JPH04129098U - ベルト式焼成炉 - Google Patents

ベルト式焼成炉

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JPH04129098U
JPH04129098U JP4460991U JP4460991U JPH04129098U JP H04129098 U JPH04129098 U JP H04129098U JP 4460991 U JP4460991 U JP 4460991U JP 4460991 U JP4460991 U JP 4460991U JP H04129098 U JPH04129098 U JP H04129098U
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JP
Japan
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belt
furnace
conveyor belt
opening
roller
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Pending
Application number
JP4460991U
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English (en)
Inventor
原 隆 彦 河
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さい寸法のセラミックスや金属等の被処理
物も所望のヒートプロファイルで能率的に焼成、熱処理
する。 【構成】 炉体の両端に開口を有し、内部に炉室を形成
し、被処理物を載置して搬送するベルトコンベヤを前記
炉室の長手方向に貫通して設けたベルト式焼成炉におい
て、前記ベルトコンベヤを長手方向に分割して複数個設
けるとともに、各ベルトコンベヤの速度を調節可能な駆
動装置を設け、被処理物を一端の開口から他端の開口へ
順次搬送する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、セラミックスや金属等の被処理物を連続して所定のヒートプロファ イルに沿って焼成、熱処理するベルト式焼成炉に関し、特に、セラミック電子部 品素子の電極焼付や熱処理に使用するベルト式焼成炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、セラミックスや金属等の被処理物を連続して予め設定されたヒート プロファイルに沿って昇温、冷却することにより焼成、熱処理する場合、例えば 、図4に示すような連続式のローラーハース炉、及び図5に示すようなベルト式 炉等が使用されている。 前者のローラーハース炉101は、炉体102の両端に開口102a,102 bを有し、内部に炉室103を形成し、この炉室103に加熱装置104を設け るとともに、被処理物を載置して搬送する多数のローラ105を炉室103の開 口102aと102b間の長手方向に並列配置して設けている。このローラ10 5は所定のブロック毎又はゾーン毎に回転速度を変えることができ、ブロック毎 又はゾーン毎等で被処理物の搬送速度が変更できる。 後者のベルト式炉111は、炉体112の両端に開口112a,112bを有 し、内部に炉室113を形成し、この炉室113に加熱装置114を設けるとと もに、被処理物を載置して搬送するコンベヤベルト115を炉室113の一端の 開口112aと他端の開口112b間の長手方向に貫通して設けている。このコ ンベヤベルト115に駆動装置116、駆動ローラ117、押さえローラ118 、多数の補助ローラ119等を付設し、コンベヤベルト115の速度を駆動ロー ラ117の回転速度を変えることにより炉全体で同一の搬送速度で変更している 。 そして、被処理物をコンベヤベルト115の入口側に載置し、一端の開口11 2aから炉室113に送り込む。被処理物はコンベヤベルト115上で一定の速 度で他端の開口112bまで移送される間に、加熱装置114により所定の温度 に加熱されている炉室113で所定の焼成、熱処理等がなされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の前者のローラーハース炉は、多数のローラを並べて、そのロ ーラ上を搬送しながら処理するので、ローラ間に隙間がある。この隙間を減らす ためにローラ間隔を狭くするのには限界があり、ローラ間隔以下のサイズの被処 理物を処理するためには、台板、サヤ等の容器を利用して炉内搬送をしなければ ならず、生産性が低かった。 また、後者のベルト式炉は、コンベヤベルトの速度をゾーン毎に変えることが できず炉内で一定であり、所望のヒートプロファイルを得ることが困難であり、 所望のヒートプロファイルを得るには、設定がわずらわしく、生産性が低くなる という問題点があった。
【0004】 本考案は上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので、小さい寸法 のセラミックスや金属等の被処理物も所望のヒートプロファイルで能率的に焼成 、熱処理できるベルト式焼成炉を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のベルト式焼成炉は、炉体の両端に開口を有し、内部に炉室を形成し、 被処理物を載置して搬送するコンベヤベルトを前記一端の開口から他端の開口へ 炉室を貫通して設けたベルト式焼成炉において、前記コンベヤベルトを長手方向 に分割して複数個設けるとともに、各コンベヤベルトの速度を調節可能な駆動装 置を設け、被処理物を一端の開口から他端の開口へ順次搬送しながら処理するこ とを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案に係るベルト式焼成炉によれば、上記のようにコンベヤベルトを長手方 向で分割して複数個設けるとともに、各コンベヤベルトの速度が調節可能なよう に駆動装置を設けている。各コンベヤベルト速度を変えるとともに設定温度を変 えることにより、所定のヒートプロファイルを容易に得ることができ、生産性を 向上することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係るベルト式焼成炉の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の第1実施例を示す図である。 図1において、1はベルト式焼成炉であり、このベルト式焼成炉1は、炉体2 と、この炉体2内部に形成された炉室3と、炉室3に設けられた加熱装置4と、 2個のコンベヤベルト5,5と、それぞれのコンベヤベルト5を駆動する駆動装 置6,6とを設けている。炉体2は、その両端に入口、出口となる開口2a,2 bとを有している。
