JPH04121905A - 異方導電体及びその製造方法 - Google Patents

異方導電体及びその製造方法

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JPH04121905A
JPH04121905A JP2241140A JP24114090A JPH04121905A JP H04121905 A JPH04121905 A JP H04121905A JP 2241140 A JP2241140 A JP 2241140A JP 24114090 A JP24114090 A JP 24114090A JP H04121905 A JPH04121905 A JP H04121905A
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JP
Japan
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conductor
electrode
electrostatic flocking
linear
adhesive layer
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JP2241140A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Masuko
増子 和久
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04121905A publication Critical patent/JPH04121905A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/325Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、厚さ方向には導電性を有するが、面方向に
は絶縁性である、いわゆる異方導電体及びその製造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
厚さ方向には導電性を有するが、面方向には絶縁性であ
るいわゆる異方導電体は、電子機器等の分野において広
く利用されてきている。
たとえば、異方導電体は、その性質を利用して、プリン
ト回路基板同士の接続やプリント回路基板と各種の電気
電子素子、特に接続ピッチの細かな液晶表示板の接続な
どによく使用されている。
また、異方導電体は、ノンインパクトタイプのプリンタ
の印字用電極に応用することもできる。
すなわち、インク媒体のインクを熱によって被記録媒体
上に転写して画像の記録を行うノンインパクトタイプの
プリンタにおいて、インク媒体への画像情報に応じた熱
エネルギの印加を、画像情報に応じて発熱する記録ヘッ
ドによって行うのではなく、インク媒体自体に発熱層を
担持させ、このインク媒体の発熱層に異方導電体からな
る印字用電極を通して画像情報に応じた領域にのみ通電
を行い、インク媒体の発熱層を画像情報に応じて発熱さ
せることによって画像の記録を行うようにしたものであ
る。
このような応用例を考えた場合、異方導電体の導体は、
導通抵抗及び接触抵抗が低く、かつ導体が強度を有し、
外力が加わったり擦られたりしても抵抗値が安定してい
ることが望ましい。この観点からは、異方導電体の導体
に金属繊維等からなる線状導体を用いるのが好適である
従来、この種の線状導体を用いた異方導電体及びその製
造方法に関するものとしては、次に示すようなものがあ
る。すなわち、特公昭5 B−58766号公報、特公
昭60−32282号公報、特公昭61−46922号
公報に示すように、はぼ等しい長さを有する多数の磁性
線状導電体を電気的に絶縁特性を有するマトリックス液
中に分散させ、その混合液を前記磁性線状導電体の長さ
にほぼ等しい厚みのシート状に保持するとともに、この
シート状混合液を規則的に配列された多数の凸部を有す
る磁極面に近接して対向させ、シート状混合液に厚み方
向の不均一磁界を作用させて磁性線状導電体を前記磁極
面の凸部に集中させるとともにこれを前記厚み方向に配
向させ、この状態を維持しつつ前記マトリクス液を固化
せしめるように構成したものが提案され、実際に製造さ
れてもいる。
