JPH04122691A - 保存性の良好な染料熱転写受像シート - Google Patents

保存性の良好な染料熱転写受像シート

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JPH04122691A
JPH04122691A JP2241116A JP24111690A JPH04122691A JP H04122691 A JPH04122691 A JP H04122691A JP 2241116 A JP2241116 A JP 2241116A JP 24111690 A JP24111690 A JP 24111690A JP H04122691 A JPH04122691 A JP H04122691A
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JP
Japan
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dye
image
aromatic
diol
thermal transfer
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JP2241116A
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English (en)
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Toshihiro Minato
湊 敏宏
Kenji Yasuda
保田 憲治
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は保存性の良好な染料熱転写受像シートに関する
ものであり、更に詳しく述べるならば、本発明は、昇華
性分散染料を熱により転写、染着させ画像を形成するプ
リンターに用いられ、画像の感度、濃度が高く、鮮明で
、耐光性、耐熱性の優れている、保存性の良好な染料熱
転写受像シートに関するものである。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題]近年染料
熱転写方式の高画質のカラーハードコピー、プリンター
の開発が急速に進んでいる。染料熱転写方式のプリンタ
ーは、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の染料層をも
つインクシートに、サーマルヘッドを接触させ、その熱
エネルギーを連続的に制御し、それぞれの色の染料の熱
による転写量を連続的に変えて、フルカラーの濃度階調
画像を熱転写することができる。
高品位の熱転写染料画像を得るために、染料の転写速度
と転写染着量が大きく、保存性力く良好な、染料画像受
容層を持つ受像紙が研究されて0る。
しかし、従来の受像シートにおI、sでしよ、画像の濃
度、保存性、耐光性が不充分であり、形成された画像の
鮮明度が低下したり、変色するなどの欠点があった。こ
のような欠点は、画像受容層に移1干した染料が、熱に
より再拡散し、画像受容層の樹脂の活性末端と反応し、
光・湿度の影響で分解し、あるいは樹脂が光・湿度の影
響で変質・分解することなどによると考えられる。
本発明者らは、特定の構造を持ったジオールを出発原料
としたポリエステル樹脂1、染料の転写染着量が大きく
、再転写による退色力く少なJ、sことを見出した。〔
特願平1−34947号〕し力・しフェニル基を含有す
るポリエステル樹脂のあるものしよ、光により分解し、
黄変したり脆くなること力(知られている。
本発明は、従来技術の上記の欠点を解消し、染料転写性
を改善し、画像の感度、濃度力く高く、熱、光に対する
保存性の優れた染料熱転写受像シートを提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段:・ 本発明者らは、ジカルボン酸とジオールを主成分とする
エステル縮合体の末端のカルボキシル基に、芳香族置換
基を持つアルコールを反応させて合成したポリエステル
樹脂を、画像受容層の構成樹脂として用いることにより
、画像受容性、転写速度と画像濃度が高く、熱による退
色が少なく、耐光性、耐候性が良好な受像シートが得ら
れることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の、保存性の良好な染料熱転写受像シートは、シ
ート状支持体と、この支持体の1面上に形成され、染料
受容性重合体材料を含む画像受容層とを有し、前記染料
