JPH04126162U - 水中センサ取付装置 - Google Patents

水中センサ取付装置

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JPH04126162U
JPH04126162U JP4088691U JP4088691U JPH04126162U JP H04126162 U JPH04126162 U JP H04126162U JP 4088691 U JP4088691 U JP 4088691U JP 4088691 U JP4088691 U JP 4088691U JP H04126162 U JPH04126162 U JP H04126162U
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JP
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mooring
sensor
floating body
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sensor mounting
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JP4088691U
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麻生裕司
有村忠浩
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株式会社ゼニライトブイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水質センサを取り付けたセンサ保持装置が係留
索にからみつき、センサケーブルが断線する事故が起こ
らないようにする。 【構成】浮体の下端から所定水深にセンサ3を取り付け
たセンサ保持装置2を垂下した浮体1を、係留杆4、水
中に位置する中間フロート5、係留索6、係留鎖7、か
らなる係留系で沈錘10に係留し、センサ保持装置と係
留索を一定間隔を保ちからまないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、海洋あるいは貯水池等の水質を観測する水質センサ、例へば、PH センサ、水温センサ、塩分濃度センサ、DOセンサ等を所定水深に取付ける水中 センサ取付装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4のように、センサを浮体の係留索にそのままクランプする方法と、 図5のように別の索を設け、これにセンサをクランプする方式がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
センサを浮体の係留索にそのまま取り付けた場合、係留索の運動がそのままセ ンサケーブルに伝わり、断線の恐れがある。また、水流により係留索が斜めに傾 き、センサ位置の深さが変り所定水深とならない。また図5のように別にセンサ 索を設けた場合、潮止まり、転流、波浪などによってセンサ索と係留索が近づき からみついてセンサケーブルが断線する恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上の課題を解決するための、浮体より垂下した索あるいは棒鋼等のセ ンサ保持装置の所定水深位置にセンサを取付け、浮体と中間フロートを係留杆で 連結して浮体と水中中間フロートを一定距離に離し、中間フロートを係留する係 留索を水底近くまでを係留ロープ、それ以下水底までおよび水底に沿って沈錘ま でを係留チェーンとした係留索で沈錘に連結した水中センサ取付装置である。
【0005】
【作用】
以上の構成により、センサ保持装置は係留索とは関係なく、浮体より垂下され 、水流のない潮止り時でもセンサ保持装置と係留索は一定間隔保たれ、潮流があ る時は、係留索、中間フロート、係留杆がカテナリー曲線に近づき、センサ保持 装置は係留索にからみつく恐れはない。
【0006】 潮の流れが変る転流時には、浮体とセンサ保持装置が中間フロートを中心とし て係留杆を半径としてゆっくり流にそって中間フロートの下流に廻りその後係留 鎖を引づって図1のような状態となり、センサ保持装置が係留索とは常に一定の 距離を保ちからむ恐れはない。
【0007】 また波浪がある時は、波浪による水の分子運動は表層は波の高さに等しい円運 動をするが、深い位置程その半径は小さくなるため、センサ保持装置も深い位置 ほど、波による動揺は少い。従って、適宜の長さの係留杆を用いれば、波浪によ りセンサ保持装置が係留索にからむ恐れはなく、センサケーブルの断線事故の恐 れはない。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付の図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は本考案の1実施例を示す水中センサ取付装置の全体図である。図中1は 浮体で本例では尾筒を有す。2は棒材又は索のセンサ保持装置で、浮体下端の係 留環より垂下され所定水深位置にセンサ3が固縛されている。4は係留杆で、鋼 管あるいはステンレス鋼管等の両端に盲板を有する金属パイプで、水中重量が0 に近い中空金属管である。
