JPH0654115B2 - 多段遠心ポンプ - Google Patents
多段遠心ポンプInfo
- Publication number
- JPH0654115B2 JPH0654115B2 JP62318881A JP31888187A JPH0654115B2 JP H0654115 B2 JPH0654115 B2 JP H0654115B2 JP 62318881 A JP62318881 A JP 62318881A JP 31888187 A JP31888187 A JP 31888187A JP H0654115 B2 JPH0654115 B2 JP H0654115B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- casing
- centrifugal pump
- seal ring
- stage casing
- Prior art date
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/021—Sealings between relatively-stationary surfaces with elastic packing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D1/00—Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
- F04D1/06—Multi-stage pumps
- F04D1/063—Multi-stage pumps of the vertically split casing type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/08—Sealings
- F04D29/086—Sealings especially adapted for liquid pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/08—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
- F16J15/0806—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing characterised by material or surface treatment
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
- Y10S277/931—Seal including temperature responsive feature
- Y10S277/932—Bi-metallic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多段遠心ポンプに係り、特に液化ガス等の低
温流体の圧送に好適な多段遠心ポンプに関するものであ
る。
温流体の圧送に好適な多段遠心ポンプに関するものであ
る。
従来のこの種のポンプは、ヒタチ・レヴュー３２、（１
９８３年）第１号文献番号１７(HITACHI,REVIEW,Ｖｏ
ｌ．３２（１９８３）No.1‘Submerged Motor pump for
Cryogenic plants')に開示される如く、ポンプはサク
ションポット内に設置され、吸込管よりサクションポッ
ト内に流入した流体はモータ部により駆動された複数段
のインペラにより昇圧され、吐出連絡通路を通り、吐出
管により吐出されるようになっている。
９８３年）第１号文献番号１７(HITACHI,REVIEW,Ｖｏ
ｌ．３２（１９８３）No.1‘Submerged Motor pump for
Cryogenic plants')に開示される如く、ポンプはサク
ションポット内に設置され、吸込管よりサクションポッ
ト内に流入した流体はモータ部により駆動された複数段
のインペラにより昇圧され、吐出連絡通路を通り、吐出
管により吐出されるようになっている。
ディフューザはディフューザ羽根と水返し羽根を有し、
ステージ内に収納されている。ステージは、ステージを
軸方向に保持する平板部と、ポンプ外部との圧力境界と
なる外筒部より構成されている。
ステージ内に収納されている。ステージは、ステージを
軸方向に保持する平板部と、ポンプ外部との圧力境界と
なる外筒部より構成されている。
上記従来技術は、各段のステージをサクションカバ及び
モータケーシングで挟み、多数のタイトニングボルトに
て締め付けることによりポンプ外部とシールしているた
め、該タイトニングボルト間で均一で、かつ大きな締め
付が必要であり、その作業に熟練を要した。すなわち、
万一タイトニングボルトが片締めとなると各ステージが
曲がって固定されてステージ外筒部接合面に隙間が開
