JPH04130066A - マグネシア―オリビン系不定形耐火材料 - Google Patents
マグネシア―オリビン系不定形耐火材料Info
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- JPH04130066A JPH04130066A JP2248681A JP24868190A JPH04130066A JP H04130066 A JPH04130066 A JP H04130066A JP 2248681 A JP2248681 A JP 2248681A JP 24868190 A JP24868190 A JP 24868190A JP H04130066 A JPH04130066 A JP H04130066A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、溶鋼金属容器の内張り用流し込み不定形耐
火材料の改良に関するものである。
火材料の改良に関するものである。
(従来の技術)
従来より溶融金属容器例えばタンデイシュにおける内張
り用流し込み不定形耐火材料にはアルミナ含有量が45
〜90%のハイアルミナ質不定形耐火物が使用されてい
る。これらの材料はその表面に塩基性系のコーテイング
材を塗布して使用されている。これら耐火物の要求特性
は表面のコーテイング材の保護によって直接溶鋼にさら
されることはないのが母材として加熱冷却による組織劣
化に対して安定性が要求され亀裂、剥離に強い材料が使
用されてきた。しかしながら最近になってコーテイング
材を使用しないで受鋼し、タンデイシュの回転率を高め
、省エネルギーの向上及び生産効率の向上、コーテイン
グ材の使用量減少によるコスト削減をはかるようになっ
た。
り用流し込み不定形耐火材料にはアルミナ含有量が45
〜90%のハイアルミナ質不定形耐火物が使用されてい
る。これらの材料はその表面に塩基性系のコーテイング
材を塗布して使用されている。これら耐火物の要求特性
は表面のコーテイング材の保護によって直接溶鋼にさら
されることはないのが母材として加熱冷却による組織劣
化に対して安定性が要求され亀裂、剥離に強い材料が使
用されてきた。しかしながら最近になってコーテイング
材を使用しないで受鋼し、タンデイシュの回転率を高め
、省エネルギーの向上及び生産効率の向上、コーテイン
グ材の使用量減少によるコスト削減をはかるようになっ
た。
この結果、従来の不定形母材に対して溶鋼、スラグに対
する耐食性が要求されるようになり、この特性にあった
塩基性材料の開発が望まれるようになった。同時にアル
ミナ−シリカ系材質では材料から鋼への汚染の恐れがあ
り、このためこの問題の少ない塩基性材料の要求がます
ます大きくなってきた。しかし、塩基性材料は熱間にお
ける膨張が大きいためアルミナ−シリカ系材質に比較し
て母材として加熱冷却による組織劣化に対して安定性に
かける欠点があった。また塩基性材料では、スラグの浸
透が大きく、かつ過焼結しやすいためいっそう亀裂、剥
離が促進され、この防止対策ができなければ使用に耐え
られなかった。さらに水添加による流し込み塩基性材料
ではそのスレーキングの問題があり、良好な施工体を得
るには問題があった。特に粒度が小さくなればなるほど
この問題が大きくなり、施工性、充填性、その他の物性
に重要な微粉の粒度構成を自由に選択できない欠点があ
った。そのため、塩基性材料は高耐食性の経済メリット
がありながらも実際には使用できずこの改善が強く求め
られていた。
する耐食性が要求されるようになり、この特性にあった
塩基性材料の開発が望まれるようになった。同時にアル
ミナ−シリカ系材質では材料から鋼への汚染の恐れがあ
り、このためこの問題の少ない塩基性材料の要求がます
ます大きくなってきた。しかし、塩基性材料は熱間にお
ける膨張が大きいためアルミナ−シリカ系材質に比較し
て母材として加熱冷却による組織劣化に対して安定性に
かける欠点があった。また塩基性材料では、スラグの浸
透が大きく、かつ過焼結しやすいためいっそう亀裂、剥
離が促進され、この防止対策ができなければ使用に耐え
られなかった。さらに水添加による流し込み塩基性材料
ではそのスレーキングの問題があり、良好な施工体を得
るには問題があった。特に粒度が小さくなればなるほど
この問題が大きくなり、施工性、充填性、その他の物性
に重要な微粉の粒度構成を自由に選択できない欠点があ
った。そのため、塩基性材料は高耐食性の経済メリット
がありながらも実際には使用できずこの改善が強く求め
られていた。
(発明が解決しようとする課題)
この発明は以上のような溶融金属容器の内張り材として
の塩基性材料の使用に際し、材料の特性を種々研究改善
を検討した結果見出したものであって、塩基性材料のマ
トリックス組成を検討して加熱による組織変化の減少、
各温度域での強度安定性を高めると同時にスラグ、溶鋼
の浸透防止を減少させ、塩基性不定形耐火材料の加熱冷
却による組織劣化防止とスラグ浸透防止による構造的ス
ポーリング、さらに熱的スポーリング性の改善を耐火物
組成調合によって解決せんとするものである。
の塩基性材料の使用に際し、材料の特性を種々研究改善
