JPH04128858U - プリンタのシヤーシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的とするところは、安価でかつ組
立が簡単なプリンタのシャーシを提供することである。 【構成】 サイドフレーム１及び、サイドフレーム２の
フックｄ及びｅを、底部フレーム３の角穴ｂ及びｃに差
し込み、スライドするだけで簡単に組立ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、プリンタの印字機構部を位置決め及び固定するためのシャーシに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、プリンタのシャーシとしては、図３のように両側部及び底部がプラスチ ック成形により一体的に形成されたものが知られている。また、図４のように各 側部フレーム１１，１２と底部フレーム１３をそれぞれ複数のネジ１４で固定す る三体形のものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし前述の従来技術では、次のような問題点がある。

【０００４】 （１） プラスチック成形による一体形の場合、形状が複雑であり、成形金型が 非常に高価となり、シャーシのコスト高になる。

【０００５】 （２） 各側部フレームを底部フレームにそれぞれ複数のネジで固定する三体形 の場合、複数のネジ止めをするため、組立工数がかかり、コスト高になる。

【０００６】 そこで本考案は、このような問題点を解決するもので、その目的とするところ は、安価でかつ組立が簡単なプリンタのシャーシを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案によるプリンタのシャーシは、プリンタの印字機構部を位置決め及び固 定するためのシャーシにおいて、このシャーシを２つのサイドフレームと１つの 底部フレームの三体に分けて、前記サイドフレームをそれぞれ底部フレームに差 し込んで固定したことを特徴とする。

【０００８】

【実施例】

以下に図面を用いて実施例について説明する。

【０００９】 図１は本考案によるプリンタのシャーシの実施例を示す概要図であり、図２は 本考案の構造を示す主要断面図である。 図２において、サイドフレーム１及びサイドフレーム２を矢印ａ方向に動かし 、底部フレーム３の角穴ｂ及びｃにサイドフレーム１及びサイドフレーム２のフ ック部ｄ及びｅを差し込む。次にサイドフレーム１及びサイドフレーム２を矢印 ｆ方向にスライドさせ、前記のフック部ｄ及びｅの根元部ｇ及びｈを、前記の角 穴ｂ及びｃの端面ｉ及びｊに接触させて組立が完了する。

【００１０】 サイドフレーム１及びサイドフレーム２のフック部ｄ及びｅの溝幅寸法Ｈと、 底部フレーム３の板厚ｔは、Ｈ≦ｔとすることにより前記サイドフレーム１及び サイドフレーム２の組立状態を安定させることができる。

【００１１】

【考案の効果】

（１） サイドフレームのサイズが小さくなり、また形状が簡単になるため、 成形金型と部品単価が安価になる。

【００１２】 （２） サイドフレームの底部フレームへの組立が、非常に簡単になり、組立 コストが下がる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるプリンタのシャーシの実施例を示
す概要図。

【図２】本考案の構造を示す主要断面図。

【図３】従来のプリンタにおける一体形のシャーシを示
す概要図。

【図４】従来のプリンタにおける三体形のシャーシの構
造を示す概要図。

【符号の説明】

１ サイドフレーム ２ サイドフレーム ３ 底部フレーム ａ サイドフレームの差込み方向 ｂ、ｃ 底部フレームの角穴 ｄ、ｅ サイドフレームのフック ｆ、 サイドフレームのスライド方向 ｇ、ｈ サイドフレームのフックの根元 ｉ、ｊ 底部フレームの角穴の端面 Ｈ サイドフレームのフックの溝幅寸法 ｔ 底部フレームの板厚

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリンタの印字機構部を位置決め及び固
   定するためのシャーシにおいて、このシャーシを２つの
   サイドフレームと、１つの底部フレームの三体に分け
   て、前記サイドフレームをそれぞれ底部フレームに差し
   込んで固定したことを特徴とするプリンタのシャーシ。