JP2021011702A - 排水構造 - Google Patents

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【課題】用いる部材作成が容易であるため、各種の折板屋根等の縦葺き屋根構造に容易に適用され、軒樋や内樋へ落ち葉等による樋詰まりを防止することなく雨水等を導くことができる排水構造を提供する。【解決手段】本発明の排水構造は、面板部21の両側縁を表面側に立ち上げた縦葺き屋根板2と、その裏面側に配された排水部材3とを備え、面板部21の水下部には、複数の導水凹部14を有し、該導水凹部14は、表面側から裏面側へ雨水を導く案内部分141と、深さ方向に開口する導入口142とを有する導水部材1を配し、導水部材1の導水凹部14は、排水部材3上に位置することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、用いる部材作成が容易であるため、各種の折板屋根等の縦葺き屋根構造に容易に適用され、軒樋や内樋へ落ち葉等による樋詰まりを防止することなく雨水等を導くことができる排水構造に関する。
従来、折板屋根等に適用される樋等の排水部材を用いた構造としては、特許文献1,2等に示される構造が知られている。
前記特許文献1に記載の排水構造は、軒部の底面に雨水落し用の開口部を有し、該開口部の水下側に雪止め用突出部を備えた構成である。
前記特許文献2に記載の樋受具は、抜け止めを防止する部材であり、抜止め部材を上下動自在に取付けた構成である。
特開平9−60222号公報 特開2000−204729号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の排水構造では、雪止め用突出部のみが雪の塊が侵入することを防止する部位であって、当該部分に落ち葉等の時間が経っても消失しない物品が詰まった際には排水機能も消失してしまうという問題があった。また、前記特許文献2には、落ち葉等の詰まりを防止する機能自体が存在しないので、雨水と共に落ち葉等が侵入した場合に排水機能が損なわれてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、用いる部材作成が容易であるため、各種の折板屋根等の縦葺き屋根構造に容易に適用され、軒樋や内樋へ落ち葉等による樋詰まりを防止することなく雨水等を導くことができる排水構造排水構造を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、面板部の両側縁を表面側に立ち上げた縦葺き屋根板と、その裏面側に配された排水部材とを備える排水構造であって、前記面板部の水下部には、複数の導水凹部を有し、該導水凹部は、表面側から裏面側へ雨水を導く案内部分と、深さ方向に開口する導入口とを有する導水部材を配し、前記導水部材の導水凹部は、前記排水部材上に位置することを特徴とする排水構造を提案するものである。
また、本発明は、前記排水構造において、導水部材は、縦葺き屋根板の面板部を切除した開口部に対して被覆状に配設されていることを特徴する排水構造をも提案する。
本発明の排水構造は、縦葺き屋根板の面板部の水下部に取り付けた導水部材(導水凹部)からの雨水を排水部材に導いて排水することができる。しかも用いる縦葺き屋根板も、それに取り付ける導水部材も、極めて簡易な構成であるため、それらの部材作成が極めて容易であり、各種の折板屋根等の縦葺き屋根構造に適用することができる。
また、導水部材では、それぞれの導水凹部に深さ方向(縦方向)に開口する導入口を設けたので、導入口に向かって傾斜状の案内部分から導入口へ至った雨水を確実に落下させて排水部材の内部に導入させることができ、落ち葉等による樋詰まりを防止することができる。
また、導水部材は、縦葺き屋根板の面板部を切除した開口部に対して被覆状に配設されている場合、縦葺き屋根板の加工も導水部材の成形も、共に容易に作成できる。