を検討した結果見出したものであって、塩基性材料のマ
トリックス組成を検討して加熱による組織変化の減少、
各温度域での強度安定性を高めると同時にスラグ、溶鋼
の浸透防止を減少させ、塩基性不定形耐火材料の加熱冷
却による組織劣化防止とスラグ浸透防止による構造的ス
ポーリング、さらに熱的スポーリング性の改善を耐火物
組成調合によって解決せんとするものである。
(課題を解決するための手段)
すなわちこの発明に係る塩基性不定形耐火材料は成分が
マグネシアとオリビンを主とする材料において、inn
以下の粒度にマグネシア/オリビンを9/1から179
の比率で、又II超の粒度にマグネシア/オリビンを9
/1から1/9の比率で配合したことよりなるマグネシ
ア−オリビン系不定形耐火材料である。この発明では、
上記の比率に特定することによってマトリックス部にお
いては塩基性材料の粒度構成をスレーキングの心配をす
ることなく、適切に構成して良好な組織を得ることが可
能となった。また微粉のオリビン原料をマグネシア組織
内に分散させることによって組織の中間温度域、高温度
域の強度が向上すると同時に材料には弾性率の低下かえ
られた。さらにオリビン原料の使用によって塩基性材料
の熱間線膨張率の減少がはかれた。この結果は加熱によ
る組織変化の減少、各温度域での強度安定性が向上する
。同時に微粉のオリビン原料のマグネシア組織内への分
散はスラグ、溶鋼の浸透を減少させ、スラグ浸透防止に
より構造的スポーリングを著しく向上させることができ
た。これらの効果はII以下の粒度のオリビンをマグネ
シア/オリビンが971以下の比率で配合したとき発揮
できる。これ以上の比率では従来のマグネシア系原料と
に物性に大きな差がなくなる。一方、マグネシア/オリ
ビンが1/9以下の比率ではマトリックス部の耐火度が
低下しすぎて耐スラグ性が著しく低下する。
マグネシアとオリビンを主とする材料において、inn
以下の粒度にマグネシア/オリビンを9/1から179
の比率で、又II超の粒度にマグネシア/オリビンを9
/1から1/9の比率で配合したことよりなるマグネシ
ア−オリビン系不定形耐火材料である。この発明では、
上記の比率に特定することによってマトリックス部にお
いては塩基性材料の粒度構成をスレーキングの心配をす
ることなく、適切に構成して良好な組織を得ることが可
能となった。また微粉のオリビン原料をマグネシア組織
内に分散させることによって組織の中間温度域、高温度
域の強度が向上すると同時に材料には弾性率の低下かえ
られた。さらにオリビン原料の使用によって塩基性材料
の熱間線膨張率の減少がはかれた。この結果は加熱によ
る組織変化の減少、各温度域での強度安定性が向上する
。同時に微粉のオリビン原料のマグネシア組織内への分
散はスラグ、溶鋼の浸透を減少させ、スラグ浸透防止に
より構造的スポーリングを著しく向上させることができ
た。これらの効果はII以下の粒度のオリビンをマグネ
シア/オリビンが971以下の比率で配合したとき発揮
できる。これ以上の比率では従来のマグネシア系原料と
に物性に大きな差がなくなる。一方、マグネシア/オリ
ビンが1/9以下の比率ではマトリックス部の耐火度が
低下しすぎて耐スラグ性が著しく低下する。
1閣超の粒度においてはマグネシア/オリビンが971
以下の比率で耐スポーリング性が良好な結果を示す、こ
れ以上の比率ではマグネシア単独と変わらなくなる。一
方、マグネシア/オリビンが1/9以下の比率では微粉
部と同様、耐火度が低下しすぎて耐久ラグ性が著しく低
下する。
以下の比率で耐スポーリング性が良好な結果を示す、こ
れ以上の比率ではマグネシア単独と変わらなくなる。一
方、マグネシア/オリビンが1/9以下の比率では微粉
部と同様、耐火度が低下しすぎて耐久ラグ性が著しく低
下する。
これらの粒度割合であるが通常の流し込み材の粒度構成
と同様であって1■以下は30〜80%、好ましくは4
0〜60%の範囲で添加される。残部は1■超の骨材よ
り構成され、使用される。最大粒度は通常5+m+程度
であるが必要に応じてこれ以上の粒度の使用が可能であ
る。
と同様であって1■以下は30〜80%、好ましくは4
0〜60%の範囲で添加される。残部は1■超の骨材よ
り構成され、使用される。最大粒度は通常5+m+程度
であるが必要に応じてこれ以上の粒度の使用が可能であ
る。
オリビン原料のllll11以下の粒度構成であるが材
料の加工時の流動性、緻密性、構造体としての安定性を
高めるため必要に応じて各種粒度の極微粉が使用される
。本発明にいたる検討の中では1mm以下の粒度のなか
でも特に0.15+m+以下の粒度のものの有効性が高
かった。
料の加工時の流動性、緻密性、構造体としての安定性を
高めるため必要に応じて各種粒度の極微粉が使用される
。本発明にいたる検討の中では1mm以下の粒度のなか
でも特に0.15+m+以下の粒度のものの有効性が高
かった。
(作用)
この発明に係る不定形耐火物はマグネシア及びオリビン
を主成分とするものである。オリビン原料はフォルステ
ライト(2Mgo−8iO□融点1900℃)エンスタ
タイト(MgQ−8iO□融点1557℃)ファイアラ
イト(2FeO−8in、) サーペンタイン(3M
