5により上下移動される下型16が挿入されて型枠の底
部を構成している。
方、型枠の上面部には上型としての上押え板17がる脱
可能にセットされている。これら型枠、下型16.上押
え板17にてキャビティが構成される。そして、前記下
型16のうち、前記棚板11の溝部12に対応する位置
に、上下方向に開通するスリット16aが形成されてい
る。従って、このスリブ)16aは、下型16の縁辺の
若干内側の位置から内側に向けて直角方向に延びている
。
可能にセットされている。これら型枠、下型16.上押
え板17にてキャビティが構成される。そして、前記下
型16のうち、前記棚板11の溝部12に対応する位置
に、上下方向に開通するスリット16aが形成されてい
る。従って、このスリブ)16aは、下型16の縁辺の
若干内側の位置から内側に向けて直角方向に延びている
。
そして、このスリット16aを貫通して溝形成板18が
下型16に対して相対的に上下移動可能な状態で設けら
れている。この溝形成板18は、前記溝部12に対応す
る横断面形状を有し上下方向に長い薄板状をなし、その
下端部が支持台19に固定されている。この支持台19
には、下面ニ2本のボルト20が突設され、このボルト
2oが前記基台に設けられた受は棒21を貫通し、その
受は棒21の下面にてナツト22に螺合している。
下型16に対して相対的に上下移動可能な状態で設けら
れている。この溝形成板18は、前記溝部12に対応す
る横断面形状を有し上下方向に長い薄板状をなし、その
下端部が支持台19に固定されている。この支持台19
には、下面ニ2本のボルト20が突設され、このボルト
2oが前記基台に設けられた受は棒21を貫通し、その
受は棒21の下面にてナツト22に螺合している。
また、このボルト2oにはスプリング23が嵌挿され、
これにて、溝形成板18は、下方への移動が可能な状態
で上方に付勢されている。
これにて、溝形成板18は、下方への移動が可能な状態
で上方に付勢されている。
以上の構成の成形装置14により、成形体を形成するに
は、まず、上押え板17を取外した状態で下型16を所
定位置にセットし、型枠内に図示しないフィーダーによ
り材料粉末を所定量収納させる。次に、上押え板17を
型枠上面を塞ぐようにセットする。これにて、前記溝形
成板18の上縁部が上押え板17に当接した状態とされ
る。この状態で、下型16を上昇させることにより、第
5図に示すように、キャビティ内の材料粉末24が内部
に溝形成板18を埋設した状態で板状に圧縮成形される
。このとき、溝形成板18はスリット16a内を摺動し
て下型16に対して相対的に下方へ移動するので、溝形
成板18に変形や破損に至る力は作用しない。しかる後
、上押え板17を取外し、下型16を型枠の上部までさ
らに上昇させる。すると、これに伴い溝形成板18は下
型16から没するように相対的に移動され、溝形成板1
8が邪魔とならずに成形体を容易に下型16から取り外
すことができる。
は、まず、上押え板17を取外した状態で下型16を所
定位置にセットし、型枠内に図示しないフィーダーによ
り材料粉末を所定量収納させる。次に、上押え板17を
型枠上面を塞ぐようにセットする。これにて、前記溝形
成板18の上縁部が上押え板17に当接した状態とされ
る。この状態で、下型16を上昇させることにより、第
5図に示すように、キャビティ内の材料粉末24が内部
に溝形成板18を埋設した状態で板状に圧縮成形される
。このとき、溝形成板18はスリット16a内を摺動し
て下型16に対して相対的に下方へ移動するので、溝形
成板18に変形や破損に至る力は作用しない。しかる後
、上押え板17を取外し、下型16を型枠の上部までさ
らに上昇させる。すると、これに伴い溝形成板18は下
型16から没するように相対的に移動され、溝形成板1
8が邪魔とならずに成形体を容易に下型16から取り外
すことができる。
これにて、上述の溝部12及び連結部13を備えた棚板
11の成形体が形成され、しかる後、成形体の乾燥が行
われ続いて焼成が行われて棚板11が形成される。
11の成形体が形成され、しかる後、成形体の乾燥が行
われ続いて焼成が行われて棚板11が形成される。
而して、このように成形時に成形体に溝部を形成するも
のにあっては、乾燥または焼成の工程において、成形体
が受ける荷重や熱的なひずみなどの要因により、成形体
(棚板〕1)の外縁部の溝部12の両側部分に段差を形
成する方向に力が作用することがある。ところが、本実
