JPH0412409B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0412409B2 JPH0412409B2 JP58148389A JP14838983A JPH0412409B2 JP H0412409 B2 JPH0412409 B2 JP H0412409B2 JP 58148389 A JP58148389 A JP 58148389A JP 14838983 A JP14838983 A JP 14838983A JP H0412409 B2 JPH0412409 B2 JP H0412409B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- prediction calculation
- sampling
- tln
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 51
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 23
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 claims description 20
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 2
- RRLHMJHRFMHVNM-BQVXCWBNSA-N [(2s,3r,6r)-6-[5-[5-hydroxy-3-(4-hydroxyphenyl)-4-oxochromen-7-yl]oxypentoxy]-2-methyl-3,6-dihydro-2h-pyran-3-yl] acetate Chemical compound C1=C[C@@H](OC(C)=O)[C@H](C)O[C@H]1OCCCCCOC1=CC(O)=C2C(=O)C(C=3C=CC(O)=CC=3)=COC2=C1 RRLHMJHRFMHVNM-BQVXCWBNSA-N 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 101000661807 Homo sapiens Suppressor of tumorigenicity 14 protein Proteins 0.000 description 2
- 101000710013 Homo sapiens Reversion-inducing cysteine-rich protein with Kazal motifs Proteins 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K1/00—Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
- G01K1/02—Means for indicating or recording specially adapted for thermometers
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K13/00—Thermometers specially adapted for specific purposes
- G01K13/20—Clinical contact thermometers for use with humans or animals
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 発明の分野
この発明は、電子体温計特に測定開始後の早期
に被測定者の体温を測定し得る電子体温計に関す
る。
に被測定者の体温を測定し得る電子体温計に関す
る。
(ロ) 従来技術とその問題点
一般に体温を測定するのに水銀体温計やサーミ
スタ等の感温センサを用いた電子体温計が使用さ
れる。これらの体温計は測定時に検出部を腋の下
や舌下に挿入するのが通常であるが、検出部が体
温と熱平衡状態に至るのに時間がかかるので、測
定終了までに長時間を要するという問題がある。
そこでこの問題を解決し早期に体温を測定できる
ように従来の電子体温計では、センサ部を腋の下
等に挿入して測定開始後の一定時間経過で一定温
度(例えば0.5℃)を上乗せして、収束体温を予
測する方法が採用されていた。しかしながら、体
温測定時における検出温度の上昇度合は個人によ
つてばらつきがあり(例えば平衡状態に達する時
定数が相違する)、上記従来の電子体温計は、こ
のような個人的ばらつきを全く無視しているの
で、得られた測定結果は精度が悪いという欠点が
あつた。そこで、この欠点を解消するために、本
