JPS6170429A - 熱平衡温度の予測方法 - Google Patents

熱平衡温度の予測方法

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JPS6170429A
JPS6170429A JP60178070A JP17807085A JPS6170429A JP S6170429 A JPS6170429 A JP S6170429A JP 60178070 A JP60178070 A JP 60178070A JP 17807085 A JP17807085 A JP 17807085A JP S6170429 A JPS6170429 A JP S6170429A
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JP
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temperature
circuit
measurement
time
forecasting
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JP60178070A
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Hideo Ishizaka
石坂 英男
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Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/42Circuits effecting compensation of thermal inertia; Circuits for predicting the stationary value of a temperature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • G01K13/20Clinical contact thermometers for use with humans or animals

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、発明の背景 A、技術分野 本発明は電子体温計等の温度測定に用いる器具に適用す
る熱平衡時の温度を予測する方法、具体的には、検出し
た温度に応じて平衡温度を予測する方法に関するもので
ある。
B、先行技術とその問題点 このような予測方法を具体化した電子体温計では従来、
測定した温度から熱平衡時の温度を予測し、熱平衡状態
に到達する前にこれを先行表示している。この温度予測
は典型的には、測定温度およびその時間に対する変化率
を経時的に監視し、これら2つの変数と監視時までの経
過時間を変数とする予測関数を使用して行なわれる◎し
たがって予測平衡温度はこれら3つの変数の実測値によ
り一義的に定められる。
このような平衡温度予測方式による電子体温計は、熱平
衡状態に到達する前に測温が完了す、るので、測温時間
が短い長所があるが、温度予測に際して選ばれた温度予
測関数が適切でない場合には、予測の精度が著しく低下
する欠点がある。1また、所定の時間経過後、または所
定の温度変化率が観測されたときに予測値が表示され、
以後この予測値を保持するように構成されており、これ
によって予測の精度が決まってしまう。したがって必要
に応じて予測精度の向上が可能な自由度に欠けている。
そこで、いったん平衡温度を予測して表示しても、測定
および予測演算動作を停止するのではなく、さらに測定
を継続して、より正確な平衡温度を求めることが望まし
い。
■0発明の目的 本発明は測定時間の経過とともに予測精度を統計的に向
上させることができる熱平衡温度の予測方法を提供する
ことを目的とする。
本発明による熱平衡温度の予測方法は、複数の測定対象
の温度を熱平衡時の二度に達するまで測定し、個々の温
度変化データを求め、各々の温度変化データを、熱平衡
時の温度に達するまでの経過時間と、熱平衡時の温度と
の温度差とを対応させた経過時間/温度差データに変換
し、経過時間/温度差データを所定数の標準経過時間/
温度差データに統合する予測データ準備工程と、測定対
象の温度と、測定経過時間とを計測し、サンプリング時
点において、(&)前記標準経過時間/温度差データの
