JP2600310Y2 - 連続炉の物品取出し装置 - Google Patents

連続炉の物品取出し装置

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JP2600310Y2
JP2600310Y2 JP1993064184U JP6418493U JP2600310Y2 JP 2600310 Y2 JP2600310 Y2 JP 2600310Y2 JP 1993064184 U JP1993064184 U JP 1993064184U JP 6418493 U JP6418493 U JP 6418493U JP 2600310 Y2 JP2600310 Y2 JP 2600310Y2
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chute
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英人 八尾
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Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、粉末冶金用焼結炉、
焼入れまたは焼戻し用熱処理炉等においてベルトコンベ
アで物品を移動する形式に適用される連続炉の物品取出
し装置に関し、平歯車や加熱される物品の敷板等、板状
をした物品の取り出しに適用される。
【0002】
【従来技術】この種の連続炉としてはメッシュベルト焼
結炉が挙げられる。図5はその構造を模式的に示してい
る。炉本体1は、ローラ2,2の回転により旋回するエ
ンドレスのベルトコンベア3を備え、ここに成形体であ
る物品が載せられて炉内を炉入口4側から炉出口5側へ
移動する構造である。炉本体1内は図示を省略している
が、電熱等のヒータ源が組み込まれると共に、アンモニ
ア分解ガス等の還元性ガスが流されており、予熱部、焼
結部、冷却部とからなっている。鉄粉などを圧縮成形し
た板状の物品6は、炉入口4側から炉内へ移動されつつ
加熱および冷却され、炉出口5側から出た後、ローラ2
に巻き付いているベルトコンベア3のベルトループ3a
から滑り落とされて、ローラ2に隣接して設けられたシ
ュート7に移送される。
【0003】また、物品6の内、圧粉成形体などにはベ
ルトコンベア3に直接搭載して焼結すると変形が大きく
なることもある。そのようなときはセラミックス等の敷
板にその圧粉成形体を載せて焼結することが多い。この
敷板を用いた場合は、炉出口5側において焼結された物
品と敷板とをシュート7へ落下する前にベルトコンベア
3上から取り出して仕分けするか、シュート7へ落下し
た後に仕分けし回収される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前述の如
く、焼結された物品と敷板とを前述のようにシュート7
上で仕分ける場合は、両物品が衝突して打痕や欠けを生
ずる虞がある。この打痕や欠けを防ぐため、ベルトルー
プ3aに対してシュート7をより近傍に隣接配置するこ
とも考えられる。ところが、この場合は、物品(焼結さ
れた物品および敷板を含む)がベルトループ3aからシ
ュート7へ乗り移りし易いように、シュート7の上端部
をベルトループ3aの水平な表面部に接近(例えば、図
5中、想像線の位置)させたとしても、物品が境界でガ
タ付いてスムースな移動を維持でき難く、またシュート
7の上端部をベルトコンベア3表面に摺り合うように接
触させると、シュート7とベルトコンベア3との接触部
が摩耗してしまう。
【0005】また、落下する前に仕分けて回収する場合
は、ベルトコンベア3上に連続的に送られてくる物品を
逐一移動しなければならず、しかも炉出口5側は僅かな
スペースしか確保できないことも加わって作業性が極め
て悪い。なお、物品を移動する頻度を少なくするため
に、複数の物品を金網等の容器に並べてベルトコンベア
3に載せる方法も考えられるが、この方法では容器の加
熱および冷却に要する熱損失が大きくなり、熱効率が悪
い。
【0006】この考案は、以上の背景に鑑み、物品に打
痕を生ずることなく、物品をシュートへスムースに移送
でき、しかも既存のものにも容易に適用可能な連続炉の
物品取出し装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
この考案は、炉本体に対し、板状物品をエンドレスのベ
ルトコンベア上に載せて炉入口から炉出口へ移動し、前
記炉出口側のベルトループに隣接して設けられたシュー
トへ移送する連続炉の物品取出し装置において、前記炉
出口側のベルトコンベア移送用ローラの上方に回転自在
に設けられて、ベルトコンベア上の板状物品を押え込む
挟持用ローラを有すると共に、ベルトコンベア上の板状
物品が挟持用ローラとの間に挟み込まれている間に乗り
移り可能な隙間を保って前記シュートを設けてなること
を要旨としている。また、前記構成において、板状物品
には成形体である物品に限らず、成形体を載せる敷板を
も含む。
【0008】
【作用】以上の物品取出し装置によれば、板状物品は、
ベルトコンベア上に載せられて移動し、ベルトコンベア
移送用ローラ上に位置すると、挟持ローラとの間に挟み
込まれつつ移動する。なお、挟持ローラはベルトコンベ
ア上の板状物品上面に接触しながら回転する。ベルトコ
ンベアと挟持ローラとに挟み込まれた板状物品は、シュ
ートが所定の隙間を保って設けられているので、その後
部が挟持されると、その前方がシュートの端部上に乗り
移り、前進する。後続の板状物品も同様に前進し、先の
物品をシュート前方へ押し進める。このようにして、ベ
ルトコンベア上の物品はシュート上に順次に乗り移り、
シュート上に移送される。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図1から図4の実施例を参
照して説明する。なお、実施例の図には図5の従来構成
と同一部位に同じ符号を使用している。図1から図3に
おいて、メッシュベルト焼結炉は、炉本体1が図示を省
いた架台に設置され、炉本体1に対して成形体である板
状物品6を炉入口4から炉出口5へ炉内を移動するエン
ドレスのベルトコンベア3を備え、物品6を炉出口5側
