JP2015190879A - 重量測定方法および重量測定装置 - Google Patents

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【課題】流体が含む所定物の重量を効率良く高精度で測定可能とする。
【解決手段】重量測定方法において、水槽3内に配置された上下動が可能な横行管10に対し、基準流体を流した状態での重量測定を行い、当該重量測定で得た管重量に釣り合う浮力を横行管10に作用させる工程(s100〜s102)と、横行管10に対し、測定対象流体である所定物混じりの基準流体を流した状態での重量測定を行って、所定物の重量を測定する工程(s103〜s104)とを実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、重量測定方法および重量測定装置に関するものであり、具体的には、流体が含む所定物の重量を効率良く高精度で測定可能とする技術に関する。
泥水搬送等を伴う各種掘削工やダム浚渫工事、或いは処理流体を配管設備で圧送するプラント施設など、配管内における流体の性状把握が必要となる環境において、流体が含む固形分など所定物の重量に関する測定が従来から実施されてきた。例えば、水と測定対象流体の各搬送時の配管重量(搬送中の流体分含む)を測定してその差分重量から流体が含む所定物の重量を算定する手法などが存在する。こうした従来技術の具体例としては、両端に可撓管を接続した上下動可能な水平管を吊り下げ配置し、この水平管内のスラリー重量を測定する装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開昭58−11833号公報
ところが、上述した従来手法において、配管重量を測定範囲に含む重量計を用いることになるが、この配管重量と比較して、本来の測定対象である流体中の固形分重量はかなり小さいため、この固形分重量の測定値が重量計における測定誤差範囲に含まれる結果となりやすい。従って当該手法を採用しても、精度良好な測定結果を得ることは実質的に困難な状況となっていた。こうした問題点について以下で具体的に示す。
例えば、鋼管である中央部配管の両端に可撓管たるホースを接続し、こうした配管構造において水および泥水をそれぞれ流した際の配管全体の重量を測定するケースを想定する。図9、10に示すように、所定径の中央部配管の自重が531kg、各ホースのうち中央部配管寄りの半分についての自重合計が674kgで、配管全体で1205kg(小計)であったとする。また、この配管構造に水を満たした際の中央部配管内の水重量が825kg、各ホースのうち中央部配管寄りの半分についてのホース内の水重量が467kgで、配管全体で水重量が1292kg(小計)であったとする。この場合、各小計を合算し、流している水を含んだ配管重量は2497kgとなる。また同様に、配管構造に泥水を満たした際の中央部配管内の泥水重量が937kg、各ホースのうち中央部配管寄りの半分についてのホース内の泥水重量が531kgで、配管全体で泥水重量が1468kg(小計)であったとする。この場合、各小計を合算し、流している泥水を含んだ配管重量は2673kgとなり、測定値の変動幅などを踏まえると測定重量の最大値は約2800kg程度となる。
よって、こうした大きさの重量について測定を行うためには、例えば4点で配管構造を吊り下げて計測する場合、測定範囲として2800/4=700kgを包含する重量計を各点に配置する必要がある。ここで、例えば定格容量が1000kgの重量計を使用したとする。一方、図10にも示すように、計測対象の泥水(比重1.136、濃度8.0vol%)が含む土砂分重量は本例の場合は176kgであり、上述の4点の各重量計では、(176/4)/1000=0.44、すなわち4.4%程度しか重量計の測定範囲を使わない測定となり、流体搬送に伴う配管振動等を考慮すると、こうした状況下で得た計測値は重量計の測定誤差に包含されてしまうこととなる。
従って従来手法によれば、相応の機器導入の手間やコストが必要となるにも関わらず、得られる測定値の精度が低くなりがちで、実用上の問題が多く残されるものであった。
そこで本発明は、流体が含む所定物の重量を効率良く高精度で測定可能とする技術の提供を目的とする。