出願人は被測定体温の時間微分の対数値TLと時
間tの間に直線的な関係があり、TL=A−τ′tで
表わせることに着目し、回帰法により定数A及び
τ′を求め、これらの定数から収束体温を予測する
ようにした電子体温計をすでに出願した。この電
子体温計によれば、個人的なばらつきによる影響
が解消できるが、回帰法による精度のよい予測演
算をなすためにはある程度以上のサンプルデータ
が必要であり、予測演算を測定中何回も連続して
繰返す場合には大なる記憶容量のメモリが必要と
なる問題があつた。
スタ等の感温センサを用いた電子体温計が使用さ
れる。これらの体温計は測定時に検出部を腋の下
や舌下に挿入するのが通常であるが、検出部が体
温と熱平衡状態に至るのに時間がかかるので、測
定終了までに長時間を要するという問題がある。
そこでこの問題を解決し早期に体温を測定できる
ように従来の電子体温計では、センサ部を腋の下
等に挿入して測定開始後の一定時間経過で一定温
度(例えば0.5℃)を上乗せして、収束体温を予
測する方法が採用されていた。しかしながら、体
温測定時における検出温度の上昇度合は個人によ
つてばらつきがあり(例えば平衡状態に達する時
定数が相違する)、上記従来の電子体温計は、こ
のような個人的ばらつきを全く無視しているの
で、得られた測定結果は精度が悪いという欠点が
あつた。そこで、この欠点を解消するために、本
出願人は被測定体温の時間微分の対数値TLと時
間tの間に直線的な関係があり、TL=A−τ′tで
表わせることに着目し、回帰法により定数A及び
τ′を求め、これらの定数から収束体温を予測する
ようにした電子体温計をすでに出願した。この電
子体温計によれば、個人的なばらつきによる影響
が解消できるが、回帰法による精度のよい予測演
算をなすためにはある程度以上のサンプルデータ
が必要であり、予測演算を測定中何回も連続して
繰返す場合には大なる記憶容量のメモリが必要と
なる問題があつた。
(ハ) 発明の目的
この発明の目的は上記に鑑み、早期に精度の高
い測定が可能であるとともに、メモリの記憶容量
が比較的小さくてすむ電子体温計を提供すること
である。
い測定が可能であるとともに、メモリの記憶容量
が比較的小さくてすむ電子体温計を提供すること
である。
(ニ) 発明の構成と効果
上記目的を達成するために、この発明の電子体
温計は温度センサと、この温度センサの検出出力
をサンプリング入力し、サンプリングタイムti毎
の時間微分の対数値TLiを算出する手段と、初回
の予測演算サイクルでn回のサンプリングタイム
t1……tnと、このサンプリングタイムt1……tnの
前記検出出力の時間微分の対数値TL1……TLn
を記憶し、2回目以降の予測演算サイクルで前回
の予測演算のために記憶したデータt1……tn、
TL1……TLnのうちtn−1……tn、TLn−n1…
…TLn(n>n1)のデータを残し、新たな予測演
算サイクルのサンプリングタイムで入力されるt1
……tn−n1、TL1……Tln−n1のデータを記憶す
る記憶手段と、この記憶手段に記憶される各サン
プリングタイムti及び検出出力の時間微分の対数
値TLiに基づき直線式TL=A−1/τtの定数A
及び1/τを回帰法で算出する手段と、算出され
た定数A及び1/τと各予測演算サイクルの検出
初期温度T0とに基づき熱平衡後の体温TSを予測
算出する手段と、前記体温TSの算出後、測定終
了か否か判定する手段と、この判定手段による判
定終了でないとの判定に応答して、次回の予測演
算のためのn−n1回のサンプリング動作に移行
させる手段とから構成されている。
温計は温度センサと、この温度センサの検出出力
をサンプリング入力し、サンプリングタイムti毎
の時間微分の対数値TLiを算出する手段と、初回
の予測演算サイクルでn回のサンプリングタイム
t1……tnと、このサンプリングタイムt1……tnの
前記検出出力の時間微分の対数値TL1……TLn
を記憶し、2回目以降の予測演算サイクルで前回
の予測演算のために記憶したデータt1……tn、
TL1……TLnのうちtn−1……tn、TLn−n1…
…TLn(n>n1)のデータを残し、新たな予測演
算サイクルのサンプリングタイムで入力されるt1
……tn−n1、TL1……Tln−n1のデータを記憶す
る記憶手段と、この記憶手段に記憶される各サン
プリングタイムti及び検出出力の時間微分の対数
値TLiに基づき直線式TL=A−1/τtの定数A
及び1/τを回帰法で算出する手段と、算出され
た定数A及び1/τと各予測演算サイクルの検出
初期温度T0とに基づき熱平衡後の体温TSを予測
算出する手段と、前記体温TSの算出後、測定終
了か否か判定する手段と、この判定手段による判
定終了でないとの判定に応答して、次回の予測演