施例では、成形体の外縁部にに溝部の両側を連結する連
結部(連結部13)が形成されているから、溝部の両側
が分離している場合に比べて、乾燥時あるいは加熱時の
ひずみによる段差を形成しようとする力に対しての強度
が大きいものとなる。この結果、形成された棚板11に
段差が発生することを防止することができるのである。
のにあっては、乾燥または焼成の工程において、成形体
が受ける荷重や熱的なひずみなどの要因により、成形体
(棚板〕1)の外縁部の溝部12の両側部分に段差を形
成する方向に力が作用することがある。ところが、本実
施例では、成形体の外縁部にに溝部の両側を連結する連
結部(連結部13)が形成されているから、溝部の両側
が分離している場合に比べて、乾燥時あるいは加熱時の
ひずみによる段差を形成しようとする力に対しての強度
が大きいものとなる。この結果、形成された棚板11に
段差が発生することを防止することができるのである。
そして、本実施例の棚板11によれば、高温での使用中
における、自重及び載置物の重量、あるいは熱的なひず
みなどの要因により、溝部12の両側部分に段差を形成
する方向に力が作用することがあっても、連結部13を
有することにより、やはり段差を形成しようとするカに
対する強度は大きく、以て、段差が発生することを防止
することができるのである。また、使用時の加熱冷却に
伴う棚板11の熱膨張、熱収縮により溝部12の両側で
は溝部12の溝幅方向への引張り、圧縮の力が作用し、
これにて、連結部13に溝部12を外縁部方向に延長す
る方向に容品にクラック25(第3図参照)が入るよう
になる。このクラック25の生成により、溝部12は棚
板11の外縁部で開口したものと同様の作用を呈し、熱
膨張、熱収縮に伴う内部応力を吸収することができてス
ポーリングの発生を防止することができるものである。
における、自重及び載置物の重量、あるいは熱的なひず
みなどの要因により、溝部12の両側部分に段差を形成
する方向に力が作用することがあっても、連結部13を
有することにより、やはり段差を形成しようとするカに
対する強度は大きく、以て、段差が発生することを防止
することができるのである。また、使用時の加熱冷却に
伴う棚板11の熱膨張、熱収縮により溝部12の両側で
は溝部12の溝幅方向への引張り、圧縮の力が作用し、
これにて、連結部13に溝部12を外縁部方向に延長す
る方向に容品にクラック25(第3図参照)が入るよう
になる。このクラック25の生成により、溝部12は棚
板11の外縁部で開口したものと同様の作用を呈し、熱
膨張、熱収縮に伴う内部応力を吸収することができてス
ポーリングの発生を防止することができるものである。
ところで、クラック25が一旦発生してしまうと、連結
部13による連結が分断されてしまうことになり、段差
の発生防止の効果がその時点でなくなってしまうように
考えられる。ところが、次のような理由により、段差の
発生防止の効果はある程度まで持続するのである。即ち
、棚板11を構成する材料粉末24は、様々な粒径のも
のが混合されており、例えば最大では粒径が3〜5II
IIIもの粗粒26が含まれている。このため、第3図
に示すように、クラック25は縦方向に真直ぐ延びて形
成されるものではなく、粗粒26の外形に沿うようにジ
グザグ状に延びるようになる。これにより、クラック2
5を挟んだ両側の面はいわば互いに噛み合い状態となり
、上下方向にずれることを阻止できるのである。しがち
、粗粒26が大きいほど、その存在によりその噛み合い
の深さが大きくなるから、クラック25部分がある程度
拡開したとしても、上下方向のずれひいては段差の発生
を防止できるのである。
部13による連結が分断されてしまうことになり、段差
の発生防止の効果がその時点でなくなってしまうように
考えられる。ところが、次のような理由により、段差の
発生防止の効果はある程度まで持続するのである。即ち
、棚板11を構成する材料粉末24は、様々な粒径のも
のが混合されており、例えば最大では粒径が3〜5II
IIIもの粗粒26が含まれている。このため、第3図
に示すように、クラック25は縦方向に真直ぐ延びて形
成されるものではなく、粗粒26の外形に沿うようにジ
グザグ状に延びるようになる。これにより、クラック2
5を挟んだ両側の面はいわば互いに噛み合い状態となり
、上下方向にずれることを阻止できるのである。しがち
、粗粒26が大きいほど、その存在によりその噛み合い
