JPH04128762A

JPH04128762A - 原稿カセット

Info

Publication number: JPH04128762A
Application number: JP24985690A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Ichikawa; 市川　信一
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1990-09-19
Filing date: 1990-09-19
Publication date: 1992-04-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、画像情報が担持された原稿を、画像読取装置
に装填するために用いられる原稿カセットに関する。

［従来の技術］印刷、製版等の分野においては、作業工程の合理化、画
像品質の向上等を目的として、原稿に担持された画像情
報を電気的に処理し、フィルム原版を作成する画像走査
読取再生ンステムが採用されている。

この画像走査読取再生システムを構成する画像読取装置
では、たとえば、現像処理済みのフィルムなどの原稿が
、原稿カセットを介して副走査方向に搬送されながら光
ビームで主走査され、これにより前記原稿に担持されて
いる画像情報が二次元的に読み取られる。

この場合、原稿カセットは、少なくとも一方が透明な材
料により形成された一組の支持部材を有し、この透明な
支持部材を介して原稿から反射、または透過された光が
、読取部に設けられたＣＣＤ等の光／電気変換素子によ
り光電変換されることで、画像情報の読み取りが行われ
る。

従って、読取部により原稿の画像情報を読み取る場合、
原稿の乳剤面側（表面）、または裏面側に擦り傷等が存
在すると、その損傷部位がＣＣＤ等により読み取られて
画像上に露呈してしまう。

しかも、原稿と支持部材とが密着することによりニュー
トンリングが発生してこれが画像上に現れる場合がある
。

そこで、原稿と路間−の光屈折率を有する流動体を、透
明な支持部材と原稿面との間に充填することにより、原
稿に存在する損傷部位に流入させ、この損傷部位も他の
原稿部位と実質的に同一の光屈折率として、読み取りの
際の損傷部位およびニュートンリングが画像上に現れる
ことを阻止することが望ましい。

［発明が解決しようとする課題］ところが、このような流動体を使用すると、特に一方の
支持部材に原稿を配置して他方の支持部材を間約ようと
する際に、この原稿が移動して位置ずれが発生し易く、
これにより前記原稿を正確に位置決めすることができな
いという問題がある。

本発明はこの種の問題に鑑みなされたものであって、支
持部材に対する原稿の位置ずれを可及的に阻止して、こ
の原稿を正確にかつ容易に位置決め可能な原稿カセット
を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］前記の課題を解決するために、本発明はシート状の原稿
を配置するた約の支持部材と、前屈原稿の寸法に対応す
る開口部が形成されるとともに、前記支持部材に装着さ
れて前記原稿の位置ずれを防止する保持板体とを備える
ことを特徴とする。

［作用］上記のように構成される原稿カセットでは、支持部材に
保持板体が装着されるとともに、この保持板体に形成さ
れている開口部に対応して原稿が前記支持部材上に配置
される。このため、原稿と支持部材との間にオイル等の
流動体が充填されていても、この原稿が移動することを
、保持板体を介して容易に阻止することができる。

［実施例］本発明に係る原稿カセットについて実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図乃至第３図において、参照符号１０は、本実施例
に係る原稿カセットを示す。この原稿カセット１０は、
略矩形状の枠体１２と、この枠体１２の中央部に装着さ
れ原稿Ｓを配置するための透明な支持ガラス板（支持部
材）　１４と、枠体１２に開閉可能に取り付けられこの
支持ガラス板１４とともに原稿Ｓを保持する透明なカバ
ーガラス板１６と、この原稿Ｓの寸法に対応する開口部
１８が形成されるとともに、前記支持ガラス板１４に装
着されて前記原稿Ｓの位置ずれを防止する保持板体２０
とを備える。

原稿カセット１０は、図示しない画像読取装置に装填さ
れて矢印Ｘ方向に搬送されるものであり、枠体１２の両
側部には、矢印Ｘ方向に沿って延在するＶ字状溝部２２
ａ、２２ｂが形成される。枠体１２のＸ方向前部には、
原稿カセット１０および原稿カセット１０に保持された
原稿Ｓを識別するためのカセット識別部２４が設けられ
る。このカセット識別部２４は、原稿カセット１０およ
び原稿Ｓの種類に応じた所定のパターンからなる光透過
部によって構成されている。

枠体１２のＸ方向後部側には、カバーガラス板１６を枠
体１２に係止するた約のス）　−／パ部材２５が設けら
れるとともに、支持ガラス板１４の近傍には、保持板体
２０を位置決め装着するためのピン２６ａ、２６ｂが設
けられる。

この保持板体２０は、原稿Ｓの厚さと同一あるいはそれ
以下の厚さに選択された薄板状を有しており、その両端
部に支持ガラス板１４を覆うようにして折曲部位２８ａ
、２８ｂが設けられる。この折曲部位２８ａには、ピン
２６ａ１２６ｂが挿入されて保持板体２０を支持ガラス
板１４上に位置決約装着するための孔部３０ａ、３０ｂ
が形成される。保持板体２０の略中夫に形成されている
開口部１８は、所望の原稿Ｓの寸法よりもやや大きな寸
法に選択されており、この開口部Ｉ８に空気抜き用切欠
部３２が連通する。