上記課題を解決する重量測定方法は、水槽内に配置された上下動が可能な横行管に対し、基準流体を流した状態での重量測定を行い、当該重量測定で得た管重量に釣り合う浮力を前記横行管に作用させる工程と、前記横行管に対し、測定対象流体である所定物混じりの前記基準流体を流した状態での重量測定を行って、前記所定物の重量を測定する工程と、を含むことを特徴とする。
これによれば、水槽中に沈んだ横行管の液中重量を、横行管に取り付けた浮体等にて浮力を発生させることでキャンセルし、上述の液中重量をなす横行管重量およびこの横行管内の基準流体(例:水)重量のそれぞれに関するキャリブレーションを予め行うことが出来る。そのため、その後に行う、測定対象流体である所定物混じりの基準流体(例:土砂混じりの水)を流した状態での横行管の重量測定では、横行管重量と横行管内の測定対象流体中の基準流体分の重量とについては測定されず、測定対象流体中における上述の所定物の重量を直接測定出来る。
また、重量測定に用いる計器は、上述の所定物の液中重量に応じた測定範囲のもの(例えば、所定物の液中重量値が測定範囲の8割程度となるもの)を採用すればよいため、計器の測定範囲を有効に使った精度良好な測定が可能となる。そのため重量測定の計器を上述のように適宜に選択すれば、所定物の濃度が低い流体から高い流体まで広範囲な濃度の流体の重量(比重)を精度よく測定することが可能となる。なお、横行管は水槽中に配置されて周囲を液体で包まれているため、横行管内を流体が流れることで生じる横行管の振動も抑制される。このことは、上述の重量測定による測定値を安定化させ、測定精度の向上にもつながる。
なお、上述の重量測定方法において、前記横行管を前記水槽の所定箇所に係留し、前記横行管の浮上動作を所定範囲に制限するとしてもよい。
これによれば、流体を流していない状態の横行管が、その内空の空気に由来する浮力で水槽中を浮上しようとして、過度に変形し破損するなどといった事態を回避出来る。
また、上述の重量測定方法で得られた前記所定物の重量に基づいて、前記測定対象流体の比重を算定する比重測定方法を採用するとしてもよい。
これによれば、上述のキャリブレーションによって高精度に直接測定出来た、前記測定対象流体中における所定物の重量に基づいて、測定対象流体の比重を効率良く高精度に測定可能となる。
また、本発明の重量測定装置は、水槽内に配置された上下動が可能な横行管と、流体を流した状態での前記横行管の重量測定を行う重量計と、前記重量測定で得られた横行管重量に釣り合う浮力を前記横行管に作用させる浮体と、を備えることを特徴とする。
また、上述の重量測定装置において、前記横行管を前記水槽の所定箇所に係留し、前記横行管の浮上動作を所定範囲に制限する係留構造を備えるとしてもよい。
また、上述の重量測定装置における前記重量計が、前記横行管に対し、基準流体を流した状態での重量測定を行い、当該重量測定で得た管重量に釣り合う前記浮体による浮力が作用した前記横行管に対し、測定対象流体である所定物混じりの前記基準流体を流した状態での重量測定を行って、前記測定対象流体の比重算定に用いる前記所定物の重量を測定するものであるとしてもよい。
これによれば、水槽中に沈んだ横行管の液中重量を、横行管に取り付けた浮体等にて浮力を発生させることでキャンセルするキャリブレーションにより、前記測定対象流体中における所定物の重量を高精度に直接測定可能であり、こうして高精度に測定した前記測定対象流体中における所定物の重量に基づいて、測定対象流体の比重を効率良く高精度に測定可能となる。
本発明によれば、流体が含む所定物の重量を効率良く高精度に測定可能となる。