うちの1つを選択し、 (b)  測定経過時間と前記熱平衡時の温度に達する
までの経過時間とを対応させて前記選択した標準経過時
間/温度差データから補正温度差を求め、補正温度差と
測定温度とを加算して仮の熱平衡温度予測値を求め、 (c)  求めた仮の熱平衡温度予測値を前回のサンプ
リング時点について求めた仮の熱平衡温度と比較して両
者の差を求め、 (d)  差が所定の範囲の外にあれば、前記柿準経過
時間/温度差データのうちから新たなデータを1つ選択
して次の時点で工程(b)に戻り、(e)  前記差が
前記所定の範囲の内にあれば、所定回連続して範囲の内
にあるかを判断し、(f)  所定回連続してbなけれ
ば工程(b)に戻り、(g)  所定回連続して前記所
定の範囲内にあれば前記仮の熱平衡温度予測値を真の熱
平衡温度予測値とする、 予測工程とを含むものである。
本発明の1つの態様によれば、測定開始から一定時間経
過時に補正温度差零となるよう測定経過時間と経過時間
/温度差データを対応させる。
■9発明の詳細な説明および作用 添付図面を参照して本発明の方法を適用した電子体温計
の実@例を詳細に説明する。
第1図は本発明による電子体温計の基本構成を示すプロ
、り図である。この重子体温計は基本的には温度測定部
11熱平衡時温度の予測演算部2および予測結果表示部
3により構成される。温度測定部1はたとえばサーミス
タなどの感温素子4(第2図)を有し、実時開で被測定
部位の温度を測定する回路である。
予測演算部2は、熱平衡時の温度を実質上連続的に予測
する回路であり、温度測定部1からの信号11を実質上
連続的にモニタし、温度や経過時間に基づいて予測開始
条件を決定し、予測を開始し、予測開始後は温度測定部
1からの信号11の他、内部に有する経過時間測定機能
からの時間信号などの最新情報を用いて、短かい時間間
隔にて熱平衡時の温度を常時予測し、熱平衡に至るまで
実質上連続的に予測信号12を予測結果表示手段3に送
るものである。予測結果表示部3は予測温度を可視表示
する表示装置である。
一般に体温などの温度測定における熱平衡時の温度の予
測精度は測定開始からの経過時間tと予測時の温度と熱
平衡時の温度との差U′gの(″i″′。′″゛′″5
“″2゛″7tU””゛6“はど予測精度は高いと言え
る。
ところで、体温の測定において、臨床上必要とされる測
定精度は、目的によって異なり、結核などの微熱判定や
産婦人科領域における基礎体温の測定には比較的高い精
度が要求され、感染症なとの場合では単に高熱の判定だ
けで充分なケースもあると言われる。一般の体温測定に
おいては±0.2℃以内の測定精度であれば良いとも言
われている。いずれにしても体温計に対しては目的に応
じた測定精度が要求されることに変りはない。また熱平
衡時の温度を予測しないタイプの体温計においては、い
かに熱容量の小さい体温計といえどもガラス体温計同様
、正確な体温を測定するには、つまり熱平衡時の温度に
到達するまでには通常、腋下においては約10分、口中
においては約5分の測定時間を要することが知られてい
る。これは熱平衡到達の過程が、体温計の熱容量や熱伝
達特性よりもむしろ測定部位の熱平衡成立条件が支配的
であることに起因しているためである。
したがって、熱平衡時の温度を予測するメリ、トは測定
の途中段階において早期に平衡温度を先行表示する点に
あると言えるが、前述のよ   。
うに測定経過時間により予測精度が影響を受けるので、
要求精度に応じた使用法の可能な電子体温計が望まれる
ことになる。この要求に答える一つの方法は本発明の如
く常時予測を繰り返し、その結果を連続的に表示する機
能を持たせておくことである。
第2図は本発明による電子体温計の実施例の具体的な構
成を示し、第1図に示す要素と同様の要素は同じ参照符
号で示す。
温度測定部1は、たとえばサーミスタなどの感温素子4
および@度計測回路5を有し、温度計測回路5は感温素
子4からの電気信号13を実時間温度に換算可能な信号
14および15に変換して出力する回路である。
予測演算部2は、計測制御回路7、時間測定回路6、補
足量演算回路8、加算回路9および予測温度監視回路1
0を有する。計測制御回路7は本装置全体の動作を統括
制御する回路であり、温度計測回路5.からの信号15
を常時モニタし、所定の測定条件が満たされるとクロッ
ク信号16を時間測定回路6に、制御信号22を補正量
演算回路8に送出する。
