JPH04130335U - ユニツト型点検タラツプ - Google Patents

ユニツト型点検タラツプ

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JPH04130335U
JPH04130335U JP4434991U JP4434991U JPH04130335U JP H04130335 U JPH04130335 U JP H04130335U JP 4434991 U JP4434991 U JP 4434991U JP 4434991 U JP4434991 U JP 4434991U JP H04130335 U JPH04130335 U JP H04130335U
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JP
Japan
Prior art keywords
deck
manhole
ramp
section
type inspection
Prior art date
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Pending
Application number
JP4434991U
Other languages
English (en)
Inventor
正弘 関
陽三 望月
Original Assignee
株式会社フジタ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 設置箇所に制約を受けず、階高が異なっても
自在に対応でき、第3者や作業員の落下防止対策の面で
優れたユニット型点検タラップを提供する。 [構成] マンホール蓋15及びマンホール枠12を有
するマンホール部11と、マンホール部11の下方に設
けられ少なくとも上面、下面及び周囲が囲まれたデッキ
部21と、デッキ部21内及び該デッキ部21から下方
に延びるタラップ部41との分割可能な3ユニットから
なり、デッキ部21の上面でマンホール蓋15に対応し
た箇所と、デッキ部21の下面でタラップ部41に対応
した箇所には開閉可能な保護ハッチ23,25が夫々設
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の地下部分に設けられた受水槽室や機械室等に、メンテナン ス等のためマンホールより作業員が昇降する際に使用するユニット型点検タラッ プに関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の地下部分に設けられた受水槽室等への出入りは、小規模な建物の場合 で、階段を有しない場合には、上階の床にマンホールを設置して、躯体の壁面に 取り付けたタラップを利用している。 ここで、受水槽は、小型のものでも高さが2mもあり、大型のものでは3〜4 mとなり、その点検のために周囲及び上下の6面の空間を確保すると、受水槽室 の階高は、最低でも3.6m以上になる。 また、マンホールやタラップの位置は、下階の壁際に限定され、更に駐車場や 倉庫等、作業者以外の第3者が通行する可能性を有する場所に設置されるケース が多い。 また、配置にもよるが、マンホールの位置は、扉を開けたその直下の足元とな るケースもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、従来では、点検中に、このようなマンホール開口から第3者が落下す る危険性があるため、バリケード等を準備する必要があった。 また作業員がタラップを昇降する際の落下の危険性もあり、直接落下した場合 には、重大災害につながる問題もあった。
【0004】 本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、本考案の目的は、設置箇所 に制約を受けず、階高が多少異なっても自在に対応できるとともに、第3者や作 業員の落下防止対策の面で優れたユニット型点検タラップを提供することにある 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1及至図7を 参照して説明する。 本考案に係るユニット型点検タラップ10は、マンホール蓋15及びマンホー ル枠12を有するマンホール部11と、前記マンホール部11の下方に設けられ 少なくとも上面、下面及び周囲が囲まれたデッキ部21と、前記デッキ部21内 及び該デッキ部21から下方に延びるタラップ部41との分割可能な3ユニット からなり、前記デッキ部21の上面でマンホール蓋15に対応した箇所と、前記 デッキ部21の下面で前記タラップ部41に対応した箇所には開閉可能な保護ハ ッチ23,25が夫々設けられていることを特徴とする。 より具体的には、前記マンホール部11の固定アンカーと前記デッキ部21の 固定アンカーとに、共通のアンカーボルト18が使用される。 そして前記デッキ部21の周囲4面及び下面に防護メッシュ31、32、33 、34、35が張られている。 また、前記タラップ部41は、梯子タラップ51、55を複数連結してなるス ライド式で、余長分は前記デッキ21内に収納可能となっている。
