JPH0412302Y2 - - Google Patents

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JPH0412302Y2
JPH0412302Y2 JP10085488U JP10085488U JPH0412302Y2 JP H0412302 Y2 JPH0412302 Y2 JP H0412302Y2 JP 10085488 U JP10085488 U JP 10085488U JP 10085488 U JP10085488 U JP 10085488U JP H0412302 Y2 JPH0412302 Y2 JP H0412302Y2
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locking piece
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、管継手に係り、とくにプラスチツ
ク、ゴム等より成る管体を着脱自在に接続する場
合に好適な管継手に関する。
〔従来の技術〕
近年、流体を移送するに際し、重量、耐圧性、
可撓性、耐薬品性などの面で優れていることか
ら、プラスチツク、ゴム等より成る管体が多用さ
れるようになつた。これに伴つて、それらの管体
を接続するための管継手も種々のものが開発され
ており、中でも、工具を用いることなく簡単に管
体の着脱を行うことのできる管継手が重宝なもの
となつている。
このような管継手(通称、ワンタツチ継手とい
う)としては、例えば実開昭59−150087号、実公
昭57−20947号、特開昭60−231093号などに記載
されたものが知られている。これらの管継手は、
その継手本体の中空部に、リング状でその内周縁
側に先端がエツジ部となつている複数の係止片を
有した把持体と、この把持体の各係止片を管体挿
入方向に押圧してエツジ部を変位させる開放リン
グを設けている。このため、継手本体の中空部に
管体を嵌入した状態では、把持体の係止片が管体
の外周面に起立してエツジ部が食い込み、管体が
ある引き抜き強度をもつて把持される。一方、管
体を引き抜くときには、解放リングを管体挿入方
向に押し込むことにより、該開放リングが把持体
のエツジ部を管体外周面より離脱させて、把持状
態を解除できるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の管継手にあつ
ては、管体の引き抜き強度及びエツジ部の把持状
態の解除に要する押圧力は、エツジ部の食い込み
具合に依存する構成であるため、管体の良好な着
脱性を両方同時に満足するものではなく、例え
ば、管体を外す際の離脱性の良好なものは引き抜
き強度が低くて使用中に管体が抜け易く、反対
に、引き抜き強度の高いものはエツジ部の管体外
周面への食い込みを解除するのに大きな操作力を
必要とするという相反する不都合があり、しかも
後者の場合にはエツジ部の食い込みが強すぎて外
れないときもあつた。
そこで、この考案は、そのような従来技術の有
する状況に着目したもので、管体の充分な引き抜
き強度を確保した場合でも、より少ない操作力で
確実に管体の把持状態を解除できるようにするこ
とを、その解決しようとする課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この考案は、継手
本体の一端に形成した嵌入口と、これから連続し
ていて管体を嵌入可能な中空部とを有する管継手
において、前記継手本体の前記中空部外側の肉厚
部に、前記中空部から外周面に貫通する貫通孔を
周方向に沿つて複数設け、前記中空部に嵌入され
た管体に食い込み可能なエツジ部を先端に備えた
複数の板状の係止片を、前記エツジ部を後端より
中空部の奥に向けて斜めに前記各貫通孔に個別に
貫通させ、この各係止片はリング状部材によつて
一体に結合されたものとし、前記貫通孔における
前記嵌入口側の側壁を前記係止片中途部に当てて
支点とし、前記継手本体の外周面に着脱ナツトを
螺合し、この着脱ナツトに前記各係止片の後端を
係合させて、着脱ナツトの進退により各係止片を
起伏自在に構成している。
〔作用〕
本考案では、係止片は板状をなし、この係止片
が、継手本体に嵌入された管体を囲むように複数
が配置され、各係止片はリング状部材で一体に結
合され、いずれもが斜めになつていて各後端が着
脱ナツトに係合され、各係止片の中途部は貫通孔
の側壁に当たつていてこれを支点としているか
ら、着脱ナツトの移動によつて各係止片は全体が
同期して起伏することになる。そこで管体を接続
する場合は、着脱ナツトを所定方向に回して、こ
れに連動する各係止片のエツジ部を予め定めた管
体挿入時位置に設定しておく。この状態で、管体
を継手本体の中空部に差し込み、各係止片の弾発
力に抗して所定位置まで挿入する。これにより各
