JPH0412833B2 - - Google Patents
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- JPH0412833B2 JPH0412833B2 JP60294101A JP29410185A JPH0412833B2 JP H0412833 B2 JPH0412833 B2 JP H0412833B2 JP 60294101 A JP60294101 A JP 60294101A JP 29410185 A JP29410185 A JP 29410185A JP H0412833 B2 JPH0412833 B2 JP H0412833B2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
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- 239000000284 extract Substances 0.000 description 4
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は船舶間の意志確認に用いられ、船舶の
航法に用いて好適な船舶間の意志確認装置に関す
るものである。
航法に用いて好適な船舶間の意志確認装置に関す
るものである。
安全航行を確保するため、船舶にはレーダ装置
が設備されており、これによつて、他船の位置や
分布状態、動きを監視して衝突を回避している。
が設備されており、これによつて、他船の位置や
分布状態、動きを監視して衝突を回避している。
このようにレーダ装置では自船の周囲に群がる
不特定多数の船舶に対し、自船との相対位置が分
る程度であり、また、レーダ装置では相手船の船
名や相手船の意志までは確認することが出来ず、
相手船のこれからの動きは全く掴むことが出来な
いことから、他船の動向の判断を誤る危険性も大
きく、重大事故に繋がる心配があつた。
不特定多数の船舶に対し、自船との相対位置が分
る程度であり、また、レーダ装置では相手船の船
名や相手船の意志までは確認することが出来ず、
相手船のこれからの動きは全く掴むことが出来な
いことから、他船の動向の判断を誤る危険性も大
きく、重大事故に繋がる心配があつた。
そこで、互いの意志を確認することが出来るよ
うにすることが望まれる。その実現の一手段とし
て、各船舶に質問送信機や質問受信機およびコー
ダやデコーダ等を一つにまとめたトランスポンダ
を装備することも考えられるが、多数の船舶が混
在する海域では互いの船舶間交信よるガーブリン
グ(混信)により、思うように特定相手船との交
信が出来ない。
うにすることが望まれる。その実現の一手段とし
て、各船舶に質問送信機や質問受信機およびコー
ダやデコーダ等を一つにまとめたトランスポンダ
を装備することも考えられるが、多数の船舶が混
在する海域では互いの船舶間交信よるガーブリン
グ(混信)により、思うように特定相手船との交
信が出来ない。
すなわち、港内や狭水道航行時等のように多数
の船舶が狭い海域に集中するような所では、危険
を避けるため相手船の意志を確認する必要が特に
大きいが、このようなかんじんな時に役に立たな
い。
の船舶が狭い海域に集中するような所では、危険
を避けるため相手船の意志を確認する必要が特に
大きいが、このようなかんじんな時に役に立たな
い。
そこで、この発明は港内や狭水道航行時等のよ
うに多数の船舶が狭い海域に集中するような所
で、混信を引起こすことなく、所望の相手船の意
志を確認すべく、交信することの出来るようにし
た船舶間の意志確認装置を提供することを目的と
する。
うに多数の船舶が狭い海域に集中するような所
で、混信を引起こすことなく、所望の相手船の意
志を確認すべく、交信することの出来るようにし
た船舶間の意志確認装置を提供することを目的と
する。
上記目的を達成するため本発明は、Xバンドレ
ーダ装置の空中線を用いて該空中線の設定方位指
向時に交信情報を送信する第1の送信機と、無指
向性の空中線を用いた受信機および第2の送信機
と、各船舶に自己を特定するコードを設定すると
ともに、交信したい船舶に対し上記第1の送信機
より一斉呼出し情報と自己の固有コードとを含む
質問信号を送り、また、他船舶からの質問信号を
受けると自己の固有コードを含む応答信号を第2
の送信機より送信するように制御し、また、応答
信号を受けると目的の相手船の距離に対応した時
間ゲートにより、該相手船の応答信号のみを選択
抽出して、該船舶の固有コードを知り、以後はこ
の固有コードを用いて互いの通信を行うことで両
