JPH04124224A - 鋼帯の連続焼鈍設備 - Google Patents

鋼帯の連続焼鈍設備

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JPH04124224A
JPH04124224A JP24582290A JP24582290A JPH04124224A JP H04124224 A JPH04124224 A JP H04124224A JP 24582290 A JP24582290 A JP 24582290A JP 24582290 A JP24582290 A JP 24582290A JP H04124224 A JPH04124224 A JP H04124224A
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JP
Japan
Prior art keywords
mandrel
steel strip
disk
furnace
overaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP24582290A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ikeue
洋 井家上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH04124224A publication Critical patent/JPH04124224A/ja
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼帯をコンパクトな設備により長時間の過時効
処理を行う連続焼鈍設備に関するものである。
(従来の技術) 周知の如く、鋼帯の連続焼鈍は700〜800℃までの
加熱、均熱、350〜400℃までの一次冷却、引続く
過時効及びほぼ常温まで冷却する二次冷却の工程から成
っている。−次冷却後過飽和状態となっている固溶炭素
を過時効処理により析出せしめ加工性に優れた軟質の成
品を得られることも冶金学的によく知られた事実である
この過時効処理に要する時間であるが、アルミキルド鋼
を素材にした場合商用(CQ)グレードなら2〜3分で
充分である。しかしながら絞り用(DQ)ないしは深絞
り用(DDQ)グレードの場合10分でもまだ不足気味
で、加工性に優れかつ成品となった後長期保存されても
時効硬化のない鋼板を製造するためには20〜30分の
過時効処理が必要である。
このような長時間の過時効処理を従来の複数ハースロー
ルからなる竪型炉で実現しようとすると長大な設備とな
り、当然設備費も莫大なものとなる。−例としてライン
速度400+npm、上下のハースロール間隔20m1
ハースロール径1500mmの場合のライン長を計算す
ると過時効時曲20分の場合720mにもなる。
このような理由で従来連続焼鈍によるDDQの製造は過
時効処理の必要がない素材、すなわち製鋼段階で炭素含
有量を数十ppImまで減らし、かつチタンを添加して
残存する微量炭素を固定し、無害化したいわゆるIF鋼
か用いられてきた。しかしなからIF鋼素材の製造コス
トはアルミキルト鋼に比較して極めて高く、かつ高度な
操業技術か要求されるものであった。
(発明が解決すべき課題) 本発明はかかる従来技術の問題を解決するために種々工
夫されたもので、長時間の過時効処理を極めてコンパク
トな設備によって実現する鋼帯の連続焼鈍設備を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明は、鋼帯の連続焼鈍ライ
ンにおいて、−次冷却帯後の過時効帯に、公転可能な円
盤の同一円周上に互いに120度の角度を隔てて、軸芯
部分にスリットを有し独立駆動可能な3個のマンドレル
を設けたことを特徴とする鋼帯の連続焼鈍設備を要旨と
する。
(実 施 例) 以下図面を用いて本発明の内容を具体的に説明する。第
1図において1は鋼帯、2は公転可能な円盤、3a、3
b、  3cは円盤2の同一・円周上に互いに120度
の角度を隔てて設置されたマンドレルである。マンドレ
ル3は第2図に示すように軸部にスリット31を有し、
鋼帯1は同図に破線で示したようにマンドレルにスリッ
トを通して逆Z字状に掛は回される。
このマンドレルを反時計方向に回転させることにより鋼
帯1は2つの方向から同時にマンドレル3にコイル状に
巻き取られる。逆にマンドレルを時計方向に回転させれ
ば鋼帯1は2つの方向に同時に巻き戻すことができる。
第1図に示す状態に於いて鋼帯1は、−次冷却炉(図示
せず)にて再結晶温度以上より350〜400℃まで冷
却された後ハースロール4を経て反時計方向に回転する
マンドレル3aに巻き取られている。これと同時にマン
ドレル3aは時計方向に回転するマンドレル3bから払
い出された鋼帯をも二重に巻き取る。一方マンドレル3