係止片の先端のエツジ部が管体の外周面に所定強
度で当接し、管体が把持される。この把持状態に
おいて管体を引き抜こうとしても、係止片の先端
部が管体外周面に一層食い込んで起立し、管体は
エツジ部の食い込み具合に応じた高い引き抜き強
度をもつて固定される。
一方、管体を外す場合は、着脱ナツトを挿入時
とは反対方向に回し、着脱ナツトと係止片との接
触点を作用点とし、係止片と継手本体の貫通孔と
の接触点を支点とする、てこの力を各係止片に与
える。これにより、各係止片は押し倒され、その
先端のエツジ部は予め定めた管体離脱時位置まで
容易に変位する。即ち、エツジ部は少ない操作力
で管体外周面の食い込み状態から確実に離脱し、
管体の取り外しができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図乃至第3図
に基づき説明する。
第1図において、2はプラスチツク製の管体を
示し、4は管継手を示す。
この管継手4は、略円筒状に形成され、その軸
方向の中央部外周面に取付け用のナツト部6aを
一体に形成した継手本体6を備えている。この継
手本体6の管体挿入口側(図中右端側)の端部外
周面には、管体2を着脱する際に用いるネジ部6
bが形成され、これと反対側の端部外周面には他
の機器への接続用のネジ部6cが形成され、さら
に、軸方向内部には管体2を受け入れるための中
空部6dが設けられている。
中空部6dの内壁には、その軸方向の略中央部
にあつて管体2の挿入時に管体2の端部に当接す
る段差8と、この段差8の図中右端寄りにあつて
シールリング10を収納する環状の溝12と、こ
の溝12の右端寄りにあつて軸方向に長い凹状で
環状の長溝14とが夫々形成されている。また、
長溝14には、所定間隔を有する放射状に複数の
貫通孔16,……,16が穿設されている。この
各貫通孔16の管体挿入口側の側壁16aは本実
施例では、図示のように円弧をもつて形成されて
いる。
前記継手本体6の管体挿入口側の外周面には、
管体2の着脱時に使用する着脱ナツト18が前記
貫通孔16を覆うようにしてネジ部6bに螺合さ
れている。この着脱ナツト18は、前記貫通孔1
6にほぼ対向する位置において内周面から内部に
向かつて穿設された凹状で環状の長溝20を有
し、この長溝20はその管体挿入口側にもう一段
深い環状の溝部20aを有している。また、着脱
ナツト18の管体挿入口側には、着脱ナツト18
をロツクするロツクナツト22がネジ部6bに螺
合して設けられている。さらに、23は着脱ナツ
ト18の位置決め用のストツパである。
さらに、前記長溝14、各貫通孔16、及び長
溝20との間には、第1図に示す如く、所定長さ
を有する板状の係止片24a,……24aが、貫
通孔16の側壁16aに当接し管体挿入口側へ傾
斜した状態で挿入されている。この各係止片24
aの着脱ナツト18側は、該着脱ナツト18の溝
部20に係合しており、一方、中空部6d側は管
体2の外周面に食い込み可能なエツジ部となつて
いる。各係止片24aは第2図に示す如く、その
中間部分において継手本体6の外周面に当接する
リング状部材26により軸方向からみて放射状に
連結され、略円錐台筒状の係止体24となつてい
る。このため、着脱ナツト18を回転させて該ナ
ツト18を軸方向に移動させることにより、各係
止片24aと溝部20aとの接触点を作用点と
し、各係止片24aと各貫通孔16の側壁16a
との接触点を支点として各係止片24aが倒れた
り、或いは起立するようになつている。ここで、
各係止片24aは、管体挿入時に管体2に大きな
交差角で当接するように設定されている。なお、
リング状部材26の一箇所に切れ込みを設けてよ
い。
次に本実施例の作用効果を説明する。
まず、管体2を継手4に接続する場合は、着脱
ナツト18を回転させてストツパ23に当接する
位置(第1図に示す位置)とする。これにより、
各係止片24aのエツジ部は予め設定した管体挿
入時位置、即ち係止片24aの中空部6d側の先
端部が、挿入される管体2の表面部より僅かに中
心寄りの位置にセツトされる。
この状態で、管体2を中空部6dに挿入し、各
係止片24aの弾発力に抗しつつ管体2の端部が
中空部6dの段差8に当接するまで、第1図の如
く差し込む。これによつて、各係止片24aのエ
ツジ部は所定強度をもつて管体2の外周面に食い
込み、管体2を把持する。そして、管体2を引き
抜こうとすると、各係止24aのエツジ部が一層
食い込んで起立し、管体2は高い引き抜き強度を
有して保持される。さらに、ロツクナツト22を
嵌めて着脱ナツト18の位置を固定すると、振動
などによつて着脱ナツト18が緩むこともなく、
安定した接続状態が得られる。
一方、管体2を外す場合は、まず、ロツクナツ
ト22を外す(ネジ部6bが長ければ緩めるだけ
でよい)。続いて、着脱ナツト18を管体挿入口
