JPH04127036U - 自動車用リヤパーセルの軸受構造 - Google Patents

自動車用リヤパーセルの軸受構造

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JPH04127036U
JPH04127036U JP3262391U JP3262391U JPH04127036U JP H04127036 U JPH04127036 U JP H04127036U JP 3262391 U JP3262391 U JP 3262391U JP 3262391 U JP3262391 U JP 3262391U JP H04127036 U JPH04127036 U JP H04127036U
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parcel
rear parcel
shaft
bearing
bearing structure
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JP3262391U
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English (en)
Inventor
純一 大木
Original Assignee
河西工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リヤパーセルの軸受構造において、簡単かつ廉
価に製作できるとともに、リヤパーセルの着脱操作を繰
り返してもリヤパーセルに摩耗が生じることがなく、耐
久性を向上させるとともに、軸受部分の見栄えを向上さ
せたリヤパーセルの軸受構造を提供することを目的とす
る。 【構成】パーセルサイド14の側部にシャフト18を設
置するとともに、このシャフト18に嵌着する一対の拡
開片37を備えた樹脂成形体からなる軸受用ブラケット
31をリヤパーセル20のフランジ部21に取付けるこ
とにより、バネ性のないシャフト18に対して、樹脂成
形体からなる軸受用ブラケット31の拡開片37の樹脂
弾性よりリヤパーセル20のスムーズな脱着操作を保証
し、かつ製作も容易なものとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用リヤパーセルに関するもので、特にその軸受構造の改良 に関する。
【0002】
【従来の技術】
後部座席とバックドアとの間に荷物室を有する自動車において、この荷物室に 回動可能な平板状のリヤパーセルを設置して、荷物室を上下に2分割するように したものが従来よりよく知られている。
【0003】 このリヤパーセルは、自動車のフロア面から所定の高さ位置にあるように、そ の両端がそれぞれ段差を備えた断面略L字状のパーセルサイドの水平面に支持さ れ、かつその一端をパーセルサイドに回動自在に支持されている。
【0004】 このようなリヤパーセルの軸受構造としては、図7に示すように、リヤパーセ ル1の一端側両側部に溝部2が開設されており、このリヤパーセル1を支持する パーセルサイド3には、上記溝部2内に嵌まり込み、リヤパーセル1を支持する 半径方向に伸縮可能なヒンジ軸4が設置されている。
【0005】 そして、このヒンジ軸4は、半径方向に伸縮可能なように図8,図9に示す断 面形状を備えている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のリヤパーセル1の軸受構造は、パーセルサイド3に設置し たバネ性を備えたヒンジ軸4に対して、リヤパーセル1に形成した溝部2を嵌め 入れるという構成であるため、リヤパーセル1が摩耗に対して耐久性のない材質 であることから、パーセルサイド3にリヤパーセル1を脱着する操作を繰り返し た場合、溝部2が摩耗し、ヒンジ軸4のバネ性を活かすことができず、確実な取 付が難しくなるという欠点が指摘されている。
【0007】 また、リヤパーセル1に設けた溝部2は、リヤパーセルの材質が剥き出しであ るため、体裁上も好ましいものではない。
【0008】 さらに、ヒンジ軸4にバネ性を付与するため、ヒンジ軸4の製作が高価でかつ 面倒なものであるという欠点が指摘されている。
【0009】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、自動車用リヤパーセルの一端部両側をパーセルサイドに支持するリヤパ ーセルの軸受構造において、パーセルサイドに設置するシャフトの構成を簡易な ものとし、かつリヤパーセルの脱着操作を繰り返しても、充分な耐久性を備え、 しかも体裁を良いものとした自動車用リヤパーセルの軸受構造を提供することに ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る自動車用リヤパーセルの軸受構造は 、後部座席とバックドア間の荷物室に、この荷物室を上下2分割するとともに、 荷物室両側に設けられたパーセルサイドに軸支されて開放可能に支持される自動 車用リヤパーセルにおいて、 前記パーセルサイドの側部にシャフトを設置するとともに、上記シャフトに嵌 着する一対の拡開片を備えた樹脂成形体からなる軸受用ブラケットがリヤパーセ ルの一端側両側部のフランジに取付けられていることを特徴とする。
