JPH058316Y2 - - Google Patents

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JPH058316Y2
JPH058316Y2 JP8764588U JP8764588U JPH058316Y2 JP H058316 Y2 JPH058316 Y2 JP H058316Y2 JP 8764588 U JP8764588 U JP 8764588U JP 8764588 U JP8764588 U JP 8764588U JP H058316 Y2 JPH058316 Y2 JP H058316Y2
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movable
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エスカレータあるいは動く歩道など
(以下、エスカレータ等と称す)における移動手
摺の駆動装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来よりエスカレータ等の移動手摺は、その走
行路上に曲折部が多いと、その曲折に伴い内部抵
抗が増加して全体走行抵抗が増大する結果、大き
な駆動力が必要となつたり、走行抵抗の増加が移
動手摺の張力の増加となることから、移動手摺の
表面ゴムあるいは内部心材の劣化を促し、移動手
摺の寿命を大幅に低下させる要因となる問題があ
つた。
このため、最近では、移動手摺の表裏に回転体
を配して挾圧し、その少なくとも一方の回転体の
回転駆動力により直線状態で移動手摺を摩擦駆動
する直線挾圧駆動装置が既に数多く提案されてい
る。
この直線挾圧駆動装置の一例を第2図乃至第4
図に示す。図中1はエスカレータのトラス、2は
エスカレータの踏段(図示しない)及び移動手摺
3を駆動するための駆動装置で、この駆動装置2
の動力は駆動チエーン4を介して踏段スプロケツ
ト5に伝達され、踏段スプロケツト5と一体的に
軸装された移動手摺用スプロケツト6により、移
動手摺チエーン7を介して駆動スプロケツト8を
回転させる。11は移動手摺3の凹部に接して移
動手摺3を駆動する駆動ローラで、トラス1に取
り付けられたベース10に軸受け12を介して回
動自在に設けられている。13は駆動ローラ11
の軸11aの一端に固定されたスプロケツトで、
ベース10の裏側に配置され、駆動スプロケツト
8との間に第2の移動手摺チエーン14が巻き掛
けられ、駆動スプロケツト8の回転力が伝達され
る。
15は同じくベース10の裏側に配置され、第
2の移動手摺チエーン14が巻き掛けられて、こ
の移動手摺チエーン14の伸びを調整するための
調整スプロケツト、16,16′はそれぞれベー
ス10の左右に左右対称に一端が軸16a,1
6′aにより回動自在に軸着された例えばレバー
のような移動支持部材で、中央部分にはそれぞれ
連結リンク17,17′の中央部分がピン17a,
17′aにより回動自在に取り付けられ、他端部、
即ち先端部にはL字状のアングル16b,16′
bが溶接等により固定されている。そして、連結
リンク17,17′には前述の4個の駆動ローラ
11と対向するそれぞれの位置に、移動手摺3の
表面側と接する押圧ローラ18,18′が2個1
組みとして回動自在に設けられている。
又、移動支持部材16,16′の先端に設けら
れたアングル16b,16′bには付勢力調整装
置の一つとして例えばボルト19,19′がそれ
ぞれ貫通状態で取り付けられている。
20はベース10の中央部分に固定されたブラ
ケツトで、ボルト19,19′の先端部が螺着さ
れ、ナツト19a,19′aによりボルト19,
19′が締結される。そして、移動支持部材16,
16′のアングル16b,16′bとボルト19,
19′のボルト頭19b,19′bとの間にはバネ
21,21′が挿入され、このバネ21,21′の
撓みにより移動支持部材16,16′が軸16a,
16′aを中心に上方へ移動しようとして押圧ロ
ーラ18,18′が移動手摺3を駆動ローラ11
に押し付け、結局駆動ローラ11と押圧ローラ1
8,18′とで移動手摺を挾圧することにより駆
動するように構成されている。
したがつて、第5図に示す移動手摺3の駆動力
Fは、第6図に示すボルト19のストロークlの
調整により変位するバネ21,21′のバネ力に
よつて押し付けられる押圧ローラ18,18′の
押圧力Nに比例〔F=μN,μは駆動ローラ11
と移動手摺3の摩擦係数〕したものとなり、この
バネ21,21′の撓み具合、即ちボルト19,
19′の取付具合により移動手摺の駆動力は左右
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような移動手摺挾圧駆動装置において、も
