JPH0795775A - インバータ保護装置 - Google Patents
インバータ保護装置Info
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- JPH0795775A JPH0795775A JP5237040A JP23704093A JPH0795775A JP H0795775 A JPH0795775 A JP H0795775A JP 5237040 A JP5237040 A JP 5237040A JP 23704093 A JP23704093 A JP 23704093A JP H0795775 A JPH0795775 A JP H0795775A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 回生運転時に回生電力を速かに回生抵抗器に
吸収させ、直流回路の電圧上昇を抑制してインバータの
素子破壊を防止する。 【構成】 直流電流検出器からの直流電流データによっ
て直流電流の流れる方向を判定する電流方向判定回路か
らの電流方向信号および直流回路電圧検出器からの直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧
信号を出力する回生電力レベル設定器を具備したことを
特徴とする。また、コンバータの交流電源側に設置され
て入力される交流電力を計測する電力検出器から出力さ
れた交流電力検出値および直流電圧値によって回生電力
レベルを演算することを特徴とする。
吸収させ、直流回路の電圧上昇を抑制してインバータの
素子破壊を防止する。 【構成】 直流電流検出器からの直流電流データによっ
て直流電流の流れる方向を判定する電流方向判定回路か
らの電流方向信号および直流回路電圧検出器からの直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧
信号を出力する回生電力レベル設定器を具備したことを
特徴とする。また、コンバータの交流電源側に設置され
て入力される交流電力を計測する電力検出器から出力さ
れた交流電力検出値および直流電圧値によって回生電力
レベルを演算することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回生制動を要求する負荷
の運転に適用される汎用インバータ保護装置に関する。
の運転に適用される汎用インバータ保護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術は、汎用インバータは一般に
交流を直流に変換するコンバータと、変換された直流に
含まれるリップル分を除去する平滑コンデンサと、急減
速やマイナス負荷をとるようなアプリケーションのとき
は回生電力を吸収する回生抵抗器と、回生抵抗器を直流
回路に入切する回生抵抗投入スイッチング素子と、スイ
ッチング素子の点弧回路と、直流回路電圧検出回路およ
び直流を交流に逆変換するインバータとから構成され、
急減速等で回生運転のモードになった場合には、直流回
路の電圧上昇を直流回路電圧検出器により検出し、この
値が予め定められた規定値を超えた場合に点弧回路によ
り回生抵抗投入スイッチング素子を点弧して回生抵抗器
に電流を流して回生電力を吸収する。
交流を直流に変換するコンバータと、変換された直流に
含まれるリップル分を除去する平滑コンデンサと、急減
速やマイナス負荷をとるようなアプリケーションのとき
は回生電力を吸収する回生抵抗器と、回生抵抗器を直流
回路に入切する回生抵抗投入スイッチング素子と、スイ
ッチング素子の点弧回路と、直流回路電圧検出回路およ
び直流を交流に逆変換するインバータとから構成され、
急減速等で回生運転のモードになった場合には、直流回
路の電圧上昇を直流回路電圧検出器により検出し、この
値が予め定められた規定値を超えた場合に点弧回路によ
り回生抵抗投入スイッチング素子を点弧して回生抵抗器
に電流を流して回生電力を吸収する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の汎用インバータ
では、回生抵抗投入のタイミングが固定された直流回路
電圧レベルで決まるため、負荷によっては急な減速度が
要求され、その負荷のイナーシャが大きい場合には回生
電力が大きく、瞬時に直流回路電圧が上昇してインバー