【0011】
【作用】
以上の構成から明らかなように、リヤパーセルの脱着操作に応じて、リヤパー セルに取付けられた軸受用ブラケットに設けた一対の拡開片がシャフトに対して 係脱するという構成であるため、軸受部分が摩耗するということがない。
【0012】 さらに、この軸受部材は樹脂成形体から構成されており、従来のようにリヤパ ーセルに溝部を切断加工により施すというものに比べ、切断木口が外部に露出せ ず体裁が良い。
【0013】 また、シャフトに対してバネ性を付与する必要がないため、製作も簡易かつ容 易なものとなる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案による自動車用リヤパーセルの軸受構造の実施例について、添付 図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】 図1ないし図4は本考案の一実施例を示すもので、図1は本考案による自動車 用リヤパーセルの全体図、図2はリヤパーセルとパーセルサイドおよび軸受用ブ ラケットを示す分解斜視図、図3は軸受用ブラケットとシャフトとの関係を示す 断面図、図4はリヤパーセルを取付けた状態を示す断面図である。
【0016】 図1において、後部座席10とバックドア(図示せず)との間には荷物室11 が形成され、この荷物室11の両側はインナーパネル12に装着されたボデーサ イド13と、このボデーサイド13の下部において上記インナーパネル12に装 着された合成樹脂射出成形体からなるパーセルサイド14が設置されている。
【0017】 上記パーセルサイド14は、インナーパネル12に取付けられる垂直壁15と 、この垂直壁15の上部にL字状に曲折された水平板16と、この水平板16を 垂直壁15に対して補強を行なう複数の支持板17を備え、かつ上記支持板17 の先端部分に段部16aが形成され、この段部16aにはリヤパーセル20が係 合してこれを水平に支持するようになっている。
【0018】 そして、上記パーセルサイド14の前方部分には、図2に示すように、シャフ ト18が一体に突出形成されているとともに、リヤパーセル20の先端部両側に は上記シャフト18を軸受する軸受部材30が取付けられている。
【0019】 さらに詳しくは、リヤパーセル20の前方部分両側部にはフランジ21が下方 に向け形成されているとともに、このフランジ21には、溝部22が開設されて いる。
【0020】 そして、このリヤパーセル20のフランジ部21の外側面に軸受用ブラケット 31が、またフランジ21の内側面に取付用ブラケット32をそれぞれ位置させ 、フランジ21を軸受用ブラケット31と取付用ブラケット32とで挟み込むよ うに軸受部材30がリヤパーセル20の側部に取付けられている。
【0021】 更に、軸受用ブラケット31は、フランジ21に設けた取付孔23内に挿入さ れるペグ33と、取付用ブラケット32のペグ34を挿入する取付孔35が開設 されており、同様に取付用ブラケット32についてもペグ34とペグ33を挿入 固定する取付孔36が開設されている。
【0022】 そして、軸受用ブラケット31の下部には、一対の拡開片37が設けられてお り、スリット38によりこの拡開片37がシャフト18に対してスムーズに脱着 できるように構成されている(図3参照)。
【0023】 このように本実施例においては、軸受用ブラケット31と取付用ブラケット3 2とからなる軸受部材30により、パーセルサイド14のシャフト18を軸受す るという構成であるため、リヤパーセル20の脱着操作を繰り返しても、リヤパ ーセル20に摩耗が生じることがなく、耐久性が向上するとともに、リヤパーセ ル20に設置される溝22は、樹脂製ブラケット31と取付用ブラケット32と により外部に目立たないようになっているため、体裁上も好ましく、かつパーセ ルサイド14に設けるシャフト18にはバネ性を付与する必要がないため、廉価 に製作できる等種々の利点を備えている。
【0024】 次いで、図5,図6は本考案によるリヤパーセルの軸受構造の別実施例を示す もので、本実施例においては、軸受部材30として、下部にフック部41を有す る軸受用ブラケット40を使用するもので、この軸受用ブラケット40において も、リヤパーセル20の取付孔23内に挿入して先端をカシメ固定するペグ42 と、シャフト18内に嵌着する一対の拡開片43と、拡開片43にバネ性を付与 するスリット44が設置されている。
