JPH04127717U - 粘性物の吐出装置 - Google Patents

粘性物の吐出装置

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JPH04127717U JP4379891U JP4379891U JPH04127717U JP H04127717 U JPH04127717 U JP H04127717U JP 4379891 U JP4379891 U JP 4379891U JP 4379891 U JP4379891 U JP 4379891U JP H04127717 U JPH04127717 U JP H04127717U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘性物を吐出するに際し、コンベア上に載置さ
れる粘性物を常時一定厚さにして次工程に送る粘性物の
吐出装置を提供する。 【構成】吐出口1から吐出されたベルト21上の粘性食
品aの厚さtを検知するレーザーセンサ51と、レーザ
ーセンサ51に接続されコンベア装置2の駆動手段であ
るモーター33の回転数を制御するコントローラー54
及びインバーター55とを備え、自動的にコンベア移送
速度を吐出量に合わせることにより、あるいは、移送路
に開閉弁を備えて自動的に吐出量をコンベア移送速度合
わせることにより、粘性食品aを常時一定厚さに保持す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バター、マーガリン等の粘性物を吐出する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、バター、マーガリン等の粘性のある食品を吐出するに際しては、前加 工された粘性食品をノズル等の吐出口から連続的に吐出し、吐出された粘性食品 を、その吐出速さと略等しい移送速さのコンベアの移送面に載置することにより 粘性食品を順次、略一定の厚さに吐出しつつ次工程に移送する。そして、移送さ れてくる粘性食品を順次一定長さで切断することにより、同一形状,同一重量の ものを得られるようにする。
【0003】 ところが、一定の厚さに吐出するには、ノズル等から吐出される吐出早さ、即 ち量吐出量を一定にするとともに、コンベアの移送速さをこれに合わせた一定速 度にしてこれら双方の条件を常時一定に保持させておくことが必要となるが、常 時これら双方を一定になるように制御するのは困難なものである。例えば、吐出 口からの吐出速さは、前加工の状態により変動し易く、粘性食品のつまり等によ って、コンベアの移送速さよりも、遅くなることが多い。又、コンベアの移送面 の移送速度の方が速くなると、粘性食品が吐出口から移送面に乗り移る際に、粘 性食品の下面が、その粘性により移送面と接着し、粘性食品の下面付近のみが先 に送られてしまい、粘性食品の形状が変形してしまうおそれも生じることになる 。この結果、次工程で同一長さに切断したとしても個々にバラツキを生じてしま うという課題を有する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、マーガリン等の粘性物を吐出するに際し、吐出口から吐出さ れる吐出量とコンベアの移送速さとを相対的に合わせ、常時コンベア上に載置さ れる粘性物を一定厚さにして次工程に送ることのできる粘性物の吐出装置を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は次の吐出装置を提供することにより、上記の課題を解決する。 本考案の吐出装置は、吐出手段により粘性物を連続的に吐出する吐出口と、吐 出された粘性物を順次載置して移送するコンベア装置と、このコンベア上に一定 の厚さで吐出できるようにする厚さ一定保持手段とを備える。 この厚さ一定保持手段は、コンベア上の粘性物の厚さを検知する厚さ検知装置 と、厚さ検知装置とコンベア装置とに接続されコンベア移送速度を調節する速度 調節装置とを有する。そして、速度調節装置は厚さ検知装置の厚さ測定値を受け てコンベア速度を吐出口からの吐出量に合わせ適宜調節可能とされたものである 。 又、本考案は、吐出手段により粘性物を連続的に吐出する吐出口と、吐出され た粘性物を順次載置して移送するコンベア装置と、このコンベア上に一定の厚さ で吐出できるようにする厚さ一定保持手段とを備える。 厚さ一定保持手段は、コンベア上の粘性物の厚さを検知する厚さ検知装置と、 厚さ検知装置と吐出手段とに接続され吐出口からの吐出量を調節する吐出量調節 装置とを有する。そして、吐出量調節手段は厚さ検知装置の厚さ測定値を受けて 吐出口からの吐出量をコンベア速度に合わせ適宜調節可能とされたものである粘 性物の吐出装置を提供することにより上記課題を解決する。