一方、特開昭59−93323号公報や特開昭61−1
33586号公報に示すように、絶縁性材料に金属線ま
たは金属繊維を混合したのち、これを円盤状に成型され
る金型にその中心部から円周方向に射出成形して金属線
または金属繊維が射出方向に配向された円盤状成形品を
作り、ついでこの成形品をその円周方向に沿ってスライ
スし、連続シート状体を取得するように構成したものも
提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を
有している。すなわち、前者の異方導電体及びその製造
方法の場合には、マトリックス液中に分散された金属繊
維を磁界で配向させるものであるため、導体の密度を高
めたり、導体を規則的に配列させようとすると、一部に
磁界を集中させたり、磁界を規則的に発生させる必要が
あるため、複雑な形状の磁極が必要となる。そのため、
異方導電体を製造するための製造装置の構成が複雑にな
りコスト高になるとともに、大きなサイズの異方導電体
を製造するのが困難であるという問題点がある。
また、硬化前のマトリックス液に磁界を作用させて、マ
トリックス液中に分散させた金属繊維を配向させるもの
であるため、金属繊維が絶縁材料中で容易に動き得るも
のでなければならない。そのため、マトリックス液は、
必然的に未硬化の際の粘度が低いものに限定されるので
、硬化後のマトリックスは、可撓性を有するシート状の
ものとなり、プリンタの印字用電極のような所定の形状
を維持し得る構造体をつくるのが困難であるという問題
点がある。
一方、後者の異方導電体及びその製造方法の場合には、
金属繊維を混合した絶縁性材料を金型に射出成形して製
造するものであるため、大きなサイズのものをつくるの
は容易であるが、金属繊維を射出成形時の流動特性によ
って配向させるものであるため、導体を規則的に配列さ
せることはできずしかも必ずしも全部の導体が絶縁性材
料を貫通して導通しているわけではないという問題点が
ある。また、導体の密度の制御が困難であるばかりか、
異方導電体を精度良く薄く切断するための装置等が必要
であり、製造装置の構成が複雑になるという問題点を有
している。
そこで、上記の問題点のうち、生産性の問題点を解決し
、金属製繊維を導体とする異方導電体を効率良く製造す
るための方法としては、特開昭63−34806号公報
に示すように、静電植毛法を応用したものが既に提案さ
れている。
これは、離型シート上に植毛用樹脂層を形成し、樹脂層
に導電性を有する短繊維を離型シートの離型面に短繊維
の一端が実質的に到達するように植毛し、樹脂層を硬化
させた後、植毛した短繊維の樹脂層から突出する部分を
個々に絶縁性樹脂の塗膜で覆い、離型シートを剥離して
構成したものである。
しかし、この方法は、厚さ方向の導通を得るために導電
性繊維を植毛のベースとする樹脂層を貫通させる必要が
あるため、樹脂層の粘度が高くなったり、厚さが厚くな
ったりすると貫通しない導電性繊維があられれ、導通不
良が起こるほか、樹脂層の粘度が低いと樹脂層が硬化す
るまでに、植毛された導電性繊維が倒れてしまい、面方
向に導通してしまうという問題点を有している。また、
導電性繊維が樹脂層に横に寝て付着するのを防止できな
いうえ、横に寝て付着した導電性繊維を除去できないの
で、面方向に導通が生じるのを防止することができない
という問題点をも有している。
このほか導体を規則的に配列させることができないとい
う問題点もある。
そこで、本発明者は、上記従来技術の問題点を解決し、
導体として線状導体を用いることによって、導体の導通
抵抗及び接触抵抗が低(、かつ導体か強度を有し、外力
が加わったり擦られたりしても抵抗値が安定しているの
は勿論のこと導体の経時変化か少なくしかもサイズの制
約がなく、導体を高密度にかつ規則的に配列できるとと
もに、様々な絶縁体を使用できる異方導電体を、簡単な
製造装置によって製造することができ、コストダウンが
可能な異方導電体及びその製造方法を既に提案している
(特願平2−94975号)。
この異方導電体は、第24図に示すように、静電植毛用
の電極上に塗布され、構造体を形成する絶縁性材料10
0が硬化した後は除去されてしまう接着剤層101と、
この接着剤層101に静電植毛される多数本の線状導体
102.102・・・と、植毛された線状導体102.
102・・・の間に充填・硬化され、線状導体102.
