JPH04122854U - 樹脂モールドプーリ - Google Patents

樹脂モールドプーリ

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JPH04122854U
JPH04122854U JP2805991U JP2805991U JPH04122854U JP H04122854 U JPH04122854 U JP H04122854U JP 2805991 U JP2805991 U JP 2805991U JP 2805991 U JP2805991 U JP 2805991U JP H04122854 U JPH04122854 U JP H04122854U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
nut
boss
tightening
resin molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP2805991U
Other languages
English (en)
Inventor
浩二 中山
Original Assignee
光洋精工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 光洋精工株式会社 filed Critical 光洋精工株式会社
Priority to JP2805991U priority Critical patent/JPH04122854U/ja
Publication of JPH04122854U publication Critical patent/JPH04122854U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シャフトにナットの締め込みにより固定される
ようにした樹脂モールドプーリにおいて、ナットの締め
込みの際、専用の治具を用いずにプーリの回り止めがで
きるようにする。 【構成】アルミニウム製のボス部1と、このボス部1の
外周に一体化された樹脂製のプーリ部2とからなる樹脂
モールドプーリにおいて、ボス部1のナット5締め込み
側の端部に、スパナSのような挟持型工具が係合する形
状の突部6が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車のパワーステアリングポンプ用ベルト伝動装置に用い られる樹脂モールドプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの動力をパワーステアリングポンプのような補機に伝達するベルト伝 動装置には、従来、図5および図6に示すような樹脂モールドプーリが用いられ る。
【0003】 この樹脂モールドプーリは、アルミニウム製のボス部21と、樹脂製のプーリ 部22とからなるものである。ボス部21は、アルミニウムのダイカスト製品で あって、その外周に、インサート成形により、プーリ部22が一体成形されてい る。
【0004】 この構成では、ボス部21がアルミニウム製であるため、シャフト23との結 合が強固で、シャフト23との嵌合部が摩滅して空回りするようなことがなく、 また、全体として軽量で、防食性にも優れている。
【0005】 この樹脂モールドプーリが取り付けられるシャフト23には、段差部23aを 介してスプライン23bがあり、スプライン23bの先端に雄ねじ部23cが形 成されている。取り付けに当たっては、ボス部21の軸孔にシャフト23を挿通 して、ボス部21とシャフト23とをスプライン嵌合させたのち、雄ねじ部23 cにナット24を螺合し、このナット24を締め込むことにより、ボス部21を シャフト23の段差部23aに押し付けて固定する。
【0006】 ところで、ナット24の締め込みの際、ナット24と同方向にプーリが共回り しないように、プーリの回り止めをする必要がある。そのため、従来は、ボス部 21の円板部分に回り止めの透孔25が周方向に数個穿設されており、この透孔 25に治具を差し込んで、プーリの回り止めをするようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のような回り止め構造では、透孔25に係合する専用 の治具が必要であり、透孔の形成位置や大きさが異なるごとに、それに合った治 具を用意しなければならず、取付作業に支障が生じる。
【0008】 本考案は、このような従来の問題に対処したものであって、シャフトに取り付 けてナットを締め込む際、専用の治具を使用せずに、スパナのような汎用の工具 によりプーリの回り止めができるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を達成するために、アルミニウム製のボス部と、このボ ス部の外周に一体化された樹脂製のプーリ部とからなり、ボス部の軸孔に挿通さ れたシャフトにナットの締め込みにより固定される樹脂モールドプーリであって 、ボス部のナット締め込み側の端部に、挟持型工具が係合する形状の突部が形成 されている構成とした。
【0010】
【作用】
上記構成の樹脂モールドプーリをシャフトに取り付けてナットを締め込む際に は、スパナのような挟持型工具をボス部の突部に係合させることにより、プーリ 全体の回り止めができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図1ないし図4に示す実施例に基づいて説明する。この うち、図1および図2は第1実施例に係り、図1は樹脂モールドプーリの断面図 、図2はその正面図である。
【0012】 この実施例の樹脂モールドプーリが、アルミニウム製のボス部1と、その外周 に一体化された樹脂製のプーリ部2とからなり、ボス部1の軸孔3に挿通された シャフト4にナット5の締め込みにより固定されるものである点は、従来の樹脂 モールドプーリと同じである。
