JP2000220859A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP2000220859A
JP2000220859A JP11023827A JP2382799A JP2000220859A JP 2000220859 A JP2000220859 A JP 2000220859A JP 11023827 A JP11023827 A JP 11023827A JP 2382799 A JP2382799 A JP 2382799A JP 2000220859 A JP2000220859 A JP 2000220859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
conditioned air
peripheral surface
fan
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11023827A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Shikazono
直毅 鹿園
Makoto Nagai
誠 長井
Shinichi Kosugi
真一 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11023827A priority Critical patent/JP2000220859A/ja
Publication of JP2000220859A publication Critical patent/JP2000220859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】調和空気の吹出口における通風抵抗を低減し、
室内機の静音化とコンパクト化を両立させるようにした
室内機を備えた空気調和機を提供する。 【解決手段】ユニット本体11と、ユニット本体11の
中央部に配置されたモータに固定されたファン13と、
一対の側部と底部を形成する3つの直線部とこれらの直
線部を接続する曲線部とからなるU字状の熱交換器14
とを設け、前記側部に沿って2つの調和空気の吹出口が
形成された室内機を備えた空気調和機において、前記U
字状の底部が縮小するように形成された熱交換器14を
設け、前記吹出口16の調和空気の流入側を、前記熱交
換器14のU字状の開口部側から底部側に向けて拡開す
るように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機にかか
り、特に、調和空気の吹出口における通風抵抗を低減
し、室内機の静音化とコンパクト化を両立させるのに好
適な空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内機の一つに2方向吹出
し形の室内機がある。この室内機は、図15、図16に
示すように、ユニット本体1Aと、ユニット本体1の中
央部に配置された遠心形のファン2と、一対の側部と底
部を形成する3つの直線部とこれらの直線部を接続する
曲線部とからなるU字状に形成され、前記ファン2を囲
うように配置された熱交換器3Aと、熱交換器3AのU
字状の開口部に配置された機械室4とを備え、前記側部
に沿って2つの調和空気の吹出口4が形成されている。
【0003】このような構成であるから、ファン2の回
転によりファン2の接線方向に吹き出された空気は、熱
交換器3Aを通り調和空気となって吹出口5から室内に
吹き出される。
【0004】このとき、熱交換器3Aを通過する空気の
流速は、図16に示すように、ファン2から熱交換器3
に対し垂直方向に吹き出される部分で大きく、熱交換器
3Aと平行に吹き出される部分(熱交換器3Aとファン
2の近接点の下流側)で小さくなっている。
【0005】また、熱交換器3Aの底部3aに対応する
吹出口がないため、吹出口5から流出する調和空気の流
速は、図15に示すように、吹出口5の熱交換器3Aの
底部3a側が大きく機械室4側が小さくなるような分布
になっている。
【0006】空気調和機の室内機の他の一つに4方向吹
出し形の室内機がある。この室内機は、図17、図18
に示すように、ユニット本体1Bと、ユニット本体1B
の中央部に配置された遠心形のファン2と、4つの直線
部とこれらの直線部を接続する曲線部とからなる略矩形
に形成され、前記ファン2を囲うように配置された熱交
換器3Bと、熱交換器3Bの開口部に配置された機械室
4とを備え、前記各直線部に沿って4つの調和空気の吹
出口5が形成されている。
【0007】このような構成であるから、ファン2の回
転によりファン2の接線方向に吹き出された空気は、熱
交換器3Bを通り調和空気となって吹出口5から室内に
吹き出される。
【0008】このとき、熱交換器3Bを通過する空気の
流速は、図18に示すように、ファン2から熱交換器3