受容性重合体材料が、少なくとも1種のジカルボン酸と
、少なくとも1種のジオールとのエステル縮合反応生成
物からなるポリエステル主鎖と、この主鎖の末端カルボ
キシル基と、芳香族置換基を有するアルコール化合物と
のエステル反応により形成された、芳香族置換基含有末
端基とからなる末端封鎖ポリエステル重合体を主成分と
して含むことを特徴とするものである。
本発明の染料熱転写受像シートは、染料画像の熱転写の
際に、「熱により移行する染料層を有するインクシート
」と組み合わせて使用される。
一般に、画像受容層を構成する材料は、インクシートか
らの染料、すなわち昇華性の分散染料により染着され、
画像を保持する染着性樹脂を主成分として含み、更に、
これに、剥離剤、白色顔料等を必要に応じて配合したも
のが用いられている。
本発明では染着性樹脂として、ジカルボン酸とジオール
の縮合体の末端に芳香族置換基を持つアルコール成分を
反応させて合成した末端封鎖ポリエステル樹脂を用いる
ものである。
本発明の受像シートは、シート状支持材の1面上に、染
料画像受容層を形成したものである。
一般に、染料画像受容層の主成分として、染着性と、機
械的強度と、一定の耐熱性とを兼ね備えた、ポリエステ
ルなどの樹脂が利用される。ここで言う、ポリエステル
樹脂とは、通常、2価カルボン酸と2価アルコールのエ
ステル化反応から合成されたものであるが、ほかにも種
々の合成方法が知られている。
本発明者らは先に、昇華染料の染着性と安定性を改善す
るために、ジカルボン酸と特殊な置換基を持つジオール
との縮合体が有効であることを見出した〔特願平1−3
4947号〕が、更に研究を進めた結果、ジカルボン酸
とジオールの縮合体の末端に芳香族置換基を有するアル
コール成分を反応させて合成した末端封鎖ポリエステル
樹脂を受容層に用いた時に、著しい効果があることを見
出した。
芳香族置換基を有するアルコール化合物は、芳香族モノ
オールすなわちフェノールや、芳香族ジオールすなわち
ビスフェノールと脂肪族2価アルコールとのエーテル化
反応により製造可能である。
フェノールのアルコール化は、エチレングリコールとの
エステル化反応などで、工業的に行なわれているが、そ
のほかにも種々の合成方法が知られている。
昇華染料によって染着される重合体材料としては、染着
量と染着速度とがともに大きく、光による黄変や脆化が
小さい樹脂が要望されている。本発明においては、昇華
染料に対する新規染着材料ができる可能性に着目し、染
料、受容性の向上と、耐光保存性の改善を同時に達成し
、上記従来技術の欠点を解消することに成功した。
末端封鎖ポリエステル重合体において、芳香族置換基を
有する末端基の占める比率は、ジカルボン酸とジオール
の縮合体からなる主鎖の末端に形成されるものであるか
ら、縮合体主鎖の分子量と、末端残基に占める酸残基の
比率およびアルコール化合物の分子量によって定められ
る。
本発明の末端封鎖ポリエステル重合体において、芳香族
置換基含有末端基の含有率を、全樹脂原料の10重量%
以上とすることが望ましく、末端残基のほとんどすべて
を占めることも可能である。その含有率が5%以下の量
では、一般に染着性の改善効果が明白でなくなる。
ポリエステル樹脂の合成反応に用いられる2価カルボン
酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、セハチン酸
などがあり、ジオールとしては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、およびヱオペンチルグリコール
などが用いられる。
本発明に用いられるポリエステル重合体主鎖の分子量は
10,000以下であることが好ましい。またジオール
化合物は、フェニル基を含有するものであってもよく、
又は含有しないものであってもよい。
本発明により合成された末端封鎖ポリエステルは、昇華
染料に対する染着量と染着速度が大きく、耐光性が優れ
ている。この理由については種々の考え方があるが、末
端残基が、染料と親和性の大きい芳香環を持ち、不安定
なアルコールやフェノールカルボキシルなどの反応性基
を持っていないことによるものと推定される。
本発明の画像受容層には通常、プリント時の熱によるイ
ンクシートとのスティック、融着を防ぐ目的で、樹脂の
架橋剤や、滑り剤が添加されることが望ましい。架橋剤
はポリエステルに架橋反応して、これを3次元化し、画
像受容層被膜の耐熱性を改善するもので、一般に多官能
のイソシアZ−ト化合物が用いられている。架橋剤の使