102・・・がその厚さ方向に配向しており、かつ線状
導体102.102・・・の両端が表裏両面から露aし
ている構造体を形成するための絶縁性材料100を備え
るように構成したものである。
しかし、この提案に係る異方導電体は、絶縁性材料10
0によって形成される構造体の表裏両面に、線状導体1
02.102・・・の両端を単に露出させたものである
。そのため、上記異方導電体を上述したように、ノンイ
ンパクトタイプのプリンタの印字用電極に応用した場合
を考えると、異方導電体の線状導体102.102・・
・が使用中に磨耗してしまい、電圧印加用電極と線状導
体102.102・・・との間に接触不良が生じたり、
線状導体102.102・・・の端部に腐食等が発生し
、接触抵抗が増加するおそれがあるという問題点があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、導体として線状導体を用いるこ
とによって1、導体の導通抵抗及び接触抵抗が低(、か
つ導体が強度を有し、外力が加わったり擦られたりして
も抵抗値が安定しているのは勿論のこと導体の経時変化
が少なくしかもサイズの制約がなく、導体を高密度にか
つ規則的に配列できるとともに、様々な絶縁体を使用で
きる異方導電体を、簡単な製造装置によって製造するこ
とができ、コストダウンが可能なことは勿論のこと、線
状導体に接触不良が生じたり接触抵抗が増加するおそれ
がな(、異方導電体の線状導体による確実な導通を長期
にわたって維持可能な異方導電体及びその製造方法を提
供することにある。
すなわち、この発明に係る異方導電体は、第1図に示す
ように、静電植毛用の電極上に塗布され、構造体を形成
する絶縁性材料3が硬化した後は除去されてしまう接着
剤層4と、この接着剤層4に静電植毛される多数本の線
状導体2.2・・・と、植毛された線状導体2.2・・
・の間に充填・硬化され、線状導体2.2・・・がその
厚さ方向に配向しており、かつ線状導体2.2・・・の
両端が表裏両面から露出している構造体を形成するため
の絶縁性材料3を備え、上記線状導体2.2・・・の少
なくとも一方の露出した端面を導電性の保護層によって
被覆するように構成されている。
そして、この異方導電体の第1の製造方法としては、第
2図(a)に示すように、静電植毛用の電極上に接着剤
を塗布する接着剤塗布工程AIと、静電植毛用電極上に
塗布された接着剤層上に多数本の線状導体を静電植毛す
る静電植毛工程A2と、静電植毛用電極上の接着剤層に
植毛された線状導体間に絶縁性材料を充填硬化させ、絶
縁性構造体3を形成する絶縁性構造体形成工程A3と、
絶縁性構造体の片面に固着している静電植毛用電極を除
去した後、絶縁性構造体の表裏両面を研磨して、線状導
体の両端を絶縁性構造体の表裏両面から露出させる研磨
工程A4と、線状導体の少な(とも一方の露出した端面
を導電性の保護層によって被覆する被覆工程A5とから
なる。
また、この異方導電体の第2の製造方法としては、第2
図(b)に示すように、静電植毛用の電極上にホットメ
ルト接着剤を塗布する接着剤塗布工程Blと、静電植毛
用電極上に塗布された接着剤層上に多数本の磁性を有す
る線状導体を静電植毛する静電植毛工程B2と、ホット
メルト接着剤を軟化させた状態で、静電植毛用電極上の
接着剤層上に植毛された線状導体に磁界を印加すること
により、線状導体の直立性を向上させる磁界印加工程B
3と、静電植毛用電極上の接着剤層に植毛された線状導
体間に絶縁性材料を充填硬化させ、絶縁性構造体を形成
する絶縁性構造体形成工程B4と、絶縁性構造体の片面
に固着された静電植毛用電極を除去した後、絶縁性構造
体の表裏両面を研磨して、線状導体の両端を絶縁性構造
体の表裏両面から露出させる研磨工程B5と、線状導体
の少なくとも一方の露出した端面を導電性の保護層によ
って被覆する被覆工程B6とからなる。
さらに、この異方導電体の第3の製造方法としては、第
2図(c)に示すように、静電植毛用の電極上に接着剤
を塗布する接着剤塗布工程C1と、静電植毛用電極上に
塗布された接着剤層上に、線状導体を所定のパターンに
したがって植毛するための植毛位置規制部材を敷設する