Bに対し垂直方向に吹き出される部分(特に曲線部)で
大きく、熱交換器3Bと平行に吹き出される部分(熱交
換器3Bとファン2の近接点の下流側)で小さくなって
いる。
【0009】また、熱交換器3Bの曲線部に対応する吹
出口がないため、吹出口5から流出する調和空気の流速
は、図17に示すように、吹出口5の両端部で大きく、
中央部が小さくなるような分布になっている。
【0010】また、4方向吹出し形の室内機の他の一つ
に、略長方形をした熱交換器を備えた室内機がある。こ
の室内機は、図19、図20に示すように、ユニット本
体1Cと、ユニット本体1Cの中央部に配置された遠心
形のファン2と、4つの直線部とこれらの直線部を接続
する曲線部とからなる略長方形に形成され、前記ファン
2を囲うように配置された熱交換器3Cと、熱交換器3
Cの開口部に配置された機械室4とを備え、前記各直線
部に沿って4つの調和空気の吹出口5が形成されてい
る。
【0011】このような構成であるから、ファン2の回
転によりファン2の接線方向に吹き出された空気は、熱
交換器3Cを通り調和空気となって吹出口5から室内に
吹き出される。
【0012】このとき、熱交換器3Cを通過する空気の
流速は、図20に示すように、ファン2から熱交換器3
Bに対し垂直方向に吹き出される部分(特に曲線部)で
大きく、熱交換器3Cと平行に吹き出される部分(熱交
換器3Cとファン2の近接点の下流側)で小さくなって
いる。
【0013】また、熱交換器3Cの曲線部に対応する吹
出口がないため、吹出口5から流出する調和空気の流速
は、図19に示すように、吹出口5の両端部で大きく、
中央部が小さくなるような分布になっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一般に、空気調和機の
室内機では、静音化およびコンパクト化に対する要求が
根強く、小さなユニット本体でいかに静音化を達成する
かが大きな課題になっている。静音化を達成するために
は、可能な限り大きなファンを採用し、低回転数で回す
とともに、ファンの下流、特に熱交換器の下流の吹出口
における通風抵抗を小さくすることが必要である。
【0015】空気調和機の室内機における通風抵抗は、
熱交換器を通過した調和空気が吹出口に流入する際の縮
流増速にともなう損失が大きな部分を占めている。した
がって、通風抵抗を小さく抑えるには、吹出口の幅を広
げてその断面積を大きくすることが有効である。
【0016】しかし、室内機の冷凍能力を一定とし、ユ
ニット本体の大きさを一定として、吹出口の断面積を大
きくするために吹出口の幅を広げると、熱交換器をユニ
ット本体の中心側に寄せなければならず、使用できるフ
ァンの径も小さくせざるをえない。このため、同じ風量
を得るためにはファンの回転数を上げなければならずフ
ァンが発生する騒音が増大し、室内機全体の騒音が増大
化することになる。
【0017】前記図15、図16に示す室内機では、U
字状の側部に対応して2個の吹出口が形成されているの
に対し、熱交換器がU字状に連続しているため、熱交換
器のU字状の底部の下流側には対応する吹出口がない。
このため、熱交換器のU字状の底部を通過した調和空気
は、吹出口に至るまでにU字状の底部から機械室側に向
けて複雑な経路を辿ることになる。
【0018】また、吹出口のU字状の底部側では、機械
室側に比べ多量の調和空気を吹き出すことになるため、
調和空気の流れの縮流率が大きくなり、調和空気の流れ
が増速され圧力損失が大きくなる。
【0019】また、前記図17、図18に示す室内機で
は、吹出口は熱交換器の直線部に対応した位置に形成さ
れている。したがって、熱交換器の曲線部を通過した調
和空気は縮流され増速されながら流れの向きを大きく変
えて吹出口に流入するため、調和空気の流路として圧力
損失の大きな構造になっている。
【0020】さらに、図19、図20に示す室内機で
は、特に熱交換器の長辺に対応する吹出口において、フ
ァンの吹き出し速度ベクトルに対応した流速分布が発生
している。これに加え、熱交換器の曲線部から回り込む
調和空気の影響で、調和空気の主流方向に直交する亜流
方向に速度成分が発生する。このような偏流を有する流
路では、吹き出し口を流出した後さらに縮流を起こし、
極めて圧力損失が大きくなる。
【0021】上記の事情に鑑み、本発明の目的は、調和
空気の吹出口における通風抵抗を低減し、室内機の静音
化とコンパクト化を両立させるようにした室内機を備え
た空気調和機を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本出願の請求項1に記載の発明は、ユニット本体
と、ユニット本体の中央部に配置されたモータと、この
モータに固定されたファンと、一対の側部と底部を形成
する3つの直線部とこれらの直線部を接続する曲線部と
からなるU字状の熱交換器とを設け、前記側部に沿って