タの素子破壊に至る恐れがある。
では、回生抵抗投入のタイミングが固定された直流回路
電圧レベルで決まるため、負荷によっては急な減速度が
要求され、その負荷のイナーシャが大きい場合には回生
電力が大きく、瞬時に直流回路電圧が上昇してインバー
タの素子破壊に至る恐れがある。
【０００４】以上の様に汎用インバータを急減速やマイ
ナストルクを要求する負荷に適用するには場合によって
はインバータの素子破壊の恐れがあった。
ナストルクを要求する負荷に適用するには場合によって
はインバータの素子破壊の恐れがあった。
【０００５】本発明は、回生運転時に回生電力を速かに
回生抵抗器に吸収させ、直流回路の電圧上昇を抑制して
インバータの素子破壊を防止するインバータ保護装置を
提供することを目的としている。
回生抵抗器に吸収させ、直流回路の電圧上昇を抑制して
インバータの素子破壊を防止するインバータ保護装置を
提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータ保護
装置は、交流電源電圧を直流電圧に変換して直流回路に
供給するコンバータと、このコンバータによって変換さ
れた直流電圧を再び可変交流電圧または可変周波数電源
に変換して交流電動機に供給するインバータと、直流回
路に接続されて交流電動機から供給される回生電力を吸
収する回生抵抗器と、この回生抵抗器と直列に接続され
て回生電力の流入を開閉する回生抵抗投入スイッチング
素子と直流回路に回生抵抗器と並列に接続されて直流電
圧を計測する直流回路電圧検出器と、この直流回路電圧
検出器によって検出した直流電圧が予め定めた設定値を
超過した場合に回生抵抗投入スイッチング素子を導通さ
せる点弧回路と、からなるインバータ保護装置におい
て、直流回路にインバータと直列に接続されて直流電流
値を計測する直流電流検出器と、この直流電流検出器か
らの直流電流データによって直流電流の流れる方向を判
定する電流方向判定回路と、この電流方向判定回路から
の電流方向信号および直流回路電圧検出器からの直流電
圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベル
が予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧信
号を出力する回生電力レベル設定器と、を具備したこと
を特徴とする。また、請求項２に記載したインバータ保
護装置は、コンバータの交流電源側に設置されて入力さ
れる交流電力を計測する電力検出器と、この電力検出器
から出力された交流電力検出値および直流電圧値によっ
て回生電力レベルを演算し、回生電力レベルが予め定め
た設定値を超過した場合に点弧回路に点弧信号を出力す
る回生電力レベル設定器と、を具備したことを特徴とす
る。また、請求項３に記載したインバータ保護装置はコ
ンバータの交流電源側に設置されて引加される交流電圧
を計測する電圧検出回路と、この電圧検出回路から出力
された交流電圧検出値および直流電圧値によって回生電
力レベルを演算し、回生電力レベルが予め定めた設定値
を超過した場合に点弧回路に点弧信号を出力する回生電
力レベル設定器と、を具備したことを特徴とする。ま
た、請求項４に記載したインバータ保護装置は、電流方
向判定回路からの電流方向信号によって点弧回路に点弧
信号を出力することを特徴とする。
装置は、交流電源電圧を直流電圧に変換して直流回路に
供給するコンバータと、このコンバータによって変換さ
れた直流電圧を再び可変交流電圧または可変周波数電源
に変換して交流電動機に供給するインバータと、直流回
路に接続されて交流電動機から供給される回生電力を吸
収する回生抵抗器と、この回生抵抗器と直列に接続され
て回生電力の流入を開閉する回生抵抗投入スイッチング
素子と直流回路に回生抵抗器と並列に接続されて直流電
圧を計測する直流回路電圧検出器と、この直流回路電圧
検出器によって検出した直流電圧が予め定めた設定値を
超過した場合に回生抵抗投入スイッチング素子を導通さ
せる点弧回路と、からなるインバータ保護装置におい
て、直流回路にインバータと直列に接続されて直流電流
値を計測する直流電流検出器と、この直流電流検出器か
らの直流電流データによって直流電流の流れる方向を判
定する電流方向判定回路と、この電流方向判定回路から
の電流方向信号および直流回路電圧検出器からの直流電
圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベル
が予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧信
号を出力する回生電力レベル設定器と、を具備したこと
を特徴とする。また、請求項２に記載したインバータ保
護装置は、コンバータの交流電源側に設置されて入力さ
れる交流電力を計測する電力検出器と、この電力検出器
から出力された交流電力検出値および直流電圧値によっ
て回生電力レベルを演算し、回生電力レベルが予め定め
た設定値を超過した場合に点弧回路に点弧信号を出力す
る回生電力レベル設定器と、を具備したことを特徴とす
る。また、請求項３に記載したインバータ保護装置はコ
ンバータの交流電源側に設置されて引加される交流電圧
を計測する電圧検出回路と、この電圧検出回路から出力
された交流電圧検出値および直流電圧値によって回生電
力レベルを演算し、回生電力レベルが予め定めた設定値
を超過した場合に点弧回路に点弧信号を出力する回生電
力レベル設定器と、を具備したことを特徴とする。ま
た、請求項４に記載したインバータ保護装置は、電流方
向判定回路からの電流方向信号によって点弧回路に点弧
信号を出力することを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明のインバータ保護装置においては、交流
電源電圧をコンバータによって直流電圧に変換して直流
回路に供給し、コンバータによって変換された直流電圧
をインバータによって再び可変交流電圧または可変周波
数電源に変換して交流電動機に供給し、回生抵抗を直流
回路に接続して直流電動機から供給される回生電力を吸
収し、回生抵抗と直列に回生抵抗投入スイッチング素子
を接続して回生電力の流入を開閉し、直流回路に回生抵
抗と並列に直流回路電圧検出器を接続して直流電圧を計
測し、直流回路電圧検出器によって検出した直流電圧が
予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路によって回
生抵抗投入スイッチング素子を導通させ、直流回路にイ
ンバータと直列に直流電流検出器を接続して直流電流値
を計測し、直流電流検出器からの直流電流データによっ
て直流電流の流れる方向を判定し、電流方向判定回路か
らの電流方向信号および直流回路電圧検出器からの直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧
信号を出力することを特徴とする。また、請求項２に記
載したインバータ保護装置は、コンバータの交流電源側
に電力検出器を設置して入力される交流電力を計測し、
電力検出器から出力された交流電力検出値および直流電
圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベル
が予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧信
号を出力することを特徴とする。また、請求項３に記載
したインバータ保護装置は、コンバータの交流電源側に
電圧検出回路を設置して引加される交流電圧を計測し、
電圧検出回路から出力された交流電圧検出値および直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧
信号を出力することを特徴とする。また、請求項４に記
載したインバータ保護装置は、電流方向判定回路からの
電流方向信号によって点弧回路に点弧信号を出力するこ
とを特徴とする。
電源電圧をコンバータによって直流電圧に変換して直流
回路に供給し、コンバータによって変換された直流電圧
をインバータによって再び可変交流電圧または可変周波
数電源に変換して交流電動機に供給し、回生抵抗を直流
回路に接続して直流電動機から供給される回生電力を吸
収し、回生抵抗と直列に回生抵抗投入スイッチング素子
を接続して回生電力の流入を開閉し、直流回路に回生抵
抗と並列に直流回路電圧検出器を接続して直流電圧を計
測し、直流回路電圧検出器によって検出した直流電圧が
予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路によって回
生抵抗投入スイッチング素子を導通させ、直流回路にイ
ンバータと直列に直流電流検出器を接続して直流電流値