本実施形態における重量測定装置の構成例を示す正面図である。 本実施形態における重量測定装置の構成例を示す断面図である。 本実施形態における重量測定方法の手順例を示すフロー図である。 本実施形態における中央部配管の仕様例を示す図である。 本実施形態における端部ホースの仕様例を示す図である。 本実施形態における中央部配管用浮きの仕様例を示す図である。 本実施形態における端部ホース用浮きの仕様例を示す図である。 本実施形態における測定結果例を示す図である。 従来技術の管重量測定手法における測定値例(流体:水)を示す図である。 従来技術の管重量測定手法における測定値例(流体:泥水)を示す図である。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における重量測定装置1の構成例を示す正面図であり、図2は同断面図である。本実施形態の重量測定装置1は、流体が含む所定物の重量を効率良く高精度で測定可能とする装置である。この重量測定装置1は、水などの貯留液2で満たされた水槽3内に配置され、上下動が可能な横行管たる配管構造10と、流体を流した状態での配管構造10の重量測定を行うロードセル16(重量計)と、このロードセル16による重量測定で得られた配管構造10の重量に釣り合う浮力を配管構造10に作用させる浮体7、8とを含んでいる。なお、この重量測定装置1は、効率良く高精度で測定した、流体中の所定物の重量に基づいて該当流体の比重を算定する比重測定装置の概念も含むものとする。また同様に、本実施形態の重量測定方法は比重測定方法の概念も含むものとする。
上述の重量測定装置1のうち配管構造10は、鋼管など適宜な剛性を備える中央部配管4と、この中央部配管4の両端にフランジ継手5で接続された端部ホース6とから構成される。また、端部ホース6は、例えばダム浚渫工で生じた泥水など各種流体20の搬送用配管11とフランジ継手9を介してつながっており、含有物重量(例:土砂重量)や比重の測定対象となる泥水など流体20を配管構造10に導いて通過させる構造となっている。また、端部ホース6は、例えば可撓性と共に所定の剛性も有した合成樹脂製の管体であり、上述のフランジ継手9を支点にした片持ち梁の如く所定範囲で上下に傾動する。従って、こうした構成の端部ホース6を両端に接続した中央部配管4は、水槽3の貯留液2中で上下動可能である。
なお、中央部配管4と端部ホース6との間を接続するフランジ継手5の下端5Aは、索状体12(係留構造)によって水槽3の底面3Aに係留されている。上述した通り、端部ホース6の機能によって中央部配管4を含む配管構造10は貯留液2中で上下動出来るため、配管構造10に流体20が流れていない場合、その内空の空気に由来する浮力で水槽3の貯留液2中を浮上しようとする。この動きを拘束しないとすれば、大きく曲がることになる端部ホース6やフランジ継手5などに過度の力が働き、変形や破損が生じる事態も懸念される。しかしながら本実施形態においては、上述の索状体12が、フランジ継手5を介して配管構造10を水槽底面3Aに係留し、索状体12の余裕長さ(たるみ)を限度として浮上動作を制限している。そのため本実施形態において、流体20が流れていない場合の配管構造10の浮上動作は適宜制限され、端部ホース6やフランジ継手5などの変形や破損も抑止された構成となっている。
また、上述の配管構造10に浮力を作用させる浮体は、中央部配管4の外周を覆った浮体7と、端部ホース6の外周を覆った浮体8とを含んでいる。各浮体7、8としては、適宜な浮力を発揮できるものであればいずれのものでもよいが、例えば、管への脱着や追加、削除が容易な発泡スチロールや、ポンプからの空気供給を受けて自在な浮力調整が可能な浮き袋などを採用できる。
また、配管構造10の重量測定を行うロードセル16は、吊り下げ部材15を介し、配管構造10の中央部配管4を吊り下げつつ、その重量測定を行う重量計である。本実施形態では2つのロードセル16を、それぞれワイヤ等の吊り下げ部材15で中央部配管4に接続した例を示している。それぞれのロードセル16は、測定対象の流体が含む固形分など所定物の液中重量のうち、各ロードセル16での負担分(2つのロードセル16が配置された図1の例では、所定物の液中重量の半分)が、測定範囲(仕様で定められた測定可能な最大荷重。以下、測定範囲)の8割程度となる仕様を備えたものである。
なお、図1にて例示する配管構造10において、中央部配管4および端部ホース6は、水平管となっているが、例えばロードセル16による重量測定時の不具合や誤差等が許容出来る範囲で傾斜した管であってもよい。