【0006】
【作用】
上記手段を施した本考案の吐出装置にあっては、コンベア上の粘性物の厚さを 検知する厚さ検知装置と、厚さ検知装置とコンベア装置とに接続されコンベア移 送速度を調節する速度調節装置とを有するため、速度調節装置が厚さ検知手段の 厚さ測定値を受けてコンベア速度を適宜調節することができる。 これにより、コンベア移送速度を吐出口から吐出される吐出量に常時合わせた 適宜速度にすることができる。 又、コンベア上の粘性物の厚さを検知する厚さ検知装置と、吐出手段とに接続 され吐出口からの吐出量を調節する吐出量調節装置とを有するため、吐出量調節 装置が厚さ検知手段の厚さ測定値を受けて吐出口からの吐出量を調節することが できる。 これにより、吐出口からの吐出量を、常時コンベアの移送速度に合わせた量に することができる。
【0007】
【実施例】
以下図面に基づき本考案の実施例について説明する。図1に本考案の速度調節 装置を備えた一実施例の全体構造を示し、図2に本考案の吐出量調節装置装置を 備えた一実施例の全体構造を示す。
【0008】 この実施例における速度調節装置を備えた粘性物の吐出装置は、図1に示すよ うに粘性物としてのバター、マーガリン等の粘性食品aを連続的に吐出する吐出 口1と、吐出された粘性食品aを順次載置して移送するコンベア装置2と、この コンベア装置2の移送面上に一定の厚さtで吐出できるようにする厚さ一定保持 手段とを備えてなる。
【0009】 吐出口1は、バターやマーガリン等の粘性食品aの製造装置(図示せず)の最 終工程の吐出用ノズル11先端開口に該当し、吐出手段によって粘性食品aを連 続的に吐出する。この実施例では、粘性食品aを4角柱状に吐出するため、断面 4角形をなす。この吐出口1の形状は、例えば、3角形、円形等、自由に変更可 能であり、吐出口1に、適宜形状の格子を配しておくことにより、その格子形状 に沿った形状に、予め粘性食品を切断して吐出させることができる。
【0010】 コンベア装置2は、吐出口1と後述する次工程の切断手段との間に配され、吐 出された粘性食品aを載置して切断手段まで移送するもので、この実施例では、 ベルト21を移送面とするベルトコンベアを採用する。そして、このベルト21 は図示の左方に配設される駆動用ホイール22に接続されたモーター23の回転 力により移送される。尚、ベルト21に替え、ネットやプレート等、移送面の形 態は適宜変更可能である。また、この実施例では、コンベア装置2を、吐出口1 と切断手段3との間に配したが、切断加工後、さらに包装等の後工程を一連に自 動化する場合には、切断手段3以降にコンベア装置を延設してもよい。
【0011】 コンベア装置2の後端側には次工程をなす切断手段3が設けられ、粘性食品a を上方から切断する刃物31と、この刃物を振り下ろすための駆動手段(図示せ ず)とからなる。この駆動手段としては、流体圧シリンダや、電動機等の、従来 の切断装置と同様のものを用いることができる。刃物31は、粘性食品aがバタ ーやマーガリン等の場合、加温状態としておくことが、その切断性能を高める上 で好ましい。尚、切り目を入れたり、抜き型により粘性食品を抜き落とす場合に は、刃物に替え、適宜の型等に変更すればよい。
【0012】 又、この実施例では、コンベア装置2の始端側にコンベア移送面の付着防止手 段4が配設されている。この付着防止手段4は、粘性食品aと移送面との付着を 防止するためのものであり、コンベア装置2の始端に配されたノズル41と、ノ ズル41へ付着防止液を圧送するポンプ42と、付着防止液を貯蔵するタンク4 3とを備える。この付着防止液は、室温でもよいが、低温(室温以下、より好ま しくは−10〜─30℃)に冷却しておくことが好ましく、この実施例では、タ ンク43に冷却装置44を備えている。付着防止液としては、例えばアルコール 等の消毒液や水を採用することができるが、アルコールを用いると、冷却と同時 に移送面の消毒を同時に行うことができ、又、0℃以下でも固化しないため冷却 性が良く、有利である。ノズル41は、移送面の幅と略等しい幅に、付着防止液 を噴霧するが、少なくとも粘性食品aの幅に噴霧できれば足る。又、ノズル41 による吐出の他、刷毛等により付着防止液を塗ってもよく、復路のベルト21を 付着防止液中に浸ける等、適宜手段に変更し得る。又、ノズル41は、コンベア 装置2の始端に配する方が、吐出口1から吐出されたバターやマーガリン等の粘 性食品と移送面との付着を最も効率良く防止することができるが、他の位置に変 更して実施してもよい。さらにノズルを移送面の上方にも配位し、移送中の粘性 食品の上方から低温の付着防止液を吐出させることにより、粘性食品全体を冷却 することも好ましい。この付着防止手段によって粘性食品と移送面との付着を防 止することにより、粘性食品の吐出速さとコンベア移送面の速さとの誤差を防止 できるものとなる。
