JPH04127530U - 焦電型赤外線検出器 - Google Patents

焦電型赤外線検出器

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Publication number
JPH04127530U
JPH04127530U JP3456891U JP3456891U JPH04127530U JP H04127530 U JPH04127530 U JP H04127530U JP 3456891 U JP3456891 U JP 3456891U JP 3456891 U JP3456891 U JP 3456891U JP H04127530 U JPH04127530 U JP H04127530U
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JP
Japan
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infrared
pyroelectric
interference film
film filter
cylindrical case
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Pending
Application number
JP3456891U
Other languages
English (en)
Inventor
真也 野津
聡 伊藤
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】焦電型赤外線検出装置の視野角を広げることに
よって、広い面積にわたって赤外線の変化の検出が行え
る焦電型赤外線検出装置を提供する。 【構成】温度変化を検出する焦電型受光素子13を内部
に有する円筒型ケース11の内部に位置決めリング21
を設置し、この位置決めリングの上部に赤外線干渉膜フ
ィルタ15を設置し、この赤外線干渉膜フィルタ15を
ハンダ23で固定して焦電型赤外線検出装置を形成する
ことによって広い視野角を持たせることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は焦電型赤外線検出器、特に焦電型赤外線検出器の赤外線干渉膜フィル タの固定構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ある種のセラミックスにおいては、加えられる熱によって表面に電圧が発生あ るいは固体表面の電荷が高エネルギーとなる焦電効果を用いて、赤外線強度を検 出する赤外線検出器が周知であり、検出感度に優れることから、例えば室内の温 度センサとして、空調制御あるいは侵入警報装置などとしても利用可能である。 このような焦電型受光素子を用いる場合、感応する赤外線の周波数帯域を特定す るなどの必要があり、受光素子はケース内部に収納され、このケース開口には赤 外線干渉膜フィルタを設けることが通常である。
【0003】 図5は、従来から用いられている焦電型赤外線検出装置の赤外線干渉膜フィル タの取り付け部分の構成を示した断面図である。
【0004】 図において、11は円筒状ケースであり、内部には焦電型受光素子13が設置 されている。そして、15は赤外線干渉膜フィルタであり、この赤外線干渉膜フ ィルタ15を通過した赤外線は焦電型受光素子13において受光される。そして 、この焦電型受光素子13において、赤外線の変化による温度変化が微分値とし て検出されるものである。
【0005】 ここで、赤外線干渉膜フィルタ15は円筒状ケース11の上部に形成されてい る屈曲固定部11aにおいて、封止ペースト17と導電性ペースト19とによっ て接着固定されている。
【0006】 ところで、導電性ペースト19が用いられているのは、焦電型受光素子13を 電磁ノイズから保護するためである。すなわち、焦電型受光素子13が赤外線以 外の電磁波の高周波の電磁ノイズの影響も受けるため、赤外線干渉膜フィルタ1 5と円筒状ケース11を導電性ペースト19で接着して導通させることによって 、受信された電磁波をアースして焦電型受光素子13を電磁ノイズから防護する のである。一方、導電性ペースト19は封止力という面から見ると決して強いも のであるとはいえないため、導電性ペースト19の他にエポキシ樹脂などからな る封止ペースト17を用いることによって円筒状ケース11の内部を封止してい る。なお、この円筒状ケース11の内部には不活性ガスである窒素が封入され、 焦電型受光素子13のメンテナンスが図られている。
【0007】 また更に、必要とする赤外線以外の電磁波が、赤外線干渉膜フィルタ15に吸 収されて熱エネルギーに変換され、これが二次放射として焦電型受光素子13に おいて検出されてしまう場合があるため、これを防止するために、赤外線干渉膜 フィルタ15下部から焦電型受光素子13までの距離(以下ギャップという)は 0.7mm以上に設置されている。なお、前記二次放射による悪影響を防止するた めには、前記ギャップが0.7mm以上必要であるということは周知である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示されるような従来装置においては、円筒状ケース11 上部の屈曲係合部11aが接着代という形で必要であるために、円筒状ケース1 1の開口が狭くなる。これは、焦電型受光素子13の視野角の縮小を招き、ひい ては焦電型赤外線検出装置がカバーする検知範囲の減少を引き起こしてしまうと いう問題があった。これを防止するためには、前記ギャップを小さくして視野角 を広げることなどが考えられるが、前述の如く、ギャップを0.7mm以下にとる ことはできず、このために焦電型赤外線検出装置がカバーできる面積の大きさが 制限されていた。
【0009】 本考案は以上のような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は赤外線干 渉膜フィルタによる二次放射を防止でき、かつ視野角の広い焦電型赤外線検出装 置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本考案に係る焦電型赤外線検出装置にお いては、円筒状ケースの内部にストッパを設け、ここに赤外線干渉膜フィルタを 係止させ、更には封止部で前記ストッパに固定することを特徴とする。
【0011】
【作用】
以上のように構成された本考案の焦電型赤外線検出装置においては、円筒状ケ ース内部に設置されたストッパに赤外線干渉膜フィルタが係止され、封止部によ って、該ストッパに固定されると共に円筒状ケース内部が封止される。
