JP2002220290A - キャスタブル耐火物 - Google Patents
キャスタブル耐火物Info
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- JP2002220290A JP2002220290A JP2001007619A JP2001007619A JP2002220290A JP 2002220290 A JP2002220290 A JP 2002220290A JP 2001007619 A JP2001007619 A JP 2001007619A JP 2001007619 A JP2001007619 A JP 2001007619A JP 2002220290 A JP2002220290 A JP 2002220290A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融金属容器などの内張りに使用するのに適
した亀裂、剥離が少なく、耐用性を向上させることがで
きるキャスタブル耐火物を得ることにある。 【解決手段】 粒径1〜10mmのジルコニアムライト
原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1種また
は2種以上の合量が1〜50重量%、粒径0.1mm以
下のマグネシア原料1〜10重量%、アルミナセメント
0.1〜10重量%、シリカ超微粉0.5〜10重量
%、残部をアルミナ系原料で構成したり、粒径1〜10
mm以下のジルコニアムライト原料、アルミナジルコニ
ア原料、SiC原料の1種または2種以上の合量が1〜
50重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料1
0重量%以下、アルミナセメント0.1〜10重量%、
粒径1mm以下のスピネル系原料1〜30重量%、残部
をアルミナ系原料で構成するキャスタブル耐火物であ
る。
した亀裂、剥離が少なく、耐用性を向上させることがで
きるキャスタブル耐火物を得ることにある。 【解決手段】 粒径1〜10mmのジルコニアムライト
原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1種また
は2種以上の合量が1〜50重量%、粒径0.1mm以
下のマグネシア原料1〜10重量%、アルミナセメント
0.1〜10重量%、シリカ超微粉0.5〜10重量
%、残部をアルミナ系原料で構成したり、粒径1〜10
mm以下のジルコニアムライト原料、アルミナジルコニ
ア原料、SiC原料の1種または2種以上の合量が1〜
50重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料1
0重量%以下、アルミナセメント0.1〜10重量%、
粒径1mm以下のスピネル系原料1〜30重量%、残部
をアルミナ系原料で構成するキャスタブル耐火物であ
る。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、耐火物分野におけ
る溶融金属容器などの内張りに使用するのに適したキャ
スタブル耐火物に関するものである。
る溶融金属容器などの内張りに使用するのに適したキャ
スタブル耐火物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、溶鋼取鍋等の溶融金属容器の内張
りに使用される耐火物としては、アルミナ質原料とスピ
ネル質原料とアルミナセメントを配合したアルミナ・ス
ピネル質キャスタブル耐火物が使用されてきた。
りに使用される耐火物としては、アルミナ質原料とスピ
ネル質原料とアルミナセメントを配合したアルミナ・ス
ピネル質キャスタブル耐火物が使用されてきた。
【0003】上記したアルミナ・スピネル質キャスタブ
ル耐火物は、配合されたスピネル(MgAl2O4)が、稼働面
から浸透しようとする鉄酸化物をとらえるため、優れた
耐食性、耐スラグ浸透性を備えるものである。しかしな
がら、高温、長時間保持の条件下では、なお耐食性、耐
スラグ浸透性が不十分であることが指摘されている。
ル耐火物は、配合されたスピネル(MgAl2O4)が、稼働面
から浸透しようとする鉄酸化物をとらえるため、優れた
耐食性、耐スラグ浸透性を備えるものである。しかしな
がら、高温、長時間保持の条件下では、なお耐食性、耐
スラグ浸透性が不十分であることが指摘されている。
【0004】アルミナ・スピネル質キャスタブル耐火物
の耐食性、耐スラグ浸透性の向上を目的として、アルミ
ナ原料とマグネシア原料とアルミナセメントを使用した
アルミナ・マグネシア質キャスタブル耐火物が提案され
ている。
の耐食性、耐スラグ浸透性の向上を目的として、アルミ
ナ原料とマグネシア原料とアルミナセメントを使用した
アルミナ・マグネシア質キャスタブル耐火物が提案され
ている。
【0005】たとえば、特公平7−106946号公報
には、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料3〜10
重量%、アルミナセメント3〜10重量%、残部をアル
ミナ系原料で構成される耐火物原料100重量%におい
て、MgO含有量が3〜10重量%の範囲にある取鍋内
張り用不定形耐火物を提案している。