者間の通信路を開設し、予め用意してある両船の
これからの針路や速度等の情報を交換する手段と
を用いて構成する。
ーダ装置の空中線を用いて該空中線の設定方位指
向時に交信情報を送信する第1の送信機と、無指
向性の空中線を用いた受信機および第2の送信機
と、各船舶に自己を特定するコードを設定すると
ともに、交信したい船舶に対し上記第1の送信機
より一斉呼出し情報と自己の固有コードとを含む
質問信号を送り、また、他船舶からの質問信号を
受けると自己の固有コードを含む応答信号を第2
の送信機より送信するように制御し、また、応答
信号を受けると目的の相手船の距離に対応した時
間ゲートにより、該相手船の応答信号のみを選択
抽出して、該船舶の固有コードを知り、以後はこ
の固有コードを用いて互いの通信を行うことで両
者間の通信路を開設し、予め用意してある両船の
これからの針路や速度等の情報を交換する手段と
を用いて構成する。
このような構成の本装置は、各船舶に自己を特
定するコードを与え、指向性のある空中線を用い
た第1の送信機と、無指向性の空中線を用いた受
信機および第2の送信機とを用い、交信したい船
舶の方向に空中線を向けて上記第1の送信機より
一斉呼出しを行い、且つ、自己の固有コードを送
るようにする。この信号は送信方向にある各船舶
により受信され、各受信船舶は送信船舶に向けて
第2の送信機より自己の固有コードを送信させ
る。この信号は上記送信船舶側で受信され、これ
を該送信船舶側では目的の相手船の距離に対応し
た時間ゲートにより、該相手船の応答信号のみを
選択抽出する。これにより、該船舶の固有コード
を知り、以後はこの固有コードを用いて互いの通
信を行うことで両者間の通信路を開設し、予め用
意してある両船のこれからの針路や速度等の情報
を交換するようにする。
定するコードを与え、指向性のある空中線を用い
た第1の送信機と、無指向性の空中線を用いた受
信機および第2の送信機とを用い、交信したい船
舶の方向に空中線を向けて上記第1の送信機より
一斉呼出しを行い、且つ、自己の固有コードを送
るようにする。この信号は送信方向にある各船舶
により受信され、各受信船舶は送信船舶に向けて
第2の送信機より自己の固有コードを送信させ
る。この信号は上記送信船舶側で受信され、これ
を該送信船舶側では目的の相手船の距離に対応し
た時間ゲートにより、該相手船の応答信号のみを
選択抽出する。これにより、該船舶の固有コード
を知り、以後はこの固有コードを用いて互いの通
信を行うことで両者間の通信路を開設し、予め用
意してある両船のこれからの針路や速度等の情報
を交換するようにする。
このように本発明は、多数の船舶の中の船名も
わからない特定の船舶と即座に通信路を開設して
情報の交換を行うことが出来るようにしたもので
ある。
わからない特定の船舶と即座に通信路を開設して
情報の交換を行うことが出来るようにしたもので
ある。
従つて、狭い海域でこれからの針路を知りたい
特定の船舶とその情報を交換すること出来、両者
間の意志の疎通が可能になつて、航行上の危険を
回避できるようになる。
特定の船舶とその情報を交換すること出来、両者
間の意志の疎通が可能になつて、航行上の危険を
回避できるようになる。
従つて、混雑する狭い海域での安全が確保でき
るようになり、安全な航海ができるようになる。
るようになり、安全な航海ができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本発明による装置の構成を示すブロツ
ク図、第2図は機器構成図である。
ク図、第2図は機器構成図である。
第1図において、10はトランスポンダであ
り、このトランスポンダ10は質問送信機1、質
問受信機2、応答送信機3、応答受信機4、コー
ダ5、デコーダ6より構成されている。また、3
0はXバンド・レーダの空中線(アンテナ)、5
0は応答用送信機の空中線、70は質問受信用空
中線、90は衝突予備装置、110は表示器であ
る。また、Aは自船側のシステム、Bは他船側の
システムである。
り、このトランスポンダ10は質問送信機1、質
問受信機2、応答送信機3、応答受信機4、コー
ダ5、デコーダ6より構成されている。また、3
0はXバンド・レーダの空中線(アンテナ)、5
0は応答用送信機の空中線、70は質問受信用空
中線、90は衝突予備装置、110は表示器であ
る。また、Aは自船側のシステム、Bは他船側の
システムである。
上記質問送信機1はコーダ5からの出力を基に
他船舶に対し、相手船に対する自船の方位デー
タ、質問同期信号、一斉呼出し、この通信のため
に定めた自船舶の呼出しコードである自船舶の電
信コード、自船舶の電話コード、データ終了コー
