JPH04124634U - 樹脂積層物 - Google Patents

樹脂積層物

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JPH04124634U
JPH04124634U JP1891891U JP1891891U JPH04124634U JP H04124634 U JPH04124634 U JP H04124634U JP 1891891 U JP1891891 U JP 1891891U JP 1891891 U JP1891891 U JP 1891891U JP H04124634 U JPH04124634 U JP H04124634U
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JP
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layers
transparent
resin
surface side
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Pending
Application number
JP1891891U
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English (en)
Inventor
精光 横山
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FRP成形品などの樹脂積層物において、色
調の深みを表現できるようにする。 【構成】 三層以上の樹脂層1a、1b、1cのうち、
表面側の二層以上で透明層3a、3b、3cとして形成
すると共に、透明層3a、3b、3cのうち、最表面以
外の少なくとも一層はアルミフレークを混入することに
よって、透明層3a、3b、3cに入射される光は、ア
ルミフレークを混入した層4で部分的に散乱され、透明
感のある色調を表現することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、FRP成形品などに適用される樹脂積層物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹脂を積層して製造される樹脂積層物、例えば浴槽等に用いられるFRP成形 品は、熱硬化性樹脂とガラス繊維との複合材料を成形した基材層と、この基材層 の表面に積層される透明な一層若しくは複数層のゲルコート層とで形成されてい る。
【0003】 そして基材層に着色を施したり、あるいは基材層とゲルコート層との間に着色 層を設けたりして、樹脂積層物の着色処理がなされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしこの着色した層の上側には薄いゲルコート層のみがあるだけであるので 、これを表面からみたときには色調に深みが乏しく、装飾効果を十分に得ること ができない。
【0005】 このために、従来より種々の工夫がなされており、例えば実開平2−1534 4号公報にはゲルコート層を着色した層と同系統色に着色して深みを表現するこ とが提案されているが、その効果を十分に得られていないのが現状である。
【0006】 本考案は、上記の点に鑑みて為されたものであり、色調の深みを十分に表現す ることができ、高級感のある樹脂積層物を提供することを目的とするものである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る樹脂積層物は、少なくとも三層以上の樹脂1a、1b、1c・・ ・からなり、樹脂層1a、1b、1c・・・は表面側の二層以上が透明層3a、 3b、3c・・・として形成されると共に透明層3a、3b、3c・・・のうち 最外表面以外の少なくとも一層にはアルミフレークが混入されていることを特徴 とするものである。
【0008】
【作用】
本考案にあっては、三層以上の樹脂層1a、1b、1c・・・のうち表面側の 二層以上を透明層3a、3b、3c・・・として形成すると共に透明層3a、3 b、3c・・・のうち最表面以外の少なくとも一層はアルミフレークを混入して あるために、透明層3a、3b、3c・・・に入射される光はアルミフレークを 混入した層で部分的に散乱され、透明感、深みのある色調を表現することができ る。
【0009】
【実施例】
以下本考案を実施例に基づき詳述する。
【0010】 本考案に係る樹脂積層物Aは、少なくとも三層以上の樹脂層1a、1b、1c ・・・から成るが、FRP成形品の場合には各樹脂層1a、1b、1c・・・は 、例えば最も下の樹脂層1aが不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂とガラ ス繊維との複合材料を成形した基材層2として形成されると共に、樹脂層1aよ りも表面側の二層以上の樹脂層1b、1c・・・がこの基材層2の表面側に積層 される透明層3a、3b、3c・・・として形成されるものであり、各透明層3 a、3b、3c・・・はそれぞれ不飽和ポリエステル樹脂の透明ゲルコート層と して形成することができる、樹脂積層物Aの施色は基材層2を着色することによ って行なうことができるが、この基材層2と透明層3a、3b、3c・・・との 間に不透明の着色層を設けることによって行なうこともできる。
【0011】 また、透明層3a、3b、3c・・・のうち、最表面を除く一層もしくは二層 以上にはアルミフレークを混入してアルミフレーク層4を形成してある。
【0012】 アルミフレークとしては、例えば平均厚さ1〜3μm、大きさ10〜20μm のものを用いることが好ましく、更に使用する量は、不飽和ポリエステル樹脂に 7%程度混入することが好ましい。
【0013】 厚さ、大きさが小さすぎた場合は散乱が減少し、大きすぎる場合は透明感が失 われる。又、混入量は少なすぎると散乱する効果が少なく、多すぎると透明感が 失われる。
【0014】 図1の実施例では透明層3a、3b、3c・・・を三層構成に形成し、透明層 3bをアルミフレーク層4として形成するようにしてある。また第2図の実施例 では、透明層3a、3b、を二層構成に形成し、透明層3aをアルミフレーク層 4として形成するようにしてある。
【0015】 このような樹脂積層物Aにあっては、透明層3a、3b、3c・・・に入射さ れる光はアルミフレーク層4で部分的に散乱反射される為、深みのある色調を表 現することができる。
【0016】 尚、特に限定されるものではないが上記各透明層3a、3b、3c・・・は、 表面側よりも下側のもの程、すなわち基材層2に近いもの程その表面側のものよ りも光の屈折率が高くなるように形成することが好ましい。
【0017】 このように各透明層3a、3b、3c・・・の屈折率を表面側よりも下側のも の程高くなるようにしておくと、透明層3a、3b、3c・・・に入射し、基材 層2で反射した光は、各透明層3a、3b、3c・・・を屈折しながら通過する ことになり、基材層2が透明層3a、3b、3c・・・の実際の厚みより深い位 置にあるように見える為、色調を一層深く表現することが可能となる。
【0018】
【考案の効果】 上述のように、本考案に係る樹脂積層物においては、少なくとも三層以上の樹 脂層からなり、樹脂層は表面側の二層以上が透明層として形成されると共に透明 層のうち最表面以外の少なくとも一層にはアルミフレークが混入されているので 、透明層に入射される光はアルミフレークが混入された層で、部分的に散乱され ることになり、深みのある色調を表現することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例をその厚みを拡大して示した
断面図である。
【図2】別の実施例とその厚みを拡大して示した断面図
である。
【符号の説明】
1a 樹脂層 1b 樹脂層 1c 樹脂層 2 基材層 3a 透明層 3b 透明層 3c 透明層 4 アルミフレーク層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも三層以上の樹脂層からなり、
    樹脂層は表面側の二層以上が透明層として形成されると
    共に透明層のうち最表面以外の少なくとも一層にはアル
    ミフレークが混入されていることを特徴とする樹脂積層
    物。
JP1891891U 1991-03-27 1991-03-27 樹脂積層物 Pending JPH04124634U (ja)

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JP1891891U JPH04124634U (ja) 1991-03-27 1991-03-27 樹脂積層物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018008461A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 東雄技研株式会社 Frp成形品の製造方法

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JP2018008461A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 東雄技研株式会社 Frp成形品の製造方法

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