JPH0729143U - 軒先の排水構造 - Google Patents

軒先の排水構造

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Publication number
JPH0729143U
JPH0729143U JP3001593U JP3001593U JPH0729143U JP H0729143 U JPH0729143 U JP H0729143U JP 3001593 U JP3001593 U JP 3001593U JP 3001593 U JP3001593 U JP 3001593U JP H0729143 U JPH0729143 U JP H0729143U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
hole
roof
rainwater
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP3001593U
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English (en)
Inventor
吉明 古川
良徳 丸山
範男 丹野
勝美 清水
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3001593U priority Critical patent/JPH0729143U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 屋根1は先端に行くに従って下方に傾斜し、
最先端11が逆に上方に傾斜して最先端11の手前に低
い部分2が形成され、この低い部分2に通孔3が、又、
この通孔3の周縁部には上方に突出した多数の針状突出
片4がそれぞれ設けられ、この通孔3の下方に軒樋5が
取り付けられている軒先の排水構造。 【効果】 屋根1の上に降った雨水は低い部分2に集ま
り、この低い部分2の通孔3を通って軒樋5に流れるの
で支障がない。又、屋根1の上に落下した枯れ葉7は雨
水と一緒になって流れても、通孔3の周縁部には多数の
針状突出片4があるから、軒樋3の中に流れ込まない。
従って、雨水の流れが悪いならない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軒先の排水構造に関し、特に、軒樋の中に枯れ葉が堆積して雨水の流 れを阻止することを防止して雨水がスムーズに流れる排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、最も一般的な軒先の排水構造は、屋根の先端下方に軒樋が取り付けられ ているものであって、屋根に沿って流れた雨水を、この軒樋に集め、軒樋から竪 樋を経て地上に導くものである。 しかし、このような軒樋では、上方が開口されているから、枯れ葉等が軒樋の 中に落下したり雨水と一緒に流れ込んで軒樋の中に堆積し、雨水の流れを阻止し 、排水がスムーズに流れないという問題がある。
【0003】 この軒樋の中に枯れ葉等の堆積を防ぐ方法として、実公昭63−13305号 公報に記載されているように、波板の如き屋根材の山頂に板状体を架け渡して取 り付け、この板状体を軒樋の上方まで延長し、この板状体で軒樋の上方を覆う構 造が知られている。 この軒先の排水構造では雨水は板状体と屋根材との間の隙間を通過させて軒樋 の中に流し、雨水と一緒に屋根の上を流れる枯れ葉等は板状体で堰き止めること によって、枯れ葉等が軒樋の中に入ることを防ぐのである。
【0004】 又、実開平2−32540号公報に記載されているように軒樋の開口部上方に ネットを取り付け、このネットで枯れ葉等が軒樋の中に入ることを防ぐ構造が知 られている。 又、屋根の最先端を上方に傾斜させる構造としては実開昭62−187020 号公報、実開平1−118527号公報に記載されている構造が知られているが 、この構造はつららを防止する構造であったり、雪よけの構造であるから枯れ葉 が軒樋の中に入ることを防止することはできない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記公報記載の波板の山頂に板状体を取り付ける構造ではすべての屋 根に適用できない。即ち、屋根の種類としては波板葺きだけでなく、屋根瓦、折 版屋根、瓦棒葺等種々な屋根があり、かかる波板葺き以外の屋根では、上記軒樋 の取付構造のように板状体を取り付けることが不可能である。 例えば、板状体を瓦棒に取り付けて前記公報に記載されている方法を瓦棒葺の 屋根に適用しようとしても、屋根材と板状体との間の隙間が大きいから枯れ葉等 が通過し、初期の目的が達成されないし、又、屋根瓦では、板状体を取り付ける ことができない。
【0006】 又、ネットを軒樋の開口部上方に取り付ける構造では、ネットが腐食し度々取 り換える必要があり不便である。 そこで、本考案の目的は、屋根材に関係なく枯れ葉等を取り除くことができ、 度々ネットを取り換える必要のない軒樋の排水構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題を解決し、上記目的を達成するためになしたものであって、 屋根の先端下方に軒樋が取り付けられている軒先の排水構造であって、前記屋根 は先端に行くに従って下方に傾斜し、最先端が逆に上方に傾斜して最先端の手前 に低い部分が形成され、この低い部分に通孔が、又、この通孔の周縁部には上方 に突出した多数の針状突出片がそれぞれ設けられ、前記軒樋はこの通孔の下方に 取り付けられているものである。
【0008】 本考案においては、通孔の下方に軒樋を取り付けて、この通孔から雨水を軒樋 の中に流すものであるが、この通孔の周縁部下面にガイド筒の上端を取り付け、 このガイド筒の下方に軒樋を取り付けると、雨水が通孔からガイド筒を通ってス ムーズに軒樋の中に流れ落ちるので好ましい。
【0009】
【作用】
本考案では、屋根は先端に行くに従って下方に傾斜し、最先端が逆に上方に傾 斜して最先端の手前に低い部分が形成されているから、この屋根の上に降った雨 水はこの低い部分に流れる。 そして、この低い部分には通孔が、又、この通孔の下方に軒樋がぞれぞれ設け られているから、低い部分に流れた雨水は通孔から軒樋に落下する。 この際、屋根の上に落ちている枯れ葉が雨水と一緒になって屋根の上を流れて 軒樋の中に流れ込もうとしても、通孔の周縁部には上方に突出した多数の針状突 出片が設けられているから、枯れ葉はこの針状突出片の側面に引っ掛かって通孔 の中に流れ込まない。