には、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料3〜10
重量%、アルミナセメント3〜10重量%、残部をアル
ミナ系原料で構成される耐火物原料100重量%におい
て、MgO含有量が3〜10重量%の範囲にある取鍋内
張り用不定形耐火物を提案している。
【0006】これは、マグネシア系原料は稼働面付近に
おいて、侵入したスラグにより容易にアルミナ系原料
(特に粒系0.1mm以下のアルミナ微粉)と反応して
二次スピネルを生成し、FeO、MnO成分を効果的に
固溶する、としている。しかし、スラグ浸透の抑制には
ある程度効果が認められるが、繰り返して加熱、冷却を
受ける条件下では、亀裂、剥離が発生して損傷する問題
がある。
おいて、侵入したスラグにより容易にアルミナ系原料
(特に粒系0.1mm以下のアルミナ微粉)と反応して
二次スピネルを生成し、FeO、MnO成分を効果的に
固溶する、としている。しかし、スラグ浸透の抑制には
ある程度効果が認められるが、繰り返して加熱、冷却を
受ける条件下では、亀裂、剥離が発生して損傷する問題
がある。
【0007】また、特公昭61−318号公報には、Al
2O3 質原料を主成分とし、しかもその成分量は90重量
%以上であり、残部はMgO1〜5重量%、およびアル
ミナセメント1〜10重量%を添加してなることを特徴
とする溶銑の脱珪樋用流し込み材を提案している。
2O3 質原料を主成分とし、しかもその成分量は90重量
%以上であり、残部はMgO1〜5重量%、およびアル
ミナセメント1〜10重量%を添加してなることを特徴
とする溶銑の脱珪樋用流し込み材を提案している。
【0008】これは、アルミナとマグネシアの反応によ
り生成したスピネルがスラグ中に含まれる酸化鉄を固溶
し、スラグの浸透を抑制することによって、耐用性の向
上をはかっている。しかしながら、同様に加熱冷却の繰
り返しに伴う亀裂、剥離が発生する問題があった。
り生成したスピネルがスラグ中に含まれる酸化鉄を固溶
し、スラグの浸透を抑制することによって、耐用性の向
上をはかっている。しかしながら、同様に加熱冷却の繰
り返しに伴う亀裂、剥離が発生する問題があった。
【0009】また、特開昭59−137367号公報に
は、マグネシアの粗粒側とアルミナの微粉側を骨材と
し、粒子径10μm以下のシリカ超微粉を1〜10重量
%含有することを特徴とするマグネシア・アルミナ系キ
ャスタブル耐火物を提案している。
は、マグネシアの粗粒側とアルミナの微粉側を骨材と
し、粒子径10μm以下のシリカ超微粉を1〜10重量
%含有することを特徴とするマグネシア・アルミナ系キ
ャスタブル耐火物を提案している。
【0010】これは、マグネシアとアルミナを使用し、
シリカ超微粉を添加することにより、耐スラグ性と耐構
造的スポール性を向上させたとしている。しかし、微粉
にマグネシアを使用していないため、マトリックスにス
ピネルが生成せず、スラグ浸透が大きくなり、亀裂や剥
離発生の問題を生じた。
シリカ超微粉を添加することにより、耐スラグ性と耐構
造的スポール性を向上させたとしている。しかし、微粉
にマグネシアを使用していないため、マトリックスにス
ピネルが生成せず、スラグ浸透が大きくなり、亀裂や剥
離発生の問題を生じた。
【0011】さらに、特開昭60−108374号公報
には、主成分としてAl2O3 とMgO とSiO2+CaO +その他
の3 成分系よりなり、Al2O3 含有量が、70〜85重量
%、MgO含有量が5〜20重量%、SiO2+CaO +その
他が5〜25重量%の領域にある組成分布であること特
徴とする溶融金属容器用高アルミナ質流し込み材を提案
している。
には、主成分としてAl2O3 とMgO とSiO2+CaO +その他
の3 成分系よりなり、Al2O3 含有量が、70〜85重量
%、MgO含有量が5〜20重量%、SiO2+CaO +その
他が5〜25重量%の領域にある組成分布であること特
徴とする溶融金属容器用高アルミナ質流し込み材を提案
している。
【0012】これは、Al2O3 、MgO 、SiO2+CaO + その他の成分組成を制限することにより、亀裂、剥離、
せり出しによる損傷を抑制したとしている。しかしなが
ら、マグネシアの粒径が0.3mm以上と粗い粒度域に
使用しているため、アルミナとの反応によるスピネル生
成が不十分で、耐スラグ浸透性に劣った。
せり出しによる損傷を抑制したとしている。しかしなが
ら、マグネシアの粒径が0.3mm以上と粗い粒度域に
使用しているため、アルミナとの反応によるスピネル生
成が不十分で、耐スラグ浸透性に劣った。
【0013】またさらに、特開平6−80477号公報
には、耐火骨材が、粒径0.3mm以上のジルコンおよ
び/またはジルコニアムライト15〜75重量%と、残
部をアルミナ主材にしてなる取鍋敷用不定形耐火物を提
案している。これは、ジルコンやジルコニアムライト
は、熱膨張率が小さいために耐スポーリング性が向上し
たとしている。しかしながら、スピネルやマグネシアが
添加されておらず、スラグ浸透が大きく、耐食性にも劣
るといった問題があった。
には、耐火骨材が、粒径0.3mm以上のジルコンおよ
び/またはジルコニアムライト15〜75重量%と、残
部をアルミナ主材にしてなる取鍋敷用不定形耐火物を提
