JPH04125153U - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH04125153U
JPH04125153U JP3968491U JP3968491U JPH04125153U JP H04125153 U JPH04125153 U JP H04125153U JP 3968491 U JP3968491 U JP 3968491U JP 3968491 U JP3968491 U JP 3968491U JP H04125153 U JPH04125153 U JP H04125153U
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JP
Japan
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fins
movable
fin
louver
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP3968491U
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English (en)
Inventor
健司 鈴木
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のものでは、ルーバを操作して吹出し風
の向きを変えるとき、可動フィンが斜方を向いたとき
に、一方の可動フィンがルーバケースの内壁に接近する
ために吹出す風の量が左右または上下不均一となり、ま
た通路抵抗が大きくなったので、これを改良する。 【構成】 固定フィン10に回転軸11を介して可動フィン
12を連結し、可動フィン12を連結リンク13により相互に
連結する。尚、両端の可動フィン12a ,12b は連結リン
ク13に設けられた長孔13a ,13b に連結する。これによ
り、可動フィン12を左右方向に曲げたとしても、両端の
可動フィン12a ,12b とルーバケース5の内壁との間隔
が狭くならないようにして、フィンによる通路抵抗を少
なくする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用空調装置に関し、特に自動車用空調装置のルーバの構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空調装置の空気の吹出口、例えば、図4に示されるようにインストル メントパネル1の中央部、側部等に設置された吹出口2,3は、通常、空気の吹 出方向を変えることのできるルーバ構造を備えている(特公昭63-35902号公報等 参照)。
【0003】 従来のルーバ構造は、図5に示すように構成されていた。即ち、図示しない空 調装置に連結されたダクト4の先端部にルーバケース5が設けられ、このルーバ ケース5の内側には、縦方向に動く複数のフィン6が、夫々のフィン6に一体に 成形されたピン7を支点として平行に取り付けられ、かつフィン6の空気流入側 で連結リンク8によって結合されている。これにより、図6に示すように、1本 のフィン6に横方向の力を加えることにより、全部のフィン6が連結リンク8の 働きにより各々のピンを支点として連動する。従って、全部のフィン6の角度を 同一方向に変えることができ、空気の流れを所望方向に導くことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような構成において、図5の矢印により示すように空気の流れを直進さ せた場合にはなんら問題はない。しかしながら、図6に示すようにフィン6の向 きを図上右側に変えて、空気の流れを変える場合、フィン6がピン7を支点とし て回動すると、フィン6の空気流入側が左方向に移動し、右端のフィン6aの空気 の入口幅h1が広くなり、逆に空気の出口幅h2が狭くなる。従って、この出口にお いて風損抵抗が発生する。更に、出口幅h2が狭くなることによってこの出口での 風速が他の出口より早くなるため、他の出口からの空気の進路が矢印により示す ようにその影響を受け、希望の進路方向に流れないといった問題がある。又、左 端のフィン6bにおいては、その入口幅h3が他の入口幅h4より狭くなるため、風損 が増加するといった問題がある。
【0005】 従って、本考案の目的は、上記問題を解決し、フィン6による通路抵抗を少な くすること及びフィン間の出口の空気流量を均等化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、空気の出口にルーバ装置を 備えた自動車用空調装置において、ルーバケース内に複数の固定フィンを空気の 流れに平行に設け、各固定フィンの出口側端部に回転軸を介して可動フィンを連 結し、前記各可動フィンを連結リンクにより連結し、かつ両端の前記可動フィン と連結する前記連結リンクの連結部分を長孔に形成した構成としたものである。
【0007】
【作用】
以上のように構成することにより、空気の流れを変えるため可動フィンを所望 の方向に向けた場合において、ルーバケースに流れてきた空気は、固定フィン間 を平行にかつ均等に流れて可動フィン間に導かれる。可動フィンは連結リンクに より相互に連結されていると共に、両端の可動フィンが連結リンクの長孔におい て連結されているため、中間の可動フィンは所望の方向に平行に位置し、両端の 可動フィンは流れる空気の力によって固定フィンと一直線になる方向に移動して 長孔の端部でその移動を停止される。
【0008】 したがって、両端のフィンとルーバケースの内壁との間が絞られることがなく なるので、フィンによる風損を防止できると共にフィン間の出口の空気流量を均 等化することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図3にもとづいて説明する。なお、前出 の図と同一の部材については同一の符号を付すものとする。
【0010】 図1において、ルーバケース5内の空気流入側に、複数の固定フィン10が空気 の流れに対し平行にかつ等間隔に立設されている。各固定フィン10の空気流出側 端部に回転軸11が取付けられ、この回転軸11に可動フィン12の一端がそれぞれ連 結され揺動自在となっている。更に、可動フィン12が連結リンク13により相互に 連結され、1つの可動フィン12に力を加えることにより他の可動フィン12も連動 するように構成されている。