し前述のバネ21,21′のバネ力が小さく設定
された場合には、移動手摺3の駆動力Fが不十分
となり、移動手摺3がスリツプして、踏段と同期
して移動しなくなるため、移動手摺3を持つた乗
客が転倒する危険が生ずる。このことは、屋外に
設置されるエスカレータ等では雨水の付着などに
よる摩擦係数μの低下によつて移動手摺3の駆動
力Fが極端に低下する現象も加わつて大きな問題
を生ずる。
したがつて、勢い押圧力を発生するバネのバネ
力を少し強めに設定することになるが、若しバネ
力が大きくなりすぎると、今度は駆動ローラ11
の軸受け12に過大な力が加わり軸受けの寿命を
著しく低下させたり、又移動手摺3に加わる圧縮
力が過大となつて移動手摺表面の化粧ゴムの剥離
あるいは亀裂を生じさせたりする別の問題が発生
する。
そこで、従来はスケール30を第6図に示すよ
うに移動支持部材16,16′のアングル16b,
16′bに当ててバネ21,21′の長さを測定し
バネ力をできるだけ正確に設定するようにしてい
るが、このような直線挾圧駆動装置が設置される
場所は第2図に示すように据付調整のしにくい場
所のため、片手でスケール30を持ち、もう一方
の手でスパナを持つてボルト19の頭19bを回
すような作業は極めて困難であるため、調整勝手
の悪さから、誤つて不用意にバネ21,21′を
密着状態になるまで締め付けてしまうことが頻繁
に発生していた。
このような場合、移動手摺3を押圧する押圧力
Nは第7図に示すように、急激に増加する。した
がつて、一瞬でもバネ21,21′が密着状態に
なるまで締め付ければ、移動手摺表面の化粧ゴム
の剥離あるいは亀裂を生じることになり、移動手
摺3を交換しなければならない状態に到る。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、移動
手摺への押圧力即ち挾圧力の設定が極めて容易
で、かつ誤つて過大な挾圧力を与えて破損させる
ような恐れのない移動手摺の駆動装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記移動支持部材を付勢する付勢装
置には付勢力測定装置の付いた付勢力調整装置と
付勢力制限装置を備え、常に適正な移動手摺駆動
力が設定できるように構成されたものである。
〔作用〕
上述の如く構成すれば、移動手摺駆動力の適切
な設定が付勢力を確認しながら付勢力調整装置の
調整作業を通じて簡単に行える。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案に係る装置の一実施
例について説明する。
第1図は、本考案にかかる駆動装置の要部の正
面図、第8図は第1図におけるA部詳細図、第9
図は第8図における−線矢視図であり、図中
第2図〜第6図と同一符号のものは同一のものを
示すが、41は先端から中間部まではブラケツト
20のタツプ穴に螺合するねじ山が切つてあり、
中間部分にストツパーの働きをもつ段付部分41
aを有する本考案による段付きボルト、42はL
字状の下辺42aの穴にボルト41を貫通させバ
ネ21,21′を移動支持部材16,16′のアン
グル16b,16′bと下辺42aの間に挿入さ
せてボルト頭41c付近に下辺42aを位置さ
せ、押圧ローラ18,18′の取り付けられた移
動支持部材16,16′のアングル16b,1
6′bまで上端がとどくような長さの上辺を有す
るゲージで、バネ力の基準を示す基準位置Pとバ
ネ力の限界を示す限界位置Qが表示されている。
次に、第1図に示す装置の押圧力(挾圧力)の
設定手順について説明する。
まず、段付きボルト41をブラケツト20に螺
合して、ゲージ42の下辺42aと移動支持部材
16,16′のアングル16b,16′bの間に挿
入されたバネ21,21′が圧縮変形する方向に
回転させる。このとき、バネ21,21′の撓み
に応じたバネ力が移動支持部材16,16′に作
用して、押圧ローラ18,18′が移動手摺3を
駆動ローラ11に押し付けていく。このように、
段付きボルト41,41′をどんどん回転させる
と、バネ21,21′は圧縮され続け、押圧ロー
ラ18,18′が移動手摺3を押えつける力が増
加(逆に駆動ローラ11が移動手摺3を押えてい
るとも言える)していくが、この実施例の場合、
バネ21,21′の上端位置が移動支持部材16,
16′のアングル16b,16′bの下端部と一致
しているため、アングル16b,16′bの下端
位置からバネ21,21′の長さを知ることがで
き、段付きボルト41,41′を回転させる作業
において、アングル16b,16′bの下端位置
がゲージ42に表示された基準位置Pにきたとこ
ろで回転させるのを止めれば、バネ21,21′
は基準長さに設定され、つまり適切な挾圧力で押
圧ローラ18,18′と駆動ローラ11とで移動
手摺3を挾圧することになる。
そして、例えば経年変化等の理由によつて、移
