JPH04130282U - エスカレータ等の移動手摺駆動装置 - Google Patents
エスカレータ等の移動手摺駆動装置Info
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- JPH04130282U JPH04130282U JP4688691U JP4688691U JPH04130282U JP H04130282 U JPH04130282 U JP H04130282U JP 4688691 U JP4688691 U JP 4688691U JP 4688691 U JP4688691 U JP 4688691U JP H04130282 U JPH04130282 U JP H04130282U
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 押圧ローラを押し上げて、移動手摺を該押上
ローラと駆動ローラとで挾圧することにより移動手摺を
駆動する移動手摺駆動装置において、挾圧力を増やして
も駆動ローラが移動手摺に片あたりしないように装置を
構成すること。 【構成】 押圧ローラが片持ちに支持されたホルダーを
可動支持部材のピンに、該ピンの撓み方向と反対方向に
該押圧ローラの軸が撓んで常に押圧ローラの軸と駆動ロ
ーラの軸が平行を維持するように挿入して取付けるもの
である。
ローラと駆動ローラとで挾圧することにより移動手摺を
駆動する移動手摺駆動装置において、挾圧力を増やして
も駆動ローラが移動手摺に片あたりしないように装置を
構成すること。 【構成】 押圧ローラが片持ちに支持されたホルダーを
可動支持部材のピンに、該ピンの撓み方向と反対方向に
該押圧ローラの軸が撓んで常に押圧ローラの軸と駆動ロ
ーラの軸が平行を維持するように挿入して取付けるもの
である。
Description
【0001】
本考案は、エスカレータあるいは動く歩道など(以下、エスカレータ等と称す
)における移動手摺の駆動装置の改良に関するものである。
【0002】
従来より、エスカレータ等の移動手摺はその走行路上に曲折部が多いと、その
曲折に伴い内部抵抗が増加して全体走行抵抗が増大する結果、大きな駆動力が必
要となったり、走行抵抗の増加が移動手摺の張力の増加となることから、移動手
摺の表面ゴムあるいは内部心材の劣化を促し、移動手摺の寿命を大幅に低下させ
る要因となる問題があった。
【0003】
このため最近では、移動手摺の表裏に回転体を配して挾圧し、その少なくとも
一方の回転体の回転駆動力により直線状態で移動手摺を摩擦駆動する直線挾圧駆
動装置が数多く提案されている。
【0004】
この直線挾圧駆動装置の一例を図2乃至図4に示す。図中1はエスカレータの
トラス、2はエスカレータの踏段(図示しない)及び移動手摺3を駆動するため
の駆動装置で、この駆動装置2の動力は駆動チェーン4を介して踏段スプロケッ
ト5に伝達され、踏段スプロケット5と一体的に軸装された移動手摺用スプロケ
ット6により、移動手摺チェーン7を介して駆動スプロケット8を回転させる。
【0005】
11は移動手摺3の凹部に接して移動手摺3を駆動する駆動ローラで、トラス
1に取り付けられたベース10に軸受け12を介して回動自在に設けられている
。13は駆動ローラ11の軸11aの一端に固定されたスプロケットで、ベース
10の裏側に配置され、駆動スプロケット8との間に第2の移動手摺チェーン1
4が巻き掛けられ、駆動スプロケット8の回転力が伝達される。
【0006】
15は同じくベース10の裏側に配置され、第2の移動手摺チェーン14が巻
き掛けられて、この移動手摺チェーン14の伸びを調整するための調整スプロケ
ット、16,16′はそれぞれベース10の左右に対称に一端が軸16a,16
′aにより回動自在に軸着された,例えばレバーのような可動支持部材で、中央
部分にはそれぞれ後述する形状のホルダー17,17′の中央部分がピン17a
,17′aにより回動自在に取り付けられ、他端部,即ち先端部にはL字状のア
ングル16b,16′bが溶等により固定されている。
【0007】
そして、ホルダー17,17′には前途の4個の駆動ローラ11と対向するそ
れぞれの位置に、移動手摺3の表面側と接する押圧ローラ18,18′が2個1
組みとして後述する如くに回動自在に設けられている。
【0008】
又、可動支持部材16,16′の先端に設けられたアングル16b,16′b
には付勢力調整装置の一つとして,例えばボルト19,19′がそれぞれ貫通状
態で取り付けられている。
【0009】
20はベース10の中央部分に固定されたブラケットで、ボルト19,19′
の先端部が螺着されナット19a,19′aによりボルト19,19′が締結さ
れる。そして、移動支持部材16,16′のアングル16b,16′bとボルト
19,19′のボルト頭19b,19′bとの間にはバネ21,21′が挿入さ
れ、このバネ21,21′の撓みにより可動支持部材16,16′が軸16a,
16′aを中心に上方へ移動しようとして押圧ローラ18,18′が移動手摺3