時開測定回路6はクロ、り信号16に応動して測温開始
からの経過時間を計数し、経過時間信号17を発生する
。補正量演算回路8は、経過時間信号170入力により
サンプリング時点について検出した温度に応じて熱平衡
時の温度と実時間温度との差である予測上の補正温度差
を算出し、補正量信号18を発生する回路である。補正
量演算回路8には、補正温度差に影響を与えるいくつか
のパラメータを含む経過時間tの関数として補正温度差
を求める関数が組み込まれている。補正温度差に影響を
与えるパラメータは測定の初期、たとえばはじめて制御
信号22が補正量演算回路8に入力した時、特定の値例
えば経過時間に対する温度上昇が平均的な温度変化とな
るよう規定した便をとるようにリセットされる。補正量
演算回路は後述のよう[2つの機能を有し、第1の機能
は、経過時間信号17が入力するとそれに対応する補正
温度差を算出し、補正量信号18を出力する機能である
。第2の機能は、後述の予測温度監視回路10から負帰
還コントロール信号20を受けると補正温度差に影響を
与えるパラメータの値、換言すれば補正温度差を求める
関数を変更する機能である。
加算回路9は実時間温度信号14と補正量信号18とを
加算し、予測上の補正温度差と実時間温度との和である
予測温度信号19を出力する回路である。予測温度監視
回路10はこの予測温度信号19を常時監視し、予測温
度が所定の期間所定の範囲内にあるか否かを判定する。
この範囲を越えた時は負帰還コントロール信号20が出
力され、この範囲内にあればその予測温度を予測温度信
号21として出力する。
温度測定部1においては感温素子4からの電気信号13
が温度計測回路5に送られ、ここで実時間温度に換算可
能な信号14および15に変えて出力される。温度計測
回路5からの信号15は計測制御回路7で絶えずモニタ
され、所定の条件が1Wfcされる場合、例えば信号1
5がある温度をある値以上の温度変化を伴なって越えた
ことに相当する時、計測制御回路7はただちにクロ、り
信号16を時間測定回路6に送る。
同時に制御信号22を補正量演算回路8に送り、演算の
指示を与える。
補正量演算回路8は時間測定回路6からの経過時間信号
17が入力すると熱平衡時の温度と実時間温度との差で
ある予測上の補正温度差を演算し補正量信号18を加算
回路9に送る。前述のように補正温度差はこれに影響を
与えるいくつかの・ぐラメータを含む経過時間tのみの
関数として補正量演算回路に組み込まれている。
また、補正温度差に影響を与える14’ラメータも測定
の初期、例えばはじめて(クロ、り信号16が時間測定
回路6に送られる時に同期して送られる)制御信号22
が補正量演算回路8に入力した時、特定の温度変化を規
定した値をとるようにリセットされる。補正量演算回路
8は経過時間信号17が入力するとただちに補正温度差
を演算し、補正量信号18を加算回路9に送る。
加算回路9には実時間温度信号14と補正量信号18が
入力し加算演算が行なわれ、予測上の補正温度差と実時
間温度との和である予測温度信号19が予測温度監視回
路10に送られる。
予測温度監視回路10では予測温度を絶えず監視し、予
測温度が例えばある時間一定であれば、補正量演算回路
8で行なわれた補正温度の演算結果が妥当であると見做
し、言いかえれば補正温度の演算に際して適用された演
算プロセスおよび関数、パラメータの選択の妥当性を判
断し、予測温度信号21を表示部3に送る。また予測温
度が例えばあらかじめ定めた時間内に一定の変化幅を越
えた場合には負帰還コントロール信号20を補正量演算
回路8に送る。補正量演算回路8は負帰還コントロール
信号20を受け、第2の機能である補正温度差に影響を
与える・ぐラメータの変更を行なう。そこで補正量演算
回路8は再び経過時間信号17に対応した補正温度差を
変更後のパラメータに基づいて演算する。
演算結果である補正量信号18は再び加算回路9に入力
し、加算回路9からは予測温度信号19が出力され、予
測温度監視回路10でモニタされる。
予測温度監視回路10では前述の過程が繰り返され、結
果として表示部3に予測?l!度が表示されるようにな
る。補正量演算回路8における補正温度差の演算、加算
回路9における加算、予測温度監視回路10における予
測温度の監視および補正量演算回路8への負帰還という
一連のプロセスは短時間で行なわれ、表示部3に表示さ
れた予測温度は実質的に連続的という状態になる。