を計測し、直流電流検出器からの直流電流データによっ
て直流電流の流れる方向を判定し、電流方向判定回路か
らの電流方向信号および直流回路電圧検出器からの直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧
信号を出力することを特徴とする。また、請求項２に記
載したインバータ保護装置は、コンバータの交流電源側
に電力検出器を設置して入力される交流電力を計測し、
電力検出器から出力された交流電力検出値および直流電
圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベル
が予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧信
号を出力することを特徴とする。また、請求項３に記載
したインバータ保護装置は、コンバータの交流電源側に
電圧検出回路を設置して引加される交流電圧を計測し、
電圧検出回路から出力された交流電圧検出値および直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路に点弧
信号を出力することを特徴とする。また、請求項４に記
載したインバータ保護装置は、電流方向判定回路からの
電流方向信号によって点弧回路に点弧信号を出力するこ
とを特徴とする。
【０００８】
【実施例】次に本発明のインバータ保護装置の実施例を
説明する。図１において、１は交流電源電圧を直流電圧
に変換して直流回路に供給するコンバータ、１０はコン
バータ１によって変換された直流電圧を再び可変交流電
圧または可変周波数電源に変換して交流電動機に供給す
るインバータ、３は直流回路に接続されて交流電動機か
ら供給される回生電力を吸収する回生抵抗器、４は回生
抵抗器３と直列に接続されて回生電力の流入を開閉する
回生抵抗投入スイッチング素子、６は直流回路に回生抵
抗器３と並列に接続されて直流電圧を計測する直流回路
電圧検出器、５は直流回路電圧検出器６によって検出し
た直流電圧が予め定めた設定値を超過した場合に回生抵
抗投入スイッチング素子４を導通させる点弧回路、７は
直流回路にインバータ１０と直列に接続されて直流電流
値を計測する直流電流検出器、８は直流電流検出器７か
らの直流電流データによって直流電流の流れる方向を判
定する電流方向判定回路、９は電流方向判定回路８から
の電流方向信号および直流回路電圧検出器６からの直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路５に点
弧信号を出力する回生電力レベル設定器であり、交流を
直流に変換するコンバータ１と、直流回路の平滑コンデ
ンサ２と、回生電力を吸収する回生抵抗器３と、回生抵
抗器３を直流回路に入切する回生抵抗投入スイッチング
素子４と、回生抵抗投入スイッチング素子４の点弧回路
５と、直流回路電圧の検出器と、直流電流の検出器と、
電流方向の判定回路と、回生抵抗器３を直流回路に投入
する回生電圧レベルの設定回路およびインバータからな
り、電流方向判定回路８にて回生運転時を判断し、回生
運転時のみ回生電圧レベル設定回路９にて可変設定した
電圧レベルで回生抵抗投入スイッチング素子４を点弧し
て、急減速パターン運転を要求する負荷の運転時でもイ
ンバータ素子を保護できる汎用インバータの保護装置で
ある。
説明する。図１において、１は交流電源電圧を直流電圧
に変換して直流回路に供給するコンバータ、１０はコン
バータ１によって変換された直流電圧を再び可変交流電
圧または可変周波数電源に変換して交流電動機に供給す
るインバータ、３は直流回路に接続されて交流電動機か
ら供給される回生電力を吸収する回生抵抗器、４は回生
抵抗器３と直列に接続されて回生電力の流入を開閉する
回生抵抗投入スイッチング素子、６は直流回路に回生抵
抗器３と並列に接続されて直流電圧を計測する直流回路
電圧検出器、５は直流回路電圧検出器６によって検出し
た直流電圧が予め定めた設定値を超過した場合に回生抵
抗投入スイッチング素子４を導通させる点弧回路、７は
直流回路にインバータ１０と直列に接続されて直流電流
値を計測する直流電流検出器、８は直流電流検出器７か
らの直流電流データによって直流電流の流れる方向を判
定する電流方向判定回路、９は電流方向判定回路８から
の電流方向信号および直流回路電圧検出器６からの直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、回生電力レベ