案している。これは、ジルコンやジルコニアムライト
は、熱膨張率が小さいために耐スポーリング性が向上し
たとしている。しかしながら、スピネルやマグネシアが
添加されておらず、スラグ浸透が大きく、耐食性にも劣
るといった問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このようにキャスタブ
ル耐火物に関する公知技術においては、スピネルの配合
あるいはアルミナとマグネシアの反応によりスピネルを
生成させ、そのスラグ浸透抑制を利用して耐用性の向上
を図る手段を利用しているが、亀裂、剥離を根本的に解
決する手段はいまだ得られていなかった。
ル耐火物に関する公知技術においては、スピネルの配合
あるいはアルミナとマグネシアの反応によりスピネルを
生成させ、そのスラグ浸透抑制を利用して耐用性の向上
を図る手段を利用しているが、亀裂、剥離を根本的に解
決する手段はいまだ得られていなかった。
【0015】アルミナ・マグネシア質キャスタブル耐火
物、アルミナ・スピネル質キャスタブルは、耐食性、耐
スラグ浸透性には優れるものの、焼結にともなう緻密化
によりスポールが発生しやすくなり、亀裂や剥離が発生
するという問題点があった。そのため、アルミナマグネ
シアキャスタブル、アルミナスピネル質キャスタブルの
亀裂や剥離をなくして、高耐用性を得ることが可能なキ
ャスタブル耐火物が要望されていた。
物、アルミナ・スピネル質キャスタブルは、耐食性、耐
スラグ浸透性には優れるものの、焼結にともなう緻密化
によりスポールが発生しやすくなり、亀裂や剥離が発生
するという問題点があった。そのため、アルミナマグネ
シアキャスタブル、アルミナスピネル質キャスタブルの
亀裂や剥離をなくして、高耐用性を得ることが可能なキ
ャスタブル耐火物が要望されていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、粒径
1〜10mmのジルコニアムライト原料、アルミナジル
コニア原料、SiC原料の1種または2種以上の合量が
1〜50重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア原料
1〜10重量%、アルミナセメント0.1〜10重量
%、シリカ超微粉0.5〜10重量%、残部をアルミナ
系原料で構成することを特徴とするキャスタブル耐火物
を提供するものである。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、粒径
1〜10mmのジルコニアムライト原料、アルミナジル
コニア原料、SiC原料の1種または2種以上の合量が
1〜50重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア原料
1〜10重量%、アルミナセメント0.1〜10重量
%、シリカ超微粉0.5〜10重量%、残部をアルミナ
系原料で構成することを特徴とするキャスタブル耐火物
を提供するものである。
【0017】また、粒径1〜10mmのジルコニアムラ
イト原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1種
または2種以上の合量が1〜50重量%、粒径0.1m
m以下のマグネシア系原料10重量%以下、アルミナセ
メント0.1〜10重量%、粒径1mm以下のスピネル
系原料1〜30重量%、残部をアルミナ系原料で構成す
ることを特徴とするキャスタブル耐火物を提供するもの
である。
イト原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1種
または2種以上の合量が1〜50重量%、粒径0.1m
m以下のマグネシア系原料10重量%以下、アルミナセ
メント0.1〜10重量%、粒径1mm以下のスピネル
系原料1〜30重量%、残部をアルミナ系原料で構成す
ることを特徴とするキャスタブル耐火物を提供するもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のキャスタブル耐火物は、
粒径1〜10mmのジルコニアムライト原料、アルミナ
ジルコニア原料、SiC原料の1種または2種以上の合
量が1〜50重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア
原料1〜10重量%、アルミナセメント0.1〜10重
量%、シリカ超微粉0.5〜10重量%、残部をアルミ
ナ系原料で構成することを特徴としている。
粒径1〜10mmのジルコニアムライト原料、アルミナ
ジルコニア原料、SiC原料の1種または2種以上の合
量が1〜50重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア
原料1〜10重量%、アルミナセメント0.1〜10重
量%、シリカ超微粉0.5〜10重量%、残部をアルミ
ナ系原料で構成することを特徴としている。
【0019】またキャスタブル耐火物は、粒径1〜10
mmのジルコニアムライト原料、アルミナジルコニア原
料、SiC原料の1種または2種以上の合量が1〜50
重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料10重
量%以下、アルミナセメント0.1〜10重量%、粒径
1mm以下のスピネル系原料1〜30重量%、残部をア
ルミナ系原料で構成することを特徴としている。
mmのジルコニアムライト原料、アルミナジルコニア原
料、SiC原料の1種または2種以上の合量が1〜50
重量%、粒径0.1mm以下のマグネシア系原料10重
量%以下、アルミナセメント0.1〜10重量%、粒径
1mm以下のスピネル系原料1〜30重量%、残部をア
ルミナ系原料で構成することを特徴としている。
【0020】ジルコニアムライト、アルミナジルコニ
ア、SiC原料は、アルミナ系マトリックスに対して相
対的に熱膨張率が小さく、高温加熱後にマトリックスと
骨材の間に微亀裂が生じ、弾性率が低下することで耐熱
スポーリング性を向上できる。
ア、SiC原料は、アルミナ系マトリックスに対して相
対的に熱膨張率が小さく、高温加熱後にマトリックスと
骨材の間に微亀裂が生じ、弾性率が低下することで耐熱
スポーリング性を向上できる。
【0021】粒径1〜10mmのジルコニアムライト原
料としては、たとえばアルミナとジルコンを出発原料と
して電気炉で溶融して製造したものが市販品として入手
できる。ジルコニアムライト原料は、アルミナ原料など
と比較して、熱膨張率が小さい特性を示す。
料としては、たとえばアルミナとジルコンを出発原料と
して電気炉で溶融して製造したものが市販品として入手
できる。ジルコニアムライト原料は、アルミナ原料など
と比較して、熱膨張率が小さい特性を示す。
【0022】代表的な化学組成としては、ZrO2=37重
量%、 Al2O3 =45重量%、SiO2=18重量%のもの
が挙げられるが、これに限定されるものではなく、適宜
に選択できる。不純物としては、Na2O、Fe2O3 などがあ
るが、それらの合量は0.5重量%未満であることが好
ましい。不純物の合量が0.5重量%以上では、耐食性
が低下するため好ましくない。
量%、 Al2O3 =45重量%、SiO2=18重量%のもの
が挙げられるが、これに限定されるものではなく、適宜
に選択できる。不純物としては、Na2O、Fe2O3 などがあ
るが、それらの合量は0.5重量%未満であることが好
ましい。不純物の合量が0.5重量%以上では、耐食性
が低下するため好ましくない。
【0023】また、粒径1〜10mmのアルミナジルコ
ニア原料は、たとえばアルミナとジルコニアを電気炉で
溶融して製造されるアルミナジルコニアが挙げられる。
アルミナジルコニアは、アルミナ原料などと比較して熱
膨張率が小さい特性を示す。
ニア原料は、たとえばアルミナとジルコニアを電気炉で
溶融して製造されるアルミナジルコニアが挙げられる。
アルミナジルコニアは、アルミナ原料などと比較して熱
膨張率が小さい特性を示す。
【0024】代表的な化学組成としては、ZrO2=24重
量%、 Al2O3 =76重量%のものが挙げられるが、ZrO
2含有量が10重量%以上であることが好ましい。ZrO2
含有量が10重量%未満では、Al2O3 としての特性が強
くなり、低膨張の特性が失われるためである。
量%、 Al2O3 =76重量%のものが挙げられるが、ZrO
2含有量が10重量%以上であることが好ましい。ZrO2
含有量が10重量%未満では、Al2O3 としての特性が強
くなり、低膨張の特性が失われるためである。
【0025】また、粒径1〜10mmのSiC原料は、
耐火物原料や研磨材用原料として市販されているものが
使用できる。SiC原料は、アルミナ原料などと比較し
て熱膨張率が小さい特性を示す。純度としては、SiC
含有量95重量%以上、好ましくは98重量%以上ある
ことが必要である。SiC含有量95重量%未満では、
耐食性、耐酸化性が低下するため好ましくない。
耐火物原料や研磨材用原料として市販されているものが
使用できる。SiC原料は、アルミナ原料などと比較し
て熱膨張率が小さい特性を示す。純度としては、SiC
含有量95重量%以上、好ましくは98重量%以上ある
ことが必要である。SiC含有量95重量%未満では、
耐食性、耐酸化性が低下するため好ましくない。
【0026】また、粒径0.1mm以下のマグネシア系
原料としては、たとえば海水マグネシア、電融マグネシ
ア、天然マグネシアなどが挙げられる。純度としては、
MgO 含有量95重量%以上、好ましくは99重量%以上
あることが必要である。MgO 含有量が95重量%未満で
は、耐食性が低下する。
原料としては、たとえば海水マグネシア、電融マグネシ
ア、天然マグネシアなどが挙げられる。純度としては、
MgO 含有量95重量%以上、好ましくは99重量%以上
あることが必要である。MgO 含有量が95重量%未満で
は、耐食性が低下する。
【0027】粒径0.1mm以下のマグネシア系原料
は、キャスタブル全体に対して1〜10重量%使用する
ことが必要であり、より好ましくは、さらに細かい0.
045mm以下の粒径に使用すると良い。これは0.1
mm以下の粒径のマグネシアが、キャスタブル全体に対
して1〜10重量%入っていることが必要条件であるこ
とを示すもので、マグネシア原料選択によっては、必然
的に入ってくる0.1mmを超える粒径のマグネシアが
入ることを排除するものではない。
は、キャスタブル全体に対して1〜10重量%使用する
ことが必要であり、より好ましくは、さらに細かい0.
045mm以下の粒径に使用すると良い。これは0.1
mm以下の粒径のマグネシアが、キャスタブル全体に対
して1〜10重量%入っていることが必要条件であるこ
とを示すもので、マグネシア原料選択によっては、必然
的に入ってくる0.1mmを超える粒径のマグネシアが
入ることを排除するものではない。
【0028】マグネシアの粒径を0.1mm以下に、キ
ャスタブル全体に対して1〜10重量%使用することに
よって、スピネル生成反応が促進され、スラグ浸透が抑
制される。0.1mm以下のマグネシアがキャスタブル
全体に対して1重量%未満であるとスピネル生成量が不
足し、スラグ浸透が大きくなって亀裂、剥離が発生して
好ましくない。0.1mm以下のマグネシアが、キャス
タブル全体に対して10重量%を超えると、スピネル生
成に伴う膨張が大きくなり、同様に亀裂、剥離が発生し
て好ましくない。
ャスタブル全体に対して1〜10重量%使用することに
よって、スピネル生成反応が促進され、スラグ浸透が抑
制される。0.1mm以下のマグネシアがキャスタブル
全体に対して1重量%未満であるとスピネル生成量が不
足し、スラグ浸透が大きくなって亀裂、剥離が発生して
好ましくない。0.1mm以下のマグネシアが、キャス
タブル全体に対して10重量%を超えると、スピネル生
成に伴う膨張が大きくなり、同様に亀裂、剥離が発生し
て好ましくない。
【0029】さらに、粒径1mm以下のスピネル系原料
としては、たとえば電融スピネル、焼結スピネルなどが
挙げられる。純度としては、 Al2O3とMgO の合計量が9
5重量%以上、好ましくは99重量%以上あることが必
要である。 Al2O3とMgO の合計量が95重量%未満で
は、耐食性が低下する。粒径1mm以下のスピネル系原
料は、キャスタブル全体に対して1〜30重量%使用す
ることが必要であり、より好ましくは、5〜25重量%
使用することが好ましい。
としては、たとえば電融スピネル、焼結スピネルなどが
挙げられる。純度としては、 Al2O3とMgO の合計量が9
5重量%以上、好ましくは99重量%以上あることが必
要である。 Al2O3とMgO の合計量が95重量%未満で
は、耐食性が低下する。粒径1mm以下のスピネル系原
料は、キャスタブル全体に対して1〜30重量%使用す
ることが必要であり、より好ましくは、5〜25重量%
使用することが好ましい。
【0030】またさらに、アルミナセメントとしては、
CaO含有量30重量%以下、好ましくは25重量%以
下であることが必要である。CaO含有量30重量%を
超えるアルミナセメントを使用した場合、焼結が過多と
なって亀裂や剥離が発生する。
CaO含有量30重量%以下、好ましくは25重量%以
下であることが必要である。CaO含有量30重量%を
超えるアルミナセメントを使用した場合、焼結が過多と
なって亀裂や剥離が発生する。
【0031】上記アルミナセメントの使用量は0.1〜
10重量%であることが必要であり、0.1〜5重量%
がより好ましい。0.1重量%未満では強度が発現せ
ず、10重量%を超えるとスピネル生成に必要なアルミ
ナ原料をアルミナセメントが消費するので、スピネル生
成量が少なくなり、スラグ浸透抑制に効果がなくなり、
耐食性も低下する。
10重量%であることが必要であり、0.1〜5重量%
がより好ましい。0.1重量%未満では強度が発現せ
ず、10重量%を超えるとスピネル生成に必要なアルミ
ナ原料をアルミナセメントが消費するので、スピネル生
成量が少なくなり、スラグ浸透抑制に効果がなくなり、
耐食性も低下する。
【0032】またさらに、シリカ原料としては、フェロ
シリコン製造時に副生するフュームドシリカや、純度の
高いシリコンを含む塩を燃焼させて作られたフュームド
シリカなどが使用できる。添加量は0.5〜10重量%
であることが必要であり、1〜5重量%がより好まし
い。シリカ超微粉を使用することによって、スピネル生
成反応が促進される。シリカ超微粉の添加量が10重量
%を超えると、焼結が過多となって、熱スポールが発生
して好ましくない。
シリコン製造時に副生するフュームドシリカや、純度の
高いシリコンを含む塩を燃焼させて作られたフュームド
シリカなどが使用できる。添加量は0.5〜10重量%
であることが必要であり、1〜5重量%がより好まし
い。シリカ超微粉を使用することによって、スピネル生
成反応が促進される。シリカ超微粉の添加量が10重量
%を超えると、焼結が過多となって、熱スポールが発生
して好ましくない。
【0033】またさらに、残部のアルミナ原料として
は、たとえば焼結アルミナ、電融アルミナ、超微粉アル
ミナなどがあげられる。純度としては、 Al2O 3 含有量
は95重量%以上、好ましくは99重量%以上あること
が必要である。 Al2O3含有量が95重量%未満では、亀
裂が発生するとともに、耐食性も低下する。これは、不
純物の影響により、焼結過多になるためである。
は、たとえば焼結アルミナ、電融アルミナ、超微粉アル
ミナなどがあげられる。純度としては、 Al2O 3 含有量
は95重量%以上、好ましくは99重量%以上あること
が必要である。 Al2O3含有量が95重量%未満では、亀
裂が発生するとともに、耐食性も低下する。これは、不
純物の影響により、焼結過多になるためである。
【0034】さらにまた、上記キャスタブル耐火物組成
物には、その特性を低下させない範囲で、最大粒子径6
0mm程度の粗大粒を添加することもできる。また、そ
の特性を低下させない範囲で、従来公知の結合材、分散
剤等の使用も可能である。たとえば、塩基性乳酸アルミ
ニウム、縮合リン酸ソーダ、ポリカルボン酸ソーダ、ナ
フタレンスルホン酸ソーダホルマリン縮合物などがあげ
られる。
物には、その特性を低下させない範囲で、最大粒子径6
0mm程度の粗大粒を添加することもできる。また、そ
の特性を低下させない範囲で、従来公知の結合材、分散
剤等の使用も可能である。たとえば、塩基性乳酸アルミ
ニウム、縮合リン酸ソーダ、ポリカルボン酸ソーダ、ナ
フタレンスルホン酸ソーダホルマリン縮合物などがあげ