の深さが大きくなるから、クラック25部分がある程度
拡開したとしても、上下方向のずれひいては段差の発生
を防止できるのである。
このように本実施例の棚板11によれば、従来のものと
同様に溝部12により耐スポーリング性を良好とするこ
とができるものであって、従来では段差の発生が避けら
れなかった大形の棚板1]−でしかも溝部12の長さ寸
法(比率)が大きいものであっても、連結部13により
外縁部における段差の発生を防止できる。そして、段差
の発生を製造時だけでなく棚板としての使用時において
までも長期間にわたって防止することができ、ひいては
長寿命化を図ることができる。
同様に溝部12により耐スポーリング性を良好とするこ
とができるものであって、従来では段差の発生が避けら
れなかった大形の棚板1]−でしかも溝部12の長さ寸
法(比率)が大きいものであっても、連結部13により
外縁部における段差の発生を防止できる。そして、段差
の発生を製造時だけでなく棚板としての使用時において
までも長期間にわたって防止することができ、ひいては
長寿命化を図ることができる。
また、本実施例の成形装置14によれば、成形体に上述
のような連結部を確保した状態の溝部を形成することが
でき、しかも、従来のものに比べて溝形成板18の破損
等が少なく、さらには成形体の離型性を良好とし得るも
のである。
のような連結部を確保した状態の溝部を形成することが
でき、しかも、従来のものに比べて溝形成板18の破損
等が少なく、さらには成形体の離型性を良好とし得るも
のである。
尚、上記実施例では、連結部13を、棚板11の肉厚と
同等の厚さに形成したが、例えば第7図に示すように、
連結部27を溝部12の両側部分を一部分だけ連結する
ようにして形成しても良い。
同等の厚さに形成したが、例えば第7図に示すように、
連結部27を溝部12の両側部分を一部分だけ連結する
ようにして形成しても良い。
第8図及び第9図は、本発明の互いに異なる他の実施例
を示したもので、上記実施例と異なるところは、上下に
開通した溝部12に代えて、夫々有底状の溝部28.2
9としたところにある。この場合、連結部30.31は
、それら溝部28゜29部分よりも厚み方向に厚肉とす
れば、所期の目的を達成し得るものである。
を示したもので、上記実施例と異なるところは、上下に
開通した溝部12に代えて、夫々有底状の溝部28.2
9としたところにある。この場合、連結部30.31は
、それら溝部28゜29部分よりも厚み方向に厚肉とす
れば、所期の目的を達成し得るものである。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ
限定されるものではなく、例えば溝部は縁辺に対して斜
め方向に延びるように形成しても良く、また、棚板の材
質としては種々のものに適用できるなど、要旨を逸脱し
ない範囲内で種々の変更が可能である。
限定されるものではなく、例えば溝部は縁辺に対して斜
め方向に延びるように形成しても良く、また、棚板の材
質としては種々のものに適用できるなど、要旨を逸脱し
ない範囲内で種々の変更が可能である。
[発明の効果]
以上の説明にて明らかなように、本発明によれば次のよ
うな優れた効果を奏する。
うな優れた効果を奏する。
即ち、本発明の棚板によれば、耐スポーリング性が良好
なものであって、外縁部における段差の発生を防止し得
るものである。
なものであって、外縁部における段差の発生を防止し得
るものである。
そして、本発明の棚板の成形装置によれば、その棚板を
成形するに適し、溝形成用の薄板の破Iμが少なく成形
体の離型性を良好とし得るものである。
成形するに適し、溝形成用の薄板の破Iμが少なく成形
体の離型性を良好とし得るものである。
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は棚板金体の平面図、第2図は溝部部分の拡大平面
図、第3図は連結部部分の斜視図、第4図は溝部部分の
縦断面図、第5図は成形装置の要部の縦断面図、第6図
は成形装置の要部の斜視図である。また、第7図乃至第
9図は本発明の互いに異なる他の実施例を示す第4図相
当図である。そして、第10図乃至第12図は従来例を
示すもので、第10図は棚板の平面図、frSl1図は
溝部の両側に段差が生じた状態を示す正面図、第12図
は成形装置の要部の斜視図である。 図面中、11は棚板、12.28.29は溝部、13.
