JPH04127890U - 多段ポンプ軸スラストのバランス構造 - Google Patents
多段ポンプ軸スラストのバランス構造Info
- Publication number
- JPH04127890U JPH04127890U JP4291891U JP4291891U JPH04127890U JP H04127890 U JPH04127890 U JP H04127890U JP 4291891 U JP4291891 U JP 4291891U JP 4291891 U JP4291891 U JP 4291891U JP H04127890 U JPH04127890 U JP H04127890U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balance
- casing
- stage pump
- pump shaft
- balance hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 abstract description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接部のクラックや管の減肉現象を排除す
る。 【構成】 ケーシング下半部12にボス部13を一体に
形成し、該ボス部13には高圧部と低圧部とを連通する
バランス穴14を穿設する。従って、ケーシング下半部
12と一体のボス部13のバランス穴14を通して流体
が流れ、軸スラストが低減されるので、バランス管が不
要となり、その溶接部のクラックや管の減肉現象もなく
すことができる。バランス穴14の加工時の大気との連
通部は、盲蓋15を溶接して密閉する。
る。 【構成】 ケーシング下半部12にボス部13を一体に
形成し、該ボス部13には高圧部と低圧部とを連通する
バランス穴14を穿設する。従って、ケーシング下半部
12と一体のボス部13のバランス穴14を通して流体
が流れ、軸スラストが低減されるので、バランス管が不
要となり、その溶接部のクラックや管の減肉現象もなく
すことができる。バランス穴14の加工時の大気との連
通部は、盲蓋15を溶接して密閉する。
Description
【0001】
本考案は、多段ポンプ軸スラストのバランス構造に関し、特に、水平分割形多
段ポンプ軸スラストのバランス構造に関する。
【0002】
従来から、多段ポンプ軸スラストの低減方法としては、バランスピストンやバ
ランスディスクを用いたり、あるいはインペラの配列方法によって釣り合わせる
自己釣合い形等が提案されているが、最も簡便な方法としてバランス管による方
法が知られている。
【0003】
図3はその従来例を示す縦断面図、図4は図3の横断面図である。これらの図
において、水平フランジ1を有するケーシング下半部2の高圧部と低圧部とは、
バランス管3によって連通され、図3に示す矢印Aの方向に流体が流れて軸スラ
ストが釣り合わされるようになっている。バランス管3は一般に図示したように
ケーシング下半部2に取り付けられるが、ケーシング上半部4に取り付けられる
場合もある。
【0004】
なお、符号5は吸込口、6は吐出口である。また、以上述べた構造は、外部ケ
ーシングにより強度を保持させ、内部ケーシングは耐摩耗材又は耐腐食材で構成
させる二重ケーシング形ポンプの内部ケーシングにしばしば使用される。
【0005】
しかるに、以上のような従来の構造において、バランス管3は一般にケーシン
グ下半部2に溶接されるが、振動によって該溶接部が疲労し、クラックが発生す
る場合がある。また、エロージョンによってバランス管3が減肉し、流体漏洩の
原因となる場合もある。
【0006】
本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、溶接
部のクラックや管の減肉現象をなくすことのできる多段ポンプ軸スラストのバラ
ンス構造を提供することを目的とする。
【0007】
上記の課題を解決するために、本考案は、ボス部をケーシングと一体に形成し
た多段ポンプにおいて、前記ボス部に高圧部と低圧部とを連通するバランス穴を
穿設したものである。
【0008】
上記の手段によれば、ケーシングと一体のボス部のバランス穴を通して流体が
流れ、軸スラストが低減される。したがって、バランス管が不要となり、その溶
接部のクラックや管の減肉現象もなくなる。
【0009】
以下、図1,図2を参照して本考案の一実施例について詳細に説明する。図1
は本実施例に係わる軸スラストバランス構造を備えた多段ポンプを示す縦断面図
、図2は同多段ポンプの横断面図である。
【0010】
これらの図において、水平フランジ11を有するケーシング下半部12にはボ
ス部13が一体に形成されており、該ボス部13には高圧部と低圧部とを連通す
るバランス穴14が穿設されている。このバランス穴14加工時の大気との連通
部は盲蓋15を溶接して密封される。そして、本実施例においては、バランス流
体の通路、つまりバランス穴14の壁面はケーシング下半部12と同じ耐食材に
よって形成される。なお、図2において、符号16はケーシング上半部、17は
吸込口、18は吐出口を示す。
【0011】
このような本実施例の構造にあっては、したがって、バランス流体はケーシン
グ下半部12と一体になるボス部13のバランス穴14を通して、図1に示す矢
印A方向に流れ、軸スラストが低減される。
【0012】
以上述べたように、本考案によれば、ボス部をケーシングと一体に形成した多
段ポンプにおいて、前記ボス部に高圧部と低圧部とを連通するバランス穴を穿設
した構成としたことにより、バランス流体は該バランス穴を通して流れ、軸スラ
ストが低減される。したがって、本考案によれば、従来必要であったバランス管