【0025】 そして、図6に示すように、リヤパーセル20のフランジ21の下縁部を軸受 用ブラケット40のフック部41で保持して、取付孔23内にペグ42を挿入し てペグ42の先端を熱カシメ固定すれば、リヤパーセル20に軸受部材30であ る軸受用ブラケット40を簡単に取付けることができ、上述実施例同様の作用効 果を有する。
【0026】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるリヤパーセルの軸受構造は、パーセルサイド の側部にシャフト(バネ性を必要としないため簡易な構造である)を設置すると ともに、このシャフトを軸受する軸受部材として、一対の拡開片を備えた樹脂成 形体からなる軸受用ブラケットをリヤパーセルの一端両側部に取付固定するとい う構成であり、パーセルサイドに対してリヤパーセルを頻繁に脱着する操作を繰 り返してもリヤパーセルになんら摩耗が生じることがなく、耐久性が著しく向上 するとともに、リヤパーセルの溝部が軸受部材により隠され、外部に露出するこ とがなく、見栄え上も好ましい。
【0027】 さらに、リヤパーセル側の軸受部材を受けるパーセルサイドのシャフトは、バ ネ性を付与する構成ではないため、簡易かつ廉価に構成できる。
【0028】 したがって、本考案による自動車用リヤパーセルの軸受構造は、簡易かつ廉価 に製作でき、製品のコストダウンを招来するとともに、耐久性が増し、かつ体裁 上も良好なものとなり、美観を向上させる等の種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るリヤパーセルおよびパーセルサ
イドを示す全体斜視図。
【図2】この考案に係るリヤパーセルおよびパーセルサ
イドならびに軸受部材を示す分解斜視図。
【図3】パーセルサイドのシャフトとリヤパーセルの軸
受部材との着脱操作を示す断面図。
【図4】パーセルサイドのシャフトとリヤパーセルの軸
受部材との嵌合状態を示す断面図。
【図5】本考案の別実施例に使用する軸受部材を示す斜
視図。
【図6】図5に示す軸受部材をリヤパーセルに取付けた
状態を示す断面図。
【図7】従来のリヤパーセルの軸受構造を示す斜視図。
【図8】従来のヒンジ軸の構成を示す断面図。
【図9】従来のヒンジ軸の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 後部座席 11 荷物室 14 パーセルサイド 18 シャフト 20 リヤパーセル 21 フランジ 22 溝部 23 取付孔 30 軸受部材 31 軸受用ブラケット 32 取付用ブラケット 33,34 ペグ 35,36 取付孔 37 拡開片 38 スリット 40 軸受用ブラケット 41 フック部 42 ペグ 43 拡開片 44 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部座席(10)とバックドア間の荷物室
    (11)に、この荷物室(11)を上下2分割するとと
    もに、荷物室(11)両側に設けられたパーセルサイド
    (14)に軸支されて開放可能に支持される自動車用リ
    ヤパーセル(20)において、前記パーセルサイド(1
    4)の側部にシャフト(18)を設置するとともに、上
    記シャフト(18)に嵌着する一対の拡開片(35)を
    備えた樹脂成形体からなる軸受用ブラケット(31)が
    リヤパーセル(20)の一端側両側部のフランジ(2
    1)に取付けられていることを特徴とする自動車用リヤ
    パーセルの軸受構造。
JP3262391U 1991-05-10 1991-05-10 自動車用リヤパーセルの軸受構造 Pending JPH04127036U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030094814A (ko) * 2002-06-08 2003-12-18 한일이화주식회사 사이드 트림 및 셀프 트림의 결합장치
KR100821143B1 (ko) * 2006-11-08 2008-04-14 현대자동차주식회사 물건을 적재하는 차량의 커버링 쉘프 트림의 고정 장착구조
KR100929919B1 (ko) * 2008-09-11 2009-12-04 엔브이에이치코리아(주) 차량의 커버링쉘프 힌지브래킷 어셈블리

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034669B1 (ja) * 1971-03-25 1975-11-10
JPH0313075U (ja) * 1989-06-21 1991-02-08

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 19960703