JPH08291U - 連続炉の物品取出し装置 - Google Patents

連続炉の物品取出し装置

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JPH08291U
JPH08291U JP6418493U JP6418493U JPH08291U JP H08291 U JPH08291 U JP H08291U JP 6418493 U JP6418493 U JP 6418493U JP 6418493 U JP6418493 U JP 6418493U JP H08291 U JPH08291 U JP H08291U
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chute
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英人 八尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品に打痕を生ずることなく、物品をシュー
トへスムースに移送でき、しかも既存のものにも容易に
適用可能な連続炉の物品取出し装置を提供する。 【構成】 炉本体1に対し、板状物品6をベルトコンベ
ア3上に載せて炉入口4から炉出口5へ移動し、炉出口
5側のベルトループ3aに隣接して設けられたシュート
7へ移送する連続炉の物品取出し装置において、炉出口
5側のベルトコンベア移送用ローラ2の上方に回転自在
に設けられて、ベルトコンベア3上の板状物品6を押え
込む挟持用ローラ8を有すると共に、ベルトコンベア3
上の板状物品6が挟持用ローラ8との間に挟み込まれて
いる間に乗り移り可能な隙間を保ってシュート7を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、粉末冶金用焼結炉、焼入れまたは焼戻し用熱処理炉等においてベ ルトコンベアで物品を移動する形式に適用される連続炉の物品取出し装置に関し 、平歯車や加熱される物品の敷板等、板状をした物品の取り出しに適用される。
【0002】
【従来技術】
この種の連続炉としてはメッシュベルト焼結炉が挙げられる。図5はその構造 を模式的に示している。炉本体1は、ローラ2,2の回転により旋回するエンド レスのベルトコンベア3を備え、ここに成形体である物品が載せられて炉内を炉 入口4側から炉出口5側へ移動する構造である。炉本体1内は図示を省略してい るが、電熱等のヒータ源が組み込まれると共に、アンモニア分解ガス等の還元性 ガスが流されており、予熱部、焼結部、冷却部とからなっている。鉄粉などを圧 縮成形した板状の物品6は、炉入口4側から炉内へ移動されつつ加熱および冷却 され、炉出口5側から出た後、ローラ2に巻き付いているベルトコンベア3のベ ルトループ3aから滑り落とされて、ローラ2に隣接して設けられたシュート7 に移送される。
【0003】 また、物品6の内、圧粉成形体などにはベルトコンベア3に直接搭載して焼結 すると変形が大きくなることもある。そのようなときはセラミックス等の敷板に その圧粉成形体を載せて焼結することが多い。この敷板を用いた場合は、炉出口 5側において焼結された物品と敷板とをシュート7へ落下する前にベルトコンベ ア3上から取り出して仕分けするか、シュート7へ落下した後に仕分けし回収さ れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述の如く、焼結された物品と敷板とを前述のようにシュート7上 で仕分ける場合は、両物品が衝突して打痕や欠けを生ずる虞がある。この打痕や 欠けを防ぐため、ベルトループ3aに対してシュート7をより近傍に隣接配置す ることも考えられる。ところが、この場合は、物品(焼結された物品および敷板 を含む)がベルトループ3aからシュート7へ乗り移りし易いように、シュート 7の上端部をベルトループ3aの水平な表面部に接近(例えば、図5中、想像線 の位置)させたとしても、物品が境界でガタ付いてスムースな移動を維持でき難 く、またシュート7の上端部をベルトコンベア3表面に摺り合うように接触させ ると、シュート7とベルトコンベア3との接触部が摩耗してしまう。
【0005】 また、落下する前に仕分けて回収する場合は、ベルトコンベア3上に連続的に 送られてくる物品を逐一移動しなければならず、しかも炉出口5側は僅かなスペ ースしか確保できないことも加わって作業性が極めて悪い。なお、物品を移動す る頻度を少なくするために、複数の物品を金網等の容器に並べてベルトコンベア 3に載せる方法も考えられるが、この方法では容器の加熱および冷却に要する熱 損失が大きくなり、熱効率が悪い。
