JPH04124311A - 港湾施設 - Google Patents

港湾施設

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JPH04124311A
JPH04124311A JP24288890A JP24288890A JPH04124311A JP H04124311 A JPH04124311 A JP H04124311A JP 24288890 A JP24288890 A JP 24288890A JP 24288890 A JP24288890 A JP 24288890A JP H04124311 A JPH04124311 A JP H04124311A
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Japan
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waterway
ship
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caisson
waves
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JP24288890A
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Tadashi Sakakibara
榊原 忠司
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Daiho Construction Co Ltd
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Daiho Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、簡易な船舶が港あるいは停泊所等から出港お
よび入港する時に用いられる水路および防波堤等の港湾
施設に関する。
(従来の技術) 従来、一般に港あるいは停泊所等には防波堤が設けられ
ており、船舶が航海後、安全かつ円滑に入港できるよう
波浪や高潮、津波等の異常海象から船舶および港湾を守
っている。
この防波堤は、将来の港湾発展を阻害しないように港湾
全体の大きさや配置を決定することが重要であり、大規
模な工事となるために費用も膨大なものとなっている。
ところで、ヨツトやクルーザーなどの簡易な船舶も港あ
るいは停泊所の一角に停泊するのが一般的であり、従来
この種の簡易な船舶だけの停泊所は自然の海岸線を利用
して造られていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、自然の海岸線を利用しないで人工的に港を造る
場合、防波堤を設置しなければならず、このため自然の
景観を損ねると共に膨大な経費がかかるという課題があ
った。
この発明は斯かる課題を解決するためになされたもので
、その目的とするところは、自然の景観を損ねることな
く、小規模でかつ少ない費用で造ることのできる港湾施
設を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明は、沿岸部に船舶停
泊所を築造すると共に、この船舶停泊所と船舶の入・出
港水域とをむすぶ船舶用の水路をケーソンにより築造し
、かつ前記水路が防波堤を形成してなることを特徴とす
る。
(作用) 前記構成により、本発明によれば、自然の沿岸線を利用
しないで人工的に港湾施設を造る場合、沿岸付近に鋼矢
板やブロック等により船舶停泊所の岸壁を構築し、この
船舶停泊所と船舶の入・出港水域とを結ぶ船舶用の水路
を複数のケーソンにより築造したことで、船舶は入港又
は出港する際に波の影響を受けることなく、安全に航行
することができる。また、前記船舶用の水路が防波堤を
形成することにより、この防波堤の内側に港湾が形成さ
れ、自然の景観を損ねることなく、小規模でかつ少ない
経費で港湾施設を造ることが可能となる。
(第1実施例) 以下、第1図に基づき本発明の第一実施例を説明する。
本発明の特徴的なことは、沿岸部に船舶停泊所を築造す
ると共に、この船舶停泊所と船舶の入・出港水域とをむ
すぶ船舶用の水路をケーソンにより築造し、かつ前記水
路が防波堤を形成してなることである。
即ち、本実施例において、海、川あるいは湖等の沿岸部
1に、鋼矢板やブロック等で岸壁2を築造し、漁船やヨ
ツト、クルーザー等の船舶4を停泊させる船舶停泊所3
を造る。この船舶停泊所3は、海、川あるいは湖等(以
下、「海」を例として説明する)に面した内陸や沿岸等
のあらゆる地形に造られる。
前記船舶停泊所3と船舶の入港水域又は出港水域とは水
路6によってつながれていて、例えばこの水路6は、波
の影響のない内陸の部分は鋼矢板やブロック等の岸壁2
により形成され、海5の波に影響される部分は複数個の
ケーソン7.7゛により水路6が形成されている。
この水路6は、船舶4の入港の際、安全に船舶停泊所3
に導くためのものであり、又出港の際には、船舶停泊所
3から航行域に向は船舶4を移動させる投口をなす。但
し、この場合、港湾施設として鋼矢板やブロック等の岸
壁2だけにより形成する場合や、ケーソン7.7°だけ
で形成する場合もある。個々のケーソン7.7゛の形状
は、防波堤を形成している設置場所により直線状のもの
やカーブ状のもの等があり、材料はコンクリートや鋼製
等が用いられる。
そして、前記水路6が防波堤を形成することにより、該
防波堤の内側には港湾が形成され、この港湾を船舶停泊
所等として利用することもできる。
水路6の出入口付近には、船舶4が波の影響を受けずに
水路6に入ることができるように離岸堤8が配置されて
いる。この離岸堤8は、ケーソンや消波ブロック等で形
成されている。
第2図は、第1図のA−A断面を示したものである。複