を駆動ローラ11に押し付け、結局駆動ローラ11と押圧ローラ18,18′と
で移動手摺3を挾圧することにより駆動するように構成されている。
【0010】
したがって、図5に示す移動手摺3の駆動力Fは、図6に示すスケール30を
使用したボルト19のストロークLの調整により変位するバネ21,21′のバ
ネ力によって押し付けられる押圧ローラ18,18′の押圧力Nに比例〔F=μ
N,μは駆動ローラ11と移動手摺3の摩擦係数〕したものとなり、このバネ2
1,21′の撓み具合,即ちボルト19,19′の取付具合により移動手摺の駆
動力は左右される。
【0011】
このような移動手摺挾圧駆動装置において、もし前途のバネ21,21′のバ
ネ力が小さく設定された場合には、移動手摺3の駆動力Fが不十分となり、移動
手摺3がスリップして、踏段と同期して移動しなくなるため、移動手摺3を持っ
た乗客が転倒する危険が生じる。
【0012】
このことは、特に屋外に設置されるエスカレータ等では雨水の付着などによる
摩擦係数μの低下によって移動手摺3の駆動力Fが極端に低下する現象を起し、
非常に危険である。
【0013】
したがって、勢い押圧力を発生するバネのバネ力を強めに設定することになる
が、もしバネ力が大きくなりすぎると、今度は駆動ローラ11の軸受け12に過
大な力が加わり軸受けの寿命を著しく低下させたり、又移動手摺3に加わる圧縮
力が過大となって移動手摺表面の化粧ゴムの剥離あるいは亀裂を生じさせたりす
る別の問題が発生する。
【0014】
ところで、ホルダー17,17′の取付構造は後述するように片持ち支持構造
(取付けスペースとコスト軽減のため)になっているため、バネ21,21′に
よる押圧力を増してゆくと、移動手摺3からの反力により軸16a,16′aが
図7に示すように撓むことから、ホルダー17,17′を介して取付けられた押
圧ローラ18,18′が図8に示すように傾くことになり、その結果駆動ローラ
11と移動手摺3との接触面積が小さくなって、駆動力が思った程増加せず圧痕
だけが大きく残ることになる。このような圧痕は長時間エスカレータ等を停止さ
せた場合に、はっきり表れ、意匠上も好ましくない。
【0015】
即ち、従来の押圧ローラ18の取付構造(18′の取付構造も同様なので詳細
な説明は省略)は、図9に示すように、ベース10に立設された軸16aには一
端が円筒状の貫通穴を有する軸着部16cを備えた移動支持部材16の軸着部1
6cをはめ込んでボルト16dにより回動自在に取付け移動支持部材16の中央
部に固定されたピン16eにはH形状のホルダー17(押圧ローラ18を両面で
回動自在に支持している)をピン16eに貫通させて、ボルト17aにより回動
自在に取付けて、ホルダー17を片持ちで支持している。
したがって、バネ21による押圧力を増してゆくと移動手摺3からの反力Pに
よりベース10に立設された軸16aが図7に示すようにθ1 傾くだけでなく、
移動支持部材16に立設されたピン16eも同じ方向に傾く結果、トータルとし
て図10に示すようにθ2 の傾きを生じることになる。
【0016】
したがって、移動手摺3に挟圧力を加えていくと、図8のように、押圧ローラ
18が傾くので、駆動ローラ11と移動手摺3のキャンパスとの接触面積が逆に
小さくなって、バネ21を締付けても、移動手摺3の駆動力を余り大きくできな
い問題があった。
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、押圧ローラの押上力を増やせば、
それに比例して極めて安定な駆動力を得ることが可能なエスカレータ等の移動手
摺駆動装置を提供することを目的とする。
【0017】
本考案は、駆動装置によって回転駆動される駆動ローラと、付勢力調整装置に
よって駆動ローラ側に付勢される移動支持部材に回動自在に設けられた押圧ロー
ラとにより、移動手摺が挟圧され駆動されるエスカレータ等において、押圧ロー
ラは底辺を有するホルダーに片持ち支持され、該ホルダーは底辺を反可動支持部
材側に配置して、可動支持部材に回転自在に設けるものである。
【0018】
以上の如く構成すれば、押圧力が増加しても押圧ローラの支持軸が移動支持部
材のピンの撓みを打ち消す方向に常に撓むことになる。
【0019】
以下、本考案の一実施例について図面を用いて説明する。図1は本考案に係る
ホルダー26を示す平面図で、H形状ではなくT形状をしており、押圧ローラ1
8はホルダー26に片持ちで支持されている。
【0020】
そして、可動支持部材16(従来と同じ部材)への取付けは、可動支持部材1
6のピン16eをホルダー26の中央部に設けられた円筒状の貫通穴を有する軸
着部26cに挿入して底辺26fを反可動支持部材16側に配置する。(可動支
持部材16のベース10への取付けは従来と全く同じ)
【0021】
したがって、押圧ローラ18が移動手摺3から反力Pを受けると押圧ローラ1
8は図11に示すようにホルダー26に対して反時計方向に角度θ3 傾くことに
なるが、このときこの角度θ3 を図10に示す可動手摺部材16のピン16eの
傾き角θ2 と略等しくなるようにホルダー26の剛性を決めると、バネ21によ