2つの調和空気の吹出口が形成された室内機を備えた空
気調和機において、前記U字状の底部が縮小するように
形成された熱交換器を設け、前記吹出口の調和空気の流
入側を、前記熱交換器のU字状の開口部側から底部側に
向けて拡開するように形成した。
【0023】また、請求項2に記載の発明は、ユニット
本体と、ユニット本体の中央部に配置されたモータと、
このモータに固定されたファンと、4つの直線部とこれ
らの直線部を接続する曲線部とからなる略矩形の熱交換
器とを設け、前記各直線部に沿って4つの調和空気の吹
出口が形成された室内機を備えた空気調和機において、
前記ユニット本体の内周面に対し前記熱交換器の直線部
が傾斜するように、前記熱交換器を前記ファンの回転方
向と逆方向に回転させて配置し、前記調和空気の吹出口
の調和空気の流入側を、前記ユニット本体の内周面と熱
交換器の外周面で形成される空間に沿って、前記ユニッ
ト本体の内周面と熱交換器の外周面の最も近接する位置
が幅が最も狭く、前記ユニット本体の内周面と熱交換器
の外周面の最も離間する位置が幅が最も広く拡開するよ
うに形成した。
【0024】また、請求項3に記載の発明は、ユニット
本体と、ユニット本体の中央部に配置されたモータと、
このモータに固定されたファンと、4つの直線部とこれ
らの直線部を接続する曲線部とからなる略矩形の熱交換
器とを設け、前記各直線部に沿って4つの調和空気の吹
出口が形成された室内機を備えた空気調和機において、
前記熱交換器の曲線部の曲げ半径が、前記ファンの回転
方向の上流側で大きく、下流側で小さくなるように形成
され、前記ユニット本体の内周面に対し前記熱交換器の
直線部が傾斜するように、前記熱交換器を前記ファンの
回転方向と逆方向に回転させて配置し、前記調和空気の
吹出口の調和空気の流入側を、前記ユニット本体の内周
面と熱交換器の外周面で形成される空間に沿って、前記
ユニット本体の内周面と熱交換器の外周面の最も近接す
る位置が幅が最も狭く、そこから直線部側および曲げ半
径の大きい曲線部側に向けて次第に拡開するように形成
した。
【0025】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
2もしくは請求項3の何れかに記載の発明において、前
記熱交換器が略長方形に形成されている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1ないし図4は、本発明の第1
の実施の形態を示すもので、図1は、本発明による室内
機の断面図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、図
1のB−B断面図、図4は、室内機における調和空気の
流れを示す説明図、図5は、吹出口の幅比と発生する騒
音の関係を示す特性図である。
【0027】同図において、11はユニット本体。12
はモータで、ユニット本体11の中央部に固定されてい
る。13はファンで、モータ12の回転軸に固定されて
いる。14は熱交換器で、ユニット本体11内にファン
13を囲うように配置されている。15は水受けで、熱
交換器14の下部に配置されている。16は調和空気の
吹出口で、ユニット本体11と水受け15の間を通るよ
うに形成されている。17は機械室で、熱交換器14の
開口側端部に設けられ冷媒配管等が配置される。
【0028】前記熱交換器14は、図2に示すように、
3つの直線部とそれらをつなぐ2つの曲線部とによりそ
の底部14aが縮小し、側部14bが傾斜したU字状に
形成されている。
【0029】調和空気の吹出口16の流入口は、図2に
示すように、一辺がユニット本体の内壁と平行な直線で
形成され、他の一辺が熱交換器14の側部14bに沿っ
てU字状の開口側から底部側に向けてl2からl1に拡
開するくさび状に形成されている。
【0030】また、調和空気の吹出口16の流出口は、
図3に示すように、幅がl1の長方形に形成されてい
る。前記流入口と流出口の間は滑らかな曲線で接続され
ている。なお、流出口の形状は、流入口と同じ形状であ
ってもよい。
【0031】このような構成であるので、図4に示すよ
うに、ファン13の回転によりファン13から吹き出さ
れ、熱交換器14を通過した調和空気は、吹出口16を
通り室内に吹き出される。
【0032】このとき、熱交換器14のU字状の底部1
4aを通過した調和空気が流入する吹出口16の流入口
の底部側16aが拡開されているので、流入口の単位面
積当りへの調和空気の流入量を低減させることができ
る。したがって、調和空気の流れの縮流率を小さくして
流速を低下させ、調和空気の圧力損失を小さくすること
ができる。
【0033】なお、吹出口16の流入口は、熱交換器1
4とファン13が最も近接する2点を結ぶ直線上の位置
をl0としたとき、底部側16aがそれより広く拡開さ
れ、機械室側16bは、それより狭くなるように縮小さ
