JPH04129236U - 軒樋装置 - Google Patents

軒樋装置

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Publication number
JPH04129236U
JPH04129236U JP3550191U JP3550191U JPH04129236U JP H04129236 U JPH04129236 U JP H04129236U JP 3550191 U JP3550191 U JP 3550191U JP 3550191 U JP3550191 U JP 3550191U JP H04129236 U JPH04129236 U JP H04129236U
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JP
Japan
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eaves gutter
fluid
eaves
guide
gutter body
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Pending
Application number
JP3550191U
Other languages
English (en)
Inventor
清吾 相崎
Original Assignee
積水化学工業株式会社
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Publication date
Application filed by 積水化学工業株式会社 filed Critical 積水化学工業株式会社
Priority to JP3550191U priority Critical patent/JPH04129236U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】断面が概略U字状の案内曲面部17を有する導
流体20を、その案内曲面部17を軒樋本体部10の幅
方向に向けた状態で軒樋本体部10の上面側の開口を覆
うように配置する。導流体20は、一端側25が鼻隠し
板5に取り付けられてそれを隠蔽し、かつその案内曲面
部17の先端が軒樋本体10の前側壁部14と同位置も
しくはそれより前方側に張り出すようにされる。 【効果】軒樋としての機能を損なうことなく軒樋本体1
0に枯れ葉や雪等が堆積することを防止し得、しかも、
導流体20が鼻隠しカバーの役目も果たし、装置全体の
軒先への取り付けや保守点検等を容易に行うことができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋根からの雨水を集めて流す排水流路を形成する軒樋本体に枯れ葉 や雪等が堆積することを防止し得るようにされた軒樋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の軒樋装置は、基本的には底壁部,前側壁部,後側壁部を有し上面側が開 口する軒樋本体とこの軒樋本体を鼻隠し板に取り付けるための軒樋支持部材から なっている。そして、軒樋本体に枯れ葉や雪等が堆積して詰まりが生じることを 防止する手段としては、実公昭63−29072号公報や同じく44−276号 公報等に見られるように、軒樋本体の開口を覆うように網体を被せることが一般 的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように軒樋本体の開口を覆うように網体を被せると、網 体上に枯れ葉や雪等が堆積してしまい、これを取り除かないと屋根からの雨水が 軒樋本体に流れ込まず、軒樋の機能を麻痺させるおそれがあった。 そこで、網体に凹凸等を形成して雨水が軒樋本体内に流れ込み易くする等の方 策が考えられているが、枯れ葉等は長期間放置しておくとそれがヘドロ状となっ て網体に絡みつくので、かかる方策が採られた場合でも軒樋の機能低下は避けら れない。
【0004】 また、網体等を用いる方策では、当該網体を軒樋本体に設置する作業やそこに 堆積した枯れ葉等を取り除く作業が面倒であり、さらに網体がある関係上雪が大 量に積もりやすくなりその重みで軒樋が脱落するおそれ等もあった。 かかる点に鑑み本考案は、軒樋本体に枯れ葉や雪等が堆積することを防止し得 るようにされ、しかも、装置全体の家屋への取り付けや保守点検等を容易に行う ことができるようにされた軒樋装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく、本考案に係る軒樋装置は、底壁部,前側壁部,後側 壁部を有し上面側が開口する軒樋本体と、断面が概略U字状もしくは円弧状とさ れた案内曲面部を有し、この案内曲面部の開口を上記軒樋本体の幅方向に向けた 状態で上記軒樋本体の上面側の開口を覆うように配される導流体と、を具備し、 上記導流体は、一端側が鼻隠し板に取り付けられてそれを隠蔽し、かつその案内 曲面部の先端が上記軒樋本体の前側壁部と同位置もしくはそれより前方側に張り 出すようにされて構成される。
【0006】 この場合、軒樋本体と導流体とは合成樹脂やアルミ等の軽量金属を素材として 別体に成形され、それらは鼻隠し板に取付金具等で固定される。
【0007】
【作用】
上述の如くの構成とされた本考案に係る軒樋装置においては、導流体が屋根先 端部材を兼ねるようにされて軒樋本体部の上面側の開口を覆っているので、軒樋 本体には枯れ葉や雪が堆積せず、しかも、導流体の案内曲面部は断面が概略U字 状もしくは円弧状とされて横に寝かせられた状態で配されるので、かかる導流体 上に落下あるいは滑り落ちて来た枯れ葉や雪はそこに堆積することなく地上に滑 り落とされ、また、導流体と軒樋本体との間の間隔は狭くてよいので、枯れ葉等 が軒樋本体内に回り込むこともない。
【0008】 それに対し、導流体上に落下した雨水及び屋根からの雨水や雪が溶けてできた 水は液体であるがゆえにその表面張力によって導流体の案内曲面部を沿い伝って 軒樋本体に導かれる。 また、導流体は鼻隠し板を隠蔽するため、鼻隠しカバーの役目を果たすことに なり、別途に鼻隠しカバーを取り付ける場合に比して施工作業が簡素化されると ともに、コスト削減が図られる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。 図1及び図2は本考案に係る軒樋装置の一実施例を示しており、図において、 軒樋装置1は、基本的には、軒樋本体10と導流体20とからなっている。軒樋 本体10は、底壁部12,前側壁部14,後側壁部16を有し、上面側が開口す る断面が概略コ字状の形状とされている。