植毛位置規制部材敷設工程C2と、静電植毛用電極上に
塗布された接着剤層に多数本の線状導体を静電植毛する
静電植毛工程C3と、静電植毛用電極上の接着剤層上に
植毛された線状導体間に絶縁性材料を充填硬化させ、絶
縁性構造体を形成する絶縁性構造体形成工程C4と、絶
縁性構造体の片面に固着された静電植毛用電極を除去し
た後、絶縁性構造体の表裏両面を研磨して、線状導体の
両端を絶縁性構造体の表裏両面から露出させる研磨工程
C5と、線状導体の少なくとも一方の露出した端面を導
電性の保護層によって被覆する被覆工程C6とからなる
さらにまた、この異方導電体の第4の製造方法としては
、第2図(d)に示すように、静電植毛用の電極上にホ
ットメルト接着剤を塗布する接着剤塗布工程D1と、静
電植毛用電極上に塗布された接着剤層上に、線状導体を
所定のパターンにしたがって植毛するための植毛位置規
制部材を敷設する植毛位置規制部材敷設工程D2と、静
電植毛用電極上に塗布された接着剤層に多数本の磁性を
有する線状導体を静電植毛する静電植毛工程D3と、ホ
ットメルト接着剤を軟化させた状態で、静電植毛用電極
上の接着剤層に植毛された線状導体に磁界を印加するこ
とにより、線状導体の直立度を向上させる磁界印加工程
D4と、静電植毛用電極上の接着剤層上に植毛された線
状導体間に絶縁性材料を充填硬化させ、絶縁性構造体を
形成する絶縁性基板形成工程D5と、絶縁性基板の片面
に固着された静電植毛用電極を除去した後、絶縁性構造
体の表裏両面を研磨して、線状導体の両端を絶縁性構造
体の表裏両面から露出させる研磨工程D6と、線状導体
の少なくとも一方の露出した端面を導電性の保護層によ
って被覆する被覆工程D7とからなる。
このような技術的手段において、上記絶縁性構造体を形
成する複数の絶縁性材料としては、例えばシリコンゴム
、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の合成樹脂からなる
ものを適宜複数組合わせたものが用いられるが、これ以
外にも、線状導体とする金属等との密着性が良(、注型
することによって所定の形状に成形可能なものであれば
、他の材料を組合わせて用いても良いことは勿論である
また、上記絶縁性構造体の一部に、例えばセラミックス
やガラスのスラリーを用いることによって、耐熱性を有
する異方導電体を製造することができる。さらに、上記
絶縁性構造体の摺動性を向上させるためには、絶縁性構
造体の表面に、例えばテフロンの粉末を充填したエポキ
シ樹脂等を用いても良い。
また、接着剤としては、ホットメルト接着剤が用いられ
るが、ホットメルト接着剤を要件としない請求項に記載
の発明にあっては、必ずしもこれに限定されるわけでは
なく、通常よく用いられる接着剤やタックシートを接着
剤層として用いてもよい。
さらに、線状導体としては、金属製の短繊維や炭素繊維
等からなるものが用いられる。この線状導体は、異方導
電体の抵抗を低くするという観点からすれ′ば、比抵抗
の小さい銅、アルミニウム、銀等の金属あるいはこれら
の合金を素材としたものを用いればよく、また、入手性
、価格の適当な点からすれば、例えば鉄、ニッケル、錫
、コバルトあるいはこれらの合金(Ni−Co、Co=
Sn゛、ステンレス、青銅(Cu−3n)、黄銅(Cu
−Zn)、Cu−Be、  リン青銅、洋白(Cu−N
 1−Zn) 、 mlバール(Ni−Co−Fe)。
Cu−Fe、Fe−Ni等)を選択することかできる。
また、線状導体の長さ、太さについては、異方導電体の
特性等を考慮して決定される。
また、上記線状導体に磁性が要求される場合には、ニッ
ケル、鉄、フェライト又はマルテンサイト系のステンレ
スのような磁性を有する金属ならばそのまま用いること
ができ、更に、銅、銀、アルミニウムのような磁性を有
しない金属でも、表面に磁性を有・するニッケルや鉄等
をメツキすることによって使用することができる。
さらに、上記線状導体の少なくとも一方の露出”した端
面を被覆する導電性の保護層の材料としてはζ例えば耐
磨耗性に優れたNi/SiC,ロジウム等が用いられる
が、これ以外にも高伝導率の金、銀、白金、錫、イリジ