れるように形成すれば、ファン13を小型化する必要が
ないので、室内機の静音化、コンパクト化を図ることが
できる。
【0034】前記吹出口26の流入口の幅l1、l2の
比を変えた場合の騒音のレベル差を図5に示す。図5か
らも明らかなように、従来の長方形(l1/l2=1)
の場合に比較して、l1/l2が大きいほど騒音レベル
差が大きくなる。すなわち、室内機で発生する騒音が小
さくなる。
【0035】図6ないし図9は、本発明の第2の実施の
形態を示すもので、図6は、本発明による室内機の断面
図、図7は、図6のA−A断面図、図8は、図6のB−
B断面図、図9は、室内機における調和空気の流れを示
す説明図である。
【0036】同図において、21はユニット本体。22
はモータで、ユニット本体21の中央部に固定されてい
る。23はファンで、モータ22の回転軸に固定されて
いる。24は熱交換器で、ユニット本体21内にファン
23を囲うように配置されている。25は水受けで、熱
交換器24の下部に配置されている。26は調和空気の
吹出口で、ユニット本体21と水受け25の間を通るよ
うに形成されている。27は機械室で、熱交換器24の
開口側端部に設けられ冷媒配管等が配置される。
【0037】前記熱交換器24は、図7に示すように、
4つの直線部24aとそれらをつなぐ半径R1の3つの
曲線部24bとにより略矩形に形成され、ファン23の
回転方向と反対方向に若干傾けて配置されている。
【0038】調和空気の吹出口26の流入口は、図7に
示すように、一辺がユニット本体21の内壁と平行な直
線で形成され、他の辺が熱交換器24の直線部24aに
沿った直線と曲線部24bに対する接線方向の直線で、
前記熱交換器24の直線部24aと曲線部24bの接合
部付近から両端に向けてl2からl1に拡開するように
形成されている。
【0039】また、調和空気の吹出口26の流出口は、
図8に示すように、幅がl1の長方形に形成されてい
る。前記流入口と流出口の間は滑らかな曲線で接続され
ている。なお、流出口の形状は、流入口と同じ形状であ
ってもよい。
【0040】このような構成であるので、図9に示すよ
うに、ファン23の回転によりファン23から吹き出さ
れ、熱交換器24を通過した調和空気は、吹出口26を
通り室内に吹き出される。
【0041】このとき、熱交換器24の曲線部24bを
通過し吹出口26に流入する調和空気の風量の多い両端
側26aが拡開されているので、流入口の単位面積当り
への調和空気の流入量を低減させることができる。した
がって、調和空気の流れの縮流率を小さくして流速を低
下させ、調和空気の圧力損失を小さくして、前記実施の
形態より大きな騒音レベル差を得ることができる。
【0042】また、この実施の形態によれば、熱交換器
24をユニット本体21に対してファン23の回転方向
と逆方向に若干傾けることにより、吹出口26の流入口
の両端の幅l1を大きくすることができ、ファン13を
小型化する必要はない。
【0043】図10は、本発明の第3の実施の形態を示
すもので、室内機における調和空気の流れを示す説明図
である。
【0044】この実施の形態は、前記第2の実施の形態
とほぼ同じ構成である。相違点は、熱交換器24の曲線
部24bの曲率半径を、それぞれ大きさの異なるR1、
R2(R1>R2)の2種類で構成した点にある。
【0045】このような構成とすることにより、熱交換
器24の曲線部24bを通過する空気の風量を、曲線部
24bの上流側と下流側で変えることができ、より効果
的に騒音を低減することができる。
【0046】図11は、本発明の第4の実施の形態を示
すもので、室内機における調和空気の流れを示す説明図
である。
【0047】この実施の形態は、前記第2の実施の形態
とほぼ同じ構成である。相違点は、吹出口26の流入口
の形状が、前記第1の実施の形態と同様に、一端が広く
他端が狭いくさび状に形成されている点である。
【0048】このような構成としても、前記第1の実施
の形態と同様の騒音低減効果を得ることができる。
【0049】図12は、本発明の第5の実施の形態を示
すもので、室内機における調和空気の流れを示す説明図
である。
【0050】同図において、31はユニット本体で、略
長方形に形成されている。33はファンで、ユニット本
体31の中央に配置されたモータ(図示せず)の回転軸
に固定されている。34は熱交換器で、ファン33を囲
むように配置されている。熱交換器34の下部には、水
受け(図示せず)が配置されている。36は調和空気の
吹出口で、ユニット本体31と水受けの間を通るように
形成されている。37は機械室で、熱交換器34の開口
側端部に設けられ冷媒配管等が配置される。
【0051】前記熱交換器34は、4つの直線部34a
とそれらをつなぐ3つの曲線部34bにより略長方形に
形成され、ファン33の回転方向と反対方向に若干傾け
て配置されている。
【0052】調和空気の吹出口36の流入口は、図に示
