JPH04127249U - 開孔機のロツド着脱装置 - Google Patents

開孔機のロツド着脱装置

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JPH04127249U
JPH04127249U JP3100391U JP3100391U JPH04127249U JP H04127249 U JPH04127249 U JP H04127249U JP 3100391 U JP3100391 U JP 3100391U JP 3100391 U JP3100391 U JP 3100391U JP H04127249 U JPH04127249 U JP H04127249U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
detachment device
rod attachment
drilling machine
socket
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Pending
Application number
JP3100391U
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English (en)
Inventor
泰三 栗原
四男美 金子
文寛 藤井
英雄 馬屋原
弘一 村上
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本鋼管株式会社 filed Critical 日本鋼管株式会社
Priority to JP3100391U priority Critical patent/JPH04127249U/ja
Publication of JPH04127249U publication Critical patent/JPH04127249U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高炉等に用いる開孔機のロッド着脱装置で、
溶銑等の付着を軽減し、付着してもその熱影響を軽減し
て、ロッド着脱装置の寿命の延長が出来る。 【構成】 ロッド着脱装置1のソケット2の前面部2a
をセラミックス溶射皮膜7で形成した構造であり、セラ
ミックス溶射皮膜7の熱遮蔽効果を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高炉等の出銑口を開孔するための開孔機に用いる出銑口開孔用ロッド 着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来開孔機で高炉等の出銑口を開孔するために、ドリルロッドや打抜きロッド が用いられているが、磨耗し易いために、それらを頻繁に交換して使用している 。そのため、開孔機の打撃ロッドにソケットを連結し、このソケットのロッド挿 入孔にドリルロッド等を装着して、コッターを介してドリルロッド等をロックす る構造のロッド着脱装置が多く行われている。この種のドリルロッド等の着脱交 換は手作業によっているために、高炉等の近くの高温、多塵下の過酷な作業を余 儀無くされていた。そのため、スプリングを用いて、コッターを係止位置と、係 止解除位置とに切り換える等の自動化したロッド着脱装置が提案されている。
【0003】 しかし、開孔機の打撃ロッドからソケットに伝播する振動でスプリングが激し く振動し、その振動エネルギーでスプリングが短時間のうちに約300〜400 ℃にも加熱されて、材質的にも劣化し、スプリング機能が低下する場合がある。 そのため、実開昭60−169250号公報には、ロッド着脱装置のスプリング 装着孔にエアを噴出する機構を備えたロッド着脱装置が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したエアを噴出する機構を備えたロッド着脱装置はそれなりの効果が期待 されるが、出銑口の開孔時にロッド着脱装置の前面部に溶銑や溶滓が付着すると いう問題がある。即ち、 :高温溶融物(1500℃)が飛来し付着して、冷却によって剥離する。こ の繰返しにより、前面部が損耗し、減肉して強度が低下する。
【0005】 :高温物の付着により、その熱が表層部から深部に伝熱され、ロッド着脱装 置の部材が劣化するとともに、内蔵するスプリング等が加熱されて劣化し、機能 を低下する。
【0006】 :、の弊害が重なって、ロッド着脱装置自体が疲労破壊する。3〜4タ ップ/日として、寿命は約10日間〜20日間である。その間にスプリングの取 替等を頻繁に行わなければならない。
【0007】 :により、その機器費及び取替費は膨大となる。 本考案は上記のような問題点の解決を図ったものであり、高温物の付着を軽減 し、付着しても、その熱影響を軽減して、寿命を延長することの出来るロッド着 脱装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は高炉等に用いる開孔機のロッド着脱装置 であって、前記ロッド着脱装置の少なくとも前面部をセラミックス溶射皮膜で形 成したものである。
【0009】 本考案では少なくとも前面部をセラミックス溶射皮膜で形成するすることが必 要である。その理由は前面部は溶銑や溶滓が飛散して直接に付着する箇所である ことによる。側面部等については必要に応じてセラミックス溶射皮膜を形成する ことが出来る。
【0010】 セラミックス溶射皮膜としたのは、セラミックスが耐熱材として優れ、高炉出 銑口の近くのような場所での熱遮蔽効果が大きいことによる。ここでは熱伝導率 、高温における安定性、線膨張係数の上からジルコニア系が適している。
【0011】
【作用】
本考案は上記のような構成であるので、開孔機のロッド着脱装置を用いて、高 炉等の出銑口の開孔を行う場合に、溶銑、溶滓が飛散しても、セラミックス溶射 皮膜は熱遮蔽効果(厚さにもよるが、0.3mm程度で50℃〜150℃の温度 差)があるために、付着しにくく、又付着しても、熱伝導が軽減されるので、ロ ッド着脱装置の深部への熱影響が軽減される。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図によって説明する。