第2図に示された実施例について、第3図のフローチャ
ートおよび第4図の補正温度差曲線を用いて、熱平衡時
の温度子I11が行なわれる過程を説明する・ まず補正温度差Uについてあらかじめ説明しておかなけ
ればならない。体温の測定においては体温計の熱特性と
測定部位の状態および部位そのものの特性により、測定
開始から熱平衡に至るまでの観測される温度変化の様子
は多種多様である。しかし、体温計の熱特性を限定する
とこれらの温度変化の様子はいくつかのカテゴリーに分
類することすなわち温度変化を規定することができる。
極めて大きな分類の仕方は例えば日中の測定と腋下の測
定である。体温を測定する目的から言えばそれ以上の分
類、例えば子供と大人なども考えられるが、特に有用な
分類とはならない。ここでは例えば腋下の体温測定につ
いて説明して行く。多数の色々なケースについて腋下温
度の測定を行なうと、おおよそ10分程度で熱平衡に達
することがわかるが、熱平衡時の温度Teと測定途中の
温度でとの差U*を良く調べると、非常に良い確度で次
のような1 ′″″i′″CIA7:z ′″2′6”
4゜U”=To−T=αt+β+C(t+γ)δ   
−・・・(1)ここでU*:熱平衡時の温度と測定時の
温度との差t:測定開始からの時間 C二可変パラメータ α、β、γ、δニー足の条件における測定に良く適合す
る定数 特に腋下の体温測定では例えば U”=−0,002t+0.25+C(t+1)−06
(2≦C≦12)・・・・・・(2) なる式が良く成立している。ここでtの単位は〔秒〕、
U9はC−C]で与えられる。
(2)式のU*をUに変え、C=2からC=12までパ
ラメータの値を変化させたときの曲線が第4図に示され
ている。U*をUに変える理由は熱平衡時の温度T6は
予測上では予測fA度T、に対応するからである。つま
り予測時の補正温度差Uは次式で与えられる。
U=T、−T=−0,002t+0.25+C(t+1
)  (2≦C≦12)・・・・・・(3) さて第3図のフローチャートにおいては、第2図のプロ
、り図に示された装置によって例示された温度測定を行
なうプロセスのアルゴリズムが示されている。
程度までの予測は精度が極めて悪く妥当でない測定結果
を与えるからである。
経過時間の測定結果が10秒以上になると計測制御回路
7の出力である制御信号22が、初期セット工程107
を行ない、補正量演算回路8における演算式のノダラメ
ータを最も確率の高い値、この実施例ではC=7にセッ
トする。続いて補正量演算回路8において補正温度演算
工程108が実施され、補正量信号18が加算回路9に
送られる。補正量演算工程108ではちょうど(3)式
に該当する演算が行なわれる。第1回目の演算は第4図
および第5図のC=7で示された曲線上の点を結果とし
て与える。従って例えばt=11秒に対しU=1.77
℃という具合になる。これが補正量信号18として加算
回路9に入力される。
加算回路9では実時間温度信号14と補正量信号18と
を加算工程109に従って加算し、予測温度信号19と
して予測温度監視回路10に送る。例えばここで説明し
ている例ではU=開始工程100により、電源が投入さ
れ、温度計測回路5が働き、温度計測工程101に入る
。判断工程102および103は体温を測定すべきかど
うかの判断を行なう部分で、102では所定の温度、例
えば30℃を越えているかどうか、103ではたとえば
1秒間に0.1℃以上の温度上昇があるかどうかを判断
している。
これらの判断はいずれも計測制御回路7で実施される。
いずれも上記の条件が満たされると時間測定回路6のリ
セットスタート工程104に入る。
リセットスタート工程104では計測制御回路7から発
せられる初めてのクロ、り信号16により、時間測定回
路6の経過時間測定用カウンタがリセットすると同時に
、経過時間測定工程105の開始を指示する。判断工程
106は以下の温度予測工程が実際上意味を持つように
なるまでの経過時間を待つ工程である。例えば補正温度
の演算を開始するまで10秒間はど待っているというこ
とを意味する。これは10秒l、77℃であるから、T
=34.86℃ならばT、=T+Hの加算によりT、=
36.63℃が予測温度監視回路10に送られる。予測
温度監視回路10には同じCに対する2つのある時間間
隔毎の予測温度T、が送られて来るので、判断工程11
0は予測温度T、のこれら2回分の増減を調べれば良い
T、の変化量がある値との大小比較により3通pに分岐