算のためのn−n1回のサンプリング動作に移行
させる手段とから構成されている。
この発明の電子体温計によれば、個人毎に異な
る定数を回帰法により算出して、収束体温を予測
するものであるから、個人的なばらつきに左右さ
れずに精度良く体温を早期に測定することができ
る。その上、測定終了まで何回も連続して予測演
算を繰返すので、時間の経過とともにより精度の
高い収束体温を得ることができる。しかも2回目
以降の予測演算サイクルで記憶するデータは前回
のデータのうちtn−n1……tn、TLn−n1……
TLnと、新たなサンプリングタイムで入力され
るt1……tn−n1、TL1……TLn−n1のデータであ
るから、メモリの容量はn回のサンプリング分を
記憶できるものであればよく、また2回目以降の
予測演算はn−n1回のサンプリングタイム毎に
なされるので、多くのサンプリングデータで予測
演算をなすにもかかわらず、比較的短い周期で予
測演算を繰返すことができる。
る定数を回帰法により算出して、収束体温を予測
するものであるから、個人的なばらつきに左右さ
れずに精度良く体温を早期に測定することができ
る。その上、測定終了まで何回も連続して予測演
算を繰返すので、時間の経過とともにより精度の
高い収束体温を得ることができる。しかも2回目
以降の予測演算サイクルで記憶するデータは前回
のデータのうちtn−n1……tn、TLn−n1……
TLnと、新たなサンプリングタイムで入力され
るt1……tn−n1、TL1……TLn−n1のデータであ
るから、メモリの容量はn回のサンプリング分を
記憶できるものであればよく、また2回目以降の
予測演算はn−n1回のサンプリングタイム毎に
なされるので、多くのサンプリングデータで予測
演算をなすにもかかわらず、比較的短い周期で予
測演算を繰返すことができる。
ここで、この発明の電子体温計の理解を容易に
するために、その採用原理について説明する。
するために、その採用原理について説明する。
一般に、体温を温度センサで測定した場合の時
間経過は指数関数的に変化する。
間経過は指数関数的に変化する。
体温測定に必要な温度値は収束温度TSである
が、通常の方法ではこの温度に達するのに時間が
かかる。これは人体が体温計そのものによつて、
熱をうばわれて、元に戻るまでに時間がかかると
いう生理的理由により生じる現象である。
が、通常の方法ではこの温度に達するのに時間が
かかる。これは人体が体温計そのものによつて、
熱をうばわれて、元に戻るまでに時間がかかると
いう生理的理由により生じる現象である。
平衡状態の温度TSと時間tにおける温度Tの
間には、次の熱平衡式 a(TS−T)/dt=−1/τ(TS−T) ……(1) が成立することが知られている。
間には、次の熱平衡式 a(TS−T)/dt=−1/τ(TS−T) ……(1) が成立することが知られている。
この(1)式より、
TS−T=(TS−To)e-1/〓 t
この式より
T=TS−(TS−To)e-1/〓 t ……(2)
ただし、τ:時定数、To:初期値(t=0の
時のTの値)時定数τは、熱平衡状態に達する速
さの度合を表わす定数で個人差があると考えられ
るものである。
時のTの値)時定数τは、熱平衡状態に達する速
さの度合を表わす定数で個人差があると考えられ
るものである。
今ここで、上記(2)式を時間微分すると
T′=dT/dt=1/τ(TS−To)e-1/〓 t ……(3)
となる。さらにこの(3)式の両辺の対数をとると
logT′=log1/τ(TS−To)−1/τ・t ……(4)
となる。ここで
TL=logT′、A=log1/τ(TS−To)
とおくと(4)式は
TL=A−1/τ・t ……(5)
と表わせる。
この(5)式は、勾配が−1/τで、縦軸とAで交わ
る直線となる。
各時間tにおいて温度Tは実測されるから、
T′=dT/dtを求めることができ、さらにTL=
logT′も求めることができる。したがつて測定開
始当初のn組のサンプルグタイムにおける(t1,
TL1)、(t2,TL2),……(tn,TLn)の値から
A、1/τを周知の回帰法で算出することができる。
始当初のn組のサンプルグタイムにおける(t1,
TL1)、(t2,TL2),……(tn,TLn)の値から
A、1/τを周知の回帰法で算出することができる。
すなわち
A=Σti2ΣTL−ΣtiΣtiTLi/nΣti2−(Σti)2…
…(6) 1/τ=−nΣtiTLi−ΣtiΣTLi/nΣti2−(Σti)2
……(7) より、A、1/τを求めることができる。
…(6) 1/τ=−nΣtiTLi−ΣtiΣTLi/nΣti2−(Σti)2
……(7) より、A、1/τを求めることができる。
一方、上記したように
log1/τ(TS−To)=A