本実施例に係る原稿カセットは、以上のように構成され
るものであり、次にその動作について説明する。

先ず、第１図において、保持板体２０の孔部３０ａ、３
０ｂにピン２６ａ、２６ｂが挿入されてこの保持板体２
０が、支持ガラス板１４上に位置決め装着された後、前
記保持板体２０の開口部１８に対応して原稿Ｓが配置さ
れる。そして、カバーガラス板１６が揺動されてこのカ
バーガラス板１６と支持ガラス板１４とにより原稿Ｓが
保持される。

ここで、枠体１２内にオイル等の流動体３４が充填され
ており、この流動体３４により原稿Ｓが移動し易く、特
にカバーガラス板１６を揺動させる際にこの原稿Ｓに位
置ずれを招来してしまう。しかしながら、本実施例では
、支持ガラス板１４上に保持板体２０を介して原稿Ｓが
配置されているため、この原稿Ｓが移動することを有効
に阻止することができるという効果が得られる。

しかも、保持板体２０には、開口部１８に連通する切欠
部３２が設けられているため、空気がこの切欠部３２か
ら外部に確実に導出されることになる。さらに、保持板
体２０の厚さが、原稿Ｓの厚さと同一あるいはそれ以下
に選択されているため、カバーラス板１６と原稿Ｓとの
間に空気が残存することがなく、高精度な画像情報の読
み取り作業を遂行することが可能になる。

原稿Ｓが配置された原稿カセット１０は、画像読取装置
（図示しない）に装填され、この原稿Ｓの画像情報が、
ＣＣＤ等により全て読み取られることになる。その際、
前述したように、原稿Ｓが原稿カセット１０に対して正
確に位置決めされているため、この原稿Ｓの画像情報の
読み取り作業が高精度に遂行されるに至る。

ところで、寸法の異なる原稿Ｓの読み取りを行う場合、
本実施例では、保持板体２０を交換するだけで同一の原
稿カセット１０を使用することができる。

すなわち、寸法の小さな原稿Ｓに対しては、第４図に示
す保持板体４０が用いられる。なお、前述した保持板体
２０の説明に用いた参照符号は同一の構成要素を示し、
その詳細な説明は省略する。

この保持板体４０は、四枚の原稿Ｓを位置決めすべ（開
口部４２ａ乃至４２ｄを有し、この開口部４２ａ、４２
ｂおよび開口部４２Ｃ１４２ｄは、それぞれ切欠部４４
ａ、４４ｂ＄よび切欠部４４ｃ、４４ｄを介して連通し
ている。

従って、この保持板体４０を、前述した保持板体２０に
代替して原稿カセット１０に装着するだけで、四枚の原
稿Ｓが、開口部４２ａ乃至４２ｄに配置されて位置ずれ
が阻止され、図示しない画像読取装置により画像情報の
読み取り作業が遂行される。

一方、−片の長さが一定である種々の原稿Ｓ、所謂、プ
ロー二原稿の場合には、第５図に示すような保持板体５
０が用いられる。なお、保持板体２０の説明に用いた参
照符号は同一の構成要素を示し、その詳細な説明は省略
する。

この保持板体５０は、単一の開口部５２を有し、この開
口部５２に一片側を位置決め保持されて種々のプロー二
原稿が配置される。ここで、保持板体５０に、この種の
開口部５２を二辺上設けることもできる。

［発明の効果コ以上のように、本発明に係る原稿カセットでは、次のよ
うな効果乃至利点を有する。

支持部材に保持板体が装着され、この保持板体に形成さ
れている開口部に対応して原稿が配置されるため、原稿
と支持部材との間に充填されているオイル等の流動体を
介してこの原稿が移動することがない。これにより、原
稿の配置作業が簡単にかつ高精度に遂行され、効率的な
画像情報の読み取り作業が行われることになる

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る原稿カセットの構成斜視図、第２図は前記原稿カセットの平面図、第３図は前記原稿カセットの縦断面図、第４図は他の保
持板体の平面図、第５図はまた別の保持板体の平面図である。１０・・・原稿カセット１２・・・枠体１４・・・支持ガラス板１６・・・カバーガラス板１８・・・開口部２０・・・保持板体２６ａ、２６ｂ−・・ピン３０ａ、３０ｂ・・・孔部３２・・・切欠部４０・・・保持板体４２ａ〜４２ｄ・・・開口部４４ａ〜４４ｄ・・・切欠部５０・・・保持板体５２・・・開口部特許出願人　　　富士写真フィルム株式会社出願人代理
人　弁理士　　千葉　剛宏ＦＩＧ、２１ｎＦＩＧ、３

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シート状の原稿を配置するための支持部材と、前記原稿の寸法に対応する開口部が形成されるとともに
、前記支持部材に装着されて前記原稿の位置ずれを防止
する保持板体とを備えることを特徴とする原稿カセット
。
（２）請求項１記載の原稿カセットにおいて、前記保持
板体は、原稿の厚さと同一あるいはそれ以下の厚さを有
し、かつ前記開口部内の空気を排出するための切欠部を
設けることを特徴とする原稿カセット。