g0・2 S iO2・2H,O)を主な鉱物相とし、
その他ガラス質を含む材料である。これらの鉱物組成を
持つオリビン原料の膨張はマグネシアよりも低膨張率で
あり、また低熱伝導率である。そして、これらの鉱物相
をもつオリビン原料は加熱によって800℃付近から下
記に示す分解反応を始める。
を主成分とするものである。オリビン原料はフォルステ
ライト(2Mgo−8iO□融点1900℃)エンスタ
タイト(MgQ−8iO□融点1557℃)ファイアラ
イト(2FeO−8in、) サーペンタイン(3M
g0・2 S iO2・2H,O)を主な鉱物相とし、
その他ガラス質を含む材料である。これらの鉱物組成を
持つオリビン原料の膨張はマグネシアよりも低膨張率で
あり、また低熱伝導率である。そして、これらの鉱物相
をもつオリビン原料は加熱によって800℃付近から下
記に示す分解反応を始める。
2Fe○・Si○2+02→Fe2O,、Fe50.+
51023Mg0・2SiO2・2 H20−+M g
2 S jO4+ S x○2+H20これによってオ
リビン原料はフリーの5in2゜Fe2O3,Fe50
.を生成する。本発明はこのような加熱時の変化を示す
オリビン原料を有効活用して、塩基性材料の従来の欠点
である高膨張、スラグ浸透性の改善を図り、本発明を完
成させたものである。本発明における1mm以下に添加
されたオリビンは上記反応によってF e203. F
e、○。を生成することで体積膨張し、塩基性材料自体
の焼結、塩基性材料と硬化剤(アルミナセメント)中の
アルミナによる過焼結による急激な収縮を緩和して構造
的安定性を保持させたのである。さらにフリーのSiC
2は塩基性材料のマトリックス部に高粘性の液相を生成
してスラグの浸透を防止する。すなわち、微粉部に添加
されたオリビンは塩基性材料の大きな欠点である高膨張
性を低減するだけでなく材料の過焼結を防止し、適度な
強度と組織安定性を保ちつつ、スラグ浸透性を防止して
、構造的な安定性を高める。一方、粗粒部に添加された
場合、Fe2O3,Fe、○、を生成することで体積膨
張し組織の過度の収縮を抑制するだけでなく組織内に微
小なりラックを生成せしめ、容積安定性と耐久ポーリン
グ性を向上させる。
51023Mg0・2SiO2・2 H20−+M g
2 S jO4+ S x○2+H20これによってオ
リビン原料はフリーの5in2゜Fe2O3,Fe50
.を生成する。本発明はこのような加熱時の変化を示す
オリビン原料を有効活用して、塩基性材料の従来の欠点
である高膨張、スラグ浸透性の改善を図り、本発明を完
成させたものである。本発明における1mm以下に添加
されたオリビンは上記反応によってF e203. F
e、○。を生成することで体積膨張し、塩基性材料自体
の焼結、塩基性材料と硬化剤(アルミナセメント)中の
アルミナによる過焼結による急激な収縮を緩和して構造
的安定性を保持させたのである。さらにフリーのSiC
2は塩基性材料のマトリックス部に高粘性の液相を生成
してスラグの浸透を防止する。すなわち、微粉部に添加
されたオリビンは塩基性材料の大きな欠点である高膨張
性を低減するだけでなく材料の過焼結を防止し、適度な
強度と組織安定性を保ちつつ、スラグ浸透性を防止して
、構造的な安定性を高める。一方、粗粒部に添加された
場合、Fe2O3,Fe、○、を生成することで体積膨
張し組織の過度の収縮を抑制するだけでなく組織内に微
小なりラックを生成せしめ、容積安定性と耐久ポーリン
グ性を向上させる。
(実施例)
第1表にオリビン1閣以下の添加量と材料の物性につい
て実験室でおこなった結果について述べる。オリビンの
化学成分は次の如きものを使用した。即ちMgO: 4
8.5.Sin、: 41.0゜Fe2O,: 7.6
.AQ□Oa: 0.9.Igloss 0゜8、其他
:1.2 (重量%)である。各試料は結合部にシリカ
極微粉、分散剤及びアルミナセメントを配して水添加に
よって流動性、硬化性をもたせた流し込み材である。試
料を所定の形状に成形し、物性、膨張率、スポーリング
テスト、侵食テストをおこなった。
て実験室でおこなった結果について述べる。オリビンの
化学成分は次の如きものを使用した。即ちMgO: 4
8.5.Sin、: 41.0゜Fe2O,: 7.6
.AQ□Oa: 0.9.Igloss 0゜8、其他
:1.2 (重量%)である。各試料は結合部にシリカ
極微粉、分散剤及びアルミナセメントを配して水添加に
よって流動性、硬化性をもたせた流し込み材である。試
料を所定の形状に成形し、物性、膨張率、スポーリング
テスト、侵食テストをおこなった。
オリビン1閣以下の添加量を増すにつれて膨張率は低下
する。また、焼成後の線変化率は安定してくる。第1表
から明らかなように本発明品B〜Eは、比較品A、Fに
比し耐スポーリング性に優れ、侵食テストでもスラグ浸
透が減少した。
する。また、焼成後の線変化率は安定してくる。第1表
から明らかなように本発明品B〜Eは、比較品A、Fに
比し耐スポーリング性に優れ、侵食テストでもスラグ浸
透が減少した。
第2表にオリピン1m超の添加量と材料の物性について
実験室でおこなった結果について述べる。
実験室でおこなった結果について述べる。