であるから、これより、収束温度TSは
TS=τA+To ……(8)
となる。この(8)式において初期値Toは検出され、
定数A及び1/τは(6)、(7)式で算出されるからTSを 求めることができる。
定数A及び1/τは(6)、(7)式で算出されるからTSを 求めることができる。
この発明の電子体温計は、上記回帰法による収
束温度TSの予測演算を測定終了まで、繰返し行
なう。
束温度TSの予測演算を測定終了まで、繰返し行
なう。
(ホ) 実施例の説明
第1図はこの発明が実施される電子体温計のブ
ロツク図である。同図において1は体温を検知す
るためのサーミスタ等のセンサ、2はセンサ1か
らの出力をアナログ信号からデジタル信号に変換
するA/D変換器、3はCPUであつてA/D変
換器2よりの検出温度信号を受け、ROM4に記
憶されるプログラムにしたがい、後述する収束温
度TS予測のための制御を行なう。5は制御の過
程で種々のデータを記憶するRAMである。6は
測定体温を表示する表示器である。この表示器6
の表示体としては、液晶、発光ダイオード、螢光
表示管等周知のものが使用される。7は測定開始
を指示するスイツチである。
ロツク図である。同図において1は体温を検知す
るためのサーミスタ等のセンサ、2はセンサ1か
らの出力をアナログ信号からデジタル信号に変換
するA/D変換器、3はCPUであつてA/D変
換器2よりの検出温度信号を受け、ROM4に記
憶されるプログラムにしたがい、後述する収束温
度TS予測のための制御を行なう。5は制御の過
程で種々のデータを記憶するRAMである。6は
測定体温を表示する表示器である。この表示器6
の表示体としては、液晶、発光ダイオード、螢光
表示管等周知のものが使用される。7は測定開始
を指示するスイツチである。
次に、第2図に示すフロー図を参照して上記実
施例電子体温計の動作を説明する。
施例電子体温計の動作を説明する。
スイツチ7がオンして動作がスタートすると、
先ずステツプST1で、RAM5に配置されるサン
プル回数をカウントするカウンタiをクリア(=
0)する。続いてサンプルタイムが到来するまで
ST2で時間待を行ない、サンプルタイムが到来す
ると次のステツプのST2に移る。このサンプルタ
イムをたとえば1秒とすると、1秒経過毎に、
ST3以降の測定サイクルの一連の処理が進行す
る。ST3では、10秒が経過したか否か判定してい
る。この実施例では、この10秒が経過するまでは
何もせず時間待をしている。温度センサ1自体の
吸熱による影響を無視するためである。動作開始
後10秒が経過するとST3の判定はYESとなり、
ここで、カウンタiに+1を行なう(ST4)とと
もに、A/D変換器2を経てその時の検出温度
T1を取込み、時間t1、温度T1をRAM5に記憶
する(ST5)。次に、検出温度T1の時間微分値
dT1/dtを算出し(ST6)、さらにこの時間微分
値の対数値TL1=logdT1/dtを求める(ST7)。そ して算出した、TL1を、その時のサンプルタイム
t1に対応してRAM5に記憶する(ST8)。次にサ
ンプルタイム回数iが予じめ設定するnに達して
いるか否か判定し(ST9)、達していない場合
(i=1の場合は当然NO)にはステツプST2に
リターンし、以後サンプル回数iがnに達するま
でサンプルタイムの到来毎にステツプST3,
ST4,……ST8の処理を繰り返す。この処理によ
りサンプルタイムt1からtnまでの各検出出力の時
間微分の対数値TL1……TLnをRAM5に記憶す
る。RAM5はn回のサンプルタイムのt1……tn、
TL1……TLnを記憶する領域を有している。
先ずステツプST1で、RAM5に配置されるサン
プル回数をカウントするカウンタiをクリア(=
0)する。続いてサンプルタイムが到来するまで
ST2で時間待を行ない、サンプルタイムが到来す
ると次のステツプのST2に移る。このサンプルタ
イムをたとえば1秒とすると、1秒経過毎に、
ST3以降の測定サイクルの一連の処理が進行す
る。ST3では、10秒が経過したか否か判定してい
る。この実施例では、この10秒が経過するまでは
何もせず時間待をしている。温度センサ1自体の
吸熱による影響を無視するためである。動作開始
後10秒が経過するとST3の判定はYESとなり、
ここで、カウンタiに+1を行なう(ST4)とと
もに、A/D変換器2を経てその時の検出温度
T1を取込み、時間t1、温度T1をRAM5に記憶
する(ST5)。次に、検出温度T1の時間微分値
dT1/dtを算出し(ST6)、さらにこの時間微分
値の対数値TL1=logdT1/dtを求める(ST7)。そ して算出した、TL1を、その時のサンプルタイム
t1に対応してRAM5に記憶する(ST8)。次にサ
ンプルタイム回数iが予じめ設定するnに達して