る締付具合に関係なく、図12に示すように、駆動ローラ11と押圧ローラ18
との回転軸は平行を維持することになるので、常に移動手摺3のキャンパス面と
駆ローラ11の接触面積を大きく保つことができる。
【0022】
以上述べたように本考案によれば、駆動ローラと移動手摺の接触面積を常に大
きく維持できるため、従来のホルダーを使用する場合に比べて、小さな挟圧力で
より大きな駆動力を引き出すことができる。又、挟圧力を小さく抑えられるため
に、移動手摺駆動装置のベアリング寿命を大幅に伸ばすことができ、圧痕などの
ような移動手摺への悪影響を低減できるようになり、移動手摺自体の寿命も長く
することができる。
【0023】
【図1】本考案にかかるホルダーの平面図である。
【図2】エスカレータの移動手摺挟圧駆動装置の概略図
である。
である。
【図3】図2におけるa部詳細図である。
【図4】図3のA−A線矢視図である。
【図5】移動手摺挟圧駆動装置の駆動原理説明図であ
る。
る。
【図6】押圧力の調整方法を示す説明図である。
【図7】従来技術の問題点を説明するための説明図であ
る。
る。
【図8】従来技術の問題点を説明するための説明図であ
る。
る。
【図9】押圧ローラ18の従来の取付構造を示す部品分
解図である。
解図である。
【図10】従来技術の問題点を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図11】本考案による効果を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図12】本考案による効果を説明するための説明図で
ある。
ある。
【0024】
2 駆動装置
3 移動手摺
11 駆動ローラ
16 可動支持部材
17,26 ホルダー
26f ホルダー26の底辺
26c ホルダー26の軸着部
16e 可動支持部材16のピン
18,18′ 押圧ローラ
21,21′ バネ
19,19′ ボルト(付勢力調整装置)
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動装置によって回転駆動される駆動ロ
ーラと、付勢力調整装置によって前記駆動ローラ側に付
勢される可動支持部材に回動自在に設けられた押圧ロー
ラとにより、移動手摺が挾圧され、駆動されるエスカレ
ータ等において、前記押圧ローラは底辺を有するホルダ
ーに片持ち支持され、該ホルダーは前記底辺を反可動支
持部材側に配置して、前記可動支持部材に回動自在に設
けたことを特徴とするエスカレータ等の移動手摺駆動装
置。 - 【請求項2】 請求項1の可動支持部材にはピンを立設
し、ホルダーには中央部に該ピンが挿入される軸着部を
備えたことを特徴とする請求項1記載のエスカレータ等
の移動手摺駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4688691U JPH081266Y2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | エスカレータ等の移動手摺駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4688691U JPH081266Y2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | エスカレータ等の移動手摺駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130282U true JPH04130282U (ja) | 1992-11-30 |
JPH081266Y2 JPH081266Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31926222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4688691U Expired - Lifetime JPH081266Y2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | エスカレータ等の移動手摺駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081266Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7000210B2 (ja) * | 2018-03-09 | 2022-01-19 | Ykk Ap株式会社 | 建具の開閉操作装置及び建具 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP4688691U patent/JPH081266Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH081266Y2 (ja) | 1996-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |