JPH04129984U - 電磁作動装置 - Google Patents

電磁作動装置

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JPH04129984U
JPH04129984U JP3589591U JP3589591U JPH04129984U JP H04129984 U JPH04129984 U JP H04129984U JP 3589591 U JP3589591 U JP 3589591U JP 3589591 U JP3589591 U JP 3589591U JP H04129984 U JPH04129984 U JP H04129984U
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JP
Japan
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shaft
guide hole
plunger
coil
fixed core
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Pending
Application number
JP3589591U
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Inventor
浩臣 根本
久順 岡本
進 太田
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕固定コアを備えるハウジングに、コイルが巻装
されるとともに該コイルの励磁時に前記固定コア側に移
動するプランジャが収容され、前記ハウジングに設けら
れた案内孔には、前記プランジャに同軸に連なるシャフ
トが軸方向移動可能に挿通される電磁作動装置におい
て、摩擦抵抗軽減およびシャフトの円滑な作動を可能と
して性能向上を図る。 〔構成〕案内孔16の軸方向に間隔をあけた複数個所で
該案内孔16内面およびシャフト6外面間には、リテー
ナ28で転動可能に保持された複数の球体27がそれぞ
れ介装され、各リテーナ28は、球体27を前記案内孔
16の軸線と直角な同一平面に保持すべく構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固定コアを備えるハウジングに、コイルが巻装されるとともに該コ イルの励磁時に前記固定コア側に移動するプランジャが収容され、前記ハウジン グに設けられた案内孔には、前記プランジャに同軸に連なるシャフトが軸方向移 動可能に挿通される電磁作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる電磁作動装置では、案内孔にブッシュを介してシャフトを摺動可 能に嵌合するのが一般的であり、ブッシュは案内孔に圧入して組付けられるもの である。しかるに、圧入組付け時に無理な荷重が加わったりすると、ブッシュの 内径精度が低下してシャフトの摺動クリアランスにばらつきが生じて円滑な摺動 作動が困難となることがあり、またブッシュおよびシャフトは面接触しているの で摩擦抵抗が比較的大きい。
【0003】 そこで、特開平1−316582号公報で開示されているように、案内孔内面 およびシャフト外面間に複数の球体を介装し、案内孔内面およびシャフト外面間 の摩擦抵抗低減を図るようにしたものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記特開平1−316582号公報で開示されたものでは、各球体 は、円筒状のリテーナにより軸方向相対位置を可変として保持されている。この ため、複数の球体全てがシャフトの軸線と直交する同一平面内に在るとは限らず 、各球体のシャフトへの接触点がシャフトの軸方向にずれてしまうことがあり、 そうなると、シャフトと案内孔との正確な同軸度が保てず、シャフトの円滑な軸 方向作動が困難となることがある。
【0005】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、摩擦抵抗軽減およびシャ フトの円滑な作動を可能として性能向上を図った電磁作動装置を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、案内孔の軸方向に間隔をあけた 複数個所で該案内孔内面およびシャフト外面間には、リテーナで転動可能に保持 された複数の球体がそれぞれ介装され、各リテーナは、球体を前記案内孔の軸線 と直角な同一平面に保持すべく構成される。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0008】 図1ないし図3は本考案の一実施例を示すものであり、図1は本考案を適用し たリニアソレノイドの作動時の縦断面図、図2は非作動時の図1に対応する縦断 面図、図3は図2の3−3線拡大断面図である。
【0009】 先ず図1および図2において、電磁作動装置としてのリニアソレノイド1は、 入力電気量に対応した推力を発揮するものであり、ハウジング2と、ハウジング 2に巻装されるコイル4と、該コイル4により形成される磁力線により吸引作動 せしめるべくハウジング2に軸方向移動可能に支承されるプランジャ5と、該プ ランジャ5に同軸に連なるシャフト6とを備え、図示しない被作動部材がシャフ ト6に連結される。しかもシャフト6およびプランジャ5は、前記被作動部材側 から図1および図2の上方側にばね付勢されている。
【0010】 ハウジング2は、半径方向外方に張出す第1鍔部7を一端に有する円筒体8と 、円筒体8の軸方向に第1鍔部7とは間隔をあけた位置で円筒体8に圧入固定さ れる第2鍔部9と、コイル4を囲繞して第1鍔部7および第2鍔部9を連結する 円筒状のカバー10とから成る。円筒体8は、磁性材料から成る円筒状であって 前記第1鍔部7を一端に備えるヨーク11と、非磁性材料たとえばステンレス鋼 等によりヨーク11と同一の内、外径を有する円筒状に形成されるとともにヨー ク11の他端に焼結結合される非磁性筒12と、磁性材料により基本的に円筒状 に形成されるとともに非磁性筒12の他端に同軸に結合される固定コア13とか ら成るものであり、該円筒体8の内面には、ヨーク11から固定コア13の途中 までの間にわたる第1案内孔14と、第1案内孔14よりも小径であって段部1 5を介して第1案内孔14に同軸に連なる第2案内孔16とが同軸に設けられる 。また固定コア13の外面は、非磁性筒12の外面と面一である大径部17と、 大径部17よりも小径であって段部18を介して大径部17に同軸に連なる小径 部19とが設けられており、小径部19は段部18に当接するまで第2鍔部9に 圧入される。これにより、第1鍔部7を備える円筒体8と、第1鍔部7に対向す る第2鍔部9とが一体的に構成されることになる。