ウム、パラジウム等を用いても良い。また、上記線状導
体の外周面には、必要に応じて絶縁処理を施すことによ
って、線状導体が互いに接触することによる面方向の導
通を防止することができる。
そして、上記金属短繊維の製造方法としては、金属の溶
湯を細いノズルから高速回転するロールに・ジェット噴
射させるメルトスピニング法、線引き法4”こよる引抜
き成形で長い金属繊維を制作した後これを分断する方法
、板材をせん断する方法、びびり振動切削法で直接母材
から生成する方法等適宜選択して差し支えない。
またミ接着剤層に線状導体を静電植毛す゛る方法として
は、静電界の作用によって帯電された線状導体を接着剤
層側へ飛翔させて植毛するものであれ1f適宜選択し・
て差し支えない。この場合において、線状導体の飛翔方
向についても、上方から下方へ飛翔させるダウン法、下
方から上方へ飛翔させるアップ法、横方向へ飛翔させる
サイド法等適宜選択して差し支えないが、線状導体のロ
スを少なくし、回収を容易に゛するという観点からすれ
ば、ナ)プ法が好ましい。
〔作用〕
上述したような技術的手段によれば、□接着剤層に線状
導体を静電植毛するように構成されているため、線状導
体を起立した状態で容易に植毛することができ、線状導
体間に絶縁性材料を充填硬化させた場合でも、線状導体
を絶縁性構造体の厚さ方向に配向させることができ\異
方導電体の厚さ方向のみの導電性を線状導体によって確
保することができるとともに、異方導電体の面方向の導
通を防止することができる。
また、絶縁性構造体は、接着剤層上に線状導体を静電植
毛し、線状導体間に絶縁性材料を充填硬化させることに
よって形成されるので、絶縁性構造体の材質は特に限定
・されず、しかも異方導電体を任意の形状に成形するこ
とができる。
さらに、異方導電体は、主に静電植毛工程と、絶縁性構
造体形成工程と、研磨工程等からなるため、簡単な製造
装置でしかも比較的短時間1こ製造することができ、コ
ストダ″6ンが可゛能となる。
また、線状導体を規則的に配列する場合でも、静電植毛
工程に先立って植毛位置規制部材を接着剤層jこ敷設ず
ればよく、極めて簡単な工程で線状導体が規則的に配列
した異方導電体をも製造することができる。また、植毛
位置規制部材を用いることによって線状導体が接着剤層
に横に寝て付着するのを防止することかできるので、面
方向の絶縁性を保つことができる。
さらにまた、線状導体の少なくとも一方の端面を導電性
の保護層によって被覆しているので、導電性保護層とし
て、硬度の高い導電部材たとえばN i / S i 
Cやロジウム等を用いることにより、線状導体の耐磨耗
性を向上させることができる。
また、導電性保護層として、金や白金等の高導電率を有
する金属を用いることにより、線状導体の接触部におけ
る接触抵抗を大幅に低下させることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの発明に係る
異方導電体及びその製造方法を詳細に説明する。
実施例1 第3図及び第4図はこの発明に係る異方導電体の一実施
例を示すものである。
図において、lは異方導電体を示すものであり、この異
方導電体1は、静電植毛用の電極上に塗布され、構造体
を形成する絶縁性材料3か硬化した後は除去されてしま
う接着剤層4と、この接着剤層4に静電植毛される多数
本の線状導体としての金属短繊維2.2・・・と、植毛
された金属短繊維2.2・・・の間に充填・硬化され、
金属短繊維2.2・がその厚さ方向に配向しており、か
つ金属短繊維2.2・・・の両端か表裏両面から露出し
ている構造体を形成するための絶縁性材料3を備え、上
記金属短繊維2.2・・・の少なくとも一方の露出した
端面を導電性の保護層5によって被覆するように構成さ
れている。
上記金属短繊維2.2・・・は、複数本集まったものが
集合体を形成しており、この金属短繊維2.2・・・は
、第3図に示すように、絶縁性基板3の表面に基盤の目
状に配列されている。
この実施例において、上記絶縁性基板3としては、厚さ
0.8mmのシリコンゴムからなる可撓性を有するシー
ト状のものが用いられる。