ルが予め定めた設定値を超過した場合に点弧回路５に点
弧信号を出力する回生電力レベル設定器であり、交流を
直流に変換するコンバータ１と、直流回路の平滑コンデ
ンサ２と、回生電力を吸収する回生抵抗器３と、回生抵
抗器３を直流回路に入切する回生抵抗投入スイッチング
素子４と、回生抵抗投入スイッチング素子４の点弧回路
５と、直流回路電圧の検出器と、直流電流の検出器と、
電流方向の判定回路と、回生抵抗器３を直流回路に投入
する回生電圧レベルの設定回路およびインバータからな
り、電流方向判定回路８にて回生運転時を判断し、回生
運転時のみ回生電圧レベル設定回路９にて可変設定した
電圧レベルで回生抵抗投入スイッチング素子４を点弧し
て、急減速パターン運転を要求する負荷の運転時でもイ
ンバータ素子を保護できる汎用インバータの保護装置で
ある。
【０００９】このように本実施例では、回生電圧レベル
設定回路９によって外部から回生抵抗投入スイッチング
素子４の点弧タイミングを決める電圧レベルを設定して
運転パターンの減速度による回生時の直流電圧上昇を抑
制する。同時に、直流回路の電流を検出し、電流方向判
定回路により電流が正、即ち電力の流が力行運転を示す
場合には回生抵抗投入スイッチング素子４の点弧をブロ
ックして力行運転時に回生抵抗で電力が浪費されるのを
防ぐ。
設定回路９によって外部から回生抵抗投入スイッチング
素子４の点弧タイミングを決める電圧レベルを設定して
運転パターンの減速度による回生時の直流電圧上昇を抑
制する。同時に、直流回路の電流を検出し、電流方向判
定回路により電流が正、即ち電力の流が力行運転を示す
場合には回生抵抗投入スイッチング素子４の点弧をブロ
ックして力行運転時に回生抵抗で電力が浪費されるのを
防ぐ。
【００１０】即ち、１は交流を直流に変換するコンバー
タ、２は直流回路のリップル分を除去する平滑コンデン
サ、３は回生電力を吸収するための回生抵抗器、４は回
生抵抗器３を直流回路に入切する回生抵抗投入スイッチ
ング素子、５は回生抵抗投入スイッチング素子４の点弧
回路、６は直流回路電圧検出器、７は直流電流検出器、
８は直流電流検出器７からの信号で電流の正負の方向を
判定する電流方向判定回路、９は点弧回路５を動作させ
るタイミングを決定する回生電圧レベル設定回路、１０
は直流を所要の交流に逆変換するインバータである。
タ、２は直流回路のリップル分を除去する平滑コンデン
サ、３は回生電力を吸収するための回生抵抗器、４は回
生抵抗器３を直流回路に入切する回生抵抗投入スイッチ
ング素子、５は回生抵抗投入スイッチング素子４の点弧
回路、６は直流回路電圧検出器、７は直流電流検出器、
８は直流電流検出器７からの信号で電流の正負の方向を
判定する電流方向判定回路、９は点弧回路５を動作させ
るタイミングを決定する回生電圧レベル設定回路、１０
は直流を所要の交流に逆変換するインバータである。
【００１１】急減速運転時などで回生パワーが大となる
場合、点弧回路５を動作させる回生電圧レベルが高いと
急激な直流電圧上昇となりインバータ素子破壊の恐れが
あるので回生電圧レベル設定回路９により急激な直流電
圧上昇の発生しない程度の低い回生電圧レベルに設定す
る。ところが、低い回生電圧レベルのままで運転する
と、力行運転のモードになったときに電源からき供給さ
れたパワーが回生抵抗３で消されてしまい正常な運転が
出来なくなる。
場合、点弧回路５を動作させる回生電圧レベルが高いと
急激な直流電圧上昇となりインバータ素子破壊の恐れが
あるので回生電圧レベル設定回路９により急激な直流電
圧上昇の発生しない程度の低い回生電圧レベルに設定す
る。ところが、低い回生電圧レベルのままで運転する
と、力行運転のモードになったときに電源からき供給さ
れたパワーが回生抵抗３で消されてしまい正常な運転が
出来なくなる。
【００１２】かかる不都合を解決するために電流方向判
定回路８によって電流が正、即ち力行運転時と判断した
場合には回生電圧設定回路９の出力をブロックして点弧
回路５を不動作とさせるようなインターロックを設け
る。
定回路８によって電流が正、即ち力行運転時と判断した
場合には回生電圧設定回路９の出力をブロックして点弧
回路５を不動作とさせるようなインターロックを設け
る。
【００１３】以上のように本実施例によれば、汎用イン
バータにおいて、急減速時でも直流電圧の急激な上昇に