ド等を質問パルスf1として出力する送信機であ
り、水晶制御逓倍増幅方式の送信機を用いてい
て、送信周波数はXバンドレーダ帯の固定周波
数、例えば、9390MHzを用いている。また、送信
出力は先頭値1W程度でパルス変調方式を使用し
ており、空中線30はXバンドレーダの空中線を
共用する。また、上記質問受信機2は他船舶から
の上記質問パルスf1を受信するものでその受信出
力はデコーダ6によりその受信データのチエツク
サムがチエツクされ、データに混信や誤りが無い
かが調べられて、異常が無いときは上記受信信号
中の情報より送信船Aの方向が検知される。ま
た、該質問受信機2は水晶制御シングル・スーパ
ー・ヘテロダイン方式の受信機を用い、受信周波
数帯も質問送信機1と同じであり、受信感度は−
90dbmである。また、上記質問受信機2の空中
線70は水平方向には無指向性を有し、垂直方向
には20度の範囲の指向性を持つ。
他船舶に対し、相手船に対する自船の方位デー
タ、質問同期信号、一斉呼出し、この通信のため
に定めた自船舶の呼出しコードである自船舶の電
信コード、自船舶の電話コード、データ終了コー
ド等を質問パルスf1として出力する送信機であ
り、水晶制御逓倍増幅方式の送信機を用いてい
て、送信周波数はXバンドレーダ帯の固定周波
数、例えば、9390MHzを用いている。また、送信
出力は先頭値1W程度でパルス変調方式を使用し
ており、空中線30はXバンドレーダの空中線を
共用する。また、上記質問受信機2は他船舶から
の上記質問パルスf1を受信するものでその受信出
力はデコーダ6によりその受信データのチエツク
サムがチエツクされ、データに混信や誤りが無い
かが調べられて、異常が無いときは上記受信信号
中の情報より送信船Aの方向が検知される。ま
た、該質問受信機2は水晶制御シングル・スーパ
ー・ヘテロダイン方式の受信機を用い、受信周波
数帯も質問送信機1と同じであり、受信感度は−
90dbmである。また、上記質問受信機2の空中
線70は水平方向には無指向性を有し、垂直方向
には20度の範囲の指向性を持つ。
上記応答送信機3は一斉呼出し時には自船の電
信コードを送信するとともに、個別呼出し時には
自船の“電信コード”、“電話コード”の他、“予
定針路”、“予定速度”等の未来意志データを出力
してこれを質問応答パルスf2として送信するもの
である。
信コードを送信するとともに、個別呼出し時には
自船の“電信コード”、“電話コード”の他、“予
定針路”、“予定速度”等の未来意志データを出力
してこれを質問応答パルスf2として送信するもの
である。
またこの応答送信機3は、水晶制御逓倍増幅方
式の送信機を用いていて、送信周波数はXバンド
レーダ帯の固定周波数、例えば、9390MHzを用い
ている。また、送信出力は先頭値1W程度でパル
ス変調方向を使用している。そして、該応答送信
機3の空中線50は水平方向には無指向性を有
し、垂直方向には20度の範囲の指向性を持たせて
いる。
式の送信機を用いていて、送信周波数はXバンド
レーダ帯の固定周波数、例えば、9390MHzを用い
ている。また、送信出力は先頭値1W程度でパル
ス変調方向を使用している。そして、該応答送信
機3の空中線50は水平方向には無指向性を有
し、垂直方向には20度の範囲の指向性を持たせて
いる。
上記応答受信機4は水晶制御シングル・スーパ
ー・ヘテロダイン方式の受信機を用い、受信周波
数帯も応答送信機3と同じであり、受信感度は−
85dbmである。
ー・ヘテロダイン方式の受信機を用い、受信周波
数帯も応答送信機3と同じであり、受信感度は−
85dbmである。
応答受信機4は受信した他船舶からの質問応答
パルスf2を、質問応答時の一定の遅延時間を考え
て考慮して、前記距離R1相当分離れた船舶から
の信号のみをゲートし、これによつて設定した特
定相手船Bからの応答信号のみを選択選出してデ
コーダ6に与えるものである。
パルスf2を、質問応答時の一定の遅延時間を考え
て考慮して、前記距離R1相当分離れた船舶から
の信号のみをゲートし、これによつて設定した特
定相手船Bからの応答信号のみを選択選出してデ
コーダ6に与えるものである。
また、この応答受信機4の空中線30はXバン
ドレーダの空中線を共用する。
ドレーダの空中線を共用する。
上記コーダ5は入力データに基づき自船デー
タ、レーダトリガ、質問方位データ、他船デー
タ、モールス・コード等をコード化して出力する
ものであり、処理は16ビツトのMPUにより行つ
ている。
タ、レーダトリガ、質問方位データ、他船デー
タ、モールス・コード等をコード化して出力する
ものであり、処理は16ビツトのMPUにより行つ