側へ移動させ第3図に示す位置とする。この着脱
ナツト18の移動に付勢されて、各係止片24a
が前述の如く各貫通孔16の側壁16aとの接触
点を中心に、てこの力によつて継手本体6の内壁
面側に押し倒され、各係止片24aのエツジ部の
位置は第3図に示す管体離脱時位置、即ち管体2
の外周面より中空部6dの内壁側寄りの位置まで
変位する。これにより、各係止片24aのエツジ
部は管体2の外周面への食い込みから離脱され、
管体2に付与されていた把持力が確実に解除され
るから、管体2を引き抜くことができる。
このように、高い引き抜き強度を得るように設
定した場合でも、着脱ナツト18を回転させるこ
とによつて大きな操作力が各係止片24aに与え
られるから、把持状態を容易に且つ確実に解除で
きる。したがつて、従来のように解放リングを押
圧するという大きな操作力にも関わらず、管体が
外れないという事態が殆ど無くなる。
なお、前記実施例において、各係止片24aは
リング状部材26により連結一体化されて一個の
係止体24となつているので、各係止片24aの
エツジ部とは反対側の端部を端に着脱ナツト18
の溝部20aにさし入れた構造としたが、この考
案では、その端部を着脱ナツト18に固着させる
構造としてもよく、さらに、各係止片24aの後
端にリング部材26を取付けた係止体とし、この
リング部材26の部分を着脱ナツト18の溝20
aに係合させてもよい。また、ロツクナツト2
0、ストツパ23は必要に応じてのみ設けるとし
てもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の係止片は、継手本体に
嵌入された管体を囲むように複数が配置され、各
係止片はリング状部材で一体に結合され、いずれ
もが斜めになつていて、各後端が着脱ナツトに係
合され、各係止片の中途部は貫通孔の側壁に当た
つていてこれを支点としているから、着脱ナツト
の移動によつて、管体を周囲から囲む各係止片は
全体が同期して起伏することになる。
この起伏動作によつて係止片の先端のエツジ部
の位置を管体挿入時位置から管体離脱位置まで着
脱ナツト1つを回転させるだけで容易に変位させ
ることができる。また、係止片は板状をなし先端
が中空部の奥方向に傾斜して配置されているか
ら、前記エツジ部の位置を予め管体挿入位置にセ
ツトしておけば、管体を中空部に嵌入するだけで
離脱ナツトの回転を要することなく管体を継手に
連結することができる。
かくして、本考案によれば、部品点数を増加さ
せることなく引き抜き強度を向上できるとともに
簡単な操作で継手から管体を取り外すことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る管継手の一実施例を示
す管体接続時の部分断面図、第2図は第1図中の
−線に沿つた概略断面図、第3図は第1図の
管継手の管体引き抜き時の部分断面図である。 図中、2は管体、4は管継手、6は継手本体、
6dは中空部、16は貫通孔、18は着脱ナツ
ト、24は係止体、24aは係止片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手本体の一端に形成した嵌入口と、これから
    連続していて管体を嵌入可能な中空部とを有する
    管継手において、前記継手本体の前記中空部外側
    の肉厚部に、前記中空部から外周面に貫通する貫
    通孔を周方向に沿つて複数設け、前記中空部に嵌
    入された管体に食い込み可能なエツジ部を先端に
    備えた複数の板状の係止片を、前記エツジ部を後
    端より中空部の奥に向けて斜めに前記各貫通孔に
    個別に貫通させ、この各係止片はリング状部材に
    よつて一体に結合されたものとし、前記貫通孔に
    おける前記嵌入口側の側壁を前記係止片中途部に
    当てて支点とし、前記継手本体の外周面に着脱ナ
    ツトを螺合し、この着脱ナツトに前記各係止片の
    後端を係合させて、着脱ナツトの進退により各係
    止片を起伏自在に構成したことを特徴とする管継
    手。
JP10085488U 1988-07-29 1988-07-29 Expired JPH0412302Y2 (ja)

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JPH0222494U JPH0222494U (ja) 1990-02-14
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JP7400288B2 (ja) * 2019-09-23 2023-12-19 株式会社プロテリアル 管継手および管の取り外し方法

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