【0013】 ボス部1は、円板部分1aと、幅広の外周部分1bとを有し、軸孔3の内周に は、スプライン嵌合部3aが形成されている。プーリ部2は、ボス部1の外周部 分1bに結合する内径部分2aと、補強リブを有する円板部分2bと、周溝を有 するリム部分2cとからなる。シャフト4は、段差部4aと、スプライン4bと 、雄ねじ部4cとを有するもので、ボス部1の軸孔3に挿通され、ボス部1とス プライン嵌合した状態で、雄ねじ部4cにはナット5が螺合されて、このナット 5が締め込まれる。
【0014】 この実施例の樹脂モールドプーリが従来例と異なる点は、回り止めの透孔が省 略され、ボス部1のナット5締め込み側の端部(図1で右端部)に、六角形の突 部6が形成されていることである。この突部6は、ボス部1と同一のアルニウム 材料で一体に成形してもよいし、他の金属材料でボス部1とは別個に成形してお き、ボス部1の成形の際、インサートとしてボス部1と一体化してもよい。
【0015】 上記の構成によれば、ボス部1の軸孔3にシャフト4を挿通し、そのシャフト 4の雄ねじ部4cにナット5を螺合して締め込む際、突部6の外周にスパナSを 係合させることで、プーリ全体の回り止めが可能になる。
【0016】 図3は、第2実施例に係る樹脂モールドプーリの正面図である。この実施例で は突部6が、直径方向に対向する外周部分をほぼ平行に切り落とした形状に形成 されている。このほか、突部6の外周形状を四角形とすることもでき、要するに 、突部6は、スパナS、ペンチ等の汎用の挟持型工具が係合しうる形状であれば よい。
【0017】 ところで、シャフト4にプーリを取り付けてナット5を締め込む際、ナット5 とともに緩み止めの座金が締め込まれる。ここで、突部6がボス部1と同様のア ルミニウム製である場合、座金が突部6に深く食い込み、繰り返し使用が困難に なる。その問題に対処したのが、図4に示す第3実施例である。
【0018】 図4は、第3実施例に係る樹脂モールドプーリの断面図である。この実施例で は、突部6の端面に座金7がインサート成形により一体に設けられている。座金 7の突部6側の面には細かい凹凸があり、その凹部には突部6の材料が充填され ることで、座金7と突部6とは一体的に結合している。そのため、ナット5を強 く締め付けても、座金7は共回りせず、突部6との間で擦れ合いが生じないから 、食い込みが少なく、繰り返し使用が可能になる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、シャフトにプーリを取り付けてナットを 締め込む際、突部にスパナのような挟持型工具を係合させて回り止めをすること ができ、従来のように回り止めのための専用の治具を用意する必要がなく、プー リの取付作業を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る樹脂モールドプーリ
の断面図。
【図2】上記樹脂モールドプーリの正面図。
【図3】本考案の第2実施例に係る樹脂モールドプーリ
の正面図。
【図4】本考案の第3実施例に係る樹脂モールドプーリ
の断面図。
【図5】従来の樹脂モールドプーリの断面図。
【図6】上記従来例の正面図。
【符号の説明】
1 ボス部 2 プ
ーリ部 3 軸孔 4 シャ
フト 5 ナット 6 突

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム製のボス部と、このボス部
    の外周に一体化された樹脂製のプーリ部とからなり、ボ
    ス部の軸孔に挿通されたシャフトにナットの締め込みに
    より固定される樹脂モールドプーリであって、ボス部の
    ナット締め込み側の端部に、挟持型工具が係合する形状
    の突部が形成されていることを特徴とする樹脂モールド
    プーリ。
JP2805991U 1991-04-23 1991-04-23 樹脂モールドプーリ Pending JPH04122854U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2805991U JPH04122854U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 樹脂モールドプーリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2805991U JPH04122854U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 樹脂モールドプーリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04122854U true JPH04122854U (ja) 1992-11-05

Family

ID=31912221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2805991U Pending JPH04122854U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 樹脂モールドプーリ

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JP (1) JPH04122854U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127436A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Jtekt Corp 駆動軸の位相調整機構

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