すように、一辺がユニット本体21の内壁と平行な直線
で、他の辺が熱交換器24の直線部24aに沿った直線
で形成され、一端の幅がl1、他端の幅がl2のくさび
状に形成されている。
【0053】また、調和空気の吹出口36の流出口は、
幅がl1の長方形に形成され、前記流入口と流出口の間
は滑らかな曲線で接続されている。なお、流出口の形状
は、流入口と同じ形状であってもよい。
【0054】このような構成としても、前記第1の実施
の形態と同様の騒音低減効果を得ることができる。
【0055】図13は、本発明の第6の実施の形態を示
すもので、室内機における調和空気の流れを示す説明図
である。
【0056】この実施の形態は、前記第5の実施の形態
とほぼ同じ構成である。相違点は、調和空気の吹出口3
6の流入口の形状を前記2の実施の形態(図7)と同様
に、その両端36aが拡開するように形成した点であ
る。
【0057】このような構成とすることにより、前記第
2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0058】図14は、本発明の第7の実施の形態を示
すもので、室内機における調和空気の流れを示す説明図
である。
【0059】この実施の形態は、前記第6の実施の形態
とほぼ同じ構成である。相違点は、熱交換器34の曲線
部34bの曲率半径を、それぞれ大きさの異なるR1、
R2(R1>R2)の2種類で構成した点にある。
【0060】このような構成とすることにより、熱交換
器34の曲線部34bを通過する空気の風量を、曲線部
34bの上流側と下流側で変えることができ、より効果
的に騒音を低減することができる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、熱
交換器を通過した調和空気の風速分布に応じて、吹出口
の流入口の形状を変化させるようにしたので、限られた
室内機の大きさの中でファンの径を小径化することな
く、吹出口の通風抵抗を低減することができ、室内機の
静音化とコンパクト化を両立させた空気調和機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の室内機の断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】室内機における調和空気の流れを示す説明図。
【図5】吹出口の幅比と発生する騒音の関係を示す特性
図。
【図6】本発明による空気調和機の室内機の断面図。
【図7】図6のA−A断面図。
【図8】図6のB−B断面図。
【図9】室内機における調和空気の流れを示す説明図。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す室内機にお
ける調和空気の流れを示す説明図。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示す室内機にお
ける調和空気の流れを示す説明図。
【図12】本発明の第5の実施の形態を示す室内機にお
ける調和空気の流れを示す説明図。
【図13】本発明の第6の実施の形態を示す室内機にお
ける調和空気の流れを示す説明図。
【図14】本発明の第7の実施の形態を示す室内機にお
ける調和空気の流れを示す説明図。
【図15】従来のU字形熱交換器を備えた室内機におけ
る調和空気の流れを示す説明図。
【図16】従来のU字形熱交換器を通過した調和空気の
速度分布を示す説明図。
【図17】従来の4角形熱交換器を備えた室内機におけ
る調和空気の流れを示す説明図。
【図18】従来の4角形熱交換器を通過した調和空気の
速度分布を示す説明図。
【図19】従来の4角形熱交換器を備えた室内機におけ
る調和空気の流れを示す説明図。
【図20】従来の4角形熱交換器を通過した調和空気の
速度分布を示す説明図。
【符号の説明】
11…ユニット本体、12…モータ、13…ファン、1
4…熱交換器、15…水受け、16…吹出口、21…ユ
ニット本体、22…モータ、23…ファン、24…熱交
換器、25…水受け、26…吹出口、31…ユニット本
体、33…ファン、34…熱交換器、36…吹出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 真一 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 Fターム(参考) 3L049 BB10 BC03 BD01 3L051 BE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニット本体と、ユニット本体の中央部に
    配置されたモータと、このモータに固定されたファン
    と、一対の側部と底部を形成する3つの直線部とこれら
    の直線部を接続する曲線部とからなるU字状の熱交換器
    とを設け、前記側部に沿って2つの調和空気の吹出口が