(a)本発明の第1実施例(排水構造)における縦葺き屋根板と導水部材との連結状態を示す平面図、(b)その正面図、(c)中央側から見た側面図、(d)縦葺き屋根板の面板部に切り欠き状の孔を形成した状態の一部を示す平面部である。 (a)第1実施例の排水構造を示す正面図、(b)その側断面図、(c)用いた縦葺き屋根板の保持構造を示す断面図である。 (a)本発明の第2実施例(排水構造)における縦葺き屋根板と導水部材との連結状態を示す平面図、(b)その正面図、(c)中央側から見た側面図である。 (a)本発明の第3実施例(排水構造)における縦葺き屋根板と導水部材との連結状態を示す平面図、(b)その正面図、(c)中央側から見た側面図である。
本発明の排水構造は、面板部の両側縁を表面側に立ち上げた縦葺き屋根板と、その裏面側に配された排水部材とを備え、前記面板部の水下部には、複数の導水凹部を有し、該導水凹部は、表面側から裏面側へ雨水を導く案内部分と、深さ方向に開口する導入口とを有する導水部材を配し、前記導水部材の導水凹部は、前記排水部材上に位置することを特徴とする。
前記縦葺き屋根板は、前述のように面板部の両側縁を表面側に立ち上げた折板屋根等の縦葺き屋根を構築する部材であって、例えばハゼ締め式、嵌合式等の各種の屋根板が知られているが、特に限定されるものではない。
前記排水部材は、前述のように前記縦葺き屋根板の裏面側に配されて雨水等を排水する部材であって、形状については、雨水を排水可能な形状であればよく、樋として汎用されているU字状、半円状、角状(コ字状)等を用いることができる。
また、この排水部材の設置については、樋部材として、躯体等に取り付けられるもの(躯体等に樋受けの構成を持たせたもの)であっても、後述する図示実施例のように吊り具等を介して屋根構造から吊り状に設けられるものでもよい。
この排水部材(樋部材)は、導水部材(導水凹部)の裏面に位置すればよく、縦葺き屋根板の裏面に位置するものでも、屋根の軒先から延出状に位置するものであってもよい。
このような排水部材としては、荷重(積雪、雨水の重量や屋根材、樋材の材質、板厚、設置方法、配設位置)を勘案した汎用品を設置することができる。なお、この排水部材は、通し材でも、水漏れ等を生じないものであれば複数部材を連結した構成でもよい。長さ方向に雨水を排水することができれば、特にその材質を限定するものでもない。そのため、各種の金属板材の成型品でも、硬質の樹脂成型品でもよい。
前記導水部材は、縦葺き屋根板の面板部の水下部に配される部材であって、複数の導水凹部を有し、該導水凹部は、表面側から裏面側へ雨水を導く案内部分と、深さ方向に開口する導入口とを有する構成である。この「面板部の水下部」とは、縦葺き屋根板の面板部の水下端(軒端)を含めた範囲を指す。
この導水部材は、面板部を流れる雨水等を前記排水部材に導く(落下させる)部材であって、排水部材の内部に雨水等と共に流れる降雪が堆積したり、落ち葉等が侵入、堆積することを防止する役割を果たす。
なお、前述のように「面板部の水下部」とは、前記縦葺き屋根板の面板部の水下端(軒端)を含めた範囲を指すが、例えば後述する図示実施例のように前記縦葺き屋根板の面板部を軒端からコ字状の切欠孔を形成(=第1実施例)したり、矩形孔を形成(=第2実施例)した部分に、前記導水部材を補うように重合状に配設することで、縦葺き屋根板の面板部を流れる雨水等を導水部材上へ導き、その後、裏面側の排水部材にて排水する。これらの例における導水部材としては、面板部に重合状に取り付けるので、平板状に形成される。
或いは前記縦葺き屋根板自体には、切欠孔や矩形孔を形成することなく、面板部の水下端に、前記縦葺き屋根板の形状に類似状に成形した導水部材を並設状に連絡させる(=第3実施例)ようにしてもよい。
前記縦葺き屋根板に対する前記導水部材の取付については、適宜に接着剤や両面粘着テープを用いて重合状に接合してもよいし、簡易溶接等を用いてもよいが、前述のように縦葺き屋根板に形成した切欠孔や矩形孔を覆うように導水部材を取り付ける態様では、より安定に取り付けられるように平板状の左右の端縁に、縦葺き屋根板の立ち上げ片に沿わせる取付傾斜片を設けるようにしてもよい。また、面板部を流れる雨水等を確実に導水部材上へ導くために、平板状の導水部材の水上端縁には、面板部の裏面側に沿わせる取付下片を設けることが望ましい。