のベルトループ3aに隣接して設けられたシュート7へ
移送する点で従来と同じ。要部構成は、挟持用ローラ8
を所定条件で付設すると共に、シュート7の設置を工夫
した点である。なお、符号9はガス導入口、符号10は
SiCなどの発熱体である。
【0010】前記ベルトコンベア3は、図示を省いてあ
る減速モーターで回転するローラ2により旋回される。
炉出口5側のローラ2の軸芯のほぼ上方には、ベルトコ
ンベア3と所定の間隔をおいて挟持用ローラ8が設置さ
れている。挟持用ローラ8は、ベルトコンベア3とほぼ
同じ幅をなし、表皮が耐熱性ゴムで作られており、支軸
8aがベアリング等を介して回転自在に支持されてい
る。ベルトコンベア3との間隔は、図2に示す如くベル
トコンベア3上の物品6を間に押し込み可能、つまり物
品6の厚さとほぼ同じか、若干小さく設定されている。
【0011】シュート7は、炉出口5側のベルトループ
3aの水平面延長線上に所定の隙間をおいて水平に配置
されている。前記隙間は、ベルトコンベア3上の物品6
が挟持用ローラ8との間に挟み込まれている間に乗り移
り可能な大きさである。なお、シュート7は、図3の想
像線に示す如く、ベルトループ3aの水平面に対し下り
坂に傾斜して設けることも可能である。
【0012】したがって、炉本体1内を移動して炉出口
5側に達した物品6は、挟持用ローラ8の部分に達する
と、挟持ローラ8とベルトコンベア3との間に挟み込ま
れながら前進する。この挟み込まれて前進する過程にお
いて、図3の如く物品6の後部付近が挟持用ローラ8に
達した段階では、物品6の前部端がベルトループ3aの
水平部分からほぼ延長線上の前方へ押し出されて、一
旦、前部端が浮いた状態になり、その後、シュート7上
に乗る。更に、物品6はベルトコンベア3により前進
し、前部側半分程度がシュート7に乗ると、ベルトコン
ベア3から離れる。同様にして、後続の物品6の前進に
より先の物品6が前方へ押されてシュート6上に完全に
乗り移り、これを繰り返することによりシュート6にス
トックされる。
【0013】図4は、ベルトコンベア3上に物品6を敷
板16を介して載せる場合の変形例を示している。敷板
16は、物品6よりも大きな板状をなし、この例ではベ
ルト幅方向に2個を所定の間隔を保って載せる設定であ
る。挟持用ローラ18は、3個が用いられ、各敷板16
の外側部分と、内側部分を共通に接している。各挟持用
ローラ18は共通の支軸18aを有し、支軸18aの両
側がベアリング等を介して回転自在に支持されている。
ベルトコンベア3との間隔は、ベルトコンベア3上の各
敷板16を間に押し込み可能に設定されている。
【0014】したがって、敷板16は、前例の物品6と
同様にシュート7上に乗り移り、後続の敷板16により
順次に移送される。成形体である物品6は敷板16上に
載っているだけであり、この状態でシュート7上に移送
されることは勿論である。この構造では、ベルトコンベ
ア3上の敷板16に載っている物品6の位置が相対的に
位置ずれしていると、各挟持用ローラ18が物品6に当
たって板状物品としての敷板16に接しないことも起き
るので、挟持用ローラ18と炉出口5との間に物品位置
調整ゲート機構などを付設して、敷板16や物品6が挟
持用ローラ18に達する前に正しい位置に修正されるよ
うにすることが好ましい。
【0015】なお、この考案は上記実施例に限られず、
板状物品や敷板の大きさなどによって更に展開すること
も可能である。例えば、挟持用ローラ8,18は、ベル
トコンベア3側に付勢されるようにばね等を備えた支持
部構造を採用したり、また、下方に位置するローラ2の
回転と反対方向に回転するような動力手段を付設するこ
とができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係る連
続炉の物品取出し装置にあっては、構造簡易であると共
に、既存の焼結炉、スチーム処理炉、焼戻し炉等の連続
炉に容易に適用することが可能であり、板状物品(成形
体および敷板を含む)を従来の様に落下することなくシ
ュートに移送でき、物品に打痕が生じることがなく、能
率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る連続炉の物品取出し装置構造を
示す側面図である。
【図2】前記装置を炉出口側後方から見た断面図であ
る。
【図3】前記装置の作用を示す要部側面図である。
【図4】前記敷板を用いる場合に好適な変形例を示す要
部断面図である。
【図5】連続炉の物品取出し装置の従来構造を示す側面
図である。
【符号の説明】
1・・・・炉本体 2・・・・ベルトコンベア移送用ローラ 3・・・・ベルトコンベア 4・・・・炉入口 5・・・・炉出口 6・・・・板状物品 8・・・・挟持用ローラ 16・・・敷板(板状物品) 18・・・挟持用ローラ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉本体に対し、板状物品をエンドレスの
    ベルトコンベア上に載せて炉入口から炉出口へ移動し、
    前記炉出口側のベルトループに隣接して設けられたシュ
    ートへ移送する連続炉の物品取出し装置において、 前記炉出口側のベルトコンベア移送用ローラの上方に回
    転自在に設けられて、ベルトコンベア上の板状物品を上
    側から押え込む挟持用ローラを有すると共に、ベルトコ
    ンベア上の板状物品が挟持用ローラとの間に挟み込まれ
    ている間に乗り移り可能な隙間を保って前記シュートを
    設けてなることを特徴とする連続炉の物品取出し装置。
  2. 【請求項2】 前記板状物品は、成形体である板状物品
    を載せるための敷板である請求項1に記載の連続炉の物
    品取出し装置。
JP1993064184U 1993-11-08 1993-11-08 連続炉の物品取出し装置 Expired - Lifetime JP2600310Y2 (ja)

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JPH08291U JPH08291U (ja) 1996-02-16
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