ている。
上記デコーダ6は一斉呼出しコードや自船の電
信コード、質問方位データ、他船データ、モール
ス・コード等の受信データをデコードして出力し
表示器110や衝突予防装置90に出力するもの
で、また、干渉除去をデフルータにより行い、デ
ータチエツクをチエツクサム方式で行う機能を有
する。このような処理は16ビツトのMPUを用い
て行つている。
信コード、質問方位データ、他船データ、モール
ス・コード等の受信データをデコードして出力し
表示器110や衝突予防装置90に出力するもの
で、また、干渉除去をデフルータにより行い、デ
ータチエツクをチエツクサム方式で行う機能を有
する。このような処理は16ビツトのMPUを用い
て行つている。
衝突予防装置90は“予定針路”、“予定速度”
等の未来意志データが設定されており、この設定
データに基づく針路に近付いてくる他船の監視を
例えばレーダ情報等を用いて行うとともに、衝突
予測を行つて危険の高い船舶の方位や距離等の情
報を出力し、また、指定された相手船を監視し、
追尾するとともにその追尾中の相手船の方位や距
離等の位置情報を出力するものである。
等の未来意志データが設定されており、この設定
データに基づく針路に近付いてくる他船の監視を
例えばレーダ情報等を用いて行うとともに、衝突
予測を行つて危険の高い船舶の方位や距離等の情
報を出力し、また、指定された相手船を監視し、
追尾するとともにその追尾中の相手船の方位や距
離等の位置情報を出力するものである。
上記質問送信機1、質問受信機2、応答送信機
3、応答受信機4、コーダ5、デコーダ6はトラ
ンスポンダ10内に格納されている。
3、応答受信機4、コーダ5、デコーダ6はトラ
ンスポンダ10内に格納されている。
次に上記構成の本装置の作用について説明す
る。
る。
本トランスポンダ10はXバンドレーダと同期
させるようにし、また、このトランスポンダ10
内の質問送信機1および質問受信機2の使用周波
数は、Xバンドレーダの使用周波数近傍で、且
つ、レーダバンド外の周波数に設定しておく。
させるようにし、また、このトランスポンダ10
内の質問送信機1および質問受信機2の使用周波
数は、Xバンドレーダの使用周波数近傍で、且
つ、レーダバンド外の周波数に設定しておく。
このような状態において、自船Aから距離R1
離れ、θ1方向にいる交信したい相手船Bに質問す
る手順は次のようになる。
離れ、θ1方向にいる交信したい相手船Bに質問す
る手順は次のようになる。
まず初めにθ1方向への“一斉呼出し”を行う。
この場合は方位θ1(自船から見た相手船の相対
角度)と距離R1(その時の自船と相手船との距
離)を衝突予防装置90にセツトすると、該方位
θ1と距離R1の信号が自船Aの衝突予防装置90
からコーダ5に伝送される。
角度)と距離R1(その時の自船と相手船との距
離)を衝突予防装置90にセツトすると、該方位
θ1と距離R1の信号が自船Aの衝突予防装置90
からコーダ5に伝送される。
すると、自船Xバンドレーダから空中線30を
通して送信されるレーダビームがまさにθ1を通過
しようとするとき、第3図bに示す質問パルス
F1が質問送信機1よりXバンドレーダの空中線
30を通して相手船Bに向け、発射される。質問
パルスf1は“質問同期信号”、“一斉呼出しコー
ド”、自船Aの“電信コード”、自船Aの電話呼出
しコードである。“電話コード”および“データ
終了コード”等から成るもので、送信するデータ
(コード)にはチエツクサムが付加されている。
通して送信されるレーダビームがまさにθ1を通過
しようとするとき、第3図bに示す質問パルス
F1が質問送信機1よりXバンドレーダの空中線
30を通して相手船Bに向け、発射される。質問
パルスf1は“質問同期信号”、“一斉呼出しコー
ド”、自船Aの“電信コード”、自船Aの電話呼出
しコードである。“電話コード”および“データ
終了コード”等から成るもので、送信するデータ
(コード)にはチエツクサムが付加されている。
相手船Bは自己の無指向性の空中線70を介し
て自己の質問受信機2により、この質問パルスf1
を受信する。このとき、θ1方向にB以外の他船が
いれば同様にこの質問パルスf1を受信することに
なる。
て自己の質問受信機2により、この質問パルスf1
を受信する。このとき、θ1方向にB以外の他船が
いれば同様にこの質問パルスf1を受信することに
なる。
これら他船を含め、受信した船は、この受信し
た質問パルスF1をチエツクし、データに混信や
欠落が無いかを確認し、完全であれば質問パルス
f1のうち、“信号コード”をデコードし、送信船
Aの位置する方向から呼出されていることを知
る。