この導水部材に形成する複数の導水凹部は、それぞれ表面側から裏面側へ雨水を導く案内部分と、深さ方向に開口する導入口とを有するものである。この導入口は、各導水凹部の最下端に形成されるので、前記案内部分は深さ方向に傾斜状となって雨水を導く。
なお、前述のように前記「深さ方向」とは、導水部材自体の厚み方向、即ち深さ方向を意味しており、導入口が深さ方向に開口している。
この導水凹部を流れ方向に沿うように傾斜状に配設される場合には、水上側に案内部分が位置し、その水下端に導入口が形成されるように、即ち導入口が流れ方向に正対するように導水凹部を配設することが望ましい。
この導水凹部は、導入口に相当するスリット加工とそれを端縁とするようなプレス加工(凹状を形成する加工)を併用して形成できるので、流れ方向に交わる方向にスリット幅を形成することにより、導入口が流れ方向に正対させることができ、所望の案内部分及び導入口を形成できる。
前記導入口は、雨水等を排水部材の内部へ導入する部位を指し、前述のように深さ方向に開口しているものであって、深さ方向の側方を、即ち水下側を向くように形成されている。
この導入口の深さ幅に関し、後述する好適な範囲が存在するが、小さ過ぎると、表面張力が働いて水膜を作り、十分に排水できず、大き過ぎると、排水量は大きくなるものの落ち葉やゴミ等が詰まり易く(樋材内へ導入し易く)なる。
前記案内部分は、導水凹部の最下端に形成される導入口に向かう傾斜曲面状でも、複数の傾斜平面状からなるものでもよく、その平面視形状は、横長矩形状でも、左右の対向する上端角を円弧状に形成した横長状でもよく、特に限定するものではない。なお、前記「横長」とは、流れ方向に交わる方向(左右方向)の寸法が長いことを意味している。
このような構成を有する導水凹部は、導入口の幅寸法のスリット加工と、それを下端とするプレス加工(凹状を形成する加工)とを併用する(同時に行う)ことにより、所望の案内部分及び導入口を形成できる。したがって、この導水部材は、金属製、合成樹脂製、その他の素材にて成形されるが、前述の加工を行うことができるような素材であれば特に限定するものではなく、代表的には概ね0.4〜1.6mm程度の表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、銅板等の公知の金属素材を用いることができる。
このように本発明における導水部材は、水下端に深さ方向に開口する導入口が設けられた傾斜状の案内部分が配置された導水凹部が複数配置されている。
この導水凹部において、導入口の深さ間隔に関する前述の知見に基づいて実験したところ、3〜5mmであることが望ましいことが確認された。深さ間隔が5mmを越えると、雨水と共に落ち葉やゴミ等の侵入が生ずる現象が確認され、深さ間隔が3mm未満では、導入口(開口縁)に雨水の表面張力が作用(水膜を形成)し、導入口としての役目を果たさず、雨水が速やかに導入できずに流下する(排水部材への雨水の導入が損なわれる)現象が確認された。言い換えれば導入口の深さ間隔を3〜5mmに形成することにより、落ち葉やゴミ等の侵入を防ぎ、雨水を速やかに排水部材の流水路へ導入することができる。
さらに、導水凹部が水勾配方向に沿って千鳥状に配設されている場合には、流れ方向の上段において左右方向に隣り合う導水凹部の離間幅の水下側に、当段の導水凹部が位置するように配置されるため、上段の導水凹部をすり抜けた雨水も確実に当段の導水凹部にて捕集でき、より確実に樋材の内部へ雨水を導入することができる。
なお、前記排水部材の前記縦葺き屋根板の裏面側への配設は、特にその構造を限定するものではなく、例えば構造材に固定した支持金具にてその下面を(持出)支持する構造でも、吊り金具等にてその側面上端を吊る(吊り支持する)構造でもよい。
図1(a)〜(c)に示す本発明の第1実施例の排水構造は、折板屋根板2の面板部21に軒先からコ字状の切欠孔210aが形成され、該切欠孔210aを覆う導水部材1は、前記面板部21の横幅より僅かに小さい平板部11の左右端を立ち上げ、該平板部11の左右の端縁に、上方へ折り曲げた取付傾斜片12,12が形成され、その水上端縁には、面板部21の裏面側に沿わせる取付下片15が設けられている。