【0008】 上記各コンベヤベルト5は、駆動ローラ7、押さえローラ8、補助ローラ9等 からなっている。 各コンベヤベルト5は、被処理物の形状、処理温度によって、リンク式、フラ ット式、メッシュ式等の適宜の形式を選択することができる。また、各コンベヤ ベルト5の材質は、使用温度によって変えるのが好ましく、例えば高温域で使用 する場合には、高純度アルミナ質、高純度ムライト質等とし、低温域でのみ使用 する場合には、金属製とすることができる。
【0009】 各駆動装置6はモータ、変減速機、伝動装置等からなり、それぞれコンベヤベ ルト5が巻き回された駆動ローラ7にそれぞれ動力を伝達する。 なお、駆動ローラ7はコンベヤベルト5の端部に設けているが、端部には補助 ローラ又はターンローラ等のコンベヤベルト5の方向を転換するローラを設け、 駆動ローラ7をコンベヤベルト5の復路に設けてもよい。
【0010】 駆動ローラ7は、それぞれの駆動装置6から伝達される動力により、それぞれ のコンベヤベルト5を駆動するように設けられている。補助ローラ9はコンベヤ ベルト5を蛇行なく所定のたるみ、張力等をもたせてガイドする。 押さえローラ8は、駆動ローラ7によりコンベヤベルト5をスリップさせずに 駆動するようにコンベヤベルト5を駆動ローラ7に押さえつけて動力の伝達を確 実にしている。
【0011】 上記のベルト式焼成炉1による被処理物の処理は、所定のヒートプロファイル に従い、先ず、炉室3を加熱装置4を運転して加熱する。炉室3の入口側のコン ベヤベルト5をA方向に所定の速度で駆動装置6を調節して搬送する。同様に炉 室3出口側のコンベヤベルト5も同一方向に所定の速度で搬送するように駆動装 置6を運転する。 所定のヒートプロファイルの準備が完了したら、コンベヤベルト5に載置し、 矢印のA方向に、炉室3の一端の入口側の開口2aから他端の開口2b側へ被処 理物を搬送しつつ炉室3内で所定のヒートプロファイルで処理する。被処理物は 一端側のコンベヤベルト5の終結に達し、次の他端側のコンベヤベルト5の始端 に移り、このコンベヤベルト5で所定の速度で搬送されつつ、所定のヒートプロ ファイルに従って処理され、炉室3の他端側の開口2bから炉室3外に送り出さ れる。 この被処理物の処理は、コンベヤベルトを複数個として、コンベヤベルトの搬 送速度をそれぞれ独立して変更できるので、被処理物の所要のヒートプロファイ ルに容易に合わせることができ、効果的に短時間処理のヒートプロファイルを設 定することができ、生産性も向上でき、また、多種類の被処理物に対して適用で き、品質を向上できる。
【0012】 図2は、第2実施例の要部を示す説明図である。 本実施例は、コンベヤベルト5の端部のローラが大径で被処理物が小物である 場合に好適である。 一方のコンベヤベルト5の終端の補助ローラ9と他方のコンベヤベルト5の始 端の補助ローラ9とで形成される上面の空間に継ぎローラ10を設け、コンベヤ ベルト間の段差を小さくしている。 その他、第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0013】 図3は第3実施例を示す断面図である。 本実施例のベルト式焼成炉1は、コンベヤベルトを3個設けている。 中間のコンベヤベルト5において、駆動ローラ7はコンベヤベルト5を巻き回 さずに押さえローラ9で押さえている。 なお、駆動ローラ7はコンベヤベルト5を巻き回すものでもよいし、複数個で あってもよい。 コンベヤベルトを多くして細かくヒートプロファイルの設定ができるようにし たので、品質の信頼性を向上でき、被処理物の一層の効果的短時間処理が可能と なり、生産性を向上できる。 また、ヒートプロファイルの条件を広げることができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係るベルト式焼成炉によれば、セラミックス、金属等の小さい被処理 物に適用でき、被処理物に適した効果的短時間処理が設定でき、被処理物の品質 の信頼性を向上できるとともに生産性を向上できる。また、ヒートプロファイル の条件を広げることができるので用途を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るベルト式焼成炉の第1実施例を示
す断面図である。
【図2】第2実施例の要部を示す断面図である。
【図3】第3実施例を示す断面図である。
【図4】従来のローラーハース炉を示す断面図である。
【図5】従来のベルト式炉を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ベルト式焼成炉 2 炉体 2a,2b 開口 3 炉室 4 加熱装置 5 コンベヤベルト 6 駆動装置 7 駆動ローラ 8 押さえローラ 9 補助ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体の両端に開口を有し、内部に炉室を
    形成し、被処理物を載置して搬送するコンベヤベルトを
    前記一端の開口から他端の開口へ炉室を貫通して設けた
    ベルト式焼成炉において、前記コンベヤベルトを長手方
    向に分割して複数個設けるとともに、各コンベヤベルト
    の速度を調節可能な駆動装置を設け、被処理物を一端の
    開口から他端の開口へ順次搬送しながら処理することを
    特徴とするベルト式焼成炉。
JP4460991U 1991-05-18 1991-05-18 ベルト式焼成炉 Pending JPH04129098U (ja)

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JP4460991U JPH04129098U (ja) 1991-05-18 1991-05-18 ベルト式焼成炉

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JP4460991U Pending JPH04129098U (ja) 1991-05-18 1991-05-18 ベルト式焼成炉

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017009227A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 住友電工焼結合金株式会社 メッシュベルト式連続焼結炉、及び焼結体の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583195A (ja) * 1981-06-30 1983-01-08 Fujitsu Ltd イメ−ジ処理のためのメモリ・システム

Patent Citations (1)

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