た質問パルスF1をチエツクし、データに混信や
欠落が無いかを確認し、完全であれば質問パルス
f1のうち、“信号コード”をデコードし、送信船
Aの位置する方向から呼出されていることを知
る。
相手船Bを含め、受信側の船舶では第3図cに
示すように一定時間遅れて、受信側より、自船舶
の“電信コード”を2分割し応答送信機3から無
指向性空中線50を通じ、応答パルスf2を送信し
て応答する。
示すように一定時間遅れて、受信側より、自船舶
の“電信コード”を2分割し応答送信機3から無
指向性空中線50を通じ、応答パルスf2を送信し
て応答する。
船舶Bを例にとれば、船舶B“電信コード”を
前後に2分割し、半分づつ2回に分けて応答送信
機3から無指向性空中線50を通じ、応答パルス
f2として送信して船舶Aに応答する。ここで、電
信コードを2分割して送る理由は、近接船のカー
ブル(混信)を防止するためである。
前後に2分割し、半分づつ2回に分けて応答送信
機3から無指向性空中線50を通じ、応答パルス
f2として送信して船舶Aに応答する。ここで、電
信コードを2分割して送る理由は、近接船のカー
ブル(混信)を防止するためである。
この応答パルスf2はAにおいて、Xバンドレー
ダの空中線30により受信され、応答受信機4に
入力される。この信号を第3図dに示す。
ダの空中線30により受信され、応答受信機4に
入力される。この信号を第3図dに示す。
A側ではその応答受信機4の出力をデコーダ6
に送り、デコーダ6ではXバンドレーダのトリガ
と同期していない干渉パルスを干渉除去回路で除
去し、受信した質問応答時の一定の遅延時間を考
慮して、前記距離R1の距離相当の船舶からの信
号のみをゲートし、相手船Bからの応答信号のみ
を選択抽出する。
に送り、デコーダ6ではXバンドレーダのトリガ
と同期していない干渉パルスを干渉除去回路で除
去し、受信した質問応答時の一定の遅延時間を考
慮して、前記距離R1の距離相当の船舶からの信
号のみをゲートし、相手船Bからの応答信号のみ
を選択抽出する。
そしてこの選択抽出した該相手船Bからの応答
信号の内容である“電信コード”情報をデコード
し、表示器110表示する。
信号の内容である“電信コード”情報をデコード
し、表示器110表示する。
この動作は第3図eおよびfに示す。
相手船Bの“電信コード”がわかると、次にこ
れを用いて相手船Bの個別呼出しに移る。
れを用いて相手船Bの個別呼出しに移る。
自船Aは先の“一斉呼出しコード”を相手船B
の“電信コード”に変更した上で、上述同様の方
法により先の質問パルスf1を相手船B方向θ1に向
け再び送信する。
の“電信コード”に変更した上で、上述同様の方
法により先の質問パルスf1を相手船B方向θ1に向
け再び送信する。
この再送信信号は第3図gに示す。
相手船Bは再送信信号を受信し、この受信信号
はデコーダ5によりデコードされてB船自身を指
す個別呼出しコードである“電信コード”の存在
を知つて、船AからB船自身が呼ばれていること
を知り、船Aの“電信コード”または“電話コー
ド”を自船システムの表示器110に表示し、応
答送信機3よりB船自身の“電信コード”をまと
めて応答する。この応答信号を第3図hに示す。
はデコーダ5によりデコードされてB船自身を指
す個別呼出しコードである“電信コード”の存在
を知つて、船AからB船自身が呼ばれていること
を知り、船Aの“電信コード”または“電話コー
ド”を自船システムの表示器110に表示し、応
答送信機3よりB船自身の“電信コード”をまと
めて応答する。この応答信号を第3図hに示す。
B船方向に位置するB船以外の船舶もA船から
の質問パルスf1を受信するが、この質問パルスf1
に含まれる個別呼出しコードてある“電信コー
ド”から自身のもので無いことをデコーダ6によ
り確認し、応答を停止する。
の質問パルスf1を受信するが、この質問パルスf1
に含まれる個別呼出しコードてある“電信コー
ド”から自身のもので無いことをデコーダ6によ
り確認し、応答を停止する。
船Aは相手船Bから送られてきた応答信号の
“応答コード”をデコードし、船Bの“電信コー
ド”と“電話コード”を知り、自システムの表示
器110に表示する。
“応答コード”をデコードし、船Bの“電信コー
ド”と“電話コード”を知り、自システムの表示
器110に表示する。
この段階で、船Aと船Bとの間に通信路が設定
される。この通信路はR1およびθ1が衝突予防装
置90で追尾されているので、通信路も自動追尾
される。
される。この通信路はR1およびθ1が衝突予防装
置90で追尾されているので、通信路も自動追尾
される。
こうして両船間に通信路が開設されると次に両