前記導水部材1は、折板屋根板2の面板部21の水下部に配される部材であって、複数の導水凹部14を有し、該導水凹部14は、表面側から裏面側へ雨水を導く案内部分141と、深さ方向に開口する導入口142とを有する構成である。なお、当該図面では模式的に示しているが、前述のように導入口の幅寸法にスリット加工を行った後、それを下端とするようなプレス加工を行って案内部分141及び導入口142を形成して導水凹部14を形成している。
この導水部材1は、折板屋根板2の面板部21を流れる雨水等を図2に示される排水部材3に導く(落下させる)部材であって、排水部材3の内部に雨水等と共に流れる降雪が堆積したり、落ち葉等が侵入、堆積したり、鳥類等が巣作りすることを防止する部材である。
前記折板屋根板2は、前述のように面板部21の両側縁を表面側に立ち上げた折板屋根等の縦葺き屋根を構築する部材であって、図示実施例の折板屋根板2は、図2(a)に示すように左右の折板屋根板2,2の立上り部22の先端を延在させた取付部23,23を対向させた状態でカバー材4を嵌合させるものであり、同図には排水部材3を取り付けるための取付金具5や吊り金具6を記載しているが、図2(c)に示す点線にて示す保持部材(受け金具)9Aにて左右の折板屋根板2,2を弾性嵌合させて取り付けている。
なお、図中、8は外壁材、7は建築物中の構造材である。
前記導水部材1を、前記折板屋根板2に配する際には、折板屋根板2の面板部21の水下端の裏面側に、取付下片15が沿うように臨ませ、取付傾斜片12,12を立上り部22,22に沿うように配設する。そのため、導水部材1は、折板屋根板2の切欠孔210aに係止状に取り付けられ、折板屋根板2の面板部21を水上側から流れる雨水等は、導水部材1上へと導かれる。
前記折板屋根板2の取付部23は、最上端にU字状の凹部(第二係合部)234が形成され、それに延在するように載置部233が、その下端に延在部232が、更にその下端に突出状の第一係合部231が形成されている。
前記保持部材9Aは、下地に固定される略門状のタイトフレーム9Bに固定具9cにて固定された受け金具であって、立面状の受部91を備え、該受部91は、左右対称の扇状であって、左右上端が傾斜状端911で、中央に切欠部分912が備えられ、それらの間に前後方向へ延出する支持片92が設けられ、左右の側方下端に隅部状の係合受部93が形成されている。
そして、前記折板屋根板2の第一係合部231が前記受部91の係合受部93に係合し、延在部232が傾斜状端911に沿い、載置部233が支持片92に載置され、第二係合部234が切欠部分912に係合する状態で、弾性嵌合にて取り付けている。
また、前記カバー材4は、略傘状の被覆部41の側端に内側へ折返し状に成形された係合部42,42を備え、左右の折板屋根板2,2の取付部23,23に上方から押圧するだけで容易に弾性嵌合させることができる。
前記取付金具5は、左右の折板屋根板2,2の取付部23,23間に取り付けられる部材であって、左右に拡開状に延在して取付部23,23の上端に係止する係止部51と、上方から装着した後に脱離を防止する鏃状のアンカー部52と、その下端からL字状に延在する延在部53とを備え、延在部53には吊り金具6が固定されている。
前記吊り金具6は、前記取付金具5の下端に延在状に固定され、鉛直状に配される縦杆61の下端に、側端に握り部62h,62lが設けられた固定部62が形成された構成である。
前記排水部材3は、前述のように前記折板屋根板2の裏面側に配されて雨水等を排水する部材(軒樋)であって、底面31と二つの側面(高い側面を32h、低い側面を32lとした)とからなる樋状、即ち断面略U字状に形成されている。また、各側面32h,32lの上端を、吊り金具6の固定部62に設けた握り部62h,62lにて包持状に固定されている。