【0012】 なお、封止部に導電性ペーストを用いれば、赤外線干渉膜フィルタをアースす ることが可能となっている。
【0013】
【実施例】
図1は、本考案の第1実施例の構成を示した図である。なお、従来例と同一部 材及び同一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0014】 第1実施例において特徴的なことは、赤外線干渉膜フィルタ15が係止される ストッパとして、位置決めリング21を円筒状ケース11の内部に有しているこ とである。この位置決めリング21は、円筒状ケース11の直径よりもひとまわ り小さくかつ、上部が赤外線干渉膜フィルタの厚さの分だけ低くなっている。こ のような位置決めリング21が円筒状ケース11内部に設置されると、図1に示 されるように、赤外線干渉膜フィルタ12は、円筒状ケース11内部に位置決め リング21の上部に載置されるようになる。そしてさらに、この赤外線干渉膜フ ィルタ15は封止部23によって、この円筒状ケース11の内部に接着固定され ている。
【0015】 図2は、本考案の第2実施例の構成を示した図である。
【0016】 本第2実施例において特徴的なことは、円筒状ケース11の内部をくびらせて くびれ部分11bを形成し、これをストッパとして用いたことにある。なお、こ のストッパ部分における赤外線干渉膜フィルタ15の固定は第1実施例の方法と 同様に行われるものであるので、その説明を省略する。また、第1実施例及び第 2実施例においても、封止部23としてはハンダが用いられている。
【0017】 図3は、実施例において用いられる赤外線干渉膜フィルタ15の構成を示した 図である。図3に示されるているように、赤外線干渉膜フィルタ15の周囲には 、銀が蒸着されて金属膜25が形成されている。これにより、ハンダ23のハン ダ付け特性が良好になるため、赤外線干渉膜フィルタ15と円筒状ケース11の 固定と導通とが確実に行なえるようになっている。
【0018】 ここで、金属膜25の形成は、本実施例においては、蒸着によって行なったが 、メッキ、ペースト焼き付けなどを行なってもよく、導電性を保持しながら接着 固定できるものであればこれらに限られるものではない。そして、金属膜25に おいても銀に限られることなく、銅・アルミニウム等をはじめとして、あらゆる 導電性物質を用いることが可能である。
【0019】 ところで、本実施例においては、ハンダ23によって円筒状ケース11に赤外 線干渉膜フィルタ15を固定したことで、従来例のように封止と導電性の保護と を行なうための別々の接着材料をそれぞれ使用することなく、ハンダという単一 部材で封止と導電性の保持の両方を行なうことが可能となっている。
【0020】 なお、従来例とは異なり、ハンダの代わりに導電性ペーストのみを用いて赤外 線干渉膜フィルタ15を接着固定したとしても、本実施例の形状の効果から、本 実施例における封止の効果は失われるものではない。この他にも、ハンダ付け固 定のかわりに、銀臘付や黄銅臘付等、導電性を保持しながら赤外線干渉膜フィル タ15を円筒状ケース11内のストッパの部分に接着固定できるものであれば、 あらゆるものを用いることが可能である。
【0021】 上記のように、第1実施例及び第2実施例においても、図5の従来例のような 屈曲係合部を有していないため、図4に示されるように、広く視野角θがとれる ようになる。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、本考案の赤外線検出装置においては、焦電型赤外線センサの視 野角を広げることができ、従来よりも広い面積にわたって赤外線の変化を検出す ることが可能となる。
【0023】 またさらに、赤外線干渉膜フィルタを接着固定する接着剤料を使用する種類の 自由度が拡大することになり、加工の簡便性などを向上させることができるよう になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】本考案の第2実施例の構成を示した図である。
【図3】本考案の実施例に用いられた赤外線干渉膜フィ
ルタの構成を示した図である。
【図4】本考案の効果である視野角の広がりを説明した
説明図である。
【図5】従来の焦電型赤外線検出装置の構成を示した図
である。
【符号の説明】
11 円筒状ケース 11b くぼみ部 13 焦電型受光部 15 赤外線干渉膜フィルタ 21 位置決めリング 23 封止部(ハンダ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線による温度変化を検出する焦電型受
    光素子を内部に含む円筒状の円筒状ケースと、この円筒
    状ケースの開口側内側面に赤外線干渉膜フィルタを係止
    するストッパと、前記赤外線干渉膜フィルタを前記スト
    ッパに固定する封止部と、を含み、前記円筒状ケースの
    開口を広く確保したことを特徴とする焦電型赤外線検出
    器。
JP3456891U 1991-05-16 1991-05-16 焦電型赤外線検出器 Pending JPH04127530U (ja)

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JP3456891U JPH04127530U (ja) 1991-05-16 1991-05-16 焦電型赤外線検出器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006120863A1 (ja) * 2005-05-11 2006-11-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. 赤外線センサ
JPWO2006120862A1 (ja) * 2005-05-11 2008-12-18 株式会社村田製作所 赤外線センサおよびその製造方法

Cited By (3)

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JPWO2006120862A1 (ja) * 2005-05-11 2008-12-18 株式会社村田製作所 赤外線センサおよびその製造方法
US7626167B2 (en) 2005-05-11 2009-12-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Infrared sensor

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