船間の情報交換に移る。
船間の情報交換に移る。
これは次のようにして行なわれる。船舶Aは自
システムの質問送信機1により、船舶Bの“電信
コード”と自船Aの“電信コード”を付加して各
スキヤン毎に順次“現針路”、“現速度”、“予定針
路”、“予定速度”を相手船Aに向け送信する。
システムの質問送信機1により、船舶Bの“電信
コード”と自船Aの“電信コード”を付加して各
スキヤン毎に順次“現針路”、“現速度”、“予定針
路”、“予定速度”を相手船Aに向け送信する。
この送信信号は第3図iに示す。
相手船Bは上記の信号を受けて自システムの表
示器110にこの受信情報を表示するとともに、
相手船Bにおける自システムの衝突予防装置90
に船舶Aの“未来意志データ”として入力する。
また、船舶Bも応答送信機3より個別呼出しの場
合と同様の手法で船舶Aに向け、船舶Bの“未来
意志データ”を送信する。この送信信号を第3図
jに示す。
示器110にこの受信情報を表示するとともに、
相手船Bにおける自システムの衝突予防装置90
に船舶Aの“未来意志データ”として入力する。
また、船舶Bも応答送信機3より個別呼出しの場
合と同様の手法で船舶Aに向け、船舶Bの“未来
意志データ”を送信する。この送信信号を第3図
jに示す。
上記“未来意志データ“はそれぞれのシステム
の衝突予防装置90から自動設定されて送られ
る。もちろん“未来意志データ”は手動設定とす
ることも可能である。また、表示されている“電
話コード”は無線電話で相手船である対象船舶を
呼出すときに使用する。
の衝突予防装置90から自動設定されて送られ
る。もちろん“未来意志データ”は手動設定とす
ることも可能である。また、表示されている“電
話コード”は無線電話で相手船である対象船舶を
呼出すときに使用する。
このように、各船舶に自己を特定するコードを
与え、指向性のある空中線を用いた第1の送信機
と、無指向性の空中線を用いた受信機および第2
の送信機とを用い、交信したい船舶の方向に空中
線を向けて上記第1の送信機より一斉呼出しを行
い、自己の固有コードを送るようにし、また、送
信方向にある各受信船舶よりこの固有コードと共
に自己の固有コードを送信させるようにし、これ
を上記送信船舶側で目的の相手船の距離に対応し
た時間ゲートにより、該相手船の応答信号のみを
選択抽出して、該船舶の固有コードを知り、以後
はこの固有コードを用いて互いの通信を行うこと
で両者間の通信路を開設し、予め用意してある両
船のこれからの針路や速度等の情報を交換するよ
うにしたものである。
与え、指向性のある空中線を用いた第1の送信機
と、無指向性の空中線を用いた受信機および第2
の送信機とを用い、交信したい船舶の方向に空中
線を向けて上記第1の送信機より一斉呼出しを行
い、自己の固有コードを送るようにし、また、送
信方向にある各受信船舶よりこの固有コードと共
に自己の固有コードを送信させるようにし、これ
を上記送信船舶側で目的の相手船の距離に対応し
た時間ゲートにより、該相手船の応答信号のみを
選択抽出して、該船舶の固有コードを知り、以後
はこの固有コードを用いて互いの通信を行うこと
で両者間の通信路を開設し、予め用意してある両
船のこれからの針路や速度等の情報を交換するよ
うにしたものである。
従つて、狭い海域でこれからの針路を知りたい
特定の船舶とその情報を交換することが出来、両
者間の意志の疎通が可能になつて、航行上の危険
を回避できるようになる。
特定の船舶とその情報を交換することが出来、両
者間の意志の疎通が可能になつて、航行上の危険
を回避できるようになる。
従つて、混雑する狭い海域での安全が確保でき
るようになり、安全な航海ができるようになる。
るようになり、安全な航海ができるようになる。
尚、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例に
限定することなくその要旨を変更しない範囲ない
で適宜変形して実施し得るものである。
限定することなくその要旨を変更しない範囲ない
で適宜変形して実施し得るものである。
以上、詳述したように本発明によれば、混雑す
る狭い海域において見知らぬ相手船と交信してそ
の針路や速度などの情報を交換でき、相手船の行
動が掴めるようになるので、予測の誤判断による
衝突等の危険を回避できるようになつて航海の安
全が確保できるようになる等の特徴を有する船舶
間の意志確認装置を提供することが出来る。
る狭い海域において見知らぬ相手船と交信してそ
の針路や速度などの情報を交換でき、相手船の行
動が掴めるようになるので、予測の誤判断による
衝突等の危険を回避できるようになつて航海の安