き、ポンプ外部へもれる圧送液量がふえポンプ効率が低
下する問題があった。片締めが大きい場合にはステー
ジ、ディフューザの固定体と、シャフト、インペラの回
転体との軸心が一致せず、運転時に接触事故を招く危険
も有していた。そのためタイトニングボルトの締め付け
は、慎重に行なわなければならなかった。また、タイト
ニングボルトは、ステージと隙間をあけて設置されるた
め、サクションカバ及びモータケーシングの外径及び厚
さが大きくなるという欠点があった。したがってポンプ
が大形となり、重量化する問題があった。さらに、ポン
プを設置するサクションケーシングも大形のものが必要
であった。
モータケーシングで挟み、多数のタイトニングボルトに
て締め付けることによりポンプ外部とシールしているた
め、該タイトニングボルト間で均一で、かつ大きな締め
付が必要であり、その作業に熟練を要した。すなわち、
万一タイトニングボルトが片締めとなると各ステージが
曲がって固定されてステージ外筒部接合面に隙間が開
き、ポンプ外部へもれる圧送液量がふえポンプ効率が低
下する問題があった。片締めが大きい場合にはステー
ジ、ディフューザの固定体と、シャフト、インペラの回
転体との軸心が一致せず、運転時に接触事故を招く危険
も有していた。そのためタイトニングボルトの締め付け
は、慎重に行なわなければならなかった。また、タイト
ニングボルトは、ステージと隙間をあけて設置されるた
め、サクションカバ及びモータケーシングの外径及び厚
さが大きくなるという欠点があった。したがってポンプ
が大形となり、重量化する問題があった。さらに、ポン
プを設置するサクションケーシングも大形のものが必要
であった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、組立・分解が容
易で、かつ小型で軽量の多段遠心ポンプを提供すること
にある。
易で、かつ小型で軽量の多段遠心ポンプを提供すること
にある。
上記目的は、サクションケーシング、該サクションケー
シングの内周にあって流路を形成するステージケーシン
グ、インペラ、各インペラ間に介在するステージ、回転
軸および該回転軸を駆動するための駆動部を有し、前記
ステージケーシングは前記ステージの外周に配置された
構造の多段遠心ポンプにおいて、ステージの外周とステ
ージケーシング間および隣り合うステージ間にこれらを
シールするための合い口を有するシールリングを介在さ
せること、によって達成される。
シングの内周にあって流路を形成するステージケーシン
グ、インペラ、各インペラ間に介在するステージ、回転
軸および該回転軸を駆動するための駆動部を有し、前記
ステージケーシングは前記ステージの外周に配置された
構造の多段遠心ポンプにおいて、ステージの外周とステ
ージケーシング間および隣り合うステージ間にこれらを
シールするための合い口を有するシールリングを介在さ
せること、によって達成される。
ステージの外周とステージケーシング間および隣合う隣
り合うステージ間はシールリングでシールすることによ
り、外周部のタイトニングボルトは不要となり、また、
外径の大きなサクションカバを小型化でき、取扱いの面
倒なタイトニングボルトが廃止され、分解、組立を簡単
に行なうことができる。
り合うステージ間はシールリングでシールすることによ
り、外周部のタイトニングボルトは不要となり、また、
外径の大きなサクションカバを小型化でき、取扱いの面
倒なタイトニングボルトが廃止され、分解、組立を簡単
に行なうことができる。
第１図はディフューザを有するいわゆるディフューザ形
の多段遠心ポンプの一実施例の縦断面図、第２図は要部
拡大縦断面図である。
の多段遠心ポンプの一実施例の縦断面図、第２図は要部
拡大縦断面図である。
図において、サクションケーシング１は吸込管２と吐出
管３を有している。駆動部４は回転軸５を回転駆動する
ためのものである。軸受６は前記回転軸５を支持し、バ
ランスディスク７が回転軸５の回転バランスをとるため
に嵌挿されている。ステージケーシング８は上部ステー
ジケーシング８Ａと下部ステージケーシング８Ｂによっ
て二分割され、図示しないボルトによって固定され、さ
らに上部ステージケーシング８Ａは図示しないボルトに
よって前記ポンプケーシングに固定されている。インペ
ラ９は前記回転軸５に固定されている。ステージ１０は
ディフューザ羽根１０Ａと水返し羽根１０Ｂおよび平板
１０Ｃとで構成される一体構造のもので、数段が重ねて
前記下部ステージケーシング８Ｂ内に内挿されている。
このように、ステージ外筒部を設けない構造としたこと
によって、従来ディフューザとステージに２分割されて
鋳造されていたものが一体で鋳造可能となった。本実施
例では、一体構造により部品数低減と構造簡素化による
信頼性向上を図っているが、羽根１０Ａ、１０Ｂと平板
１０Ｃを分割し別部品としてもよい。シールリング１１
はステージ１０と下部ステージケーシング８Ｂ間および