27,30.31は連結部、14は成形装置、16は下
型、16gはスリット、17は上押え板(上型)、18
は溝形成板、24は材料粉末、25はクラックを示す。 ]3 第 1 図 第3 図 第2 図 第 図 第 図 第10図
1図は棚板金体の平面図、第2図は溝部部分の拡大平面
図、第3図は連結部部分の斜視図、第4図は溝部部分の
縦断面図、第5図は成形装置の要部の縦断面図、第6図
は成形装置の要部の斜視図である。また、第7図乃至第
9図は本発明の互いに異なる他の実施例を示す第4図相
当図である。そして、第10図乃至第12図は従来例を
示すもので、第10図は棚板の平面図、frSl1図は
溝部の両側に段差が生じた状態を示す正面図、第12図
は成形装置の要部の斜視図である。 図面中、11は棚板、12.28.29は溝部、13.
27,30.31は連結部、14は成形装置、16は下
型、16gはスリット、17は上押え板(上型)、18
は溝形成板、24は材料粉末、25はクラックを示す。 ]3 第 1 図 第3 図 第2 図 第 図 第 図 第10図
Claims (3)
- 1.耐火物により板状に形成され、外縁部分から内側に
向けて延びる溝部を設けてなるものであって、前記溝部
のうち外縁部側の端部に該溝部の両側を連結する連結部
が形成されていることを特徴とする棚板。 - 2.溝部は有底状態に形成されていると共に、連結部は
その溝部部分よりも厚み方向に厚肉に形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の棚板。 - 3.棚板周縁部の外形を形成する型枠と、この型枠の上
面を閉塞する上型と、前記型枠内に上下移動可能に設け
られ前記上型との間で材料を圧縮成形する下型とを備え
るものであって、前記下型にその外縁部の若干内側から
該外縁部から離れる方向に延びるスリットを設けると共
に、このスリットを貫通して前記上型と下型との間のキ
ャビティ内に突出する溝形成板を前記下型に対して相対
的移動可能な状態で設けたことを特徴とする棚板の成形
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116480A JP2828730B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 棚板及びその成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116480A JP2828730B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 棚板及びその成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413089A true JPH0413089A (ja) | 1992-01-17 |
JP2828730B2 JP2828730B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=14688155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2116480A Expired - Lifetime JP2828730B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 棚板及びその成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828730B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05340678A (ja) * | 1992-06-08 | 1993-12-21 | Ngk Insulators Ltd | 耐スポーリング性棚板 |
JPH05339058A (ja) * | 1992-06-08 | 1993-12-21 | Ngk Insulators Ltd | Si−SiC質棚板及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP2116480A patent/JP2828730B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05340678A (ja) * | 1992-06-08 | 1993-12-21 | Ngk Insulators Ltd | 耐スポーリング性棚板 |
JPH05339058A (ja) * | 1992-06-08 | 1993-12-21 | Ngk Insulators Ltd | Si−SiC質棚板及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2828730B2 (ja) | 1998-11-25 |
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