用量は画像受容層重量の1〜10重量%であることが好
ましい。その添加量を10重量%以上とすると、樹脂が
硬化し受容性が下がり感度が低下する。従って、5重量
%以下とするのが好ましい。また、その添加量が1重量
%以下では一般に効果が充分でなくなる。
滑り剤としては、離型剤とか、感熱紙や熱転写インクシ
ートのスティック防止剤として従来から用いられている
シリコーン(ポリジメチルシロキサン系重合体)や脂肪
酸系化合物などを利用することができる。シリコーンと
しては、硬化反応などによって架橋して耐熱性を向上さ
せるものが、本発明の画像受容層に適している。シリコ
ーンの場合、添加量は用いるプリンターの加熱条件等に
よって適宜増減が必要であるが、0.1〜10重量%が
通常である。染着樹脂に離型性を持たせる方法も知られ
ている。
本発明の画像受容層に、ポリエステル以外の、熱可塑性
あるいは溶削可溶の合成樹脂、あるいはテルペン、置換
フェノールなどの低分子有機化合物を、酸化防止、紫外
線吸収、増感等の目的でブレンドすることが可能である
。一般に染料の白色度、不透明度の改善に用いられる白
色顔料、受容層の色調を調節する蛍光染料や、ブルー、
バイオレットなどの染料も添加可能である。
以上の白色顔料、紫外線吸収剤、スティック防止剤、架
橋剤などの添加剤は受容層の主成分であるポリエステル
樹脂、フェノール誘導体と混合して塗工するのが便利で
あるが、紫外線吸収剤、スティック防止剤などについて
は、別の被覆層として染着層の上、又は下に塗工しても
よい。
一般に、画像受容層の塗布重量は2〜20g/rti、
好ましくは4〜10g/rdである。この量が過少であ
ると画像の濃度及び感度が低下し、塗工精度の制限から
画像の均一性が悪くなる。また、それが過度であると効
果が飽和し不経済であるばかりでなく染料画像受容層の
強度が低下する。
受像シートのプリンター内での走行時に静電気の発生を
防くために、シートの少なくともいずれかの面に帯電防
止剤を、受像層内に添加、又はノ\ンクコートなどの方
法で含有させることができる。
このことは、熱転写方式に限定されず、プリンター用紙
にはよく知られた技術である。帯電防止剤としてはカチ
オン系水溶性高分子がよく用いられる。
本発明に用いられるシート状支持体としては、用途によ
って上質紙、コート紙、ポリオレフィンと無機顔料を主
成分とした1ないし2軸延伸フイルムからなる合成紙な
ど、各種プラスチ・、クフイルム、またはそれらを複合
させた積層シートなどを用いることができる。特に上質
紙、またはコート紙にポリエチレンをラミネートした積
層シートはその外観が美しく、熱によるカールも小さい
ので本発明に好ましい材料である。本発明に用いられる
支持体の厚さは20〜250 tnnであることが好ま
しく、その坪量は20〜250g/r+(であることが
好ましい。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
p−クミルフェノール1モル(212g)を、水酸化カ
リウム1.5モル(84g )とともに、水1500 
gに加え、加熱し、撹拌して、溶解した。80°Cで、
2−ブロモエタノール1.5モル(187g )を徐々
に滴下し、加熱還流条件で2時間反応させた。さらに臭
化カリウム1.5モル(179g )を60゛Cで徐々
に滴下し、加熱還流条件で8時間反応させた。生成した
沈澱を口割し、洗浄して、下記化学式のp −クミルフ
ェノキシエタノール(アルコール−1、分子量256)
を得た。
2)ポリエステル  −10入 ジカルボン酸成分 テレフタル酸      0.8モル(150g )イ
ソフタル酸      0.2モル(33g )ジオー
ル成分 エチレングリコール   0.6モル(37g)ネオペ
ンチルグリコール 0.2モル(13g )ジカルボン
酸成分とジオール成分とを、触媒として、微量の酢酸カ
ルシウム及び3酸化アンチモンとともに、窒素雰囲気中
で加熱し、150°Cまで昇温し、この温度を1時間保
持して、反応させた。
更に、laof(g以下の真空に保ちながら、150°
Cで1時間重縮合反応させ、未反応のジオール成分を除
去し、縮合樹脂−1を230g得た。
この樹脂230gに、0.2モル(51g )の前記ア
ルコール−1を加えて、窒素雰囲気中で加熱し、150
°Cまで昇温し、この温度を1時間保持して、反応させ
た。更に、1m++Hg以下の真空に保ちながら、20
0°Cで1時間重縮合反応させ、ポリエステル樹脂−1
を得た。
3)末r、2゛″ l″−20人 230gの前記縮合樹脂=1にエチレングリコール0.
