JPH04125911A - 負荷時タップ切換器異常監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、負荷時タップ切換器の機械的異常を負荷時タ
ップ切換器駆動用モータの電源電流検出により判定する
負荷時タップ切換器異常判定装置に関するものである。

「従来の技術」 負荷時タップ切換器は、送電系統の負荷変動により変圧
器の出力電圧が変化したときに、変圧器の運転を停止す
ることなく巻線タップを切換えて変圧器出力電圧を一定
に保っている。そのため、負荷時タップ切換器の故障は
変圧器運転停止となる。従来、負荷時タップ切換器故障
による変圧器の突発的停止を防止するために、負荷時タ
ップ切換器の異常検出として、機械的接点等により駆動
用モータの動作時間を監視したり、駆動用モータの過電
流をサーマルリレーにより監視したりしていた。

「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、駆動用モータの動作時間を監視する方法
では、負荷時タップ切換器駆動モータ制御部のリレー等
の異常は検知できても駆動軸系の異常までは検知できず
、また、駆動用モータの過電流監視では、モータの起動
待突流で一般に瞬間的過電流が生ずるため、負荷時タッ
プ切換器の駆動軸固着等の機械的異常までは検知できな
かった。

「課題を解決するための手段」 以上のような欠点を解決するため、電動操作機構内のタ
ップ切換器駆動用モータ電源線に設置されたＣＴ等の電
流検出部から得られるタップ切換器駆動用モータ電源電
流信号に対し、信号処理部にてモータ起動時の突流をマ
スクして信号処理対象からはずし、突流以外の部分で電
源電流の最大値と基準値とを比較して異常を判定するよ
うにした。

「作　　用」 このように構成することにより、タップ切換器駆動用モ
ータ電源電流より得られる信号で、駆動用モータの異常
ばかりでなく、負荷時タップ切換器の駆動軸系の軸固着
あるいは歯車かみ合い不良等を、早期に検出できる異常
判定装置を構成することができる。

「実施例」 以下に第１図および第２図を用いて本発明の一実施例を
説明する。第１図において電動操作機構部３内の負荷時
タップ切換器駆動用モータ１の電源線の１相に、ＣＴ等
による電流検出器２が取り付けられている。この電流検
出器２によって検出した駆動用モータ１の電源電流信号
を、信号処理部４に送りトランスデユーサにて信号をう
けとるＯ電源電流検出器の出力は第２図（ａ）のような
商用周波数（５０Ｈｚまたは６０Ｈｚ）の波形をしてお
り、ｔ１時刻の駆動用モータ起動直後に突流に突流によ
る過電流が流れる。

また、負荷時タップ切換器の駆動軸５で軸の固着等の異
常がある場合、軸固着等により駆動軸５を回すためのト
ルクが大となって、駆動軸５を回転させている駆動用モ
ータ１に負荷がかかり、第２図（ａ）のｔ３３時刻よう
に軸固着部分で電流値が増大する。この電源電流検出器
２の出力信号をトランスデユーサおよび整流回路で信号
処理した信号波形が第２図（ｂ）であるが、時刻ｔ３に
おける軸固着異常による異常電流を含んでいるとともに
時刻ｔ１における駆動モータ起動待突流も含んでいる。

一般に時刻ｔ１における駆動モータの起動待突流電流は
、駆動用モータ定常動作時の３〜４倍程度あり、第２図
（ｂ）の信号波形では、ピークホールドを行っても時刻
ｔ１の値が検出され、時刻ｔ３の軸固着等による異常を
ピークホールドにて検出できない。そのため、第１図に
示すゲート回路を設け、駆動用モータ起動時から第２図
（Ｃ）に示すように駆動用モータの起動待突流電流が定
常電源電流となる時刻ｔ２までの間をマスクして信号と
して扱わないようにする。このようにすることによって
、駆動用モータ起動時の突流電流の影響を取り除くこと
ができ、第１図に示すピークホールド回路およびＡ／Ｄ
変換回路によって、時刻ｔｌの駆動用モータの起動待突
流電流の影響を受けることなく時刻ｔ３の軸異常時電流
を検出できる。なお、時刻ｔ２は、一般に商用周波数で
数サイクル分の時間であり、０．１〜０゜５１Ｓ程度に
設定すればよ（、またマスク時間の開始はスレッシオー
ルド値（駆動モータ動作時定常電流値の１０〜４０％の
値）を設けて、このスレッシオールド値を越える値を検
出した時刻よりマスク時間をカウントするようにすれば
よい。

「発明の効果」 以上のように構成することにより、負荷時タップ切換器
の軸固着等の異常を、駆動用モータ電源に取り付けたＣ
Ｔ等の電流検出器により検出することができ、負荷時タ
ップ切換器の異常を早期シこ検出でき、負荷時タップ切
換器の故障による突発的変圧器停止を未然に防ぐことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示し、第２図は本発明での
信号タイムチャート、第３図は変圧器の概略図を示す。 １　、、、、、負荷時タップ切換器駆動用モータ、２　
、、、、、電流検出器、３　、、、、、電動操作機構、
４　、、、、、信号処理部、 ５　、、、、、負荷時タップ切換器駆動軸、６　、、、
、、変圧器本体 ７　、、、、、負荷時タップ切換器室。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　変圧器等の巻線タップを選択するタップ選択器とタッ
   プ選択器を駆動する電動操作機構とからなる負荷時タッ
   プ切換器の、電動操作機構内のタップ切換器駆動用モー
   タの電源電流を検出する電流検出部と、検出した電流か
   ら負荷時タップ切換器の異常を判定する異常判定部とか
   らなる負荷時タップ切換器異常監視装置において、駆動
   用モータ電源電流の最大値と基準値とを比較して異常を
   判定するようにした負荷時タップ切換器異常判定装置。