隣り合うステージ１０間をシールする。このシールリン
グ１１は合い口１３を有しており、小さい力で外径Ｄを
収納できる。本ポンプの組立は、各段のステージを積み
重ねた後、下部ステージケーシング８Ｂ内に挿入する。
挿入時シールリング１１の外径Ｄは、下部ステージケー
シング８Ｂの内径より若干大きいので、シールリング１
１の外径Ｄを下部ステージケーシング８Ｂの内径まで圧
縮し、ステージケーシング８Ｂの内周に沿ってスライド
挿入していく。シールリング１１の代わりに、Ｏリング
などの連続したリング状のシールを使用したのでは、組
立時に、下部ステージケーシング８Ｂ内に挿入するのに
多大な力を必要とし、大形ポンプの場合には組立時挿入
のため大形プレス機械等が必要となる。したがって、本
発明の目的達成のためには、ステージ１０の外周に挿入
するシールとして、挿入力の小さい合い口形シールリン
グがよい。シールリング１１は、第５図に示すように、
下部ステージケーシング８Ｂの内周に外周を密着させて
装着する。合い口１３の装着時の隙間Ｃ１（第６図参
照）は、自由状態時の隙間Ｃ０よりも小さいが、それで
も数mm程度である。この開口部（面積Ｃ１×Ｃ２）よ
り、矢印Ｇ方向にポンプ圧送液が洩れるが、隙間Ｃ２は
１／１００〜１／１０mm程度であるために開口面積は微
少であり、漏れ量も微少である。ポンプ効率低下の影響
は無視できる程度の量にできる。また、本実施例では、
下部ステージケーシング８Ｂの内周中間部には段差がな
く、ステージ１０の最下段目のみを軸方向に拘束してい
る。下部ステージケーシング８Ｂの内周に段差をつける
と共に、各段ごとにステージ１０の外径を変化させて
も、組立順序が煩雑で、かつ部品を統一できない不都合
がある。しかし、段数が多い場合など組立性を向上させ
るために、数ケ所の段差を設けてもよい。すべてのステ
ージを各段ごとにステージケーシングで軸方向に拘束し
ないのであれば、本発明の範囲を逸脱しない。
管３を有している。駆動部４は回転軸５を回転駆動する
ためのものである。軸受６は前記回転軸５を支持し、バ
ランスディスク７が回転軸５の回転バランスをとるため
に嵌挿されている。ステージケーシング８は上部ステー
ジケーシング８Ａと下部ステージケーシング８Ｂによっ
て二分割され、図示しないボルトによって固定され、さ
らに上部ステージケーシング８Ａは図示しないボルトに
よって前記ポンプケーシングに固定されている。インペ
ラ９は前記回転軸５に固定されている。ステージ１０は
ディフューザ羽根１０Ａと水返し羽根１０Ｂおよび平板
１０Ｃとで構成される一体構造のもので、数段が重ねて
前記下部ステージケーシング８Ｂ内に内挿されている。
このように、ステージ外筒部を設けない構造としたこと
によって、従来ディフューザとステージに２分割されて
鋳造されていたものが一体で鋳造可能となった。本実施
例では、一体構造により部品数低減と構造簡素化による
信頼性向上を図っているが、羽根１０Ａ、１０Ｂと平板
１０Ｃを分割し別部品としてもよい。シールリング１１
はステージ１０と下部ステージケーシング８Ｂ間および
隣り合うステージ１０間をシールする。このシールリン
グ１１は合い口１３を有しており、小さい力で外径Ｄを
収納できる。本ポンプの組立は、各段のステージを積み
重ねた後、下部ステージケーシング８Ｂ内に挿入する。
挿入時シールリング１１の外径Ｄは、下部ステージケー
シング８Ｂの内径より若干大きいので、シールリング１
１の外径Ｄを下部ステージケーシング８Ｂの内径まで圧
縮し、ステージケーシング８Ｂの内周に沿ってスライド
挿入していく。シールリング１１の代わりに、Ｏリング
などの連続したリング状のシールを使用したのでは、組
立時に、下部ステージケーシング８Ｂ内に挿入するのに
多大な力を必要とし、大形ポンプの場合には組立時挿入
のため大形プレス機械等が必要となる。したがって、本
発明の目的達成のためには、ステージ１０の外周に挿入
するシールとして、挿入力の小さい合い口形シールリン
グがよい。シールリング１１は、第５図に示すように、
下部ステージケーシング８Ｂの内周に外周を密着させて
装着する。合い口１３の装着時の隙間Ｃ１（第６図参
照）は、自由状態時の隙間Ｃ０よりも小さいが、それで
も数mm程度である。この開口部（面積Ｃ１×Ｃ２）よ
り、矢印Ｇ方向にポンプ圧送液が洩れるが、隙間Ｃ２は
１／１００〜１／１０mm程度であるために開口面積は微
少であり、漏れ量も微少である。ポンプ効率低下の影響
は無視できる程度の量にできる。また、本実施例では、
下部ステージケーシング８Ｂの内周中間部には段差がな
く、ステージ１０の最下段目のみを軸方向に拘束してい
る。下部ステージケーシング８Ｂの内周に段差をつける
と共に、各段ごとにステージ１０の外径を変化させて
も、組立順序が煩雑で、かつ部品を統一できない不都合
がある。しかし、段数が多い場合など組立性を向上させ
るために、数ケ所の段差を設けてもよい。すべてのステ