【0011】 第1鍔部7および第2鍔部9間で円筒体8にはコイル4が巻装されるものであ り、該コイル4を円筒体8に巻付けるにあたって、円筒体8の外面ならびに第1 および第2鍔部7,9の対向面には、合成樹脂等のコーティング処理による絶縁 層20が形成されており、コイル4を円筒体8に直接巻付けることにより、従来 必要であったボビンが不要となる。
【0012】 円筒体8の一端には、第1鍔部7と同一外径を有する円盤状の蓋部材21が当 接される。またコイル4は、磁性材料により基本的に円筒状に形成されるカバー 10で覆われるものであり、該カバー10の一端は第1鍔部7および蓋部材21 の外周部にかしめられ、カバー10の他端は第2鍔部9の外周部にかしめられる 。
【0013】 プランジャ5は、磁性材料により短円柱状に形成されるものであり、円筒体8 の第1案内孔14に摺動可能に嵌合される。而してプランジャ5の段部15側端 部の外周部には段部15側に向かうにつれて小径となるテーパ面5aが設けられ る。またプランジャ5および蓋部材21間が、プランジャ5の軸方向移動に応じ て加、減圧されることを回避するために蓋部材21には第1案内孔24内を外部 に開放させる開放孔22が設けられる。
【0014】 円筒体8の第2案内孔16には非磁性材料から成るシャフト6が同軸に挿通さ れるものであり、このシャフト6の中間部には半径方向外方に張出す規制鍔部2 3が設けられ、シャフト6の一端部はプランジャ5に圧入される。しかもプラン ジャ5が段部15に直接接触することを回避するために、前記規制鍔部23およ びプランジャ5間には非磁性材料から成る円盤状の緩衝部材24が挟持されてい る。
【0015】 シャフト6の他端部には、図示しない被作動部材に連結するための連結部材2 5がかしめ結合され、前記規制鍔部23および連結部材25間でシャフト6には スペーサ26がかしめ結合される。すなわち、シャフト6には、その他端部外周 に環状溝6aが設けられるとともに、該他端部および規制鍔部23間の外周に環 状溝6bが設けられ、シャフト6に嵌挿された連結部材25の周方向複数個所が 環状溝6aにかしめられ、シャフト6に嵌挿されたスペーサ26の周方向複数個 所が環状溝6bにかしめられる。
【0016】 図3を併せて参照して、前記規制鍔部23およびスペーサ26間、ならびにス ペーサ26および連結部材25間で、シャフト6の外面および第2案内孔16の 内面間には、周方向に等間隔をあけた複数たとえば5個ずつの球体27がそれぞ れ介装される。しかも5個ずつの球体27は、リテーナ28でそれぞれ転動可能 に保持されるものであり、該リテーナ28は、各球体27を転動可能にして個別 に保持する複数たとえば5つの転動保持部29と、各転動保持部29間を相互に 連結する連結部30とから成る。而して各球体27は、リテーナ28により第2 案内孔16の軸線と直角な同一平面に保持されることになる。
【0017】 次にこの実施例の作用について説明すると、コイル4を励磁したときには、図 1および図2の矢印で示すように、コイル4の周囲において、固定コア13、第 2鍔部9、カバー10、第1鍔部7、ヨーク11およびプランジャ5を経て、プ ランジャ5のテーパ面5aから固定コア13に至る磁力線が生じ、その励磁電気 量に対応したストロークだけプランジャ5が図1で示すように固定コア13側に 移動し、それによりシャフト6で押されて被作動部材が作動されることになり、 コイル4を消磁したときには図2で示すようにプランジャ5が固定コア13から 離反した位置に戻る。
【0018】 このようなリニアソレノイド1において、シャフト6は、その軸方向に間隔を あけた複数個所たとえば2個所で複数ずつの球体27を介して第2案内孔16の 内面に支承されており、したがってシャフト6の移動時に、シャフト6および球 体27、ならびに球体27および第2案内孔16内面は、それぞれ転がり接触す ることになり、摩擦抵抗を小さく抑えることができる。
【0019】 しかも各球体27は、リテーナ28により第2案内孔16の軸線とは直角な同 一平面に保持されており、シャフト6の第2案内孔16に対する同軸精度を高く 維持することができるので、シャフト6の移動を円滑とすることができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、案内孔の軸方向に間隔をあけた複数個所で該案 内孔内面およびシャフト外面間には、リテーナで転動可能に保持された複数の球 体がそれぞれ介装され、各リテーナは、球体を前記案内孔の軸線とは直角な同一 平面に保持すべく構成されるので、案内孔とシャフトとの同軸精度を高めるとと もに摩擦抵抗を小さく抑えて作動性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したリニアソレノイドの作動時の
縦断面図である。
【図2】非作動時の図1に対応する縦断面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電磁作動装置としてのリニアソレノイド 2 ハウジング 4 コイル 5 プランジャ 6 シャフト 13 固定コア 16 案内孔 27 球体 28 リテーナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コア(13)を備えるハウジング
    (2)に、コイル(4)が巻装されるとともに該コイル
    (4)の励磁時に前記固定コア(13)側に移動するプ
    ランジャ(5)が収容され、前記ハウジング(2)に設
    けられた案内孔(16)には、前記プランジャ(5)に
    同軸に連なるシャフト(6)が軸方向移動可能に挿通さ
    れる電磁作動装置において、案内孔(16)の軸方向に
    間隔をあけた複数個所で該案内孔(16)内面およびシ
    ャフト(6)外面間には、リテーナ(28)で転動可能
    に保持された複数の球体(27)がそれぞれ介装され、
    各リテーナ(28)は、球体(27)を前記案内孔(1
    6)の軸線と直角な同一平面に保持すべく構成されるこ
    とを特徴とする電磁作動装置。
JP3589591U 1991-05-21 1991-05-21 電磁作動装置 Pending JPH04129984U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01316582A (ja) * 1988-06-16 1989-12-21 Toyoda Mach Works Ltd 電磁作動装置
JPH0262178B2 (ja) * 1984-07-20 1990-12-25 Canon Kk

Patent Citations (2)

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