数個差べられて水路6を形成している各ケーソン7.7
“には、海5の水位が変化するのでそれぞれの水位に見
合った基W9が設けられる。
この基礎9は、捨石や被覆石等の材料で作られ、ケーソ
ン7.7゛等の上部荷重に十分耐え得る構造になってい
る。なお、各ケーソン7.7°は、直接波の影響を受け
るので、テトラポット等の消波ブロック10を周囲に設
置してできるだけ波の影響を緩和するようにしている。
又、水路6の側壁の高さは、水路6の水位が潮の満干に
より変化するので、それに合わせて船舶が通過できるよ
うに決定される。
第3図(イ)、(ロ)、(ハ)は、ケーソン7の単体の
形状を示しており、第3図(ロ)は(イ)のB−B断面
である。
第3図(ロ)における中心の空間は水路6で、その両側
には側壁11が設けられており、底部には底盤12が設
けられている。
前記側壁11および底盤12の外壁3工の内側には、隔
壁32が設けられ内部に部屋33が形成されていて、上
部には上部コンクリート34が設置されている。
又、全体構造はボックス構造となっていて、各部屋33
は中詰め砂やレキ等により満たされ、ケーソン7.7゛
の安定化を図っている。
なお、水路底に砂等が堆積する場合は、図示はしていな
いがウォータージェント等の排砂装置を設ける。又、水
路内において、水路が狭く安全な航行が困難な場合は、
図示しないが水路側壁に設けられた曳船ウィンチにより
誘導する。
次に、ケーソンの製作は、斜路方式、ドンタ方式、吊下
し方式等のうち最適な方法で製造され、ケーソンが設置
されたのち中詰作業および上部コンクリート作業が行わ
れる。
(第二実施例) 第4図には本発明の第二の実施例が示されている。本実
施例が第一実施例と違うのは、船舶が出入りする出入口
の場所が水路端にないことと離岸堤がないことである。
本実施例によれば、複数のケーソン7.7゜7”を所定
位置に配置することにより、波の影響を受けない入り江
を形成し、その入り圧側から船舶を出入りさせることが
できる。なお、ケーソン7″は、通路の無いケーソンで
あり、又、ケーソン13は、出入口専用のケーソンであ
って、このケーソン13は、ケーソン側壁を開口して出
入口を形成している。
(第三実施例) 第5図には本発明の第三の実施例が示されている。
この実施例では、水路6の上方にドームを形成した点が
前記の実施例と相違している。
すなわち、第5図のように、水路6を形成する各ケーソ
ンの上部には、鉄筋コンクリートや鋼板等から成る天板
14が付設され、これによって水路6の上方にドームが
形成されている。
このドームにより、水路6を航行する船舶には濁水のし
ぶきがかかることもなく、又、風の影響も受けることな
く安全に出港や入港が行なえるという利点を有する。な
お、ドーム形状は、波の強さや風力等により適正に設定
されるものであり、必ずしも、第5図の形状とはかぎら
ない。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明によれば、自然の海岸線を利
用しないで人工的に港湾施設を造る場合、沿岸付近に鋼
矢板やブロック等により船舶停泊所を構築し、この船舶
停泊所と船舶の入・出港水域とをむすぶ水路をケーソン
により築造し、かつ前記水路が防波堤を形成してなるこ
とにより、自然の景観を損ねることなく、小規模でかつ
地形的に港を造りにくい場所でも少ない費用で港湾施設
を造ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る港湾施設の全体構成を示す図、第
2図は第1図のA−A断面図、第3図はケーソンの形状
を示す図であって第3図(イ)は平面図、第3図(ロ)
はそのB−B断面図、第3図(ハ)は正面図、第4図は
本発明の第二実施例の全体構成を示す図、第5図は本発
明の第三実施例における水路の断面図である。 ・・・・・・・沿岸部 ・・・・・・・岸壁 ・・・・・・・船舶停泊所 ・・・・・・・船舶 ・・・・・ ・水路 7. 7′ 7″ ・ケーソン 特 許

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 沿岸部に船舶停泊所を築造すると共に、この船舶停泊所
    と船舶の入・出港水域とをむすぶ船舶用の水路を複数の
    ケーソンにより築造し、かつ前記水路が防波堤を形成し
    てなることを特徴とした港湾施設。
JP24288890A 1990-09-13 1990-09-13 港湾施設 Expired - Fee Related JP2941917B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057758A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Ohbayashi Corp 閉鎖性海域の出入口部の構造及び流況制御方法
JP2015045159A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 鹿島建設株式会社 陸地化用海中構造物
CN113202118A (zh) * 2021-05-14 2021-08-03 山东中铁路桥工程有限公司 一种急流裸岩条件下双壁钢围堰锚定设施及制备方法

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CN113202118A (zh) * 2021-05-14 2021-08-03 山东中铁路桥工程有限公司 一种急流裸岩条件下双壁钢围堰锚定设施及制备方法

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JP2941917B2 (ja) 1999-08-30

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