2モル(12,4g)を加えて、窒素雰囲気中で加熱し
、150°Cまで昇温し、この温度を1時間保持して、
反応させた。更に、1lmm1(以下の真空に保ちなが
ら、200°Cで1時間重縮合反応させ、末端封鎖ポリ
エステル樹脂−2を得た。
−虹Ll溪」しア1遣 以下、「部」は「固形分重量部jを示す。
64g/rdの上質紙の両面に、各30AMのポリエチ
レンをラミネートしたものをシート状支持体として、そ
の片面上に昇華性染料の画像受容層として、下記組成を
有する塗料−1を、固形分5g/n(の重量で塗工、乾
燥して画像受容層を設け、染料熱転写プリンター用受像
シートを製造した。
1粁二上 ポリエステル樹脂−1100部 シリコーン変性ポリエステル樹脂ス   10部(商標
: Kl?5221、信越化学工業社製)トルエン  
             200部メチルエチルケト
ン         20.0部5)テスト 上記染料熱転写受像シートに、市販の昇華転写カラービ
デオプリンター(日立製作所、VY−Pi)を用いてカ
ラーテストパターンをプリントし、プリント時の感度、
色濃度、色濃度の耐熱保存性と耐光保存性を下記5段階
に評価した。
5・・・優秀なもの 4・・・良好なもの 3・・・−船釣な品質 2・・・不満足なもの I・・・重大な欠点があり、実用不能のもの色濃度はマ
クベス濃度計で測定し、感度は低エネルギーでの色濃度
を用いた。耐熱保存性は、60°C148時間で、耐光
保存性はアトラスフェードメーターで、48時間で比較
、試験した。
評価結果を第1表に示す。
裏施拠二I 実施例−1と同様の操作を行った。但し下記組成の塗料
−2の樹脂染料を用いて架橋した画像受容層を設けた。
埜IL二λ ポリエステル樹脂 100部 シリコーン変性ポリエステルワニス   10部(商標
: KR5221、信越化学工業社製)トルエン   
            200部メチルエチルケトン
          200部テスト結果を第1表に示
す。
此t」(−1 実施例−1と同一の操作を行った。但し、下記組成の塗
料−3を用いて画像受容層を形成した。
埜且ニュ ポリエステル樹脂−2100部 シリコーン変性ポリエステルワニス   10部(商標
: KR5221、信越化学工業社製)トルエン   
            200部メチルエチルケトン
          200部テスト結果を第1表に示
す。
第 表 〔発明の効果〕 本発明の染料熱転写受像シートはその画像受容層を、染
着性と保存性とを改良した末端封鎖ポリエステル樹脂を
用いて形成したものであって、転写した染料画像が鮮か
であり、熱退色や光退色などのような、従来の欠点を生
じない優秀なものであり、それによる産業に貢献すると
ころ大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シート状支持体と、 この支持体の1面上に形成され、染料受容性重合体材料
    を含む画像受容層と を有し、 前記染料受容性重合体材料が、少なくとも1種のジカル
    ボン酸と、少なくとも1種のジオールとのエステル縮合
    反応生成物からなるポリエステル主鎖と、この主鎖の末
    端カルボキシル基と、芳香族置換基を有するアルコール
    化合物とのエステル反応により形成された芳香族置換基
    含有末端基とからなる末端封鎖ポリエステル重合体を主
    成分として含むこと を特徴とする保存性の良好な染料熱転写受像シート。
JP2241116A 1990-09-13 1990-09-13 保存性の良好な染料熱転写受像シート Pending JPH04122691A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1124164A1 (en) * 1993-06-08 2001-08-16 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Image receiving sheet
CN104447232A (zh) * 2014-11-19 2015-03-25 浙江皇马科技股份有限公司 一种对枯基苯酚环氧乙烷加成物的制备方法

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