よるインバータ素子破壊を防止することが出来る。図２
は請求項２に記載したインバータ保護装置の実施例を示
し、１３はコンバータ１の交流電源側に設置されて入力
される交流電力を計測する電力検出器、９は電力検出器
１３から出力された交流電力検出値および直流電圧値に
よって回生電力レベルを演算し、回生電力レベルが予め
定めた設定値を超過した場合に点弧回路５に点弧信号を
出力する回生電力レベル設定器であり、交流入力側の電
力を計器用変流器１１、計器用変圧器１２および電力検
出回路１３とから検出し力行・回生運転の判断をするこ
とによっても同様の効果を得ることができる。図３は請
求項３に記載したインバータ保護装置の実施例を示し、
１５はコンバータ１の交流電源側に設置されて引加され
る交流電圧を計測する電圧検出回路、９は電圧検出回路
１５から出力された交流電圧検出値および直流電圧値に
よって回生電力レベルを演算し、回生電力レベルが予め
定めた設定値を超過した場合に点弧回路５に点弧信号を
出力する回生電力レベル設定器であり、計器用変圧器１
４と電圧検出回路１５とから電源電圧を検出し、この検
出電圧に、図示しない方法で１．３５×α（α＞１で出
来る限り小さな値）を掛けた値を回生電圧レベル設定回
路９において直流回路電圧検出器６からの信号と付き合
わせ、直流回路電圧の方が大なる場合に点弧回路５を動
作させるようにすれば同様の効果を得ることができる。
図４は請求項４に記載したインバータ保護装置の実施例
を示し、８は電流方向判定回路であり電流方向信号によ
って点弧回路５に点弧信号を出力し、電流方向判定回路
８からの出力のみで回生モードを判断して点弧回路５を
動作させるようにしても同様の効果を得ることができ
る。
バータにおいて、急減速時でも直流電圧の急激な上昇に
よるインバータ素子破壊を防止することが出来る。図２
は請求項２に記載したインバータ保護装置の実施例を示
し、１３はコンバータ１の交流電源側に設置されて入力
される交流電力を計測する電力検出器、９は電力検出器
１３から出力された交流電力検出値および直流電圧値に
よって回生電力レベルを演算し、回生電力レベルが予め
定めた設定値を超過した場合に点弧回路５に点弧信号を
出力する回生電力レベル設定器であり、交流入力側の電
力を計器用変流器１１、計器用変圧器１２および電力検
出回路１３とから検出し力行・回生運転の判断をするこ
とによっても同様の効果を得ることができる。図３は請
求項３に記載したインバータ保護装置の実施例を示し、
１５はコンバータ１の交流電源側に設置されて引加され
る交流電圧を計測する電圧検出回路、９は電圧検出回路
１５から出力された交流電圧検出値および直流電圧値に
よって回生電力レベルを演算し、回生電力レベルが予め
定めた設定値を超過した場合に点弧回路５に点弧信号を
出力する回生電力レベル設定器であり、計器用変圧器１
４と電圧検出回路１５とから電源電圧を検出し、この検
出電圧に、図示しない方法で１．３５×α（α＞１で出
来る限り小さな値）を掛けた値を回生電圧レベル設定回
路９において直流回路電圧検出器６からの信号と付き合
わせ、直流回路電圧の方が大なる場合に点弧回路５を動
作させるようにすれば同様の効果を得ることができる。
図４は請求項４に記載したインバータ保護装置の実施例
を示し、８は電流方向判定回路であり電流方向信号によ
って点弧回路５に点弧信号を出力し、電流方向判定回路
８からの出力のみで回生モードを判断して点弧回路５を
動作させるようにしても同様の効果を得ることができ
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば汎用インバータにおいて
急減速パターン運転を要求される負荷の運転時でも、直
流電圧の急激な上昇を抑制してインバータ素子を保護
し、安全な運転を実現できる。
急減速パターン運転を要求される負荷の運転時でも、直
流電圧の急激な上昇を抑制してインバータ素子を保護
し、安全な運転を実現できる。
【図１】本発明の一実施例を示すインバータ保護装置の
構成図である。
構成図である。
【図２】請求項２の実施例を示すインバータ保護装置の
構成図である。
構成図である。
【図３】請求項３の実施例を示すインバータ保護装置の
構成図である。
構成図である。
【図４】請求項４の実施例を示すインバータ保護装置の
構成図である。
構成図である。