各試料は分散剤及びアルミナセメントを配して水添加に
よって流動性、硬化性をもたせた流し込み材である。試
料を所定の形状に成形し、膨張率、スポーリングテスト
をおこなった。
よって流動性、硬化性をもたせた流し込み材である。試
料を所定の形状に成形し、膨張率、スポーリングテスト
をおこなった。
オリピン1mm超の添加量を増すにつれて焼成後残存膨
張性となる。本発明品H−には、比較品G。
張性となる。本発明品H−には、比較品G。
Lに比し耐スポーリング性に優れる。
第3表に従来より使用されてきたハイアルミナ系、アル
ミナ系材料との物性、侵食性の比較を示す。第3表より
明らかなように本発明品Mは、従来品N、Oに比較して
格段に優れる耐久ラグ性を示した。
ミナ系材料との物性、侵食性の比較を示す。第3表より
明らかなように本発明品Mは、従来品N、Oに比較して
格段に優れる耐久ラグ性を示した。
(発明の効果)
本発明によれば、以上述べたようにマグネシアを主とす
る流し込み材においてオリビン原料を特定範囲内に配す
ることにより、塩基性系材料として安価で、耐スポーリ
ング性、耐スラグ性及び耐スラグ浸透性に優れコスト削
減に多大なな効果が得られた。
る流し込み材においてオリビン原料を特定範囲内に配す
ることにより、塩基性系材料として安価で、耐スポーリ
ング性、耐スラグ性及び耐スラグ浸透性に優れコスト削
減に多大なな効果が得られた。
Claims (1)
- 成分がマグネシアとオリビンを主とする耐火材料におい
て、1mm以下の粒度にマグネシア/オリビンを9/1
から1/9の比率で、又1mm超の粒度にマグネシア/
オリビンを9/1から1/9の比率で配合したことを特
徴とするマグネシア−オリビン系不定形耐火材料
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248681A JPH04130066A (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | マグネシア―オリビン系不定形耐火材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248681A JPH04130066A (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | マグネシア―オリビン系不定形耐火材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130066A true JPH04130066A (ja) | 1992-05-01 |
Family
ID=17181749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2248681A Pending JPH04130066A (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | マグネシア―オリビン系不定形耐火材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04130066A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100499360B1 (ko) * | 2002-11-08 | 2005-07-04 | 주식회사 원진 | 로벽 보수용 포스테라이트계 스프레이재 |
JP2007039255A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Kurosaki Harima Corp | 製鋼用電気炉内張り補修用吹付材およびこれを使用した製鋼用電気炉内張りの吹付け補修方法 |
WO2010024497A1 (en) * | 2008-08-29 | 2010-03-04 | Wonjin Worldwide Co., Ltd. | Refractory repairing material for equipment of iron/steel making, method for preparing thereof and composition comprising the same |
KR100973655B1 (ko) * | 2008-10-10 | 2010-08-02 | 주식회사 포스코 | 소결성이 우수한 마그네시아질 스탬프재 |
JP2015528790A (ja) * | 2012-07-27 | 2015-10-01 | レフラテクニック ホルディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングREFRATECHNIK Holding GmbH | 耐火性製品およびその製品の使用 |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP2248681A patent/JPH04130066A/ja active Pending
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