られる。
【0035】また、キャスタブル耐火物組成物には、そ
の特性を低下させない範囲で、従来公知の金属繊維、有
機繊維、棒状耐火性原料等の使用も可能である。たとえ
ば金属繊維としては、ステンレスファイバー、スチール
ファイバーなど、有機繊維としては、ビニロンファイバ
ー、ポリエチレンファイバー、ポリエステルファイバー
などがあげられる。棒状耐火性原料としては、棒状アル
ミナ、棒状シャモットなどがあげられる。また、その特
性を低下させない範囲で、従来公知の金属が添加でき
る。たとえば、アルミニウム、シリコン、マグネシウ
ム、これらの合金類があげられる。
の特性を低下させない範囲で、従来公知の金属繊維、有
機繊維、棒状耐火性原料等の使用も可能である。たとえ
ば金属繊維としては、ステンレスファイバー、スチール
ファイバーなど、有機繊維としては、ビニロンファイバ
ー、ポリエチレンファイバー、ポリエステルファイバー
などがあげられる。棒状耐火性原料としては、棒状アル
ミナ、棒状シャモットなどがあげられる。また、その特
性を低下させない範囲で、従来公知の金属が添加でき
る。たとえば、アルミニウム、シリコン、マグネシウ
ム、これらの合金類があげられる。
【0036】なお、上記キャスタブル耐火物は、水など
の液体とともに混練して所定の型枠に流し込み、硬化後
脱枠することにより成形体を得ることができる。
の液体とともに混練して所定の型枠に流し込み、硬化後
脱枠することにより成形体を得ることができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例とともに示
す。粒径1〜10mmのジルコニアムライト原料として
は、ZrO2含有量37重量%、 Al2O3含有量45重量%の
電融ジルコニアムライトを使用した。粒径1〜10mm
のアルミナジルコニア原料としては、ZrO2含有量24重
量%、 Al2O3含有量76重量%の電融アルミナジルコニ
アを使用した。粒径1〜10mmのSiC 原料としてはSi
C 含有量98重量%のものを使用した。
す。粒径1〜10mmのジルコニアムライト原料として
は、ZrO2含有量37重量%、 Al2O3含有量45重量%の
電融ジルコニアムライトを使用した。粒径1〜10mm
のアルミナジルコニア原料としては、ZrO2含有量24重
量%、 Al2O3含有量76重量%の電融アルミナジルコニ
アを使用した。粒径1〜10mmのSiC 原料としてはSi
C 含有量98重量%のものを使用した。
【0038】0.1mm以下のマグネシア原料はMgO
含有量99重量%以上の海水マグネシアを使用し、1m
m以下のスピネル原料としてはAl2O3+MgOの合計量
が99重量%以上の焼結スピネルを使用した。アルミナ
セメントとしては、電気化学工業株式会社製デンカハイ
アルミナセメントスーパーS−2を使用した。シリカ超
微粉としては、エルケム社製ミクロシリカ971Dを使
用した。アルミナ原料としては、Al2O3 含有量99重量
%以上の焼結アルミナを使用した。
含有量99重量%以上の海水マグネシアを使用し、1m
m以下のスピネル原料としてはAl2O3+MgOの合計量
が99重量%以上の焼結スピネルを使用した。アルミナ
セメントとしては、電気化学工業株式会社製デンカハイ
アルミナセメントスーパーS−2を使用した。シリカ超
微粉としては、エルケム社製ミクロシリカ971Dを使
用した。アルミナ原料としては、Al2O3 含有量99重量
%以上の焼結アルミナを使用した。
【0039】表1に示すような割合になるように流し込
み不定形耐火物を配合した。配合物は、水で混練して型
枠に流し込んで試料を作成した。本発明の実施例1〜3
は、粒子径1〜10mmのジルコニアムライト原料を使
用したものである。実施例4〜6は、粒子径1〜10m
mのアルミナジルコニア原料を使用したものである。実
施例7〜9は、粒子径1〜10mmのSiC原料を使用
したものである。実施例10〜12は、粒子径1〜10
mmのジルコニアムライト原料、アルミナジルコニア原
料、SiC原料を組み合わせて使用したものである。
み不定形耐火物を配合した。配合物は、水で混練して型
枠に流し込んで試料を作成した。本発明の実施例1〜3
は、粒子径1〜10mmのジルコニアムライト原料を使
用したものである。実施例4〜6は、粒子径1〜10m
mのアルミナジルコニア原料を使用したものである。実
施例7〜9は、粒子径1〜10mmのSiC原料を使用
したものである。実施例10〜12は、粒子径1〜10
mmのジルコニアムライト原料、アルミナジルコニア原
料、SiC原料を組み合わせて使用したものである。
【0040】表1 本発明の実施例と比較例
【表1】
【0041】比較例1〜4は、粒子径1〜10mmのジ
ルコニアムライト原料、アルミナジルコニア原料、Si
C原料の使用量を本発明の特許請求の範囲を超えて変化
させたものである。
ルコニアムライト原料、アルミナジルコニア原料、Si
C原料の使用量を本発明の特許請求の範囲を超えて変化
させたものである。
【0042】作成した試料について、JISR2554-197
6 に準じて焼成後の線変化率を測定した。また、JIS
R 2657-1995に準じて急熱−急冷によるスポーリング試
験行った。試料表面の1/2が剥落した時点の加熱−冷
却のサイクル数を測定した。その結果を表1に示してい
る。
6 に準じて焼成後の線変化率を測定した。また、JIS
R 2657-1995に準じて急熱−急冷によるスポーリング試
験行った。試料表面の1/2が剥落した時点の加熱−冷
却のサイクル数を測定した。その結果を表1に示してい
る。
【0043】本発明の実施例のキャスタブル耐火物は、
スポーリングに至るまでに要した加熱、冷却回数が、従
来のキャスタブル耐火物に比べてはるかに多く、スポー
リングに強いことが明らかである。
スポーリングに至るまでに要した加熱、冷却回数が、従
来のキャスタブル耐火物に比べてはるかに多く、スポー
リングに強いことが明らかである。
【0044】実施例1と比較例1について、A社B製鉄
所320t取鍋敷湯当り部で使用した結果を表2に示し
