JPH04122628U - 圧縮空気乾燥装置 - Google Patents

圧縮空気乾燥装置

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JPH04122628U
JPH04122628U JP2597791U JP2597791U JPH04122628U JP H04122628 U JPH04122628 U JP H04122628U JP 2597791 U JP2597791 U JP 2597791U JP 2597791 U JP2597791 U JP 2597791U JP H04122628 U JPH04122628 U JP H04122628U
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air
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雄三 市下
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株式会社ナブコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドレンがドレン容器から漏れ出る程度に満杯
になっているのを看過して漏出ドレンで周囲を汚染する
ような事態を、簡単な構成で、防止することができる圧
縮空気乾燥装置を提供することを目的とする。 【構成】 空気圧縮機に連絡される入口3と空気貯槽に
連絡される出口との間に配置すれ再生可能な吸着剤23
と、該吸着剤23の入口側を外気に連絡する通路に設け
れ外部からの指令に応じて開弁可能な再生弁DV1とを
備え、上部に外気への通気通路53Aを有し内部にドレ
ン収容空所を形成したドレン容器50を取付けるように
した圧縮空気乾燥装置において、前記ドレン容器50の
下部に、外力により開弁するドレン弁DV2を設けると
ともに、ドレン弁DV2にドレンが所定量に達すると切
換わる検出装置70を設けるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両等のブレーキ圧力源などに用いられる圧縮空気乾燥装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
この種の圧縮空気乾燥装置しては、従来、実開平2−11239号公報に記載 されたものがある。この圧縮空気乾燥装置は、空気圧縮機が吐出する圧縮空気を 入口から導入して再生可能な吸着剤の層中を通過させつつ乾燥し、乾燥した圧縮 空気を空気貯槽に送出するものであり、この吸着剤の再生は、再生弁を開弁させ て、乾燥圧縮空気を貯えている上記空気貯槽から乾燥圧縮空気を吸着剤の層に逆 流させておこなうが、再生弁が開弁すると、容器の底に溜まっていたドレンが一 気に容器外へ噴出する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記再生弁は、上記空気貯槽内の圧力を監視するガバナ装置からの空気圧信号 を受けて開弁する構造となっており、このガバナ装置は、空気貯槽内の圧力が所 定の圧力に達した時に上記空気圧信号を発生するので、再生弁の開弁は突然に行 なわれることになる。
【0004】 このため、衛生管理の厳しい食品工場等を走る車に搭載する圧縮空気乾燥装置 には、ドレン容器を設けて該ドレン容器内にドレンを放出させ、ドレン容器に溜 まったドレンを所定の場所へ捨てる必要があるが、運転手が、ドレン容器がドレ ンで満杯になっていることを気付かずに運転し続けた場合には、ドレン容器から ドレンが漏れ出て周囲を汚染する。これを防ぐには、ドレン容器内のドレンのレ ベルを検知するレベルセンサとドレン抜きとをドレン容器に設ければ良いが、今 度は、ドレン容器の構造が複雑になるという問題が生じる。
【0005】 本考案はこの問題を解消するためになされたもので、簡単な構造でドレン放棄 時期の看過を防止することができるドレン容器を備えた圧縮空気乾燥装置を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、ドレン容器の下部に、外力により開弁する ドレン弁を設けるとともに、ドレン弁にドレンが所定量に達すると切換わる検出 装置を設けるようにした。
【0007】
【作用】
本考案では、ドレン容器内のドレンの量が所定量に達すると、検出装置が働く ので、この検出装置の出力で、ドレン放棄時期にきたことを運転手に報知するこ とにより、ドレン容器からのドレンの漏れを防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面を参照して説明する。
【0009】 図1において、1は容器であって、上端開口の筒状をなし、上端開口部2の周 部に開口する入口3を有している。4は容器1の蓋であって、逆止弁5で閉鎖さ れた出口孔6と絞り孔7を有し、鍔部4Bでボルト・ナット8により容器1に固 定されている。