【0013】 図1は本考案のロッド着脱装置を示す図であり、図2は図1のA−A線矢視の 一部断面を示す図であり、図3は図1のB−B線矢視の断面を示す図である。 本考案のロッド着脱装置1はソケット2と、そのソケット2に基端部を装着した ドリルロッド3(以降ロッドと云う)をソケット2に係止するためのコッター4 と、コッター4を付勢するためのコイルスプリング5とコッター押さえ6とから 構成し、ソケット2の前面部2aにセラミックス溶射皮膜7を形成したものであ る。ソケット2材は炭素鋼が通常用いられている。
【0014】 セラミックス溶射皮膜7はプラズマ式溶射によるもので、結合層として下盛り に、Ni−Cr合金を被覆し、中盛りに(Ni−Cr合金+ZrO2 )を被覆し 、上盛りにZrO2 のセラミックス溶射を行い、セラミックス皮膜を形成した。 厚みは0.5mmとした。この皮膜の熱伝導率は0.99kcal/m.Hr. ℃程度であった。
【0015】 上記ソケット2の後部には打撃ロッド8を連結するためのロッド孔9を形成し ている。このロッド孔9に打撃ロッド8の先端部を螺合させて、打撃ロッド8を ソケット2に連結する。ソケット2の前部にはロッド孔9と同軸のロッド挿入孔 10が設けられ、このロッド挿入孔10と直交し、部分的に交叉するコッター孔 11が、ソケット2内に形成され、その上側にスプリング装着孔12が形成され ている。スプリング装着孔12にはエア孔13a、13bを通して、開孔機側か らエアが噴出される。
【0016】 図4は本考案のロッド着脱装置を開孔機に連結した状態を示す図である。 ロッド着脱装置1は開孔機14に連結され、ロッド3を装着して、高炉の出銑 口19の開孔を行う。ここでは開孔機14を構成しているハンマ機構15とドリ ル機構16を駆動させて、開孔が行われる。この場合、開孔機14のみが防熱板 17によって保護され、ロッド着脱装置1はロッドの交換を容易にする等から露 出して設けられている。本考案ではロッド着脱装置1を露出して用いても、セラ ミックス皮膜7をソケット2の前面部に形成しているので、開孔において溶銑、 溶滓が飛散しても、セラミックス溶射皮膜による熱遮蔽効果が作用して、溶銑、 溶滓の付着を軽減し、又付着しても、熱伝導が軽減されるので、ロッド着脱装置 の深部への熱影響が軽減出来た。18はガイドである。
【0017】 そのため、ロッド着脱装置の寿命も従来の1.5〜2.0倍に延長し、スプリ ングもエア冷却の効果を充分に発揮させることが出来るために、取替頻度が非常 に少なくなった。
【0018】 以上の実施例から本考案によれば次の効果が得られた。 飛来する高温溶融物の付着剥離による損耗が防止出来る。 高温付着物からの熱伝導を軽減させ、深部熱処理部分への熱影響を小さく し、強度低下を防止出来る。 、により、ロッド着脱装置の寿命向上を図り、機器費、取替費を削減 させることが出来る。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上述したように、ロッド着脱装置の少なくとも前面部にセラミックス 溶射皮膜を形成すると云う簡単な構造によって、ロッド着脱装置の寿命を向上さ せることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】図1のA−A線矢視による一部断面を示す図で
ある。
【図3】図1のB−B線矢視による断面を示す図であ
る。
【図4】本考案のロッド着脱装置を開孔機に連結した状
態を示す図である。
【符号の説明】
1 ロッド着脱装置 2 ソケット 3 ドリルロッド 4 コッター 5 コイルスプリング 6 コッター押さえ 7 セラミックス溶射皮膜7 8 打撃ロッド 13a、13b エア孔 14 開孔機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 馬屋原 英雄 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)考案者 村上 弘一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉等に用いる開孔機のロッド着脱装置
    であって、前記ロッド着脱装置の少なくとも前面部をセ
    ラミックス溶射皮膜で形成したことを特徴とする開孔機
    のロッド着脱装置。
JP3100391U 1991-05-07 1991-05-07 開孔機のロツド着脱装置 Pending JPH04127249U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3100391U JPH04127249U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 開孔機のロツド着脱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3100391U JPH04127249U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 開孔機のロツド着脱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04127249U true JPH04127249U (ja) 1992-11-19

Family

ID=31914407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3100391U Pending JPH04127249U (ja) 1991-05-07 1991-05-07 開孔機のロツド着脱装置

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JP (1) JPH04127249U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016044325A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 Jfeスチール株式会社 出銑口開孔機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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