【0010】 係留杆の長さは、センサ保持装置の長さ、外洋・内海の設置場所あるいは潮の 干満の差の大小等によっても多少変るが、次のようにすればよい。波浪による水 の分子運動は、波の表面では波の高さに等しい円運動をし、深い位置程その半径 は小さくなる。従って装置の設置場所の最大波高の1/2以上の係留杆の長さと すれば、波浪があってもセンサ保持装置が係留索にからむことはない。また長す ぎても、強度上、あるいは取扱い上問題がでるが、潮の流れの変る転流時と荒天 が重つた場合でも経験的に最大波高の1倍半の係留杆の長さがあれば、係留索と のからみはない。なお設置場所の最大波高は、運輸省港湾技術研究所発行の沿岸 波浪観測年報により知ることができる。
【0011】 5は中間フロート、6はナイロンロープ等の係留索、7は係留鎖のスタッドリ ンクチェーンで立上り部を有し、立上り部とその近くの係留鎖はゴム被覆8で耐 摩耗性を持たしている。係留杆4、中間フロート5、係留索6および係留鎖7の 立上り部の重量と浮力が釣り合って中間フロートは水中の所定水深にあり、係留 杆4と共に保持点検用の作業船の邪魔にならない水深に位置している。図示の状 態は潮止まり状態あるいはこれに近い潮流の少い状態を示し、潮流(矢印の方向 )が早い状態では2点鎖線で示したようにカテナリー曲線に近い状態となる。
【0012】 図2は本装置の各連結部を示す部分拡大図で、浮体はテレメータブイで、紙面 の都合上小さく画かれている。センサ保持装置が棒材の場合を示し、棒材は軟鋼 あるいはステンレス鋼等の金属丸棒のセンサ取付バー9で、端部に2目ピース1 0、アイピース11を溶接し、浮体下端の係留環12にシャクルで連結されてい る。また途中を連結構造とし、自由度を持たしてある。13はセンサケーブル、 14は保護ホースである。15はスイベル、16はシンブルである。
【0013】 図3はセンサ保持装置が索の場合を示し、索17はナイロンロープ等で、18 は円盤形の重錘を兼ねた抵抗板で、波浪によるロープの上下動を抑制しキンクや からみを防止している。
【0014】 図4は従来例の浮体の係留索に直接センサを取り付けた例を示す図である。
【0015】 図5は同じく従来例で別の索を設け、これにセンサを取り付け、係留索には中 間フロートを設けた例を示す図である。いづれも2点鎖線は潮流のある場合であ る。
【0016】
【考案の効果】 請求項1記載の水中センサ取付装置を用いれば、潮止まり状態でも係留索とセ ンサ保持装置は一定間隔が保たれ、波浪があってもセンサ保持装置が係留索にか らみつくことはなく、センサケーブルの断線事故は起こらない装置となる。
【0017】 請求項2記載の水中センサ取付装置とすれば、波浪による浮体の動揺による上 下動もセンサ取り付けバーによりセンサケーブルに伝はらず、センサケーブルの 断線事故がない装置となる。
【0018】 請求項3記載の水中センサ取付装置を用いれば、センサ保持装置がロープであ るため製作、取扱いが容易で、センサ取付索は係留索とは接触することなく、ま たキンク等のもつれもなく、センサケーブルの断線事故のない装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す装置の全体図。
【図2】本装置の各連結部を示す部分拡大図。
【図3】センサ保持装置の索である場合を示す図。
【図4】従来例のクランプ装置を示す概念図。
【図5】他の従来例のクランプ装置を示す概念図。
【符号の説明】
1 浮体 2 センサ保持装置 3 センサ 4 係留杆 5 中間フロート 6 係留索 7 係留鎖 9 センサ取り付けバー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水面に位置した浮体と、浮体より水中に垂
    下し所定水深位置にセンサを取付けたセンサ保持装置
    と、一端を浮体に係止し他端を中間フロートに係止した
    係留杆と係留杆と係留索間に係止し水中に位置する中間
    フロートと、上端を中間フロートに係止し水底近くに達
    する係留ロープと、係留ロープに続き水底に沿って沈錘
    に至る係留チェーンおよび水底の沈錘とよりなることを
    特徴とする水中センサ取付装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の水中センサ取付装置におい
    て、センサ保持装置を浮体下端より垂下した棒状体の所
    定水深位置にセンサを取付けたセンサ取付バーとしたこ
    とを特徴とする水中センサ取付装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の水中センサ取付装置におい
    て、センサ保持装置を浮体下端より垂下したロープの所
    定水深位置にセンサを取り付け、下端に重錘を取り付け
    たセンサ取付索としたことを特徴とする水中センサ取付
    装置。
JP4088691U 1991-05-01 1991-05-01 水中センサ取付装置 Expired - Lifetime JPH0731173Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4716713B2 (ja) * 2003-11-20 2011-07-06 東光電気株式会社 温度センサ及び温度センサ設置装置

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KR102009916B1 (ko) * 2017-07-24 2019-08-16 대한민국 수심별 수환경 변화 연속 관측 장치

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