【0011】 連結リンク13は、幅の狭い長板状に形成され、両端の可動フィン12a ,12b に 対応する位置にそれぞれ長孔13a ,13b 、中間の可動フィン12c に対応する位置 に丸孔13c が穿設されている。可動フィン12の上端部はステップ状に形成され、 空気流入側は低く、空気流出側は高く形成されている。そして、低い方の上端部 に連結リンク13の長孔13a ,13b と丸穴13c に対応した突出片14がそれぞれ設け られている。可動フィン12と連結リンク13は図2及び図3に示すように、突出片 14が長孔13a ,13b 及び丸孔13c にそれぞれ嵌合することにより枢支状態に結合 される。
【0012】 以上のような構成において、例えば、図1に示すように、矢印に示す空気の流 れを図上右側に向きを変えるため、少なくとも1つの可動フィン12に右方向の力 を加えられるとこの可動フィン12は回転軸11を支点として回動し、同時に、他の 可動フィン12も連結リンク13の働きにより同じように回動する。この時、中間の 可動フィン12はルーバケース5の内壁に対し同角度に位置する。
【0013】 しかしながら、両端の可動フィン12a ,12b は、連結リンク13がその結合部に それぞれ長孔13a ,13b を備えているため、それぞれの長孔13a ,13b に沿って 移動することができる。従って、これら両端の可動フィン12a ,12b は流れる空 気の力によって固定縦フィン10と一直線になるような方向に移動され、それぞれ の長孔13a ,13b の左端部で停止される。
【0014】 これにより、右端の可動縦フィン12a とルーバケース5の内壁との間隔H2は、 連結リンク13に長孔13a を形成しない場合の可動フィン12a (1点鎖線で図示) とルーバケース5の内壁との間隔H1に比べ非常に大きくなる。
【0015】 可動縦フィン12が上記の位置にある時、ダクト4からルーバケース5に流入し た空気は、固定フィン10間を平行に流れて、可動フィン12によりその向きを変え られルーバケース5より車室内に至る。この時、固定フィン10間及び固定フィン 10とルーバケース5の内壁との間隔は常時等間隔であり、中間の可動フィン12同 士の間隔も常時等間隔である。また、前述のように両端の可動フィン12a ,12b とルーバケース5の内壁との間隔は大きく形成されている。従って、固定フィン 10及び可動フィン12による通路抵抗も少なく、またフィン間の出口の空気流量も 均等化することができる。
【0016】 尚、本実施例の説明においては、空気の流れを右側に変える場合について説明 したが、空気の流れを左側に変える場合、さらに上下方向に変える場合について も作用は同様である。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、ルーバの構造を、固定フィンと、回転軸を介 して固定フィンに連結された可動フィンと、可動フィンを相互に連結する連結リ ンクとから構成し、更に、連結リンクの両端の可動フィンとの結合部を長孔とし たことにより、フィンによる通路抵抗の減少、吹出口の均等化による空気の流れ の円滑化、及びフィンによる風切音の減少等を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の部分平面図である。
【図3】図2の線A−Aから見た断面図である。
【図4】車室内のインストルメントパネルを示す斜視図
である。
【図5】従来のルーバの構造を示す平面図である。
【図6】図5の空気の流れを変えた状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
2 ルーバケース 10 固定フィン 11 回転軸 12 可動フィン 13 連結リンク 13a 長孔 13b 長孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気の出口にルーバ装置を備えた自動車
    用空調装置において、ルーバケース内に複数の固定フィ
    ンを空気の流れと平行に設け、各固定フィンの出口側端
    部に回転軸を介して可動フィンを連結し、前記各可動フ
    ィンを連結リンクにより連結し、かつ両端の前記可動フ
    ィンと連結する前記連結リンクの連結部分を長孔に形成
    したことを特徴とする自動車用空調装置。
JP3968491U 1991-04-30 1991-04-30 自動車用空調装置 Pending JPH04125153U (ja)

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JP3968491U JPH04125153U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 自動車用空調装置

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JP3968491U JPH04125153U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 自動車用空調装置

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JPH04125153U true JPH04125153U (ja) 1992-11-16

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ID=31920921

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JP3968491U Pending JPH04125153U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 自動車用空調装置

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JP (1) JPH04125153U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016117475A (ja) * 2014-12-23 2016-06-30 豊和化成株式会社 レジスタ
CN107599791A (zh) * 2017-09-11 2018-01-19 依工(宁波)电子元件紧固装置有限公司 一种单叶片导向的汽车空调出风口

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JP2016117475A (ja) * 2014-12-23 2016-06-30 豊和化成株式会社 レジスタ
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