【0013】 尚、更に、図4に示すようにコンベア装置3による移送経路の適宜区間を、低 温の雰囲気に維持する移送経路の冷却手段8を設けたものとしても良い。 この冷却手段8は、内部が空洞のケーシング81と、ケーシング81内に配さ れた冷却装置82とを有し、この冷却装置82により、ケーシング81の雰囲気 を低温に保つ。ケーシング81には、導入口83と導出口84とが形成され、コ ンベア装置2がその内部に通される。これにより、コンベア装置2により移送中 の粘性食品aが、ケーシング81内の低温の雰囲気により冷却され、その全表面 の粘性が低くなる。これにより、切断加工時に粘性食品aに変形が生じることも 、防止できるものであり、より良好な切断加工が実現する。尚、冷却装置82に より、ケーシング81の雰囲気を低温になす他、他の位置で冷却した空気をケー シング81に導くようにしてもよい。又、導入口83と導出口84には、エアカ ーテン等を設けておくのも効果的である。
【0014】 又、コンベア装置2を複数に分割して実施する場合には、例えば図5に示すよ うに、切断手段3の前後で、第1コンベア2aと第2コンベア2bとの2本に分 割し、第1コンベア2aと第2コンベア2bとの夫々の始端側にノズル41a、 41bを設けて、付着防止液を吐出するようにする。吐出されて夫々の移送面2 1a、21bに配された付着防止液は、第1コンベア2aと第2コンベア2bの 下方に設けられたドレンパン45に受けられ、排出口46から濾過槽47に送ら れ、冷却装置44付のタンク43に戻され、ポンプ42により再度循環させられ る。この例から明らかなように、切断後においても、移送面に付着防止液を配し ておくことは好ましく、又、前記実施例のような冷却手段8を、切断手段3の前 後に渡り設けておくことも好ましい。尚、図5中、22a、22bは、先端に合 成樹脂製のヘラを有するスクレイパーで、第1コンベア2aと第2コンベア2b の復路において、その移送面21a、21bを清掃するものである。
【0015】 又さらに、移送経路全体を冷却する構成として、例えば図6に示すように、コ ンベア全体を、断熱壁71で囲み、冷凍機72からファン73にて送られる冷風 を、ガイド板74で、移送面21上方の一方の側辺に導き、他方の側辺側から吸 引口75へ吸い込んで循環させるようにするとともに、移送面21をスチールベ ルトから構成し、移送面21の往路と復路との間にノズル91を、移送面31の 略全長に渡り配位して、移送面21の往路の裏面に冷却液を噴出するようにし、 噴出した冷却液を、その下方に配位されたドレンパン92で受けるようにする。 そして、例えばこの断熱壁71中に後述の厚さ検知装置50を設けて厚さ一定保 持手段を施すようにしても良い。
【0016】 厚さ一定保持手段は、厚さ検知装置50と、厚さ検知装置50とコンベア装置 2とに接続されコンベア移送速度を調節する速度調節装置53とを有してなる。 厚さ検知装置50は、吐出口1と切断手段3との間におけるベルト21上方に配 設され、ベルト21上に吐出されて移送されてきた粘性食品aの厚さtを検知す る。この実施例では、厚さ検知装置を、ベルト21上に配したレーザーセンサ5 1と、このレーザーセンサ51に接続されるセンサアンプ52とから構成し、そ して、レーザーセンサ51が、レーザーセンサ51より発射されるレーザーを粘 性食品aの上面に当て、その反射してきたレーザーを読み取ることによって粘性 食品aの厚さを検出する。尚、幅全面における厚さを検知する場合は幅の両端部 及び中央部各々にレーザーセンサ51を配すれば良い。又、このレーザーセンサ は反射式のものに限らず、例えば図2に示すような透過式のものでも良く、適宜 変更できる。
【0017】 一方、速度調節装置53は、厚さ検知装置50に接続されるコントローラー5 4と、このコントローラー54及びコンベア装置2のモーター33に接続される インバーター55とを有し、コントローラー54がレーザーセンサ51からの粘 性食品aの厚さ検出データを信号として受けると、予め設定された値とその信号 値とを比較し、その変差をなくすような出力をインバーター55に送る。そして 、出力を受けたインバーター55がモーター33の回転数を制御する。尚、図中 の56,56は変換器を示している。
