JPH04124866U - 直流機の冷却構造 - Google Patents

直流機の冷却構造

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JPH04124866U
JPH04124866U JP3895891U JP3895891U JPH04124866U JP H04124866 U JPH04124866 U JP H04124866U JP 3895891 U JP3895891 U JP 3895891U JP 3895891 U JP3895891 U JP 3895891U JP H04124866 U JPH04124866 U JP H04124866U
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JP
Japan
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commutator
cooling
machine
cooling air
coil
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JP3895891U
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Inventor
吉弘 岡本
Original Assignee
東洋電機製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 整流子表面の冷却効果を向上させることにあ
る。 【構成】 冷却風路に位置する補償捲線の渡り線に、傾
斜させた断面を形成したもの。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、風冷却方式の補償巻線付直流機の冷却構造に関するものである。
【0001】
【従来の技術】
直流機は整流子を具備し、ブラシを用いて電機子電流の整流を行っているが、 この整流子とブラシ間の整流性能は整流子の温度に影響される。風冷却方式の直 流機では、風の取入口を整流子側に設けて整流子側から反整流子側に通風する場 合と、逆に風の取入口を反整流子側に設けて反整流子側から整流子側に通風する 場合があるが、前者は冷却風が直接整流子を冷却するため、特に軽負荷運転時な どの場合整流子の温度が低くなり、条痕,段磨耗など整流子表面の荒損につなが る恐れがある。また、前者の構造だと導電性のブラシ磨耗粉が電機子コイル,界 磁コイルなどを汚損しやすく、絶縁劣化の原因になる恐れがある。このため、後 者の反整流子側から通風する構造をとる場合が多い。 図2は従来のファンマウント形強制通風冷却方式の直流機の一例を示す構造を 示した正面図である。 図2において、1は界磁継鉄、2および3は固定子枠、4および5はブラケッ ト、6は磁極鉄心、7は磁極コイル、8は補償コイル(補償巻線)で磁極鉄心6 の溝内に収納されている。 9は電機子鉄心、10は電機子コイルで電機子鉄心9の溝内に収納されている。 11は整流子片を環状に形成した整流子で、この整流子片に電機子コイル10が接続 されている。12は回転子軸、13,14 は軸受15は固定子枠に取付けられた冷却風の 排出口を兼ている整流子点検用の点検カバー、16は冷却用ファン、17はファン駆 動用のモータであり冷却用ファン16は反整流子側の固定子枠3に取付けられてい る。なお図2でブラシおよびブラシ保持器は本考案と直接関係がないため省略し てある。
【0002】 図2に示す構造の直流機では、冷却風は矢印に示すように、冷却用ファン16に よって反整流子側の固定子枠3の通風口より直流機内部に送り込まれ、一部は電 機子鉄心9と磁極鉄心6との空隙、あるいは磁極鉄心6と磁極コイル7から構成 される。各固定子磁極相互間の空隙を通って固定子や電機子表面を冷却した後、 整流子側にぬけ、整流子の表面を冷却して点検カバ15に設けられた冷却風排出口 より排出される。また、一部は電機子鉄心9 に設けた通風穴を通り電機子鉄心9 を冷却した後整流子側にぬけ、風排出口より排出される。 このような構造において、反整流子側から通風する方式では、整流子側から通 風する方式に比べ整流子を過冷却することがなく、条痕,段磨耗など整流子表面 の荒損発生を防ぐことができ、また整流子面で発生したブラシ磨耗粉が界磁コイ ルや電機子コイルの方に流入することなく直接点検カバーの風排出口から排出す るためブラシ磨耗粉の汚損による絶縁劣化の危険が回避できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図2のような通風冷却構造においては、冷却用ファン16によっ て吸い込まれた外気の冷たい冷却風は、直流機内部を反整流子側から整流子側へ と通過する過程で、高温状態の磁極鉄心6と磁極コイル7,補償コイル8および 電機子鉄心9と電機子コイル10を冷却するので、冷却風が整流子11に到達するま でにかなり温暖化してしまう。したがって、高温状態の整流子11に対する冷却効 果が不充分となり整流の悪化を招いてしまう。 本考案は上述した点に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、整 流子に対する冷却効果を高める直流機の冷却構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
つまり、その目的を達成するための手段は、回転子に整流子を具備する補償巻 線付直流機で、回転子軸に対し前記整流子の位置と反対側から冷却風を取入れ、 整流子側から冷却風を排出する通風方式の直流機において、冷却風路に位置する 補償コイル渡り線に整流子面へ冷却風を誘導する効果をもたせるよう構成したも である。
【作用】
このことによって、整流子面に直接吸き付ける風量が増加し、整流子の冷却効 果が向上する。 以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて詳述する。
【0005】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す正面図であり、図中、図2と同符号のものは同 じ構成、機能を有す。 図1において、冷却用ファン16によって送り込まれた冷却風は、磁極鉄心6, 磁極コイル7および電機子鉄心8,電機子コイル9を冷却した後、補償コイル8 の渡り線に当たる。この補償コイル8の渡り線は、図1に示すように、適当に傾 斜させた断面となっており、ここを通過した冷却風は、整流子面11に直接向かい 整流子面11を効果的に冷却した後、風排出口より排出されるようになる。
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、整流子面の冷却効果が高まり、整流子面 冷却不足による整流の悪化を防止することができる。
【0006】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示すファンマウント
形強制通風冷却方式の直流機の正面図である。
【図2】図2は従来のファンマウント形強制通風冷却方
式の直流機の一例を示す正面図である。
【0007】
【符号の説明】
1 界磁継鉄 2 固定子枠 3 固定子枠 4 ブラケット 5 ブラケット 6 磁極鉄心 7 磁極コイル 8 補償コイル 9 電機子鉄心 10 電機子コイル 11 整流子 12 回転子軸 13 軸受 14 軸受 15 点検カバー(兼排出口) 16 冷却用ファン 17 ファン駆動用モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子に整流子を具備する補償巻線付直
    流機で、回転子軸方向に対し前記整流子の位置と反対側
    から冷却風を取入れ、整流子位置側から冷却風を排出す
    る風冷却方式の直流機において、冷却風路に位置する補
    償巻線の渡り線を傾斜させた断面とすることにより、整
    流子面へ冷却風を誘導する効果をもたせるよう構成した
    ことを特徴とする直流機の冷却構造。
JP3895891U 1991-04-26 1991-04-26 直流機の冷却構造 Pending JPH04124866U (ja)

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JPH04124866U true JPH04124866U (ja) 1992-11-13

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