いるか否か判定し(ST9)、達していない場合
(i=1の場合は当然NO)にはステツプST2に
リターンし、以後サンプル回数iがnに達するま
でサンプルタイムの到来毎にステツプST3,
ST4,……ST8の処理を繰り返す。この処理によ
りサンプルタイムt1からtnまでの各検出出力の時
間微分の対数値TL1……TLnをRAM5に記憶す
る。RAM5はn回のサンプルタイムのt1……tn、
TL1……TLnを記憶する領域を有している。
サンプルタイム回数iがnに達するとステツプ
ST9の判定がYESとなり、続いてRAM5に記憶
しているデータを用い、上記(6)式により、定数A
を算出する(ST10)とともに、さらに上記(7)式
により、定数1/τを算出する(ST11)。これに
より被測定者個有の特性曲線が特定されるので、
続いて上記(8)式により、収束温度TSを算出する
(ST12)。なお、(8)式における初期値Toとして
は、動作開始10秒経過時の実測温度値を使用す
る。
ST9の判定がYESとなり、続いてRAM5に記憶
しているデータを用い、上記(6)式により、定数A
を算出する(ST10)とともに、さらに上記(7)式
により、定数1/τを算出する(ST11)。これに
より被測定者個有の特性曲線が特定されるので、
続いて上記(8)式により、収束温度TSを算出する
(ST12)。なお、(8)式における初期値Toとして
は、動作開始10秒経過時の実測温度値を使用す
る。
ST11で収束温度TSの算出が終ると、この温度
TSが表示器6に体温として表示される(ST12)。
TSが表示器6に体温として表示される(ST12)。
以上で、動作開始後第1回目の予測演算が終了
する。この第1回目の予測演算のタイミングは第
3図のに示す通りであり、t1(10秒経過時点)
からtnまでn回のサンプリングによるデータ取込
み、算出が行なわれ、時点tnで予測演算、表示が
行なわれる。
する。この第1回目の予測演算のタイミングは第
3図のに示す通りであり、t1(10秒経過時点)
からtnまでn回のサンプリングによるデータ取込
み、算出が行なわれ、時点tnで予測演算、表示が
行なわれる。
第1回目の予測演算の表示動作に続いて、
dTi/dt≦0か、すなわち検出温度が上昇変化し
ているか判定される(ST14)。第1回目の予測演
算後では、なお温度が上昇しているのが普通なの
で、この判定はYESとなりカウンタiの内容が
n1(n>n1)とされる(ST15)。そしてST2にリ
ターンし、今度は2回目の予測演算のためのサン
プル動作に移り、カウンタiの内容がnに達する
まで、サンプルタイムの到来毎にステツプST3,
ST4,……ST8の処理を繰返す。この場合RAM
5のデータ記憶領域には、前回の予測演算に使用
したデータのうち、tn−n1からtnまでのデータが
残され、他のn−n1回のサンプルタイム分の記
憶領域には、第2回目の予測演算サイクルではサ
ンプリング入力されたデータが記憶される。カウ
ンタiの内容がnに達するのは、第2回目の予測
演算サイクルに入つてn−n1回のサンプルタイ
ムであり、したがつて第2回目の予測演算サイク
ルのA演算、1/τ演算、TS演算は、第2回目
の予測演算サイクルに入つてn−n1回目のサン
プルタイムでなされる。しかし使用されるデータ
は前回のサンプル分のデータが使用されるので、
演算に使用されるデータはn回のサンプル分のデ
ータであり、第1回目の予測演算の場合と変らな
い。この第2回目の予測演算のタイミングは第3
図のに示す通りであり、tnからtbまでのn−n1
回のサンプリングによるデータ取込算出が行なわ
れ、時点taからtbまでのサンプルデータにより、
時点tbで予測演算、表示が行なわれる。同様に第
3回の予測演算のタイミングは第3図のに示す
ように、tbからtdまでのn−n1回のサンプリング
によるデータ取込算出が行なわれ、時点tcからtd
までのサンプルデータにより時点tdで予測演算表
示が行なわれる。
dTi/dt≦0か、すなわち検出温度が上昇変化し
ているか判定される(ST14)。第1回目の予測演
算後では、なお温度が上昇しているのが普通なの
で、この判定はYESとなりカウンタiの内容が
n1(n>n1)とされる(ST15)。そしてST2にリ
ターンし、今度は2回目の予測演算のためのサン
プル動作に移り、カウンタiの内容がnに達する
まで、サンプルタイムの到来毎にステツプST3,
ST4,……ST8の処理を繰返す。この場合RAM
5のデータ記憶領域には、前回の予測演算に使用
したデータのうち、tn−n1からtnまでのデータが
残され、他のn−n1回のサンプルタイム分の記
憶領域には、第2回目の予測演算サイクルではサ
ンプリング入力されたデータが記憶される。カウ