ている。実施例1は、比較例1に対して亀裂、剥離も少
なく、高耐用性を示した。
所320t取鍋敷湯当り部で使用した結果を表2に示し
ている。実施例1は、比較例1に対して亀裂、剥離も少
なく、高耐用性を示した。
【0045】なお、この発明のキャスタブル耐火物は、
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の
範囲内において種々の応用、変形を加えることが可能で
ある。
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の
範囲内において種々の応用、変形を加えることが可能で
ある。
【0046】表2 本発明の実施例1と比較例1
【表2】
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、マトリ
ックスに対して相対的に熱膨張率の小さいジルコニアム
ライト原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1
〜10mmを所定量使用することで、高温加熱後にマト
リックスと骨材の間に微亀裂が生じ、弾性率が従来品よ
りも低下することで、耐熱スポーリング性が向上し、さ
らに粒径0.1mm以下のマグネシア原料1〜10重量
%、アルミナセメント0.1〜10重量%、シリカ超微
粉0.5〜10重量%、残部をアルミナ系原料で構成す
ることによって、スピネル生成反応を適正に促進できて
スラグ浸透を抑制し、従来のアルミナ・マグネシアキャ
スタブルを用いた場合よりも亀裂、剥離が少なく、耐用
性を向上させることができる。そのため、施工体の耐用
回数を増大させ、耐火物原単位、原単価の低減に寄与す
ることができる。
ックスに対して相対的に熱膨張率の小さいジルコニアム
ライト原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1
〜10mmを所定量使用することで、高温加熱後にマト
リックスと骨材の間に微亀裂が生じ、弾性率が従来品よ
りも低下することで、耐熱スポーリング性が向上し、さ
らに粒径0.1mm以下のマグネシア原料1〜10重量
%、アルミナセメント0.1〜10重量%、シリカ超微
粉0.5〜10重量%、残部をアルミナ系原料で構成す
ることによって、スピネル生成反応を適正に促進できて
スラグ浸透を抑制し、従来のアルミナ・マグネシアキャ
スタブルを用いた場合よりも亀裂、剥離が少なく、耐用
性を向上させることができる。そのため、施工体の耐用
回数を増大させ、耐火物原単位、原単価の低減に寄与す
ることができる。
【0048】また、マトリックスに対して相対的に熱膨
張率の小さいジルコニアムライト原料、アルミナジルコ
ニア原料、SiC原料の1〜10mmを所定量使用する
ことで、高温加熱後にマトリックスと骨材の間に微亀裂
が生じ、弾性率が従来品よりも低下することで耐熱スポ
ーリング性が向上できるとともに、粒径0.1mm以下
のマグネシア系原料10重量%以下、アルミナセメント
0.1〜10重量%、粒径1mm以下のスピネル系原料
1〜30重量%を配合することによって、スラグ浸透を
効果的に抑制でき、従来のアルミナ・スピネルキャスタ
ブルを用いた場合よりも亀裂、剥離が少なく、耐用性を
向上させることができる。
張率の小さいジルコニアムライト原料、アルミナジルコ
ニア原料、SiC原料の1〜10mmを所定量使用する
ことで、高温加熱後にマトリックスと骨材の間に微亀裂
が生じ、弾性率が従来品よりも低下することで耐熱スポ
ーリング性が向上できるとともに、粒径0.1mm以下
のマグネシア系原料10重量%以下、アルミナセメント
0.1〜10重量%、粒径1mm以下のスピネル系原料
1〜30重量%を配合することによって、スラグ浸透を
効果的に抑制でき、従来のアルミナ・スピネルキャスタ
ブルを用いた場合よりも亀裂、剥離が少なく、耐用性を
向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 反町 健一 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2 川 崎炉材株式会社内 Fターム(参考) 4G033 AA01 AA02 AB01 AB02 BA01 4K051 BE03
Claims (2)
- 【請求項1】 粒径1〜10mmのジルコニアムライト
原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1種また
は2種以上の合量が1〜50重量%、粒径0.1mm以
下のマグネシア原料1〜10重量%、アルミナセメント
0.1〜10重量%、シリカ超微粉0.5〜10重量
%、残部をアルミナ系原料で構成することを特徴とする
キャスタブル耐火物。 - 【請求項2】 粒径1〜10mmのジルコニアムライト
原料、アルミナジルコニア原料、SiC原料の1種また
は2種以上の合量が1〜50重量%、粒径0.1mm以
下のマグネシア系原料10重量%以下、アルミナセメン
ト0.1〜10重量%、粒径1mm以下のスピネル系原
料1〜30重量%、残部をアルミナ系原料で構成するこ