【0006】
【作用】
上方のマンホール部11と、下面及び周囲が囲まれたデッキ部21と、下方に 延びるタラップ部41との分割可能な3ユニットからなる組立式のユニット型点 検タラップ10であり、保護ハッチ23,25を有するデッキ部21が設けられ ているので、設置箇所に制約を受けずに、落下防止等、作業の安全性が高まり、 また下方に延びるタラップ部41により階高の相違にも対応できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の好適一実施例を図面に従って説明する。 図1及至図5において、1は上階スラブ、2はその仕上げモルタル、5は下階 スラブ、10は本考案に係るユニット型点検タラップを示し、ユニット型点検タ ラップ10はマンホール部11と、デッキ部21と、タラップ部41との分割可 能な3ユニットからなる。
【0008】 マンホール部11は、図6(a)及び(b)にも示すように、マンホール枠1 2とマンホール蓋15で構成されており、マンホール枠12の四隅にはアンカー 用孔13…が設けられている。 マンホール枠12は、上階スラブ1の開口部上に設置されて、上階スラブ1の 開口部下で組み立てられるデッキ部21の型鋼(デッキ枠)22とともに、普通 の4組のアンカーボルト18…及びナット19…により固定される。即ち、アン カーボルト18がマンホール部11の固定アンカーとデッキ部21の吊りアンカ ーとを兼ねている。
【0009】 デッキ部21は組立式で、1.8m前後の高さを有する。デッキ部21の型鋼 (デッキ枠)22の上面でマンホール蓋15の下方箇所には開閉式の保護ハッチ 23が設けられ、また、下面でタラップ部41(後述する梯子タラップ51,5 5)に臨む箇所に開閉式の保護ハッチ25が設けられている。 下面の保護ハッチ25は、ハッチ固定蝶番26、26により上方に開閉自在と なっており、その内方に防護メッシュ27が張られて、先端にハッチ用把手28 が設けられている。 上面の保護ハッチ23も同様のものであり、下方に開閉自在となっている。
【0010】 更にデッキ部21には、型鋼(デッキ枠)22の周囲4面に防護メッシュ31 、32、33、34が張られると共に、下面にも防護メッシュ35が張られてい る。 そしてタラップ部41は、デッキ部21の防護メッシュ34を張った一側面の 型鋼(デッキ枠)22中央部から突設したタラップ42と、その隣接する防護メ ッシュ31を張った面の内方に固設した梯子タラップ51と、この梯子タラップ 51に上下方向にスライド可能に組み付けた梯子タラップ55とから構成されて いる。
【0011】 即ちデッキ部21内に固定された梯子タラップ51の左右のレール部52、5 2と、スライド式の梯子タラップ55の左右のレール部56、56とが摺動自在 に組み付けられ、図中53、53はタラップ留金具を示す。 スライド式の梯子タラップ55には、図7にも示すように、その左右のレール 部56、56の上部に、例えば上下3本のループ状をなす安全用背もたれ部57 …が一体に設けられている。
【0012】 以上のスライド式の梯子タラップ55は、下端のタラップベース58、58が 固定アンカー59、59により下階スラブ5に固定されることで設置される。 尚、デッキ部21上面の保護ハッチ23は、タラップ42側に沿って下方に開 くものであり、デッキ部21下面の保護ハッチ25は、梯子タラップ51、55 側に沿って上方に開くものとなっており、ともに施錠可能となっている。
【0013】 本考案のユニット型点検タラップ10は、以上の構成によるので、マンホール 蓋15を開けても、その開口部下の保護ハッチ23を閉めておくことで、第3者 の落下事故を未然に防止でき、バリケード等の準備も不要となる。 そしてデッキ部21を設けているため、下階床面への直接落下を防止でき、作 業員に安心感を与えることができる。 ここで、デッキ部21の高さを1.8m前後として、上面の保護ハッチ23の 操作を容易とし、昇降時の安全性を確保している。
【0014】 しかも全体がマンホール部11と、デッキ部21と、タラップ部41との3ユ ニットに分割可能であり、デッキ部21自体も組立式であることから、組立式受 水槽のユニットと同様の資材搬入開口があれば、容易に搬入が可能である。 また、材料は必要強度を満たした上で、例えばアルミ、樹脂等の採用により軽 量化が可能である。 そしてスライド式の梯子タラップ55の採用で、階高の相違にも容易に対応で きる。