１ コンバータ ３ 回生抵抗 ４ 回生抵抗投入スイッチング素子 ５ 点弧回路 ６ 直流回路電圧検出器 ７ 直流電流検出器 ８ 電流方向判定回路 ９ 回生電力レベル設定器 １０ インバータ １３ 電力検出器 １５ 電圧検出回路
Claims (4)
- 【請求項１】 交流電源電圧を直流電圧に変換して直流
回路に供給するコンバータと、このコンバータによって
変換された前記直流電圧を再び可変交流電圧または可変
周波数電源に変換して交流電動機に供給するインバータ
と、前記直流回路に接続されて前記交流電動機から供給
される回生電力を吸収する回生抵抗器と、この回生抵抗
器と直列に接続されて前記回生電力の流入を開閉する回
生抵抗投入スイッチング素子と、前記直流回路に回生抵
抗器と並列に接続されて前記直流電圧を計測する直流回
路電圧検出器と、この直流回路電圧検出器によって検出
した前記直流電圧が予め定めた設定値を超過した場合に
前記回生抵抗投入スイッチング素子を導通させる点弧回
路と、からなるインバータ保護装置において、前記直流
回路に前記インバータと直列に接続されて直流電流値を
計測する直流電流検出器と、この直流電流検出器からの
直流電流データによって直流電流の流れる方向を判定す
る電流方向判定回路と、この電流方向判定回路からの電
流方向信号および前記直流回路電圧検出器からの直流電
圧値によって回生電力レベルを演算し、前記回生電力レ
ベルが予め定めた設定値を超過した場合に前記点弧回路
に点弧信号を出力する回生電力レベル設定器と、を具備
したことを特徴とするインバータ保護装置。 - 【請求項２】 前記コンバータの交流電源側に設置され
て入力される交流電力を計測する電力検出器と、この電
力検出器から出力された交流電力検出値および前記直流
電圧値によって回生電力レベルを演算し、前記回生電力
レベルが予め定めた設定値を超過した場合に前記点弧回
路に点弧信号を出力する回生電力レベル設定器と、を具
備したことを特徴とする請求項１に記載したインバータ
保護装置。 - 【請求項３】 前記コンバータの交流電源側に設置され
て引加される交流電圧を計測する電圧検出回路と、この
電圧検出回路から出力された交流電圧検出値および前記
直流電圧値によって回生電力レベルを演算し、前記回生
電力レベルが予め定めた設定値を超過した場合に前記点
弧回路に点弧信号を出力する回生電力レベル設定器と、
を具備したことを特徴とする請求項１に記載したインバ
ータ保護装置。 - 【請求項４】 電流方向判定回路からの電流方向信号に
よって前記点弧回路に点弧信号を出力することを特徴と
する請求項１に記載したインバータ保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237040A JPH0795775A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | インバータ保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237040A JPH0795775A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | インバータ保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0795775A true JPH0795775A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17009516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5237040A Pending JPH0795775A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | インバータ保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0795775A (ja) |
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-
1993
- 1993-09-24 JP JP5237040A patent/JPH0795775A/ja active Pending
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