【0018】 以上のように構成された粘性物の吐出装置は、先ず粘性食品aの厚さtが所定 の厚さで吐出されて移送できるように、吐出量に適合するコンベア移送速度を予 めコントローラー54に設定し、その設定されたコンベア移送速度によってベル トを可動させると同時に吐出手段によって前工程からの粘性食品aを連続的にベ ルト21上に吐出する。ベルト21上に吐出された粘性食品aはレーザーセンサ 51によって厚さtが検出される。その際、吐出量とコンベア移送速度とのズレ により厚さ検出値が所定厚さより厚い場合にはコントローラー54がインバータ ー55に指令し、インバーター55によってモーター33の回転数を上げてコン ベア移送速度を速くする。一方、レーザーセンサ51による厚さ検出値が所定厚 さより薄い場合にはコンベア移送速度を遅くする。これにより、コンベア移送速 度を粘性食品aの吐出量に係わらず、吐出量に合わせることができ、自動的に粘 性食品aを常時一定厚さに保持して切断工程3に送ることができる。そして、切 断手段3により所定長さで切断することにより同一形状,同一重量に形成するこ とができる。
【0019】 次に、図2に基づき吐出量調節装置を備えた一実施例を説明する。 この吐出装置は、先の実施例で説明したと同様の吐出口1、コンベア装置2、 切断手段3を備えるとともに、吐出量調節装置装置によって移送されてくる粘性 食品aの厚さtを一定に保持する厚さ一定保持手段と備えてなる。
【0020】 この実施例における厚さ一定保持手段は、前工程から吐出口1に送る吐出手段 を調節することによって粘性食品aの吐出量をコンベア移送速度に合わせてベル ト21上に吐出される粘性食品aの厚さtを一定に保持するものであり、厚さ検 知装置50と、吐出量を調節する吐出量調節装置53とを有してなる。厚さ検知 装置50は上述のものと同様のものでコンベヤ上方に配設されるレーザーセンサ 51とセンサアップ52とを備え、ベルト21上に吐出されて移送されてきた粘 性食品aの厚さを検知する。吐出量調節装置53は、この実施例においては前工 程の製造装置と吐出口1間の移送路60に配設される開閉弁61と、リミットス イッチを備え開閉弁61の作動を制御する開閉弁制御部62と、この開閉弁制御 部62と上記厚さ検知装置50とに接続されるコントローラー54及びインバー ター55とを有してなる。この開閉弁61はインバーター55の指令を受けて作 動するリミットスイッチによって可動する。又、この実施例では開閉弁61の前 方側の移送路60に連通する予備室70が移送路60の上方に設けられ、開閉弁 61の閉状態(完全に移送路60を遮断した状態ではなく、通常の状態より閉ま った状態)の際等に前工程から送られてくる粘性食品aを一時的に貯蔵し、開閉 弁61の閉状態によってポンプ等の圧送装置に過負荷がかからないようにしてい る。尚、この予備室70に、押圧部材71を設けるとともに、これにポンプ等を 接続して送られてきた粘性食品aを移送路60に送る送り手段を設け、開閉弁6 1が開いた際に予備室70内の粘性食品aを単独で、あるいは前工程から送られ てくる粘性食品aとともに吐出口1に送るようにしても良い。あるいは又、送り 手段を設けずに送られてきた粘性食品aの自重により開閉弁61が開いた際に吐 出口1に送るようにしても良く、適宜変更できるものである。一方、この予備室 70は、独立して設けるものに限らず、例えば予備室70と前工程の製造装置と をパイプ等で接続し、予備室70に入った粘性食品aを元の前工程まで戻し、あ るいは予備室70がいっぱいになった場合に元の前工程まで戻すようにしても良 い。
【0021】 この装置においては、先ずコンベア移送速度に適合する一定の吐出量となるよ うに開閉弁61の位置を予めコントローラー54に設定し、その設定された開閉 弁61の位置で吐出量で吐出手段によって粘性食品aを連続的にベルト21上に 吐出する。その際、開閉弁61は移送路60を幾分塞いだ状態に設定されており 、一方、ベルト21は常時一定の移送速度で可動させられる。ベルト21上に吐 出された粘性食品aはレーザーセンサ51によって厚さtが検出される。そして 、吐出量とコンベア移送速度とのズレにより厚さ検出値が所定厚さより厚い場合 にはコントローラー54がインバーター55に指令し、指令を受けたインバータ ー55が適宜開閉弁制御部62を作動させる。そして、リミットスイッチの作動 によって開閉弁61が設定時よりインバーター55による指示量だけ閉まる。こ の際、一定速度で送られてくる粘性食品aの内、開閉弁61によって規制された 分は予備室70に押し入る。一方、レーザーセンサ51による厚さ検出値が所定 厚さより薄い場合には開閉弁61が設定時より開く。その際、予備室70に入っ た粘性食品aも同時に送られる。これにより、吐出量を常時コンベア移送速度に 合った一定量にすることができる。又、コンベアの移送速度に誤差を生じた場合 でもそれに適合する吐出量にすることができる。 従って、自動的に粘性食品aを常時一定厚さに保持して切断工程に送ることが でき、切断手段3により所定長さで切断することにより同一形状,同一重量に形 成することができる。