このような構成を有する本発明の排水構造は、折板屋根板2の面板部21の水下部に取り付けた導水部材1(導水凹部14)からの雨水を排水部材3に導いて排水することができる。その際、導水部材1では、それぞれの導水凹部14に深さ方向(縦方向)に開口する導入口142を設けたので、導入口142に向かって傾斜状の案内部分141から導入口142へ至った雨水を確実に落下させて排水部材3の内部に導入させることができ、落ち葉等による樋詰まりを防止することができる。特に深さ方向に開口する導入口142を形成したので、落ち葉等によって導入口142が閉塞されることなく雨水を導入させることができる。
特にこの第1実施例では、導水部材1が、折板屋根板2の面板部21を切除した開口部(切欠孔210a)に対して被覆状に配設されているので、折板屋根板2の切り欠き加工も導水部材1の成形も、共に容易に作成できる。
また、図3(a)〜(c)に示す第2実施例の排水構造は、折板屋根板2'の面板部21の水下端よりやや水上側に矩形状の切り抜き孔(矩形孔)210bが形成された以外は、前記第1実施例における折板屋根板2と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この第2実施例における導水部材1'は、前記第1実施例における導水部材1とは導水凹部14の配置位置が僅かに水上側へずれている以外は全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
したがって、この第2実施例の排水構造でも、前記第1実施例と全く同様の効果を奏することができ、折板屋根板2'の面板部21の水下部に取り付けた導水部材1'(導水凹部14)からの雨水を排水部材3に導いて排水することができる。
また、この第2実施例でも、折板屋根板2'の切り抜き加工も導水部材1'の成形も、共に容易に作成できる。
さらに、図4(a)〜(c)に示す第3実施例の排水構造は、折板屋根板2"が切りっぱなしである以外は、前記第1及び第2実施例における折板屋根板2,2'と全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この第3実施例における導水部材1"は、前記第1,第2実施例における導水部材1,1'とは異なり、折板屋根板2"より僅かに小さい横幅を備えるものであって、折板屋根板2"における取付部23と類似状に成形された側縁部131〜133を備える。即ち側縁部131は、前記折板屋根板2の取付部23の第一係合部231に類似する形状であり、側縁部132は延在部232に、側縁部133は載置部233に類似する形状であるため、取付部23の表面側に密着状に配設することができる。
したがって、この第3実施例の排水構造でも、前記第1,第2実施例と全く同様の効果を奏することができ、折板屋根板2"の面板部21の水下部に取り付けた導水部材1"(導水凹部14)からの雨水を排水部材3に導いて排水することができる。
また、この第3実施例でも、導水部材1"を容易に成形できる。
1,1',1" 導水部材
11 平板部
12 取付傾斜片
13 被覆成形部
131 被覆凹部
132 被覆台状部
133 被覆載置部
14 導水凹部
141 案内部分
142 導入口
15 取付下片
2,2',2" 折板屋根板
21 面板部
210a 切欠孔
210b 矩形孔
22 立上り部
23 取付部
231 第一係合部(凹部)
232 台状部
233 載置部
234 第二係合部
3 排水部材
4 カバー材
5 取付金具
6 吊り金具
8 外壁材

Claims (2)

  1. 面板部の両側縁を表面側に立ち上げた縦葺き屋根板と、その裏面側に配された排水部材とを備える排水構造であって、
    前記面板部の水下部には、複数の導水凹部を有し、該導水凹部は、表面側から裏面側へ雨水を導く案内部分と、深さ方向に開口する導入口とを有する導水部材を配し、
    前記導水部材の導水凹部は、前記排水部材上に位置することを特徴とする排水構造。
  2. 導水部材は、縦葺き屋根板の面板部を切除した開口部に対して被覆状に配設されていることを特徴する請求項1に記載の排水構造。
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