【0015】 更に組立式のユニット型点検タラップ10であることから、各ユニット部の工 場生産化、標準化が可能である。 尚、実施例の他、以上のユニット型点検タラップ10は、機械工場等の天井部 への昇降装置として用いたり、各種建築物の階段のない屋上への昇降装置として 用いたり、非常時の非難梯子としても使用可能であり、その応用範囲は広い。 また、普段は梯子タラップをデッキ部に収納して、電動式等により降下作動さ せるようにしても良く、具体的な細部構成等については、適宜に変更可能である 。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案のユニット型点検タラップによれば、特にデッキ部を有し ているため、設置箇所に制約を受けずに、落下防止等、作業の安全性を高めるこ とができ、且つ下方に延びるタラップを有するため、階高の相違にも対応するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るユニット型点検タラップの据付状
態を示す全体正面図。
【図2】本考案に係るユニット型点検タラップの要部拡
大図。
【図3】本考案に係るユニット型点検タラップの据付状
態を示す全体側面図。
【図4】本考案に係るユニット型点検タラップの要部拡
大図。
【図5】デッキ部の拡大平面図。
【図6】マンホール蓋の平面図(a)とマンホール枠の
平面図(b)。
【図7】梯子タラップの背もたれ部を示す平面図。
【符号の説明】
1 上階スラブ 5 下階スラブ 10 ユニット型点検タラップ 11 マンホール部 15 マンホール蓋 18 上部アンカーボルト 21 デッキ部 22 型鋼(デッキ枠) 23、25 保護ハッチ 31、32、33、34、35 防護メッシュ 41 タラップ部 42 タラップ 51、55 梯子タラップ 57 背もたれ部 59 下部固定アンカー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール蓋及びマンホール枠を有する
    マンホール部と、前記マンホール部の下方に設けられ、
    上面、下面及び周囲が囲まれたデッキ部と、前記デッキ
    部内及び該デッキ部から下方に延びるタラップ部との分
    割可能な3ユニットからなり、前記デッキ部の上面で前
    記マンホール蓋に対応した箇所と、前記デッキ部の下面
    で前記タラップ部に対応した箇所には開閉可能な保護ハ
    ッチが夫々設けられている、ことを特徴とする組立式の
    ユニット型点検タラップ。
  2. 【請求項2】 前記マンホール部を固定するための固定
    アンカーと前記デッキ部を吊り下げるための吊りアンカ
    ーとは兼用されていることを特徴とする請求項1記載の
    ユニット型点検タラップ。
  3. 【請求項3】 前記デッキ部の周囲4面及び下面には防
    護メッシュが張られていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のユニット型点検タラップ。
  4. 【請求項4】 前記タラップ部は、梯子タラップを複数
    連結してなるスライド式で、余長分は前記デッキ部内に
    収納可能であることを特徴とする請求項1,2,または
    3記載のユニット型点検タラップ。
JP4434991U 1991-05-16 1991-05-16 ユニツト型点検タラツプ Pending JPH04130335U (ja)

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JP4434991U JPH04130335U (ja) 1991-05-16 1991-05-16 ユニツト型点検タラツプ

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JPH04130335U true JPH04130335U (ja) 1992-11-30

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ID=31924516

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JP (1) JPH04130335U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019173320A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 積水化学工業株式会社 縦管構造体
JP2022118098A (ja) * 2018-03-27 2022-08-12 積水化学工業株式会社 縦管構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019173320A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 積水化学工業株式会社 縦管構造体
JP2022118098A (ja) * 2018-03-27 2022-08-12 積水化学工業株式会社 縦管構造体

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