【0010】 容器1の底部10は肉厚であって、その下面から、外周面がねじ面である排出 筒部11が下向きに突出形成されており、この底部10内には、排出筒部11と 同心で下に向かって開口する再生弁収納筒部12が形成されている。この再生弁 収納筒部12の上底部は容器1内に隆起しており、この隆起部13で乾燥筒14 を受けている。乾燥筒14は上端部を蓋4の凹所4Aに嵌合し、底15の下面中 央に形成した外突起16を隆起部13の凹部13A内に嵌合して容器1内に保持 されている。乾燥筒14の底15と容器1の底との間には、乾燥筒14の底15 を覆うようにフィルタ装置17が配設されており、乾燥筒14とフィルタ装置1 7は容器1内に入口通路18を区画している。乾燥筒14の底15は複数の孔1 9と内突起20を有し、この内突起20の上に多孔板21、フィルタ部材22が 載置され、このフィルタ部材22の上に吸着剤23が充填されている。この吸着 剤23の層は、乾燥筒14の上端部に内嵌されたばね受け24と蓋4の凹所4A とに亘って介装されたばね25により圧縮力を受けている。ばね受け124には 複数の孔26が形成されている。26は多孔板21、27はフィルタ部材22で ある。28は再生貯槽であって、蓋4の鍔部4Bの上にボルト・ナット8により 固定されている。
【0011】 再生弁収納筒部12には、再生弁DV1のプラグ30が挿入されており、この プラグ30は、その下端に嵌合する排出筒31の鍔部31Aを介して止め環32 で抜け止めされている。プラグ30は下に開口する凹所33と半径方向の貫通孔 34と該貫通孔34と凹所33に開口する弁孔35とが形成されており、再生弁 収納筒部12内に、コントロールポート40と連通する制御室Aを区画している 。プラグ30の内部には、弁ピストン36が弁ばね37で上向きに付勢されて摺 動可能に挿入されている。この弁ピストン36の下端にはボルト38で弁部材4 0が取着されている。この弁部材39は弁孔35の下端外周部を弁座とし、常時 は該弁座に着座している。上記コントロールポート40は底部10の周面に開口 しており、前記したガバナ装置から空気圧信号を供給される。
【0012】 50はドレン容器であって、容器本体51の上壁52Aの中央部が、上に隆起 し複数の通気孔53Aを有する台部53となっており、この台部53に形成され た孔54に連結筒55の縮径した下端部が挿入・溶着されている。この連結筒5 5は排出筒部11の外面に螺着されており、該連結筒55の外面に、フィルタ押 板56の中央筒部57がシール部材58を介在して外嵌されている。このフィル タ押板56は、その裏面の中央筒部57の周りに所定周方向間隔を隔てて形成さ れた通気路形成用の突部56Aを介して台部53上に保持されており、容器本体 51の上壁52との間に、台部53を取り巻く環状のフィルタ部材59を保持し ている。連結筒55の上記縮径した下端部には内向きの鍔部55Aが形成されて おり、この鍔部55A上に、皿状のドレン遮蔽板60が止め環61で載置・固定 されている。このドレン遮蔽板60は、その周辺部に孔60Aが形成されている 。通気孔53Aと、突部56Aにより区画される空間は、容器本体51内をフィ ルタ部材59を介した外気に連通する通気路を形成している。
【0013】 62はドレン弁DV2の筒状の本体であって、上半部分63を容器本体51内 に突出して容器本体の下壁52Bの中央部に溶着されている。本体62の上端に は内向きの鍔部62Aが形成され、また、上半部分の下壁52B近くに半径方向 の貫通孔64が形成され、上下に貫通する貫通する孔65内には、上面が弁体6 6の弁座となる環状の突部67が形成されている。この弁体66はリードスイッ チ70のスイッチケース71に一体に形成されている。この弁体66の下面には 環状のバルブシート68が嵌着されており、常時は、このバルブシート68がそ の全周で上記弁座に着座している。69は弁ばねである。
【0014】 リードスイッチ70は、スイッチケース71をガイドとするフロート74とと もにレベル検知装置を構成しており、フロート74が、スイッチケース71の上 端部に収納されているスイッチ本体72の高さまで上昇すると検知信号を発生す るタイプのものであり、該スイッチ本体72はリード線73を介して図示しない 電源に接続される。このリードスイッチ70の上端部70Aはドレン遮蔽板60 の中央部のほぼ近くまで伸び、下端部70Bは環状の突部67を遊貫して本体6 2の下端近くまで伸びている。なお、リードスイッチ70の上記検知信号により 作動する警報ランプもしくは警報ブザーが運転席に設けられる。
【0015】 80はボルト(手動の弁開閉部材)であって、本体62の下端部に形成された ねじ孔62Bを螺合・貫通し、その先端はリードスイッチ70の下端部70Bの 外側面までのびている。ボルト80の頭部80Aと本体62との間にはばね81 が介装されている。