とを特徴とするキャスタブル耐火物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007619A JP2002220290A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | キャスタブル耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007619A JP2002220290A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | キャスタブル耐火物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002220290A true JP2002220290A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18875346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001007619A Pending JP2002220290A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | キャスタブル耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002220290A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007034092A1 (fr) * | 2005-09-26 | 2007-03-29 | Saint-Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen | Produit refractaire fritte presentant une resistance aux chocs thermiques amelioree |
US9758434B2 (en) | 2015-06-01 | 2017-09-12 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Refractory articles and methods for forming same |
CN110963810A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-07 | 长兴兴鹰新型耐火建材有限公司 | 一种垃圾焚烧窑用锆莫来石质浇注料及其制备工艺 |
CN113121249A (zh) * | 2021-04-25 | 2021-07-16 | 北京金隅通达耐火技术有限公司 | 一种水泥窑用锆英石抗结皮浇注料及其制备方法 |
CN113149674A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-07-23 | 登封市宏源耐火材料有限公司 | 一种阳极炉出铜溜槽浇注料及其制备方法 |
WO2022136016A1 (en) * | 2020-12-21 | 2022-06-30 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Cementitious composition |
CN115819097A (zh) * | 2022-12-21 | 2023-03-21 | 浙江锦诚新材料股份有限公司 | 一种垃圾焚烧炉用锆莫来石复合碳化硅质浇注料及预制件 |
CN116217210A (zh) * | 2023-05-08 | 2023-06-06 | 湖南立达高新材料有限公司 | 一种钢包用修补料及其制备方法 |
-
2001
- 2001-01-16 JP JP2001007619A patent/JP2002220290A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007034092A1 (fr) * | 2005-09-26 | 2007-03-29 | Saint-Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen | Produit refractaire fritte presentant une resistance aux chocs thermiques amelioree |
FR2891271A1 (fr) * | 2005-09-26 | 2007-03-30 | Saint Gobain Ct Recherches | Produit refractaire fritte presentant une resistance aux chocs thermiques amelioree. |
EA013699B1 (ru) * | 2005-09-26 | 2010-06-30 | Сен-Гобен Сантр Де Решерш Э Д'Этюд Эропен | Спечённое огнеупорное изделие, обладающее повышенной устойчивостью к температурному шоку |
US7943541B2 (en) | 2005-09-26 | 2011-05-17 | Saint Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen | Sintered refractory product exhibiting enhanced thermal shock resistance |
CN101300207B (zh) * | 2005-09-26 | 2012-07-04 | 圣戈班欧洲设计研究中心 | 表现出增强的抗热冲击性的烧结耐火产品 |
US10093580B2 (en) | 2015-06-01 | 2018-10-09 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Refractory articles and methods for forming same |
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WO2022136016A1 (en) * | 2020-12-21 | 2022-06-30 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Cementitious composition |
CN113121249A (zh) * | 2021-04-25 | 2021-07-16 | 北京金隅通达耐火技术有限公司 | 一种水泥窑用锆英石抗结皮浇注料及其制备方法 |
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