ージを各段ごとにステージケーシングで軸方向に拘束し
ないのであれば、本発明の範囲を逸脱しない。
本実施例によれば、以下の効果がある。
(1) 太くて長い多数本のタイトニングボルトをなくする
ことにより、ポンプ及びポンプを設置するサクションボ
ルトを小形化できる。
ことにより、ポンプ及びポンプを設置するサクションボ
ルトを小形化できる。
(2) 重いタイトニングボルトを排除でき、さらにそのタ
イトニングボルトを取りつけるサクションケーシング及
びモータケーシングの各フランジを小径化できるのでポ
ンプを軽量化できる。
イトニングボルトを取りつけるサクションケーシング及
びモータケーシングの各フランジを小径化できるのでポ
ンプを軽量化できる。
(3) 締めつけに熟練と多大の工数を必要とするタイトニ
ングボルトを排除してシール性の優れたシールリングを
使用しているので、ポンプ運転時の漏れが小さく、挿入
力が小さいので、組立分解時の容易な保守性に優れたポ
ンプを提供できる。
ングボルトを排除してシール性の優れたシールリングを
使用しているので、ポンプ運転時の漏れが小さく、挿入
力が小さいので、組立分解時の容易な保守性に優れたポ
ンプを提供できる。
第４図はシールリングの第２の実施例であり、シールリ
ング１２は合い口１３Ａが斜面で形成されている。
ング１２は合い口１３Ａが斜面で形成されている。
本実施例によっても上記と同様の効果が奏される。
次に、第３の実施例について説明する。低温液を圧送す
るポンプでは、組立的に第７図のようにシールリング１
４の外径を下部ステージケーシング８Ｂの内径よりも小
さくし、より組立を容易にする。シールリング１４は、
ステージ１０及び下部ステージケーシング８Ｂに比べて
熱膨張率が小さい材料にしてある。
るポンプでは、組立的に第７図のようにシールリング１
４の外径を下部ステージケーシング８Ｂの内径よりも小
さくし、より組立を容易にする。シールリング１４は、
ステージ１０及び下部ステージケーシング８Ｂに比べて
熱膨張率が小さい材料にしてある。
上記において、液化ガス等の低温流体中にポンプが設置
されると、ステージ１０、下部ステージケーシング８Ｂ
及びシールリング１４が冷やされる。シールリング１４
の熱膨張率は他に比べて小さいため縮み量が小さく、ス
テージ１０及び下部ステージケーシング８Ｂに比べて相
対的に膨張した形となり、第８図のように密着しシール
可能となる。材料の組み合わせの一例としてはステージ
１０及び下部ステージケーシング８Ｂをアルミ合金（熱
膨張率２０×１０６mm/mm℃）とし、シールリング１４
をマルテンサイトステレンス鋼（熱膨張率１０×１０６
mm/mm℃）とする。この場合両者の外径変形差ΔＤは、
シールリング外径５００mm、液温−１８０℃の時、常温
を２０℃とし、ΔＤ＝（２０−１０）×１０６×５００
×（２０−（−１８０）＝１mmである。したがって、こ
の場合常温組立時に、下部ステージケーシング８Ｂとシ
ールリング１４に直径０．５mmの隙間をあけておくと、
ポンプ運転時にはシールリング１４に直径で０．５mm分
の圧縮力を与えることができ、シールリング１４と下部
ステージケーシング８Ｂが密着しシール可能となる。
されると、ステージ１０、下部ステージケーシング８Ｂ
及びシールリング１４が冷やされる。シールリング１４
の熱膨張率は他に比べて小さいため縮み量が小さく、ス
テージ１０及び下部ステージケーシング８Ｂに比べて相
対的に膨張した形となり、第８図のように密着しシール
可能となる。材料の組み合わせの一例としてはステージ
１０及び下部ステージケーシング８Ｂをアルミ合金（熱
膨張率２０×１０６mm/mm℃）とし、シールリング１４
をマルテンサイトステレンス鋼（熱膨張率１０×１０６
mm/mm℃）とする。この場合両者の外径変形差ΔＤは、
シールリング外径５００mm、液温−１８０℃の時、常温
を２０℃とし、ΔＤ＝（２０−１０）×１０６×５００
×（２０−（−１８０）＝１mmである。したがって、こ
の場合常温組立時に、下部ステージケーシング８Ｂとシ
ールリング１４に直径０．５mmの隙間をあけておくと、
ポンプ運転時にはシールリング１４に直径で０．５mm分
の圧縮力を与えることができ、シールリング１４と下部
ステージケーシング８Ｂが密着しシール可能となる。
本実施例によれば、以下の効果がある。
(1) 第１の実施例の効果に示す(1)〜(3)と同様の効果が
ある。
ある。
(2) シールリングの熱膨張率をステージケーシング等の
熱膨張率よりも小さくし、常温時（すなわち組立時）に
はシールリング外径をステージケーシング内径よりも小
さくしておき、低温時（すなわち、ポンプ運転時）に
は、シールリング１４が下部ステージケーシング８Ｂと
接するようにすることで、ステージ部をステージケーシ
ング８Ｂへ挿入する力をほとんどゼロとできるので組立
性を飛躍的に向上される効果がある。
熱膨張率よりも小さくし、常温時（すなわち組立時）に