【0016】 空気圧縮機が吐出した圧縮空気は入口3から容器1内に入り、入口通路18を 流下して、フィルタ装置17の下部から該フィルタ装置17を通過し、乾燥筒1 4の底15の孔19から乾燥筒14内に入る。乾燥筒14内に入った圧縮空気は 吸着剤23の層中を上昇し、この間に乾燥される。乾燥された圧縮空気は出口孔 6から再生貯槽28へ流出し、この再生貯槽28を充満して図示しない空気貯槽 へ供給される。
【0017】 この空気貯槽内の圧力が所定圧力まで上昇して該空気貯槽内の圧力を監視する ガバナ装置から空気圧信号が発生すると、該空気圧信号はコントロールポート4 0から制御室Aに供給され、弁ピストン36を弁ばね37のばね力に抗して押し 下げる。弁ピストン36が押し下げられると、弁部材39が弁孔35の下端外周 部の前記弁座から離座し、容器1の内部が外気に連通するので、容器1の底に溜 まっていたドレンは排出筒31からドレン容器50の連結筒55内へ一気に噴出 する。連結筒55内へ噴出されたドレンはドレン遮蔽板60の孔60Aから容器 本体51内へ落下し、容器本体51の底に溜まる。
【0018】 この再生弁DV1の開弁が繰り返されていくうちに容器本体51内のドレンの 量が増え、フロート74がスイッチケース71にガイドされて上昇する。容器本 体51内のドレンの表面レベル、即ち、フロート74がスイッチ本体72のレベ ルまで上昇すると、リードスイッチ70が検知信号を発生して、運転台の前記ラ ンプが点灯するかあるいはブザーが鳴り、運転手に、ドレン容器50内のドレン の量が臨界レベルに達していることを報知する。この報知を受けた運転手は車を 所定のドレン放棄場所へ運転し、ボルト80を操作してドレンをドレン容器50 から排出する。
【0019】 ボルト80を図の矢印方向へ螺進させると、リードスイッチ70が図示の直立 姿勢から図に矢印で示す方向へ傾倒する。リードスイッチ70が傾倒すると、弁 体66も傾くので、全周で前記弁座に着座していたバルブシート68の一部が弁 座から離れてドレン弁DV2が開弁し、容器本体51内のドレンは貫通孔64、 環状の突部67とリードスイッチ70との間を通って、大気中へ落下する。
【0020】 本実施例では、ドレン容器50内のドレンの量が所定量に達すると、リードス イッチ70が作動してドレン容器50内のドレンを放棄する時期に来たことを運 転手に報知するので、ドレン容器50からドレンが漏れ出る程度に満杯になって いるのを運転手が看過するのを防止することができる。
【0021】 また、本実施例では、ドレン容器50にドレン弁DV2を設けているが、この ドレン弁DV2は、リードスイッチ70とフロート74からなるレベル検知装置 の該リードスイッチ70を傾倒させることにより開弁し、直立姿勢に直すと閉弁 する簡単な構造であり、このリードスイッチ70の傾倒・直立はボルト80の進 退で行なうので、ドレン弁DV2及びドレン容器50は簡単な構造で済む。
【0022】
【考案の効果】
本考案は以上説明した通り、ドレン容器内のドレンの量が所定量に達すると、 作動する検知装置をドレン弁に設けているので、ドレンがドレン容器から漏れ出 る程度に満杯になっているのを看過して漏出ドレンで周囲を汚染するような事態 は、確実に防止することができ、衛生管理の厳しい食品工場等を走る車に搭載し て極めて有効であり、これらの効果を、ドレン容器の構造を複雑にすることなく 得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器 3 入口 6 出口孔 23 吸着剤 36 弁ピストン 50 ドレン容器 53A 通気孔 62 ドレン弁の本体 66 弁体 67 環状の突部 70 リードスイッチ 74 フロート 80 弁開閉部材 DV1 再生弁 DV2 ドレン弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧縮機に連絡される入口と空気貯槽
    に連絡される出口との間に配置され再生可能な吸着剤
    と、該吸着剤の入口側を外気に連絡する通路に設けられ
    外部からの指令に応じて開弁可能な再生弁とを備え、上
    部に外気への通気通路を有し内部にドレン収容空所を形
    成したドレン容器を取付けるようにした圧縮空気乾燥装
    置において、前記ドレン容器の下部に、外力により開弁
    するドレン弁を設けるとともに、ドレン弁にドレンが所
    定量に達すると切換わる検出装置を設けるようにした圧
    縮空気乾燥装置。
JP1991025977U 1991-04-17 1991-04-17 圧縮空気乾燥装置 Expired - Lifetime JP2562718Y2 (ja)

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