続いて、以上のような重量測定装置1を用いた重量測定方法について説明する。図3は本実施形態における重量測定方法の手順例を示すフロー図である。ここで用いる配管構造10の実際の仕様を図4、5にて示す。配管構造10のうち中央部配管4は、外径609.6mm、管肉厚9mm、内径591.6mm、断面積0.275m2、長さ3.0m、管重量531kg、体積0.825m3の仕様である。また、端部ホース6は、外径730mm、内径575mm、断面積0.260m2、長さ1.8m、管重量673.56kg、体積0.467m3の仕様である。
本実施形態の重量測定方法において、上述の仕様を備え、水槽3の貯留液2たる水中に配置されている配管構造10に、基準流体としての水を通水する(s100)。この場合、配管構造10の中央部配管4および端部ホース6の各管内を流れる流体20と、配管構造10外の貯留液2とが共に水であり、比重差は無い。よってこの条件下では、配管構造10を流れる流体の重量は浮力によりキャンセルされており、ロードセル16による測定値に含まれないことになる。
次に、配管構造10に通水した状態にて、ロードセル16による重量測定を開始する(s101)。上述した通り、配管構造10の内外の流体間で比重差が無いため、配管構造10内の水の重量はキャンセルされており、この手順においてロードセル16が測定するのは、水中における配管構造10の自重のみとなる。
続いて、上述の重量測定で得た配管構造10の管重量(この場合、水中における自重)に釣り合うよう、浮体7、8の浮力調整を行う(s102)。この浮力調整は、浮体7、8が中央部配管4および端部ホース6の各外周に取り付けた発泡スチロールである場合、発泡スチロール量を加減する作業となり、或いは浮体7、8が浮き袋である場合、当該浮き袋に注入する空気量を増減する作業となる。いずれにしても、ロードセル16の指示値すなわち、水中における配管構造10の管重量が0になるよう、この浮力調整を行う。
こうした浮力調整の結果、中央部配管4および端部ホース6のそれぞれにおける浮体7、8の仕様は図6、7に示す通りとなった。図6は本実施形態における中央部配管用の浮体7の仕様例を示す図であり、図7は本実施形態における端部ホース用の浮体8の仕様例を示す図である。中央部配管用の浮体7は、長さ2550mm、幅710mm、厚み710mm、個数1個、浮力528kgとなった。また、端部ホース用の浮体8は、長さ1300mm、幅820mm、厚み820mm、個数2個、浮力748kgとなった。
浮体7、8の浮力調整により、水中における配管構造10の管重量が0となったならば、続いてこの配管構造10に対し、測定対象流体である異物混じりの水を流し(s103)、その状態でのロードセル16による重量測定を行う(s104)。本実施形態では測定対象流体として土砂混じりの水、すなわち泥水を配管構造10に流して重量測定を行うこととした。この重量測定における2つのロードセル16各々の指示値が、例えば88kgであったとすれば、配管構造10の全体に関しては、測定対象流体が含む土砂の水中重量として、88×2=176kgを測定したことになる。また、各ロードセル16の測定範囲が0〜100kgであるならば、上述の重量測定は、ロードセル16の仕様が定める測定範囲のうち9割近くを使った測定となり、測定誤差を無視できる程度に精度良好な測定が行われたものと言える。
続いて、上述の工程s104の重量測定で得た、土砂の水中重量に基づいて、測定対象流体たる泥水の比重を算定する(s105)。ここで、上述の泥水が含む土砂の真比重Gが2.7であったとすれば、工程s104の重量測定で水中重量を測定した土砂の乾燥体積は、土砂水中重量176÷(土真比重2.7−水比重1)=0.1035m3と算定できる。また乾燥体積0.1035m3に、土真比重2.7を乗算し、該当土砂の乾燥重量を0.1035×2.7=0.279tと、算定できる。一方、配管構造10をなす中央部配管4および端部ホース6の容積は、図4、5の仕様から算定すると、合わせて1.292m3となる。