【0022】 尚、この実施例では開閉弁61を設け、これにインバーター55を接続させて 開閉弁61の開閉により吐出口1に送る量を調整するようにしているが、この態 様のものに限らず、例えば開閉弁を設けずにインバーター55を、粘性食品aを 吐出口1に送るポンプ等の圧送装置に直接接続し、移送路圧を自動調整すること により行うようにしても良く、適宜変更できるものである。 又、吐出量調節装置を備えた装置においても速度調節装置を備えた装置で説明 したような冷却装置等を付設しても良く、適宜変更できるものである。
【0023】
【考案の効果】
本考案においては、コンベア上の粘性物の厚さを検知する厚さ検知装置と、厚 さ検知装置とコンベア装置とに接続されコンベア移送速度を調節する速度調節装 置とを有するため、速度調節装置が厚さ検知手段の厚さ検出値を受けてコンベア 速度を適宜調節することができ、コンベア移送速度を吐出口から吐出される吐出 量に常時合わせた適宜速度にすることができる。 これにより、自動的に粘性物を常時一定厚さに保持して移送することがでる。 又、コンベア上の粘性物の厚さを検知する厚さ検知装置と、吐出手段とに接続 され吐出口からの吐出量を調節する吐出量調節装置とを有するため、吐出量調節 装置が厚さ検知手段の厚さ測定値を受けて吐出口からの吐出量を調節することが でき、常時吐出口からの吐出量を、コンベアの移送速度に合わせた量にすること ができる。 これにより、自動的に粘性物を常時一定厚さに保持して移送することがでる。 以上、本考案はマーガリン等の粘性物を吐出するに際し、常時コンベア上に載 置される粘性物を一定厚さにして次工程に送ることのできる粘性物の吐出装置を 提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の速度調節装置を有する実施例を示す全
体図である。
【図2】厚さ検知装置の他の実施例を示す説明図であ
る。
【図3】本考案の吐出量調節装置を有する実施例を示す
全体図である。
【図4】本考案の速度調節装置を有する他の実施例の全
体図である。
【図5】本考案の速度調節装置を有する他のもう一つの
実施例の全体図である。
【図6】本考案の速度調節装置を有する更に他のもう一
つの実施例の全体図である。
【符号の説明】
1 吐出口 2 コンベア装置 3 切断装置 4 付着防止手段 51 レーザーセンサ 52 センサアンプ 54 コントローラー 55 インバーター 60 移送路 61 開閉弁 62 開閉弁制御部 a 粘性食品

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出手段により粘性物を連続的に吐出す
    る吐出口と、吐出された粘性物を順次載置して移送する
    コンベア装置と、このコンベア上に一定の厚さで吐出で
    きるようにする厚さ一定保持手段とを備え、この厚さ一
    定保持手段が、コンベア上の粘性物の厚さを検知する厚
    さ検知装置と、厚さ検知装置とコンベア装置とに接続さ
    れコンベア移送速度を調節する速度調節装置とを有し、
    速度調節装置が厚さ検知装置の厚さ測定値を受けてコン
    ベア速度を吐出口からの吐出量に合わせ適宜調節可能と
    されたものであることを特徴とする粘性物の吐出装置。
  2. 【請求項2】 吐出手段により粘性物を連続的に吐出す
    る吐出口と、吐出された粘性物を順次載置して移送する
    コンベア装置と、このコンベア上に一定の厚さで吐出で
    きるようにする厚さ一定保持手段とを備え、厚さ一定保
    持手段が、コンベア上の粘性物の厚さを検知する厚さ検
    知装置と、厚さ検知装置と吐出手段とに接続され吐出口
    からの吐出量を調節する吐出量調節装置とを有し、吐出
    量調節手段が厚さ検知装置の厚さ測定値を受けて吐出口
    からの吐出量をコンベア速度に合わせ適宜調節可能とさ
    れたものであることを特徴とする粘性物の吐出装置。
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