動手摺3に対する挾圧駆動力が不足ぎみになり、
保守再調整時に、押圧ローラ18,18′の押圧
力を増そうとして段付きボルト41,41′を回
転させる場合に、つい回しすぎても、段付きボル
ト41,41′の段付部分41a,41′aがブラ
ケツト20に当たりこれ以上ストロークlが短く
ならないため、バネ21,21′が完全に密着状
態になることを防止でき、この段付きボルト4
1,41′の段付部分41a,41′aの位置を適
宜設定することにより、調整作業にたとえ失敗し
ても移動手摺3等の破損を招くことのないように
挾圧力を制限することができる。
以上の説明ではバネ等が縮むことによつて押圧
力が生じる実施例を述べたが、逆にバネ等が伸び
ることによつて押圧力が生じるように設計変更す
ることは極めて容易である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、押圧ローラ
が設けられた移動支持部材を駆動ローラ側に付勢
する付勢力調整装置には付勢力を測定する測定装
置が備わつているため、調整作業のしにくい場合
であつても付勢力の設定が極めて簡単に行え、又
付勢力を制限する装置が備わつているため、付勢
力調整装置の調整作業をつい失敗しても付勢力が
ある限度以上にはならないため、移動手摺の亀裂
や剥離を生ずることもなく、面倒な移動手摺の交
換作業を極力回避することができ、信頼性の高い
エスカレータ等の移動手摺直線挾圧駆動装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の一実施例図、第2
図はエスカレータの移動手摺挾圧駆動装置の概略
図、第3図は第2図におけるa部詳細図、第4図
は第3図の−線矢視図、第5図は移動手摺挾
圧駆動装置の駆動原理説明図、第6図は従来装置
における押圧力の調整方法を示す説明図、第7図
は従来装置の問題点を示す説明図、第8図は第1
図におけるA部詳細図、第9図は第8図の−
線矢視図である。 2……駆動装置、3……移動手摺、11……駆
動ローラ、16,16′……移動支持部材、18,
18′……押圧ローラ、41……段付きボルト、
21,21′……バネ、42……ゲージ、20…
…ブラケツト(固定部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 駆動装置によつて回転駆動される駆動ローラ
    と、付勢力調整装置によつて前記駆動ローラ側
    に付勢される移動支持部材に回動自在に設けら
    れた押圧ローラとにより、エスカレータ等の移
    動手摺が挾圧され駆動される挾圧駆動装置にお
    いて、 前記付勢力調整装置には付勢力測定装置と付
    勢力制限装置が備えられていることを特徴とす
    るエスカレータ等の移動手摺挾圧駆動装置。 (2) 駆動装置によつて回転駆動される駆動ローラ
    と、付勢力調整装置によつて前記駆動ローラ側
    に付勢される移動支持部材に回動自在に設けら
    れた押圧ローラとにより、エスカレータ等の移
    動手摺が挾圧され駆動される挾圧駆動装置にお
    いて、 前記付勢力調整装置は、前記移動支持部材を
    貫通し先端部が固定部に螺合し、中間部がスト
    ツパーとなる段付きボルトを備え、前記固定部
    と前記移動支持部材との間にバネを挿入して構
    成したことを特徴とするエスカレータ等の移動
    手摺挾圧駆動装置。 (3) 駆動装置によつて回転駆動される駆動ローラ
    と、付勢力調整装置によつて前記駆動ローラ側
    に付勢される移動支持部材に回動自在に設けら
    れた押圧ローラとにより、エスカレータ等の移
    動手摺が挾圧され駆動される挾圧駆動装置にお
    いて、 前記付勢力調整装置は、前記移動支持部材を
    貫通し先端部が固定部に螺合し、中間部がスト
    ツパーとなる段付きボルトを備え、前記固定部
    と前記移動支持部材との間にバネを挿入し、前
    記段付きボルトには前記バネの長さを測定でき
    るゲージを備えた構成からなることを特徴とす
    るエスカレータ等の移動手摺挾圧駆動装置。
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JP5542362B2 (ja) * 2009-04-10 2014-07-09 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 乗客コンベアの手摺駆動装置及び乗客コンベアの異常検出装置
JP6148640B2 (ja) * 2014-05-22 2017-06-14 株式会社日立ビルシステム 従動ローラ押圧装置の脱着サポート治具

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