ンタiの内容がnに達するのは、第2回目の予測
演算サイクルに入つてn−n1回のサンプルタイ
ムであり、したがつて第2回目の予測演算サイク
ルのA演算、1/τ演算、TS演算は、第2回目
の予測演算サイクルに入つてn−n1回目のサン
プルタイムでなされる。しかし使用されるデータ
は前回のサンプル分のデータが使用されるので、
演算に使用されるデータはn回のサンプル分のデ
ータであり、第1回目の予測演算の場合と変らな
い。この第2回目の予測演算のタイミングは第3
図のに示す通りであり、tnからtbまでのn−n1
回のサンプリングによるデータ取込算出が行なわ
れ、時点taからtbまでのサンプルデータにより、
時点tbで予測演算、表示が行なわれる。同様に第
3回の予測演算のタイミングは第3図のに示す
ように、tbからtdまでのn−n1回のサンプリング
によるデータ取込算出が行なわれ、時点tcからtd
までのサンプルデータにより時点tdで予測演算表
示が行なわれる。
以上のように、第1回目の予測演算サイクルの
みn回のサンプリングが行なわれるが、第2回目
以降の予測演算サイクルではn−n1回のサンプ
リングが行なわれ、n−n1回のサンプルタイム
毎に予測演算が行なわれる。したがつて比較的短
い周期で予測演算が繰返される。しかし、データ
は前回の予測演算サイクルのn1回のサンプル分
が使用され、n1とn−n1のトータルn回のサン
プル分のデータで予測演算が行なわれるので、予
測演算が繰返される周期が短かい割には、データ
数が減じられることがないので精度が確保され
る。
みn回のサンプリングが行なわれるが、第2回目
以降の予測演算サイクルではn−n1回のサンプ
リングが行なわれ、n−n1回のサンプルタイム
毎に予測演算が行なわれる。したがつて比較的短
い周期で予測演算が繰返される。しかし、データ
は前回の予測演算サイクルのn1回のサンプル分
が使用され、n1とn−n1のトータルn回のサン
プル分のデータで予測演算が行なわれるので、予
測演算が繰返される周期が短かい割には、データ
数が減じられることがないので精度が確保され
る。
ST14で検出温度の変化が0、すなわちdTi/
dti≦0となると、測定終了点に達したというこ
とで続いて他の所要の測定終了処理を行なう。
dti≦0となると、測定終了点に達したというこ
とで続いて他の所要の測定終了処理を行なう。
なお上記実施例においてdTi/dti≦0の判定
は、測定終了点を判定するものであるが、測定終
了点の判定はこれに代えてdTi/dtiがある有限値
以下になつた場合、または一定時間経過後あるい
はこれらの組合せで行なうようにしてもよい。
は、測定終了点を判定するものであるが、測定終
了点の判定はこれに代えてdTi/dtiがある有限値
以下になつた場合、または一定時間経過後あるい
はこれらの組合せで行なうようにしてもよい。
第1図はこの発明が実施される電子体温計のブ
ロツク図、第2図は同電子体温計の動作を説明す
るためのフロー図、第3図は同電子体温計の検出
出力の時間的変化に対応して各予測演算サイクル
のタイミングを説明する図である。 1:センサ、2:A/D変換器、3:CPU、
4:ROM、5:RAM、6:表示器、7:スタ
ートスイツチ。
ロツク図、第2図は同電子体温計の動作を説明す
るためのフロー図、第3図は同電子体温計の検出
出力の時間的変化に対応して各予測演算サイクル
のタイミングを説明する図である。 1:センサ、2:A/D変換器、3:CPU、
4:ROM、5:RAM、6:表示器、7:スタ
ートスイツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱平衡後の体温を測定時間の経過につれて、
間隔をおいて繰返し予測する予測演算サイクルを
持つ電子体温計であつて、 温度センサと、この温度センサの検出出力をサ
ンプリング入力し、サンプリングタイムti毎の時
間微分の対数値TLiを算出する手段と、初回の予
測演算サイクルでn回のサンプリングタイムt1…
…tnと、このサンプリングタイムt1……tnの前記
検出出力の時間微分の対数値TL1……TLnを記
憶し、2回目以降の予測演算サイクルで、前回の
予測演算のために記憶したデータt1……tn、TL1
……TLnのうちtn−n1……tn、TLn−1……
TLn(n>n1)のデータを残し、新たな予測演算
サイクルのサンプリングタイムで入力されるt1…
…tn−n1、TL1……TLn−n1のデータを記憶す
る記憶手段と、この記憶手段に記憶される各サン
プリングタイムti及び検出出力の時間微分の対数
値TLiに基づき直線式TL=A−1/τtの定数A
及び1/τを回帰法で算出する手段と、算出され
た定数A及び1/τと各予測演算サイクルの検出
初期温度T0とに基づき熱平衡後の体温TSを予測