bでは二重に巻き取られていた鋼帯の片方も払い出され
ハースロール5及び6を経て後続する二次冷却炉(図示
せず)へと送出される。
なおマンドレル3は紙面に垂直な方向に後退可能な構造
となっており(具体的な構造については後述)、第1図
の状態でマンドレル3Cはその軸端が円盤2の表面と一
致する位置まで後退している。
このようにマンドレル3a、3bを自転させつつ円盤2
を反時計方向に公転せしめ、マンドレル3b上のコイル
がなくなる以前に円盤2を第3図の位置まで公転してお
く。
マンドレル3b上のコイルが少なくなってきた時ライン
速度の減速を開始し、マンドレル3b上のコイルが完全
になくなった状態(第3図の状態)で−旦ラインを停止
する。その後、後退していたマンドレル3cを前進する
とともにマンドレル3bを後退させる。しかる後ライン
速度の加速を開始し、これに合わせてマンドレル3Cを
反時計方向に、3aを時計方向に自転せしめる。
以上の操作によりこの過時効炉は再び第1図と同様の状
態に戻るのでマンドレル3a上のコイルか空になる以前
に円盤2を公転させ、マンドレル3aを第3図の3bの
位置まで移動させておく。
上述のようなサイクルを繰り返すことにより連続した鋼
帯の過時効処理か可能となる。
なお第3図のマンドレル位置においてマンドレル3bに
まだコイルが少し残っている状態、すなわちマンドレル
3a上のコイル径が最大に近い状態では3aの回転速度
は小さくなっている。換言すればこの時の3a上のコイ
ル径変化率は小さく、ハースロール4からマンドレル3
aに到るパスラインの変化も小さくなっている。このこ
とを利用してマンドレル3Cをラインが停止する以前に
前進せしめておき次なる自転開始に備えておくことが可
能である。一方向様の理由により、第3図においてマン
ドレル3bの後退はライン加速と並行して行うことか可
能である。このような操作方法を採用することにより実
質的なライン停止時間を零にすることができ、マンドレ
ル切換に必要なライン速度パターンは第4図のようにな
る。
二の過時効炉では第4図に示すように過時効時間の半分
のピッチでライン速度の加減速が発生する。過時効炉よ
り下流の炉即ち二次冷却炉においては室温近くまでの冷
却を行うのみであるからこのような速度変化は特に問題
とはならない。しかしなから過時効炉より上流にある加
熱炉は一般に大きな熱慣性をもっているため減速時に炉
温制御は追随できず鋼帯の過加熱を生ずる。この現象を
防止するために過時効炉直前に第3図に示すようにルー
バーロール7を設けることが望ましい。
ルーバーロール7は通常7′の位置にあり過時効炉の減
速、停止、加速の間7の位置まで移動する。
過時効炉の加速終了速度は上流の速度よりやや大とし、
次回の減速開始までにルーバーロールを7′位置まで下
げておく。
このような炉中ルーバーの基本的構造は周知のストラン
ドルーバーと同しであるがルーバーロール7の軸か炉壁
を貫通する部分のシールには留意する必要がある。第5
図にこのシール機構の一例を示す。炉壁9にはロール7
の軸が貫通出来る幅をもぢ、ロール7のストローク長に
等しい長さを持ったスリットlOを設ける。スリット1
0の部分は第5図(a)の断面B−Bを同図(C)に示
すように溝91を有し、この溝を耐熱性ブランケット(
例えばアラミドファイバー)8がロール7の移動ととも
に上下に摺動する。すなわち第5図(c)(同図(a)
のA −A断面)に示すようにブランケット8はモータ
で駆動されるリールIOa、 IObにより巻取り、巻
き戻しが行われる。なおブランケット8は炉内圧による
バックリングを防止するため第5図(d>に示すように
ピアノ線11を埋め込み幅方向の剛性をもたせる。
なお加熱炉にラジアントチューブのような大きな熱慣性
をもった設備を用いず、鋼帯への直接通電加熱あるいは
電気誘導加熱等の制御応答性のよい加熱方式を採用すれ
ば上述の炉中ルーバーは不要となる。
次に第6図及び第7図を用いて過時効炉の駆動機構を説
明する。
マンドレル3の軸部は軸受12.13により支持される
。これらの軸受12.13は摺動可能な台14に取り付
けられており、台14は油圧シリンダー15によりマン
ドレル軸方向に移動可能となっている。
マンドレル軸部は駆動軸16といわゆるスプライン構造
で連結されており回転駆動と軸方向移動とか61能とな
っている。これらの機構は3個のマンドレル全て同じで
ある。
軸16の端部には歯車17aが設けてありこの歯車は歯
車18aにより駆動される。マンドレル3b。
3cについても同様で夫々歯車17b 、 18b及び
17c、 1.8cにより駆動される。歯車18a、 
1..8b。
18cは第7図(b)に示すように同軸心上に設置され
ており、18a及び18cを駆動する軸は中空のパイプ
となっている。マンドレル3aは最終的には歯車19a
、 20aを介してモータ21aにより駆動される。他
のマンドレルについても同様である。このようにして公
