JPH04123388U - ポンプ吸込ベル - Google Patents

ポンプ吸込ベル

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Publication number
JPH04123388U
JPH04123388U JP3816691U JP3816691U JPH04123388U JP H04123388 U JPH04123388 U JP H04123388U JP 3816691 U JP3816691 U JP 3816691U JP 3816691 U JP3816691 U JP 3816691U JP H04123388 U JPH04123388 U JP H04123388U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction bell
water
water separation
steam
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3816691U
Other languages
English (en)
Inventor
平治 白上
陽 米井
研治 清田
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP3816691U priority Critical patent/JPH04123388U/ja
Publication of JPH04123388U publication Critical patent/JPH04123388U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ効率の向上を図る。 【構成】 吸込ベル21のスロート部に軸方向に傾斜し
た気水分離孔22を複数個穿設する。このような構成と
することにより、ポンプの高水位運転時に、揚水が気水
分離孔22を通って矢印Bで示すように軸方向に傾斜し
た状態で吸込ベル21内に流入する。これにより、気水
分離孔22から吸込ベル21内に流入する揚水の速度水
頭を有効に利用でき、また吸込ベル21内の揚水の流れ
の乱れを防止できる。また、該気水分離孔を、羽根車回
転方向で、円周方向に傾斜して形成しても、同様な作用
効果を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スロート部に複数個の気水分離孔が穿設されるポンプ吸込ベルに関 し、特に立軸斜流ポンプ吸込ベルの気水分離孔に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の吸込ベルを備えた立軸斜流ポンプの縦断面図である。図3にお いて、矢印Aの方向から吸込ベル1に流入した揚水は、羽根車2の羽根3でヘッ ドが与えられ、吐出ボウル4の案内羽根5,揚水管6を経て吐出される。羽根車 2はキー7で主軸8に固定されており、該主軸8の端部には羽根車ナット9が螺 合固定されている。また、主軸8の下端は主軸受10で支持されている。
【0003】 そして、全速、全水位運転が行われる立軸斜流ポンプでは、吸込ベル1のスロ ート部に複数個の気水分離孔11が半径方向に穿設されている。この気水分離孔 11は、低水位時、空気を導入し、ポンプ内の水切りを行い、インチング運転防 止を目的として設けられたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような立軸斜流ポンプでは、高水位運転時に、揚水が気水分離孔11を通 って軸直角方向に流入する。ところが、吸込ベル1内の揚水は、ポンプ回転方向 の旋回速度を持って軸方向に流れている。このため、気水分離孔11から流入す る揚水の速度水頭は利用されることなく消滅し、さらに吸込ベル1内の流れを乱 して、ポンプ効率を低下させるという問題があった。
【0005】 本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、ポン プ効率の向上を可能としたポンプ吸込ベルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、請求項1の本考案は、スロート部に複数個の気 水分離孔が穿設されるポンプ吸込ベルにおいて、該気水分離孔を軸方向に傾斜さ せて形成したものである。
【0007】 また、請求項2の本考案は、スロート部に複数個の気水分離孔が穿設されるポ ンプ吸込ベルにおいて、該気水分離孔を羽根車回転方向で、円周方向に傾斜させ て形成したものである。
【0008】
【作用】
上記の手段によれば、揚水が気水分離孔から吸込ベルに軸方向又は羽根車回転 方向で円周方向に傾斜して流入するので、該揚水の速度水頭が有効に利用され、 かつ吸込ベル内の揚水の流れが乱されることはない。
【0009】
【実施例】
以下、図1,図2を参照して本考案の実施例について詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案の第1実施例に係わるポンプ吸込ベルを示す縦断面図である。 図1において、吸込ベル21のスロート部には、軸方向に傾斜した気水分離孔2 2が複数個穿設されている。
【0011】 したがって、本実施例においては、ポンプの高水位運転時に、揚水が気水分離 孔22を通って矢印Bで示すように軸方向に傾斜した状態で吸込ベル21内に流 入する。これにより、揚水の速度水頭を有効に利用することが可能となり、また 吸込ベル21内の揚水の流れが乱されるようなことはない。よって、ポンプの効 率を向上させることができる。
【0012】 次に、図2は本考案の第2実施例に係わるポンプ吸込ベルを示す横断面図であ る。本実施例においては、吸込ベル21のスロート部には、矢印Cで示す羽根車 回転方向で、円周方向に傾斜した8個の気水分離孔23が穿設されている。
【0013】 このような本実施例の構成にあっては、ポンプが高水位運転時に、揚水が気水 分離孔23を通って矢印Dに示すごとく、羽根車回転方向Cで円周方向に傾斜し た状態で流入する。したがって、該気水分離孔23から吸込ベル21内に流入す る揚水の速度水頭を有効に利用でき、かつ吸込ベル21内の揚水の流れが乱され るようなことはない。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、ポンプ吸込ベルのスロート部に複数個穿 設される気水分離孔の方向を軸方向又は羽根車回転方向で円周方向に傾斜させた 構成としたので、気水分離孔から吸込ベル内に流入する揚水の速度水頭を有効に 利用できると共に、吸込ベル内の揚水の流れの乱れを防止できる。したがって、 本考案によれば、従来に比べてポンプ効率の向上を図ることができるという効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係わるポンプ吸込ベルを
示す縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係わるポンプ吸込ベルを
示す横断面図である。
【図3】従来の吸込ベル備えた立軸斜流ポンプの縦断面
図である。
【符号の説明】
21 吸込ベル 22 気水分離孔 23 気水分離孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロート部に複数個の気水分離孔が穿設さ
    れるポンプ吸込ベルにおいて、該気水分離孔を軸方向に
    傾斜させて形成したことを特徴とするポンプ吸込ベル。
  2. 【請求項2】スロート部に複数個の気水分離孔が穿設さ
    れるポンプ吸込ベルにおいて、該気水分離孔を羽根車回
    転方向で、円周方向に傾斜させて形成したことを特徴と
    するポンプ吸込ベル。
JP3816691U 1991-04-26 1991-04-26 ポンプ吸込ベル Pending JPH04123388U (ja)

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JP3816691U JPH04123388U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 ポンプ吸込ベル

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JPH04123388U true JPH04123388U (ja) 1992-11-09

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ID=31919758

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816392B2 (ja) * 1974-03-13 1983-03-31 松下電器産業株式会社 モジホウソウジユシンアダプタ
JPS62186145A (ja) * 1986-02-07 1987-08-14 Matsushita Seiko Co Ltd 換気扇

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816392B2 (ja) * 1974-03-13 1983-03-31 松下電器産業株式会社 モジホウソウジユシンアダプタ
JPS62186145A (ja) * 1986-02-07 1987-08-14 Matsushita Seiko Co Ltd 換気扇

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970506