を不要にでき、その溶接部のクラックや管の減肉現象もなくすことができるので
、多段ポンプの信頼性を大幅に向上できるという優れた効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例に係わる軸スラストバランス
構造を備えた多段ポンプを示す縦断面図である。
構造を備えた多段ポンプを示す縦断面図である。
【図2】同多段ポンプの横断面図である。
【図3】従来の軸スラストバランス構造を備えた多段ポ
ンプを示す縦断面図である。
ンプを示す縦断面図である。
【図4】同多段ポンプの横断面図である。
11 水平フランジ
12 ケーシング下半部
13 ボス部
14 バランス穴
15 盲蓋
16 ケーシング上半部
17 吸込口
18 吐出口
Claims (1)
- 【請求項1】ボス部をケーシングと一体に形成した多段
ポンプにおいて、前記ボス部に高圧部と低圧部とを連通
するバランス穴を穿設したことを特徴とする多段ポンプ
軸スラストのバランス構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4291891U JPH04127890U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 多段ポンプ軸スラストのバランス構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4291891U JPH04127890U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 多段ポンプ軸スラストのバランス構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127890U true JPH04127890U (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=31923331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4291891U Withdrawn JPH04127890U (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 多段ポンプ軸スラストのバランス構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04127890U (ja) |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP4291891U patent/JPH04127890U/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU676052B2 (en) | Canned motor and pump employing such canned motor | |
US20140271266A1 (en) | Fluid end with protected flow passages and kit for same | |
US3114326A (en) | Plunger type pump especially for high pressure | |
JP4067572B2 (ja) | 真空ポンプ | |
JPH06167277A (ja) | 部分的に中空のピストンを有するポンプ | |
JP2852032B2 (ja) | ダイヤフラムポンプ | |
US6007109A (en) | Sealing element for a hydraulic screw connection comprising a hollow screw and an annular stub | |
JPH0654115B2 (ja) | 多段遠心ポンプ | |
US2046226A (en) | Centrifugal pump | |
FI80512C (fi) | Anordning vid en glidringstaetning. | |
JPH04127890U (ja) | 多段ポンプ軸スラストのバランス構造 | |
US7404702B2 (en) | Debris evacuation apparatus and method for an oil pump | |
FR2869369A1 (fr) | Pompe a vide multi-etagee, et installation de pompage comprenant une telle pompe | |
US20150176599A1 (en) | Coverplates for Centrifugal Pumps | |
US4741664A (en) | Portable pump | |
US4277223A (en) | Case construction for multi-stage pump | |
JP3226853B2 (ja) | ポンプの配管接続部構造 | |
US6280138B1 (en) | Vertical axis pump | |
CN107143517B (zh) | 高压泵用无接触轴封结构 | |
JPS6240156Y2 (ja) | ||
CN217652978U (zh) | 一种双壳体泵的低压冲洗引压结构 | |
JP2001124269A (ja) | 流体連絡装置及びその使用方法 | |
CN209278154U (zh) | 涡轮增压防腐蚀排污泵 | |
JP3376004B2 (ja) | 無漏洩プランジャポンプ | |
JP3249332B2 (ja) | ポンプ組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950810 |