する。dT、/d t≧aではノ々ラメータCの値を増
加する工程111へ、dTP / dt≦−aではパラ
メータCの値を減らす工程112へ、l dTp/d 
t l <aに対してはT、を表示する工程113へ進
める。工程111および112は予測温度監視回路1G
からの負帰還コントロール信号20が補正量演算回路8
に入力しパラメータを変える工程である。ノ4ラメータ
Cは補正量演算回路8の内部で判断工程114.115
にてその値がチェ、りされ、それぞれ上限、下限を越え
ない限り再び補正量演算工程10gにおける/4ラメー
タとして用いられる。表示工程113は予測温度演算回
路10から予測温度信号21が出力され、表示部3にて
その予測温度が表示される工程である。表示工程113
を終了すると予測温度を表示部3に一残したまま再び補
正量演算工程108Vこ入る。このようにしてl dT
P /dt I < aの条件が満たされた時のみ表示
部3に予測温度が4捨5人などの処理を施こされた後表
示され、次の表示工程が行なわれるまで表示値が保持さ
れる。このような演算工程ないし表示工程108〜11
5などのループは、たとえば1秒間などの所定のインタ
バルで循環するように、計測制御回路7によって制御さ
れる。
・ぐラメータCの値に関する判断工程114および11
5にてそれぞれ上限C=12、下限C=2を越えると表
示工程116または117によってエラーが表示される
。これは測定途中の体温計のはずれ、異常測定などに対
応する。
第3図の例ではパラメータCの値を1ずつ変更して行く
アルゴリズムが示されているが、この場合には予測分解
能がおおよそ50秒時点の予測で0.1℃程度となる。
従って、さらに予測値の分解能を上げるには例えば/4
’ラメータCの値を0.5ずつ変更すれば良い。また判
断工程110における息の値は一定値でなく例えば時間
と共に減少するような関数でも良い。実際上告補正温度
曲線の相互の温度差は時間と共に減少しているのでその
方が良い。dT、の演算には移動平均値や時間幅の大き
な2つので、を用いて測定上の精度にあまり影響されな
いような工夫も可能であることは言うまでもない。いず
れにしても例えば判断工程11Gに従って表示工程11
3を経由した場合においても、再び補正量演算工程10
8、加算工程109を経て、判断工程110に入る。こ
のループを何度も循環している間は表示値はほとんど変
らず、第5図の曲線C=7に沿って経過して行くことに
なる。
t=16秒のときaTp /dt≧aが出現すると、工
程111に入り、C=8の曲線に沿ってU=1.63℃
このときT=35.20℃ならばT、 =3683℃と
なり、今度はC;8に対する(2つのある時間間隔毎の
)予測温度について判断工程110が実施される。再び
T、の変化がある値を越えない限り、表示工程113の
ループを何度も循環しT、=36.8℃付近の値を表示
し続ける。さらに例えばt;53秒のときdT /dt
≧aの工程ループに進むとC=9の曲線に入る。ここで
t’!U=0.96℃、T=36.03℃であるから、
Tp=36.99℃となる。以後C=9の曲線に沿って
予測が進むことになる。第5図では4捨5人された表示
値を破線200で示しである。
このようにして熱平衡時の体温が予測され、実質的に連
続的に表示される。
なお、第3図に示したアルゴリズムの中で工程107で
はパラメータCの初期設定値をC=7にセ、トシたが、
このようにすると予濱′1温度監視のための判断工程1
10において行なわれる演算処理の仕方やaの値の選び
方によっては表示値が時間と共に減少するような事態が
発生することもある。この場合、工程107でC=2を
設定しておくと、表示値は一般に時間と共に上昇する傾
向を示すので、幾分自然な印象を与える。
第6図°は口中体温の予測のためのフローチャートで、
この場合には初期/4’ラメータの設定は最小値C=6
から始めるように出来ている。日中の体温測定では補正
温度差Uは次式が妥当であるので判断工程の設定値もこ
れに適した僅が選ばれている。
U=T、−T=−0,001t+0.05+C(t+1
)  (6≦C≦26)・・・・・・(4ン 第7図は日中、腋下両用の電子体温計の予測演算アルゴ
リズムでちゃ、第3図と同様の工程は同じ参照符号で示
し、重複説明は避ける。補正温度差を与える基本式は(
5)式で与えられる。
10くt≦100において U=(−0,0025A−0,0035) t+o、5