【0010】 また、導流体20は、断面が概略U字状もしくは円弧状とされた案内曲面部1 7を有し、この案内曲面部17の開口を軒樋本体10の幅方向に向けた状態で軒 樋本体10の上面側の開口を覆うように配されている。 軒樋本体10と導流体20とはそれぞれ合成樹脂を素材として別体に成形され たもので、導流体20の一端側は鼻隠しカバー部25とされて鼻隠し板5の下部 に当接するとともに、その下面をも隠蔽するように折り曲がる断面形状が概略コ 字状に形成され、かつその他端側が屋根先端部2とその上に配された屋根材4と の間に差し込まれてビス36により屋根先端部2に固定され、かかる状態で図2 に示される如くに、その案内曲面部17の先端が軒樋本体10の前側壁部14よ り僅かに(距離α)だけ前方側に張り出すようにされている。
【0011】 そして、軒樋本体10と導流体20とは、図3に詳細に示される如くの断面形 状が概略コ字状の軒樋支持部31と取付座部32とからなる取付金具30とビス 34によって鼻隠し板5に取り付けられる。 上述の如くの構成とされた本実施例の軒樋装置1においては、軒樋本体10の 上面側の開口を導流体20が覆っているので、図2において鎖線で示される如く に、軒樋本体10には枯れ葉や雪が堆積せず、しかも、導流体20の案内曲面部 17は断面が概略U字状(もしくは円弧状)とされて横に寝かせられた状態で配 されているので、かかる導流体20上に落下あるいは滑り落ちて来た枯れ葉や雪 はそこに堆積することなく地上に滑り落とされる。
【0012】 それに対し、導流体20上に落下した雨水及び屋根からの雨水や雪が溶けてで きた水は液体であるがゆえに図2の実線矢印で示される如くに導流体20の案内 曲面部17を沿い伝って軒樋本体10に導かれる。その場合、雨水等が導流体2 0から軒樋本体10内に落下せずに鼻隠し板5の方へ流れるのを阻止するため、 本実施例では、導流体20の長さ方向に沿って軒樋本体10の略中央部の上方に 位置する部位に止水辺部23が設けられているので、雨水等は確実に軒樋本体1 0内に流し込まれる。
【0013】 それに加えて、導流体20に鼻隠しカバー部25が設けられているので、別途 に鼻隠しカバーを取り付ける場合に比して施工作業が簡素化されるとともに、コ スト削減が図られ、さらに、網体等の特殊部材を全く使用していないので、装置 全体の家屋への取り付けや保守点検等を容易に行うことができ、さらに、軒先に 新しいデザインを演出できる副次的効果も得られる。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案に係る軒樋装置は、軒樋本体の上面側の 開口を導流体が覆うようにされるので、軒樋本体には枯れ葉や雪が堆積せず、し かも、導流体の案内曲面部は断面が概略U字状もしくは円弧状とされているので 、かかる導流体上に落下あるいは滑り落ちて来た枯れ葉や雪はそこに堆積するこ となく地上に滑り落とされ、かつ、導流体上に落下した雨水及び屋根からの雨水 や雪が溶けてできた水は液体であるがゆえに導流体の案内曲面部を沿い伝って軒 樋本体に導かれる。従って、軒樋としての機能を損なうことなく軒樋本体に枯れ 葉や雪等が堆積することを確実に防止し得、それに加えて、導流体は鼻隠し板を 隠蔽するため、鼻隠しカバーの役目を果たすことになり、別途に鼻隠しカバーを 取り付ける場合に比して施工作業が簡素化されるとともに、コスト削減が図られ 、かつ、網体等の特殊部材を全く使用していないので、装置全体の家屋への取り 付けや保守点検等を容易に行うことができ、さらに、軒先に新しいデザインを演 出できる等の多様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る軒樋装置の一実施例を軒先に取り
付けた状態を示す斜視図。
【図2】図1の実施例の断面図。
【図3】図1の実施例の分解斜視図。
【符号の説明】
1−軒樋装置 10−軒樋本体 12−底壁部 14−前側壁部 16−前側壁部 17−案内曲面部 20−導流体 25−鼻隠しカバー部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁部,前側壁部,後側壁部を有し上面
    側が開口する軒樋本体と、断面が概略U字状もしくは円
    弧状とされた案内曲面部を有し、この案内曲面部の開口
    を上記軒樋本体の幅方向に向けた状態で上記軒樋本体の
    上面側の開口を覆うように配される導流体と、を具備
    し、上記導流体は、一端側が鼻隠し板に取り付けられて
    それを隠蔽し、かつその案内曲面部の先端が上記軒樋本
    体の前側壁部と同位置もしくはそれより前方側に張り出
    すようにされていることを特徴とする軒樋装置。
JP3550191U 1991-05-20 1991-05-20 軒樋装置 Pending JPH04129236U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3550191U JPH04129236U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 軒樋装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3550191U JPH04129236U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 軒樋装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04129236U true JPH04129236U (ja) 1992-11-25

Family

ID=31917636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3550191U Pending JPH04129236U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 軒樋装置

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JP (1) JPH04129236U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61233161A (ja) * 1985-04-05 1986-10-17 菅谷 正一郎 軒樋の受水方法
JPS6216425A (ja) * 1985-05-28 1987-01-24 Agency Of Ind Science & Technol 肥満細胞機能調節剤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61233161A (ja) * 1985-04-05 1986-10-17 菅谷 正一郎 軒樋の受水方法
JPS6216425A (ja) * 1985-05-28 1987-01-24 Agency Of Ind Science & Technol 肥満細胞機能調節剤

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