    形成された室内機を備えた空気調和機において、前記U
    字状の底部が縮小するように形成された熱交換器を設
    け、前記吹出口の調和空気の流入側を、前記熱交換器の
    U字状の開口部側から底部側に向けて拡開するように形
    成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】ユニット本体と、ユニット本体の中央部に
    配置されたモータと、このモータに固定されたファン
    と、4つの直線部とこれらの直線部を接続する曲線部と
    からなる略矩形の熱交換器とを設け、前記各直線部に沿
    って4つの調和空気の吹出口が形成された室内機を備え
    た空気調和機において、前記ユニット本体の内周面に対
    し前記熱交換器の直線部が傾斜するように、前記熱交換
    器を前記ファンの回転方向と逆方向に回転させて配置
    し、前記調和空気の吹出口の調和空気の流入側を、前記
    ユニット本体の内周面と熱交換器の外周面で形成される
    空間に沿って、前記ユニット本体の内周面と熱交換器の
    外周面の最も近接する位置が幅が最も狭く、前記ユニッ
    ト本体の内周面と熱交換器の外周面の最も離間する位置
    が幅が最も広く拡開するように形成したことを特徴とす
    る空気調和機。
  3. 【請求項3】ユニット本体と、ユニット本体の中央部に
    配置されたモータと、このモータに固定されたファン
    と、4つの直線部とこれらの直線部を接続する曲線部と
    からなる略矩形の熱交換器とを設け、前記各直線部に沿
    って4つの調和空気の吹出口が形成された室内機を備え
    た空気調和機において、前記熱交換器の曲線部の曲げ半
    径が、前記ファンの回転方向の上流側で大きく、下流側
    で小さくなるように形成され、前記ユニット本体の内周
    面に対し前記熱交換器の直線部が傾斜するように、前記
    熱交換器を前記ファンの回転方向と逆方向に回転させて
    配置し、前記調和空気の吹出口の調和空気の流入側を、
    前記ユニット本体の内周面と熱交換器の外周面で形成さ
    れる空間に沿って、前記ユニット本体の内周面と熱交換
    器の外周面の最も近接する位置が幅が最も狭く、そこか
    ら直線部側および曲げ半径の大きい曲線部側に向けて次
    第に拡開するように形成したことを特徴とする空気調和
    機。
  4. 【請求項4】前記熱交換器が略長方形に形成されている
    ことを特徴とする請求項2もしくは請求項3の何れかに
    記載の空気調和機。
JP11023827A 1999-02-01 1999-02-01 空気調和機 Pending JP2000220859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023827A JP2000220859A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11023827A JP2000220859A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000220859A true JP2000220859A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12121217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11023827A Pending JP2000220859A (ja) 1999-02-01 1999-02-01 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000220859A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295891A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Daikin Ind Ltd 空気調和機
WO2003008870A1 (fr) * 2001-07-18 2003-01-30 Daikin Industries, Ltd. Climatiseur
US6948552B2 (en) * 1998-07-29 2005-09-27 Hitachi, Ltd. Ceiling embedded type indoor unit
JP2014163606A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Hitachi Appliances Inc 空気調和装置の室内機
JP2015148409A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 三菱電機株式会社 冷凍空調装置の直接膨張式クーラ用熱交換ユニット