A+0.55+c(t+1)A(= (5) ここではノ4ラメータがAとCの2つであり、A = 
−0,6のときには(3)式の腋下用、A=−1,0で
は(4)式の口中用の補正温度差を求める式となる。A
とCの最大値CMAX %最小値CMINの関係は第1
表で与えられる。
第  1  表 さて第7図に示す工程119,124,125゜126
は、予測温度監視工程11Gにおいて既に用いたパラメ
ータAとCの妥当性を指示するループを連続して何回通
過したかを記憶する工程であり、判断工程136におい
て、連続通過回数Nが3以上のとき表示工程113に入
るように出来ている。初期セット工程120ではA=−
0,8,0=10にセットする。これは、測定が腋下で
行なわれるか口中で行なわれるか未定である時に対応で
きるように、いずれの側にも移行できるノ4ラメータの
値を選んでいるためである。工程121はt=100秒
を境として補正温度差の式が次のように変わることに対
応して設けられている。
t>Zooにおいて U=(−0,0025A−0,0035)t+0.5A
十0.55+c(t+1)A+0.02 (t−100
)/(C+10)・・・・・・(6) 即ち、(5)式の演算が工程122、(6)式の演算が
工程123に対応する。
予測温度の監視のための判断工程110では判断基準と
してt、A、Cの次のような関数f(t、A、C)が使
用される。
10≦t≦100のとき f(t、A、C)==−A(t+1)”    ・・・
・・・(7)t>zooのとき f (t 、A、C) =0.02/(C+9) (C
+11)  ・・・・・・(8)工程129は予測精度
のあまり良くない測定後間もない頃には表示を避けるこ
とを意図したものである。補正温度差の大きさを判断す
る工程130は、Uく0のとき実時間温度Tを工程13
3Vcて表示してプデーを鳴らす工程134に進み、終
了工程135に至るルートと、0≦U < 0.1のと
きただちに予測温度T、を表示する工程113へ進むル
ートと、U≧0.1のときこのループの連続通過回路を
判断する工程136へ進むルートとを識別する工程であ
る。工程127.128はそれぞれパラメータCの第1
表に従う上限、下限を判断する部分で、工程137.1
38も同様にノぐラメータAの上限。
下限を判断する部分である。
第7図に示すような複雑な予測演算アルゴリズムを具体
的に実施するには、現状技術ではマイクロコンピュータ
を用いた第8図のようなノ・−ドウエア構成が適してい
る。同図において第2図に示す要素と同様の要素は同じ
参照符号で示す。
温度計測回路5からの温度信号14は予測演算部2の処
理装貨154に入力され、温度信号15は温度閾値検出
回路150および温度変化検出回路151に入力される
。温度閾値検出回路150は工程102(第7図)を実
行し、温度信号15の示す温度Tが閾値温度Ttb以上
か否かを判定する比較回路である。温度変化検出回路1
51は工程103を実行し、温度信号15の示す温度T
の時間的変化が所定の値に以上か否かを判定し、制御信
号161を発生する回路である。
温度変化検出回路151の出力161には計測制御回路
152が接続され、その一方の出力162はクロ、り信
号発生回路153に、他方の出力163は処理装置15
4に接続されている。計測制御回路152は制御信号1
61に応動してクロ、り信号発生回路153を起動し、
処理装置154に工程119以下の処理を行なうように
指示する回路である。クロック信号発生回路153は出
力164にクロ、り信号を発生し、処理装置154に供
給するクロ、クツ4ルス発生器である。処理装置154
はこのクロック信号154に応動して第7図に示す工程
119以下の予測演算処理を実行する処理システムであ
り、本実施例ではたとえばワンチップマイクロコンピュ
ータで実現することができる。
表示部3は可視表示器156の他に可聴表示器としてブ
ザー回路155を有する。表示器156は処理装置15
4からの予測温度、実時間温度、およびエラーを示す信
号167を受け、これらの情報を可視表示する。また、
ブザー回路155は、工程134において処理装置15
4から出力される測定終了を示す信号165に応動して
測定終了を可聴表示する発音回路である。
第8図に示す実施例において温度閾値検出回路150は
温度計測回路からの温度信号158を受けて工程102
を実施する。T≧T’thのときON信号160にて温
度変化検出回路151を動作状態にする。温度変化検出