はシールリング外径をステージケーシング内径よりも小
さくしておき、低温時（すなわち、ポンプ運転時）に
は、シールリング１４が下部ステージケーシング８Ｂと
接するようにすることで、ステージ部をステージケーシ
ング８Ｂへ挿入する力をほとんどゼロとできるので組立
性を飛躍的に向上される効果がある。
なお、高温液を取り扱うポンプの場合には、逆にシール
リング１４に熱膨張率の大きい材料を使用すれば上述と
同じ効果が得られる。
リング１４に熱膨張率の大きい材料を使用すれば上述と
同じ効果が得られる。
次に第４の実施例を第９図、第１０図によって説明す
る。
る。
本実施例は合い口が第９図のようにカギ形にしたもので
ある。すなわち、上記実施例と同様シールリング１５の
熱膨張率を下部ステージケーシング８Ｂの熱膨張率より
も小さいものとし、常温にて組立てる際には、シールリ
ング１５を適当な圧力で圧縮して第９図のように固定
し、その外径Ｄを下部ステージケーシング８Ｂの内径よ
りも小さくしておく。運転時に低温になると、第１０図
のように合い口が変化し、シールリングの縮み量よりも
下部ステージケーシング８Ｂの縮み量の方が大きいた
め、シールリング１５は外部から圧縮される形となる。
この場合、シールリング１５と下部ステージケーシング
８Ｂとの接触圧力は熱膨張率の差による縮み量の差に起
因する圧力に加え、組立的に圧縮していた分の圧力も加
わる。
ある。すなわち、上記実施例と同様シールリング１５の
熱膨張率を下部ステージケーシング８Ｂの熱膨張率より
も小さいものとし、常温にて組立てる際には、シールリ
ング１５を適当な圧力で圧縮して第９図のように固定
し、その外径Ｄを下部ステージケーシング８Ｂの内径よ
りも小さくしておく。運転時に低温になると、第１０図
のように合い口が変化し、シールリングの縮み量よりも
下部ステージケーシング８Ｂの縮み量の方が大きいた
め、シールリング１５は外部から圧縮される形となる。
この場合、シールリング１５と下部ステージケーシング
８Ｂとの接触圧力は熱膨張率の差による縮み量の差に起
因する圧力に加え、組立的に圧縮していた分の圧力も加
わる。
たとえば、常温組立時にシールリング１５と外径で１０
mmの圧縮力を与えてカギをかみあわせたとする。低温時
のステージケーシング８Ｂとシールリング１５の伸び差
を１mmとし、組立的のステージケーシング８Ｂとシール
リング１５の外径隙間を０．５mmとすると、低温時にシ
ールリング１５に与えられる力は直径で１０．５mm分の
圧縮力となる。
mmの圧縮力を与えてカギをかみあわせたとする。低温時
のステージケーシング８Ｂとシールリング１５の伸び差
を１mmとし、組立的のステージケーシング８Ｂとシール
リング１５の外径隙間を０．５mmとすると、低温時にシ
ールリング１５に与えられる力は直径で１０．５mm分の
圧縮力となる。
したがって、本実施例によれば、 (1) 第１の実施例の効果に示す（１）〜（３）及び第３
の実施例の効果に示す(2)と同様の効果がある。
の実施例の効果に示す(2)と同様の効果がある。
(2) シールリングとステージケーシングとの接触圧力を
任意に設定でき、シール性能を向上できる。
任意に設定でき、シール性能を向上できる。
(3) 合い口隙間がゼロにできるので合い口からのポンプ
吐出液洩れを皆無にでき、シール性能を向上できる。
吐出液洩れを皆無にでき、シール性能を向上できる。
本発明によれば、ポンプ外径及びサクションケーシング
外径を小さくし、ポンプ及びサクションケーシングを軽
量化できる効果がある。さらに、組立、分解の容易な保
守性に優れたポンプが得られる。
外径を小さくし、ポンプ及びサクションケーシングを軽
量化できる効果がある。さらに、組立、分解の容易な保
守性に優れたポンプが得られる。
図面は本発明に係る多段遠心ポンプの実施例の説明図
で、第１図はポンプの縦断面図、第２図は要部拡大縦断
面図、第３図はシールリングの実施例の外観図、第４図
はシールリングの他の実施例の外観図、第５図および第
６図はシールリングの取付時の説明図、第７図および第
８図はシールリングのさらに他の実施例の取付時の説明
図、第９図および第１０図はシールリングのさらに他の
実施例の外観図である。 １……サクションケーシング、４……駆動部、６……軸
受、７……バランスディスク、８……ステージケーシン
グ、９……インペラ、１０……ステージ、１０Ａ……デ
ィフューザ羽根、１０Ｂ……水返し羽根、１０Ｃ……平
板、１１，１２，１４，１５……シールリング。
で、第１図はポンプの縦断面図、第２図は要部拡大縦断
面図、第３図はシールリングの実施例の外観図、第４図
はシールリングの他の実施例の外観図、第５図および第
６図はシールリングの取付時の説明図、第７図および第
８図はシールリングのさらに他の実施例の取付時の説明
図、第９図および第１０図はシールリングのさらに他の
実施例の外観図である。 １……サクションケーシング、４……駆動部、６……軸