【0006】 この考案は、以上の背景に鑑み、物品に打痕を生ずることなく、物品をシュー トへスムースに移送でき、しかも既存のものにも容易に適用可能な連続炉の物品 取出し装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためこの考案は、炉本体に対し、板状物品をエンドレスの ベルトコンベア上に載せて炉入口から炉出口へ移動し、前記炉出口側のベルトル ープに隣接して設けられたシュートへ移送する連続炉の物品取出し装置において 、 前記炉出口側のベルトコンベア移送用ローラの上方に回転自在に設けられて、 ベルトコンベア上の板状物品を押え込む挟持用ローラを有すると共に、ベルトコ ンベア上の板状物品が挟持用ローラとの間に挟み込まれている間に乗り移り可能 な隙間を保って前記シュートを設けてなることを要旨としている。 また、前記構成において、板状物品には成形体である物品に限らず、成形体を 載せる敷板をも含む。
【0008】
【作用】
以上の物品取出し装置によれば、板状物品は、ベルトコンベア上に載せられて 移動し、ベルトコンベア移送用ローラ上に位置すると、挟持ローラとの間に挟み 込まれつつ移動する。なお、挟持ローラはベルトコンベア上の板状物品上面に接 触しながら回転する。ベルトコンベアと挟持ローラとに挟み込まれた板状物品は 、シュートが所定の隙間を保って設けられているので、その後部が挟持されると 、その前方がシュートの端部上に乗り移り、前進する。後続の板状物品も同様に 前進し、先の物品をシュート前方へ押し進める。このようにして、ベルトコンベ ア上の物品はシュート上に順次に乗り移り、シュート上に移送される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を図1から図4の実施例を参照して説明する。なお、実施例の 図には図5の従来構成と同一部位に同じ符号を使用している。 図1から図3において、メッシュベルト焼結炉は、炉本体1が図示を省いた架 台に設置され、炉本体1に対して成形体である板状物品6を炉入口4から炉出口 5へ炉内を移動するエンドレスのベルトコンベア3を備え、物品6を炉出口5側 のベルトループ3aに隣接して設けられたシュート7へ移送する点で従来と同じ 。要部構成は、挟持用ローラ8を所定条件で付設すると共に、シュート7の設置 を工夫した点である。なお、符号9はガス導入口、符号10はSiCなどの発熱 体である。
【0010】 前記ベルトコンベア3は、図示を省いてある減速モーターで回転するローラ2 により旋回される。炉出口5側のローラ2の軸芯のほぼ上方には、ベルトコンベ ア3と所定の間隔をおいて挟持用ローラ8が設置されている。挟持用ローラ8は 、ベルトコンベア3とほぼ同じ幅をなし、表皮が耐熱性ゴムで作られており、支 軸8aがベアリング等を介して回転自在に支持されている。ベルトコンベア3と の間隔は、図2に示す如くベルトコンベア3上の物品6を間に押し込み可能、つ まり物品6の厚さとほぼ同じか、若干小さく設定されている。
【0011】 シュート7は、炉出口5側のベルトループ3aの水平面延長線上に所定の隙間 をおいて水平に配置されている。前記隙間は、ベルトコンベア3上の物品6が挟 持用ローラ8との間に挟み込まれている間に乗り移り可能な大きさである。 なお、シュート7は、図3の想像線に示す如く、ベルトループ3aの水平面に 対し下り坂に傾斜して設けることも可能である。
【0012】 したがって、炉本体1内を移動して炉出口5側に達した物品6は、挟持用ロー ラ8の部分に達すると、挟持ローラ8とベルトコンベア3との間に挟み込まれな がら前進する。この挟み込まれて前進する過程において、図3の如く物品6の後 部付近が挟持用ローラ8に達した段階では、物品6の前部端がベルトループ3a の水平部分からほぼ延長線上の前方へ押し出されて、一旦、前部端が浮いた状態 になり、その後、シュート7上に乗る。更に、物品6はベルトコンベア3により 前進し、前部側半分程度がシュート7に乗ると、ベルトコンベア3から離れる。 同様にして、後続の物品6の前進により先の物品6が前方へ押されてシュート6 上に完全に乗り移り、これを繰り返することによりシュート6にストックされる 。
【0013】 図4は、ベルトコンベア3上に物品6を敷板16を介して載せる場合の変形例 を示している。 敷板16は、物品6よりも大きな板状をなし、この例ではベルト幅方向に2個 を所定の間隔を保って載せる設定である。挟持用ローラ18は、3個が用いられ 、各敷板16の外側部分と、内側部分を共通に接している。各挟持用ローラ18 は共通の支軸18aを有し、支軸18aの両側がベアリング等を介して回転自在 に支持されている。ベルトコンベア3との間隔は、ベルトコンベア3上の各敷板 16を間に押し込み可能に設定されている。
