JPH0583842A - 過電流保護継電装置 - Google Patents

過電流保護継電装置

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Publication number
JPH0583842A
JPH0583842A JP23776891A JP23776891A JPH0583842A JP H0583842 A JPH0583842 A JP H0583842A JP 23776891 A JP23776891 A JP 23776891A JP 23776891 A JP23776891 A JP 23776891A JP H0583842 A JPH0583842 A JP H0583842A
Authority
JP
Japan
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overcurrent
overcurrent protection
circuit
current
protection relay
Prior art date
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Pending
Application number
JP23776891A
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English (en)
Inventor
Osamu Hasegawa
修 長谷川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電流保護継電動作を無効にする時間を設定
する手間が不要で、かつ、電気機器の始動電流がおさま
ると直ちに過電流保護を行えるようにする。 【構成】 電気機器の始動時に流れる電流の時間的変化
から判断して、始動電流が流れている間は過電流保護継
電動作を自動的に無効にするようにプログラムしてこれ
を記憶するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気機器の過電流に
対する保護を行なうための過電流保護継電装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の過電流保護継電装置を示す
ブロック図であり、図において、1は電力を供給するた
めの電力線、2は電力線1に接続された電気機器である
電動機、3は電力線1に設けられて電動機2に流れる電
流を検出する変流器、4は変流器3の出力を整流する整
流器、5は整流器4の出力をデジタル変換する入力回
路、6は電動機2の始動を検出する始動検出回路、7は
保護を行なうべき過電流値を設定するための過電流値設
定スイッチ、8は始動時無効時間設定スイッチで、後述
のように電動機2の始動時の過電流保護継電動作を無効
にする時間を設定するためのものである。
【0003】9は電力線1に過電流が流れた時に過電流
検出信号を出すマイクロコンピュータ、10は入力回路5
と始動検出回路6の出力信号、および、各設定スイッチ
7、8の設定条件から論理判断して、過電流検出時に過
電流検出信号を出す制御回路、11は制御回路10での判断
処理の方法を命令コードでプログラムしてこれを記憶し
た記憶回路であり、マイクロコンピュータ9は制御回路
10と記憶回路11で構成されている。12は制御回路10から
の過電流検出信号により、出力リレー13を励磁する出力
回路である。
【0004】次に動作について説明する。電動機2が始
動されると、電力線1に電動機2の定格電流の5〜8倍
の始動電流が流れる。この時、始動検出回路6により電
動機2の始動が検出されて、始動検出信号が制御回路10
へ送られる。この時から、始動時無効時間設定スイッチ
8に予め設定した過電流保護継電動作を無効にする時間
の間は、記憶回路11に記憶したプログラムにより過電流
保護継電動作を無効にする。このようにして、始動電流
のために過電流保護継電装置が働いて電動機2が始動で
きなくなるのを防止する。
【0005】そして、過電流保護継電動作を無効にする
ように設定した時間を経過した後に、過電流値設定スイ
ッチ7に設定した過電流保護設定値以上の電流を検出し
た時は、過電流保護継電動作が行なわれて電動機2が保
護される。ところで、標準的に製作された過電流保護継
電装置を種々の電動機と組合せて使用する場合、電動機
により始動時間の長さが異なる。そのため、組合せる電
動機に適した時間を始動時無効時間設定スイッチ8に設
定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の過電流保護継電
装置は以上のように構成されているので、始動時無効時
間設定スイッチへ設定する時間を、組合せる電気機器に
合わせて設定しなければならない。また、例えば電動機
を始動する場合は接続される負荷によって始動時間が変
わるが、このように始動時間が変化する場合は、始動電
流がおさまり電気機器が通常の運転状態に入っていて
も、過電流保護継電動作を無効にするように設定した時
間内は過電流保護が働いていない状態になるなどの問題
点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、過電流保護継電動作を無効
にする時間を設定する手間が不要で、かつ、電気機器の
始動電流がおさまって通常の運転状態に入ると直ちに過
電流保護を行なうことができる過電流保護継電装置を得
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る過電流保
護継電装置は、電気機器の始動時に流れる電流の時間的
変化から判断して、始動電流が流れている間は過電流保
護継電動作を自動的に無効にするようにプログラムして
これを記憶するようにしたものである。
【0009】
【作用】この発明における過電流保護継電装置は、始動
時の電流を検出し、この電流の時間的変化から、予めプ
ログラムし記憶された処理方法に従って論理判断し、始
動電流が流れている間は自動的に過電流保護継電動作を
無効にし、始動電流がおさまるとこの無効を解除する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による過電流保護継電
装置を示すブロック図であり、図において、1〜7、1
2、13は第4図の従来例と同様であるので説明を省略す
る。14は電力線1に、始動電流がおさまった後、過電流
が流れた時に過電流検出信号を出すマイクロコンピュー
タ、15は入力回路5と始動検出回路6の出力信号、およ
び過電流値設定スイッチ7の設定条件から論理判断し
て、過電流検出信号を出力回路12へ出す制御回路、16は
制御回路15で行なう後述の判断処理の方法を命令コード
でプログラムしてこれを記憶した記憶回路であり、マイ
クロコンピュータ14は制御回路15と記憶回路16で構成さ
れている。
【0011】次に動作について説明する。図2は図1の
過電流保護継電装置のマイクロコンピュータ14における