算出する手段と、前記体温TSの算出後、測定終
了か否か判定する手段と、この判定手段による判
定終了でないとの判定に応答して、次回の予測演
算のためのn−n1回のサンプリング動作に移行
させる手段とからなる電子体温計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58148389A JPS6039519A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 電子体温計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58148389A JPS6039519A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 電子体温計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6039519A JPS6039519A (ja) | 1985-03-01 |
JPH0412409B2 true JPH0412409B2 (ja) | 1992-03-04 |
Family
ID=15451676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58148389A Granted JPS6039519A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 電子体温計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039519A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0656332B2 (ja) * | 1986-11-19 | 1994-07-27 | テルモ株式会社 | 電子体温計 |
JPH0656333B2 (ja) * | 1986-11-19 | 1994-07-27 | テルモ株式会社 | 電子体温計 |
JP5640265B1 (ja) * | 2013-07-01 | 2014-12-17 | 株式会社ウィリルモバイル | 体温測定装置、体温測定システム、体温測定方法 |
-
1983
- 1983-08-12 JP JP58148389A patent/JPS6039519A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6039519A (ja) | 1985-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0122622B1 (en) | Electronic thermometer | |
JPS61193037A (ja) | 電子式体温計 | |
US4877333A (en) | Electronic thermometer | |
US4878184A (en) | Electronic thermometer with predicting means | |
WO1988005161A1 (en) | Thermometric method for living organism and apparatus therefor | |
JPS62265540A (ja) | 電子体温計 | |
JP2005098982A (ja) | 電子体温計 | |
JPH0259417B2 (ja) | ||
WO2007007605A1 (ja) | 電子体温計、電子体温計の制御方法並びに制御プログラム | |
JPH0412409B2 (ja) | ||
JPH047456B2 (ja) | ||
JPH047458B2 (ja) | ||
GB2084329A (en) | Electronic Thermometer | |
JPS60209125A (ja) | 電子体温計 | |
JPH0259418B2 (ja) | ||
JPS60200135A (ja) | 電子体温計 | |
JPS62192625A (ja) | 電子体温計 | |
JPS6170429A (ja) | 熱平衡温度の予測方法 | |
JPS60187830A (ja) | 電子体温計 | |
JPH047457B2 (ja) | ||
JPS62190427A (ja) | 電子体温計 | |
KR920009890B1 (ko) | 점도 측정용 항온조의 온도 제어수단 | |
JPS6036925A (ja) | 電子体温計 | |
JPS62195530A (ja) | 電子体温計 | |
JPH073368B2 (ja) | 電子体温計 |