【0014】 したがって、敷板16は、前例の物品6と同様にシュート7上に乗り移り、後 続の敷板16により順次に移送される。成形体である物品6は敷板16上に載っ ているだけであり、この状態でシュート7上に移送されることは勿論である。 この構造では、ベルトコンベア3上の敷板16に載っている物品6の位置が相 対的に位置ずれしていると、各挟持用ローラ18が物品6に当たって板状物品と しての敷板16に接しないことも起きるので、挟持用ローラ18と炉出口5との 間に物品位置調整ゲート機構などを付設して、敷板16や物品6が挟持用ローラ 18に達する前に正しい位置に修正されるようにすることが好ましい。
【0015】 なお、この考案は上記実施例に限られず、板状物品や敷板の大きさなどによっ て更に展開することも可能である。例えば、挟持用ローラ8,18は、ベルトコ ンベア3側に付勢されるようにばね等を備えた支持部構造を採用したり、また、 下方に位置するローラ2の回転と反対方向に回転するような動力手段を付設する ことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る連続炉の物品取出し装置にあっては、構 造簡易であると共に、既存の焼結炉、スチーム処理炉、焼戻し炉等の連続炉に容 易に適用することが可能であり、板状物品(成形体および敷板を含む)を従来の 様に落下することなくシュートに移送でき、物品に打痕が生じることがなく、能 率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る連続炉の物品取出し装置構造を
示す側面図である。
【図2】前記装置を炉出口側後方から見た断面図であ
る。
【図3】前記装置の作用を示す要部側面図である。
【図4】前記敷板を用いる場合に好適な変形例を示す要
部断面図である。
【図5】連続炉の物品取出し装置の従来構造を示す側面
図である。
【符号の説明】
1・・・・炉本体 2・・・・ベルトコンベア移送用ローラ 3・・・・ベルトコンベア 4・・・・炉入口 5・・・・炉出口 6・・・・板状物品 8・・・・挟持用ローラ 16・・・敷板(板状物品) 18・・・挟持用ローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉本体に対し、板状物品をエンドレスの
    ベルトコンベア上に載せて炉入口から炉出口へ移動し、
    前記炉出口側のベルトループに隣接して設けられたシュ
    ートへ移送する連続炉の物品取出し装置において、 前記炉出口側のベルトコンベア移送用ローラの上方に回
    転自在に設けられて、ベルトコンベア上の板状物品を上
    側から押え込む挟持用ローラを有すると共に、ベルトコ
    ンベア上の板状物品が挟持用ローラとの間に挟み込まれ
    ている間に乗り移り可能な隙間を保って前記シュートを
    設けてなることを特徴とする連続炉の物品取出し装置。
  2. 【請求項2】 前記板状物品は、成形体である板状物品
    を載せるための敷板である請求項1に記載の連続炉の物
    品取出し装置。
JP1993064184U 1993-11-08 1993-11-08 連続炉の物品取出し装置 Expired - Lifetime JP2600310Y2 (ja)

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JPH08291U true JPH08291U (ja) 1996-02-16
JP2600310Y2 JP2600310Y2 (ja) 1999-10-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000216594A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板搬送方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000216594A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板搬送方法及び装置

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JP2600310Y2 (ja) 1999-10-12

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