判断処理を示すフローチャート、図3は電動機2の始動
時の電流変化を示すグラフである。先ず、電動機2が始
動すると始動検出回路6により始動が検出され、始動検
出信号が制御回路15へ入力されて図2のフローチャート
に示す処理が開始され、ステップ21で過電流保護継電動
作を無効にする。
【0012】電動機2の始動時には図3に示すような始
動電流が流れるが、この電流は図4の従来例の場合と同
様にして変流器3で検出され、整流器4、入力回路5を
経て制御回路15へ入力され、ある一定時間間隔で記憶回
路16へ記憶される。この検出された電流が、過電流値設
定スイッチ7で予め設定した過電流保護設定値と等しい
かどうか図2のステップ22で判定され、もし検出電流値
がまだこの値に達していないとステップ23へ移り、始動
後一定時間経過したかどうか判定され、この一定時間経
過まで同様の判定が繰り返される。
【0013】そのうち、検出電流値が過電流保護設定値
に達すると(図3の点A)、ステップ22からステップ24
へ進み、その時の検出電流値と、記憶回路16に記憶され
ている以前の電流値とを比較して、検出電流値が減少し
ているかどうか判定する。ここでまだ電流値が減少して
いない、すなわち、図3の点Aであると判断するとステ
ップ22へ戻る。検出電流値が増大してステップ22で過電
流保護設定値と等しくないと判定されるとステップ23へ
移り、ステップ22、23のループを循環する。
【0014】時間が経過して電流が図3の点Bまで下降
すると、ステップ22で過電流保護設定値と等しいと判定
されてステップ24へ進み、ここで検出電流値が減少して
いると判定されて、ステップ25へさらに進み、過電流保
護継電動作の無効を解除する。つまり、通常の過電流保
護継電動作の処理を開始する。通常の過電流保護継電動
作とは、図示をしていないが上記無効の解除状態で過電
流保護設定値以上の電流が検出されれば過電流検出信号
を出力回路12へ出すことである。なお、ステップ22にお
ける等しいかどうかの判定はある幅をもって行なわれ、
したがって図3において電流が点AまたはBを通過する
ときはステップ22で等しいと判定される段階を経て次へ
進むようになっている。
【0015】また、電動機2が拘束状態で始動されたよ
うな場合、過電流保護設定値以上の電流が継続するが、
この時はステップ22、23のループを循環して一定時間経
過後、過電流保護継電動作の無効を解除し、電動機2の
保護を行なう。さらに、検出電流のピーク値が過電流保
護設定値に達しない場合は、大きな始動電流が生じなか
ったものとして、ステップ22、23のループで一定時間経
過後、過電流保護継電動作の無効を解除して通常の過電
流保護継電動作の処理を開始する。
【0016】なお、上記実施例では保護対象の電気機器
として電動機の場合について説明したが、始動時に突入
電流が発生する変圧器やコンデンサにも適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、始動電
流が流れている間は過電流保護継電動作を自動的に無効
にするように構成したので、過電流保護継電動作を無効
にする時間の設定の手間を要せず、かつ、電気機器の始
動電流がおさまると直ちに過電流保護を行うことができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による過電流保護継電装置
を示すブロック図である。
【図2】図1の過電流保護継電装置のマイクロコンピュ
ータにおける判断処理を示すフローチャートである。
【図3】電動機の始動時の電流変化を示すグラフであ
る。
【図4】従来の過電流保護継電装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
2 電動機 3 変流器 14 マイクロコンピュータ 15 制御回路 16 記憶回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器に流れる電流を検出し、その検
    出信号に基づいて過電流発生時に過電流保護継電動作を
    行なう過電流保護継電装置において、上記電気機器の始
    動時に流れる電流を検出し、この電流の時間的変化から
    判断して、始動電流が流れている間の上記過電流保護継
    電動作を自動的に無効にするように予めプログラムして
    記憶するようにしたことを特徴とする過電流保護継電装
    置。
JP23776891A 1991-09-18 1991-09-18 過電流保護継電装置 Pending JPH0583842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23776891A JPH0583842A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 過電流保護継電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23776891A JPH0583842A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 過電流保護継電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0583842A true JPH0583842A (ja) 1993-04-02

Family

ID=17020157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23776891A Pending JPH0583842A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 過電流保護継電装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0583842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3691126A4 (en) * 2017-09-30 2021-08-18 Shenzhen China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. LIQUID CRYSTAL DISPLAY AND START / STOP CONTROL CIRCUIT

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3691126A4 (en) * 2017-09-30 2021-08-18 Shenzhen China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. LIQUID CRYSTAL DISPLAY AND START / STOP CONTROL CIRCUIT

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