受、７……バランスディスク、８……ステージケーシン
グ、９……インペラ、１０……ステージ、１０Ａ……デ
ィフューザ羽根、１０Ｂ……水返し羽根、１０Ｃ……平
板、１１，１２，１４，１５……シールリング。
Claims (6)
- 【請求項１】サクションケーシング、該サクションケー
シングの内周にあって流路を形成するステージケーシン
グ、インペラ、各インペラ間に介在するステージ、回転
軸および該回転軸を駆動するための駆動部を有し、前記
ステージケーシングは前記ステージの外周に配置された
構造の多段遠心ポンプにおいて、ステージの外周とステ
ージケーシング間および隣り合うステージ間にこれらを
シールするための合い口を有するシールリングを介在さ
せたことを特徴とする多段遠心ポンプ。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載のものにおい
て、各ステージは平板、ディフューザ羽根および水返し
羽根を一体構造に形成したことを特徴とする多段遠心ポ
ンプ。 - 【請求項３】特許請求の範囲第１項記載のものにおい
て、多段遠心ポンプはディフューザ形であることを特徴
とする多段遠心ポンプ。 - 【請求項４】特許請求の範囲第１項記載のものにおい
て、ポンプが低温液あるいは高温液を取り扱う際に、前
記合い口を有するシールリングを前記ステージ及び前記
ステージケーシング材料に比較して、低温液を取り扱う
場合は熱膨張率の小さい材料にて構成し、高温液を取り
扱う場合は熱膨張率の大きい材料にて構成したことを特
徴とする多段遠心ポンプ。 - 【請求項５】特許請求の範囲第１項記載のものにおい
て、前記合い口を有するシールリングはあらかじめ圧縮
力を保持する保持機構を備えたことを特徴とする多段形
遠心ポンプ。 - 【請求項６】サクションケーシング、該サクションケー
シングの内周にあって流路を形成するステージケーシン
グ、インペラ、各インペラ間に介在するステージ、回転
軸および該回転軸を駆動するための駆動部を有し、前記
ステージケーシングは前記ステージの外周に配置された
構造の多段遠心ポンプにおいて、前記ステージはディフ
ューザ羽根および水返し羽根で一体構造に形成すると共
に隣り合うステージ間に平板を配設し、該平板とステー
ジケーシング間にはこれらをシールするための合い口を
有するシールリングを介在させたことを特徴とする多段
遠心ポンプ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62318881A JPH0654115B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 多段遠心ポンプ |
| US07/283,963 US4909705A (en) | 1987-12-18 | 1988-12-13 | Multi-stage diffuse-type centrifugal pump |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62318881A JPH0654115B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 多段遠心ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01163494A JPH01163494A (ja) | 1989-06-27 |
| JPH0654115B2 true JPH0654115B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=18104003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62318881A Expired - Lifetime JPH0654115B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 多段遠心ポンプ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4909705A (ja) |
| JP (1) | JPH0654115B2 (ja) |
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-
1987
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-
1988
- 1988-12-13 US US07/283,963 patent/US4909705A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| JPH01163494A (ja) | 1989-06-27 |
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