【0010】 又、上方から落下した枯れ葉は針状の突出片の上に引っ掛かって、通孔の中に 入らない。 そして、針状の突出片に引っ掛かった枯れ葉は乾燥した後、風等によって吹き 飛ばされるから、この通孔近傍に堆積して雨水の流れを悪くすることがない。 このように、軒樋の中に枯れ葉が入ることがないし、又、通孔の入口近傍に枯 れ葉が堆積することがないから、雨水の流れが悪くならない。 又、通孔の周縁部下面にガイド筒の上端を取り付け、このガイド筒の下方に軒 樋を取り付けた構造にすると、雨水がこのガイド筒の中を通ってスムーズに軒樋 の中に流れる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の実施例を説明する。 図1〜2は本考案の一実施例を示すもので、図1は軒先を斜め前方から見た説 明図、図2は図1のA−A線で切断した軒先の説明図である。 図3は本考案の他の実施例を示した軒先の説明図である。
【0012】 図1〜2において、1は波板からなる屋根材である。この屋根材1は先端に行 くに従って下方に傾斜し、最先端11が逆に上方に傾斜して最先端の手前に低い 部分2が形成されている。 3は低い部分2に設けられた通孔である。 4は通孔3の周縁部に設けられた針状突出片であり、この針状突出片4は上方 に突出して多数設けられている。 5は軒樋であり、通孔3の下方に位置するように鼻隠し板からなる軒先6に取 り付けられている。 7は枯れ葉である。
【0013】 次に、この実施例の使用状態を説明する。 屋根材1の上に降った雨水は屋根の傾斜に沿って低い部分2に流れ、この低い 部分2に設けられている通孔3を通って軒樋5の中に落下する。 軒樋5からは図示されてない竪樋を通って地上に導かれる。 屋根材1の上に落下した枯れ葉7は雨水と一緒に低い部分2に流れ、この低い 部分2から通孔3の中に流れ込もうとするが、通孔3の周縁部には多数の針状突 出片4が設けられているから、枯れ葉7はこの針状突出片4の側面に引っ掛かっ て通孔3の中に流れ込まず、通孔3の周縁部に堆積する。
【0014】 又、この通孔3の上方に落下した枯れ葉7は針状突出片4の上に引っ掛かって 通孔3の中に入らない。 この針状突出片4の周辺に堆積した枯れ葉7や針状突出片4の上に引っ掛かっ た枯れ葉7は乾燥した後、風に飛ばされて下方に落下する。 このように軒樋5の中に枯れ葉7が入らないし、針状突出辺4近傍にいつまで も堆積することがないから、軒樋の中に枯れ葉7が堆積して雨水の流れを悪いす ることがない。
【0015】 次に、図3に示す実施例に付いて説明する。 図3に示す実施例では、通孔3aの下面周縁にガイド筒8の上端が取り付けら れていて、軒樋5aはこのガイド筒8の下方に取り付けられている。 この実施例では通孔3aに流れ込んだ雨水はガイド筒8の中を流れて、軒樋5 aの中に落下する。 従って、通孔3aからスムーズに軒樋5aに流れ込むので、通孔3aに流れこ んだ雨水が屋根材1aの下面を伝って軒樋5a以外の場所に落下することがなく 、又、軒樋5aの中に落下した雨水が飛び跳ねることがない。 その他は図1〜2に示す実施例と同じであるから説明を省略する。
【0016】
【考案の効果】
本考案の軒先の排水構造では屋根の上に降った雨水は低い部分に集まり、この 低い部分に設けられた通孔を通って軒樋の中に流れるので、排水に支障がない。 又、屋根の上に落下した枯れ葉等は雨水と一緒になって流れても、通孔の周縁 部には上方に突出した多数の針状突出片があるから、この突出片に遮られて、通 孔の中に入らない。従って、軒樋の中に枯れ葉がは入らないから、軒樋の中に枯 れ葉等が堆積して雨水の流れが悪くなることがない。
【0017】 又、通孔の周縁部下面にガイド筒を取り付けると、通孔の中に入った雨水がス ムーズに軒樋の中に流れるので便利である。 このように、本発明は種々な効果があるから価値あるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示すもので、軒先を
斜め前方から見た説明図である。
【図2】図2は図1のA−A線で切断した軒先の説明図
である。
【図3】図3は本考案の他の実施例を示した軒先の説明
図である。
【符号の説明】
1、1a 屋根材 11 最先端 2 低い部分 3、3a 通孔 4 針状突出片 5、5a 軒樋 6 軒先 7 枯れ葉 8 ガイド筒

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の先端下方に軒樋が取り付けられて
    いる軒先の排水構造であって、前記屋根は先端に行くに
    従って下方に傾斜し、最先端が逆に上方に傾斜して最先
    端の手前に低い部分が形成され、この低い部分に通孔
    が、又、この通孔の周縁部には上方に突出した多数の針
    状突出片がそれぞれ設けられ、前記軒樋はこの通孔の下
    方に取り付けられていることを特徴とする軒先の排水構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通孔の周縁部下面にガイ
    ド筒の上端が取り付けられ、このガイド筒の下方に軒樋
    が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
    軒先の排水構造。
JP3001593U 1993-06-04 1993-06-04 軒先の排水構造 Pending JPH0729143U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3001593U JPH0729143U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 軒先の排水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3001593U JPH0729143U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 軒先の排水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729143U true JPH0729143U (ja) 1995-06-02

Family

ID=12292036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3001593U Pending JPH0729143U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 軒先の排水構造

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JP (1) JPH0729143U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021011702A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 元旦ビューティ工業株式会社 排水構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021011702A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 元旦ビューティ工業株式会社 排水構造

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