回路151では工程103を実施し、二≧kを判定し、
ON信号t 161にて計測制御回路152を動作状態にする。計測
制御回路152はこの時、同時に信号162でクロ、り
信号発生回路を動作させ、また処理装f154に信号1
63を送り工程119以下の動作を指令する。
処理装置154はクロック信号発生回路153からのク
ロ、り信号164と温度計測回路5からの温度信号15
7をとり入れ、第7図に示されたアルゴリズムに従って
工程119以下の予測演算処理を行なう。ブザーを鳴ら
す工程134に入ると信号165を1デ一回路155に
送りブザーを鳴らし、表示工程113,133゜116
〜117に入るとそれぞれ予測温度、実時間温度および
ERROR文字を表示する信号167を送り、表示器1
56に相応の表示を行なう。
■1発明の具体的効果 本発明は、予じめ準備したデータに基づ−て予測のため
のデータの内から選択した予測関数による予測結果を評
価し、負帰還ループによって予測結果に応じて予測演算
パラメータ、すなわち予測関数を修正するので、相対的
に高い予測精度が得られる。予測平衡温度が得られても
、測定時間の経過とともに統計的に予測精度が向上する
。また、予測演算式の埋類およびそれに含まれるパラメ
ータは任意に選ぶことができるので、同一の電子体温計
で口中検温および腋下検温のそれぞれに応じて高い精度
で温度予測を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した電子体温計の基本構成を示す
ブロック図、 第2図は第1図に示す電子体温計の実施例の具体的な構
成を示すプロ、り図、 第3図は第2図に示す装置の動作を示すフロー図、 第4図は腋下検温においてC=2〜12についての予測
上の補正温度差Uの時間的変化を示すグラフ、 第5図は温度予測の時間的変化を説明するためのT、T
  およびUのグラフ、 第6図は口中検温の温度予測動作を示すフロ第7図は口
中検温および腋下検温の両方に適コンビーータで実現し
た例を示すプロ、り図である。 主要部分の符号の説明 1・・・温度測定部 2・・・熱平衡時温度の予測演算部 3・・・予測結果表示部 6・・・時間測定回路 7・・・計測制御回路 8・・・補正量演算回路 9・・・加算回路 10・・・予測温度監視回路 153・・・クロ、り信号発生回路 154・・・処理装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の測定対象の温度を熱平衡時の温度に達するま
    で測定し、個々の温度変化データを求め、 各々の温度変化データを、熱平衡時の温度に達するまで
    の経過時間と、熱平衡時の温度との温度差とを対応させ
    た経過時間/温度差データに変換し、 経過時間/温度差データを所定数の標準経過時間/温度
    差データに統合する予測データ準備工程と、 測定対象の温度と、測定経過時間とを計測しサンプリン
    グ時点において、 (a)前記標準経過時間/温度差データのうちの1つを
    選択し、 (b)測定経過時間と前記熱平衡時の温度に達するまで
    の経過時間とを対応させて前記選択した標準経過時間/
    温度差データから補正温度差を求め、補正温度差と測定
    温度とを加算して仮の熱平衡温度予測値を求め、 (c)求めた仮の熱平衡温度予測値を前回のサンプリン
    グ時点について求めた仮の熱平衡温度と比較して両者の
    差を求め、 (d)差が所定の範囲の外にあれば、前記標準経過時間
    /温度差データのうちから新たなデータを1つ選択して
    次の時点で工程(b)に戻り、(e)前記差が前記所定
    の範囲の内にあれば、所定回連続して範囲の内にあるか
    を判断し、 (f)所定回連続していなければ工程(b)に戻り、(
    g)所定回連続して前記所定の範囲内にあれば、前記仮
    の熱平衡温度予測値を真の熱平衡温度予測値とする、 予測工程とを含むことを特徴とする熱平衡温度の予測方
    法。 2、測定開始から一定時間経過時に補正温度差零となる
    よう測定経過時間と経過時間/温度差データを対応させ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱平衡
    温度の予測方法。
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