転する円盤2上に配列された3個のマンドレル3a、3
b、3cを地上に固定された3台のモータ21a、 2
1b、 21cにより駆動することができる。
次に公転円盤2の駆動について説明する。
この円盤2は第6図(a)に示ずようにケーシング22
と一体となっており、ケーシング22の後端部は軸受2
3により支持されている。一方ケーシング22の炉側に
はケーシングを一周するリング24が取り伺けてあり、
このリングをケーシング下部に複数個設けたローラ25
により支持する。更にケーシング22にはケーシングを
一周する歯車環26が取り付けてありビニオン27とモ
ータ28とにより公転駆動を行う。
なお円盤2と炉壁29との間隙は第6図(b)に示すよ
うにラビリ〉・ス構造とし、かつ窒素ガスを導入して外
気の炉内への侵入を防ぐ。ケーシング22の内部も窒素
ガスで満たしマンドレル3が円盤2を貫通する部分から
外気が侵入しないようにする。
(発明の効果) ライン速度400a+pm、鋼帯厚み1關、過時効処理
時間20分の場合、マンドレルの径を200 On+m
とするとマンドレル上の最大コイル径は3800+am
となり、過時効炉全体の大きさは高さ1. Om s長
さ10m程度となる。これに対し同一の容量を従来技術
(ハースロール群よりなる竪型炉第8図)で実現すると
高さ25m、長さ720mとなり、炉の容積で比較する
と実に180倍にもなる。このことから本発明の技術に
よる過時効炉のコンパクト性が極めて画期的なものであ
ることか分かる。
以上述べたように本発明の技術を用いることにより長時
間の過時効処理が実現可能となり、従来実施されてきた
高価なIF鋼素材を用いることなく通常の安価なアルミ
ギルド鋼素材を使用して加工性に優れかつ成品となった
後の時効硬化のない薄板成品の製造か可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明過時効炉の鋼帯走行中の状態を示す説明
図、第2図はマンドレル部分の詳細を示す断面図、第3
図はマンドレル切換のためにラインか停止した状態を示
す説明図、第4図は本発明の過時効炉における速度パタ
ーンを示す図、第5図(a、)は炉中ルーバーのシール
構造図を示し、同図(b)は(a)図のA−A線断面図
、同図(c)は(a)図のB−B線断面図、同図(cl
)は(c)図の一部拡大説明図、を示し、第6図(a)
、 (b)および第7図(a)、  (b)は本発明の
過時効炉の駆動装置を示す図、第8図は従来の過時効炉
を示す図である。 ]は鋼帯、2は公転円盤、3はマンドレル、7は炉中ル
ーバーロール、8はルーバーロール軸が炉壁を貫通する
部分のシール用ブランケット、1゜はブランケットの巻
取りリール、17〜20はマンドレル3の駆動用歯車群
、21はマンドレル駆動用モータ、28は公転円盤2の
駆動用モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 連続焼鈍ラインにおいて、1次冷却帯後の過時効帯に、
    公転可能な円盤の同一円周上に互いに120度の角度を
    隔てて、軸芯部分にスリットを有し独立駆動可能な3個
    のマンドレルを設けたことを特徴とする鋼帯の連続焼鈍
    設備。
JP24582290A 1990-09-14 1990-09-14 鋼帯の連続焼鈍設備 Pending JPH04124224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24582290A JPH04124224A (ja) 1990-09-14 1990-09-14 鋼帯の連続焼鈍設備

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JP24582290A JPH04124224A (ja) 1990-09-14 1990-09-14 鋼帯の連続焼鈍設備

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JPH04124224A true JPH04124224A (ja) 1992-04-24

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51130664A (en) * 1975-05-08 1976-11-13 Nippon Steel Corp Band or linear material continuous treating device
JPS61163218A (ja) * 1985-01-16 1986-07-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 過時効処理方法及び過時効炉

Patent Citations (2)

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