なお、端部ホース6の容積については、各端部ホース6の中央部配管4寄りの半分について合算した。これは、既に述べたように端部ホース6が、フランジ継手9を支点にした片持ち梁の如き性状を有しており、流す流体の重量に応じておよそ半分の長さ付近から下方に向けて曲がり、この時の端部ホース6内の流体分もロードセル16での重量測定結果に含まれるようになるためである。従って、上述の曲り位置に影響を及ぼす端部ホース6の曲げ剛性に応じて、上述の算定範囲は端部ホース6の各半分ではなく、その他の範囲とすればよい。こうした端部ホース6のうち重量測定に影響を及ぼす範囲の特定に際しては、例えば、水より比重が大きく、予めその比重の判明している流体を配管構造10に流した場合の重量測定を行い、比重の違いに応じて水を流した場合よりも増加するはずの重量すなわち理論値と、実際に測定で得られた測定値との差を算定し、その差の大きさが端部ホース6内の流体重量に占める割合を、上述の算定範囲とすればよい。
ここで比重算定の説明に戻る。次に、配管構造10の容積1.292m3すなわち配管構造10内の泥水体積から、土砂の乾燥体積0.1035を減算し、泥水中の水体積を1.1897m3と算定する。ここまでの算定で、土砂の乾燥体積0.1035m3、乾燥重量0.279t、泥水中の水体積1.1897m3、泥水中の水重量1.1897t、との値を得た。
そこで、泥水重量W1を、泥水中の水重量1.189+泥水が含む土砂の乾燥重量0.279=1.468t、また泥水体積V1を、泥水中の水体積1.1897+泥水が含む土砂の乾燥体積0.103=1.291m3と算定出来る。従って、泥水比重γ=W1/V1=1.136と算定出来る。図8の表600において、これら算定で得た各値を示す。
このように本実施形態の重量測定方法によれば、流体が含む所定物の重量を効率良く高精度に測定可能であり、送泥時の配管詰まりが大きな問題となるダム浚渫工におけるサイフォン式の排砂手段や、トンネル工事における掘削泥水の搬送手段などに適用すれば、効率よくかつ高精度に土砂重量を測定し、更には、この土砂重量に基づいて泥水比重を算定し、送泥比重の変化に基づく配管詰まりの回避作業や、排泥量に基づく掘削土量の算定といった作業も精度良く行えることとなる。また、横行管は水槽中に配置されて周囲を液体で包まれているため、横行管内を流体が流れることで生じる横行管の振動も抑制される。このことは、上述の重量測定による測定値を安定化させ、測定精度の向上にもつながる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 重量測定装置
2 貯留液
3 水槽
4 中央部配管
5、9 フランジ継手
6 端部ホース
7、8 浮体
10 配管構造(横行管)
11 搬送用配管
12 索状体(係留構造)
15 吊り下げ部材
16 ロードセル(重量計)
20 搬送流体

Claims (6)

  1. 水槽内に配置された上下動が可能な横行管に対し、基準流体を流した状態での重量測定を行い、当該重量測定で得た管重量に釣り合う浮力を前記横行管に作用させる工程と、
    前記横行管に対し、測定対象流体である所定物混じりの前記基準流体を流した状態での重量測定を行って、前記所定物の重量を測定する工程と、
    を含むことを特徴とする重量測定方法。
  2. 前記横行管を前記水槽の所定箇所に係留し、前記横行管の浮上動作を所定範囲に制限することを特徴とする請求項1に記載の重量測定方法。
  3. 請求項1に記載の重量測定方法で得られた前記所定物の重量に基づいて、前記測定対象流体の比重を算定することを特徴とする比重測定方法。
  4. 水槽内に配置された上下動が可能な横行管と、
    流体を流した状態での前記横行管の重量測定を行う重量計と、
    前記重量測定で得られた横行管重量に釣り合う浮力を前記横行管に作用させる浮体と、
    を備えることを特徴とする重量測定装置
  5. 前記横行管を前記水槽の所定箇所に係留し、前記横行管の浮上動作を所定範囲に制限する係留構造を備えることを特徴とする請求項4に記載の重量測定装置。
  6. 請求項4に記載の重量測定装置における前記重量計が、前記横行管に対し、基準流体を流した状態での重量測定を行い、当該重量測定で得た管重量に釣り合う前記浮体による浮力が作用した前記横行管に対し、測定対象流体である所定物混じりの前記基準流体を流した状態での重量測定を行って、前記測定対象流体の比重算定に用いる前記所定物の重量を測定するものであることを特徴とする比重測定装置。
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