全が確保できるようになる等の特徴を有する船舶
間の意志確認装置を提供することが出来る。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク構成
図、第2図はその機器構成図、第3図は本発明の
説明をするためのタイムチヤートである。 1……質問送信機、2……質問受信機、3……
応答送信機、4……応答受信機、5……コーダ、
6……デコーダ、10……トランスポンダ、30
……Xバンド・レーダの空中線(アンテナ)、5
0……応答用送信機の空中線、70……質問受信
用空中線、90……衝突予防装置、110……表
示器。
図、第2図はその機器構成図、第3図は本発明の
説明をするためのタイムチヤートである。 1……質問送信機、2……質問受信機、3……
応答送信機、4……応答受信機、5……コーダ、
6……デコーダ、10……トランスポンダ、30
……Xバンド・レーダの空中線(アンテナ)、5
0……応答用送信機の空中線、70……質問受信
用空中線、90……衝突予防装置、110……表
示器。
Claims (1)
- 1 Xバンドレーダ装置の空中線を用いて該空中
線の設定方位指向時に交信情報を送信する第1の
送信機と、無指向性の空中線を用いた受信機およ
び第2の送信機と、各船舶に自己を特定するコー
ドを設定するとともに、交信したい船舶に対し上
記第1の送信機より一斉呼出し情報と自己の固有
コードと含む質問信号を送り、また、他船舶から
の質問信号を受けると自己の固有コードを含む応
答信号を第2の送信機より送信するよう制御し、
また、応答信号を受けると目的の相手船の距離に
対応した時間ゲートにより、該相手船の応答信号
のみを選択抽出して、該船舶の固有コードを知
り、以後はこの固有コードを用いて互いの通信を
行うことで両者間の通信路を開設し、予め用意し
てある両船のこれからの針路や速度等の情報を交
換する手段とを具備したことを特徴とする船舶間
の意志確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60294101A JPS62153783A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 船舶間の意志確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60294101A JPS62153783A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 船舶間の意志確認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62153783A JPS62153783A (ja) | 1987-07-08 |
JPH0412833B2 true JPH0412833B2 (ja) | 1992-03-05 |
Family
ID=17803298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60294101A Granted JPS62153783A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | 船舶間の意志確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62153783A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2610032B2 (ja) * | 1988-03-10 | 1997-05-14 | レーム プロパティズ ビーブイ | コミュニケーションカード |
JPH05196731A (ja) * | 1992-01-22 | 1993-08-06 | Taiyo Musen Kk | 進路情報通報装置 |
JP4756365B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2011-08-24 | 独立行政法人海上技術安全研究所 | 船舶間の航行意思疎通支援装置 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP60294101A patent/JPS62153783A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62153783A (ja) | 1987-07-08 |
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