JP2016001092A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
WO2018216360A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室内機

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6948552B2 (en) * 1998-07-29 2005-09-27 Hitachi, Ltd. Ceiling embedded type indoor unit
JP2002295891A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Daikin Ind Ltd 空気調和機
WO2002081974A1 (fr) * 2001-03-30 2002-10-17 Daikin Industries, Ltd. Appareil de climatisation
JP4724939B2 (ja) * 2001-03-30 2011-07-13 ダイキン工業株式会社 空気調和機
WO2003008870A1 (fr) * 2001-07-18 2003-01-30 Daikin Industries, Ltd. Climatiseur
US6877331B2 (en) 2001-07-18 2005-04-12 Daikin Industries, Ltd. Air conditioner
JP2014163606A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Hitachi Appliances Inc 空気調和装置の室内機
JP2015148409A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 三菱電機株式会社 冷凍空調装置の直接膨張式クーラ用熱交換ユニット
JP2016001092A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
WO2018216360A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室内機
JP2018197633A (ja) * 2017-05-24 2018-12-13 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室内機
CN110621938A (zh) * 2017-05-24 2019-12-27 大金工业株式会社 空调机的室内机
CN110621938B (zh) * 2017-05-24 2021-05-18 大金工业株式会社 空调机的室内机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6434152B2 (ja) 遠心送風機、空気調和装置および冷凍サイクル装置
EP2835585B1 (en) Indoor unit for air conditioning device
WO2009139422A1 (ja) 遠心送風機
JPWO2018079776A1 (ja) 室内機および空気調和装置
JP2000046360A (ja) 天井埋込形の室内機
JP6671469B2 (ja) 遠心送風機、空気調和装置および冷凍サイクル装置
JP6008993B2 (ja) 空気調和機
US10480526B2 (en) Axial flow fan and air-conditioning apparatus including the same
JP2000220859A (ja) 空気調和機
JP3612622B2 (ja) 空気調和機用室内機
JP6541881B2 (ja) 空気調和機、空気調和装置および冷凍サイクル装置
JP6755331B2 (ja) プロペラファン及び冷凍サイクル装置
JP2000193264A (ja) 空気調和機
JP3606968B2 (ja) 空気調和機
JP2002295891A (ja) 空気調和機
JPH05203173A (ja) 空気調和装置
JP3742891B2 (ja) 空気調和機の室外機ユニット
JP6695403B2 (ja) 遠心送風機および空気調和装置
JPH09236276A (ja) 空気調和機
JP2002357194A (ja) 貫流ファン
WO2023286208A1 (ja) 室内機及び空気調和機
JP2000120578A (ja) 横流ファン及びそれを用いた流体送り装置
JP3213786B2 (ja) 送風装置
KR102512449B1 (ko) 횡류팬 유로 구조
JP2001248989A (ja) 熱交換器及び該熱交換器を備えた空気調和機