また、上記金属短繊維2としては、例えばステンレス線
を所定の長さに切断したものが用いられ、この金属短繊
維2の長さ及び太さの平均は1. 2mm、’50μm
であった。
次に、上述した異方導電体の製造方法について説明する
先ず、静電植毛用の電極上に接着剤を塗布する接着剤塗
布工程を行う。すなわち、第5図(a)に示すように、
所定の大きさの矩形状に形成された電極としてのアルミ
板10を用意し、このアルミ板IO上に、導電性のホッ
トメルト接着剤4を塗布する。この実施例では、導電性
のホットメルト接着剤4として、ポリアミドのホットメ
ルト接着剤4に200メツシユ以下の電解銀粉を75w
t%混合したものが用いられる。また、上記ホットメル
ト接着剤4の塗布方法としては、ローラの表面に塗膜の
厚さを規制する溝が設けられ、接着剤4を均一な厚さに
塗布可能なローラコータを用い、電極とするアルミ板1
0上に40μmの厚さに導電性のホットメルト接着剤4
を塗布する。
次に、上記静電植毛用電極上に塗布された接着剤層上に
、線状導体を所定のパターンにしたがって植毛するため
の植毛位置規制部材を敷設する植毛位置規制部材敷設工
程が行われる。この植毛位置規制部材敷設工程において
は、第5図(b)に示すように、上記アルミ板IO上に
金属短繊維2を所定の位置に植毛するための植毛位置規
制シート11が敷設される。この植毛位置規制シート1
1としては、第6図に示すように、例えば感光性のポリ
ビニルアルコール樹脂を、所定のパターンに従って感光
させて、植毛位置規制用の正方形状の孔12.12・・
・を所定のピッチで基盤の目状に穿設したものが用いら
れる。この実施例では、上記植毛位置規制シート11と
して、500μmピッチで一辺が300μmの平面正方
形状の孔12.12・・・を、基盤の目状に穿設した厚
さ100μmのものを用いた。
その後、第5図(c)に示すように、上記静電植毛用電
極上に塗布された接着剤層に多数本の磁性を有する線状
導体を静電植毛する静電植毛工程が行われる。この金属
短繊維植毛工程において用いられる静電植毛法は、所謂
アップ法と称されるもので、第7図に示すように、高圧
電極13を略水平方向に配設するとともに、この高圧電
極13には高圧電源からなる高圧発生器14を接続する
また、高圧電極13の上方には、高圧電極13に対向す
る接地電極としてのアルミ板IOを、アクリル製のカバ
ーCを介して適宜間隔(この実施例では17cm)離し
て配設し、高圧電極13上に多数の金属短繊維2.2・
・・を載置する。尚、第7図中、Dは絶縁性の基台を示
している。
また、上記アルミ板10の上部には、シリコンラバーヒ
ータ15を載置するとともに、このシリコンラバーヒー
タ15に通電して発熱させて、アルミ板lO上に塗布さ
れたホットメルト接着剤4を軟化させる。そして、上記
高圧電極13に高圧発生器14からの高電圧(この実施
例では約+27KV)を所定時間(この実施例では3分
)印加することにより、高圧電極13上の金属短繊維2
.2・・・を帯電させると同時に、高圧電極13と接地
電極としてのアルミ板10との間に鉛直方向に作用する
電界Eを形成し、この電界Eに沿って上記金属短繊維2
.2・・・をアルミ板IOの接着−剤層4側へ飛翔させ
、接着剤層4に金属短繊維2.2・・・を静電気力で植
毛するものである。その後、高圧電極13に電圧を印加
したまま、シリコンラバーヒータ15への通電を停止し
てアルミ板10を冷却し、ホットメルト接着剤4を硬化
させて、金属短繊維2.2・・・を接着剤層4に固定す
る。
上記静電植毛に際して、上記接着剤層4の表面側には、
植毛位置規制シー)11が配置されているため、金属短
繊維2.2・・・は、植毛位置規制シート11の開口部
12.12・・・を通してのみ植毛される。その結果、
金属短繊維2.2・・・は、第5図(C)に示すように
、植毛位置規制シート11の開口部12.12・・・に
、十数本が比較的直立した状態で植毛される。
この金属短繊維植毛工程においては、電界Eの作用方向
は接着剤層4に直交するため、電界Eの作用方向に沿っ
て飛翔する金属短繊維2.2・・・は上記接着剤層4に
起立した状態で、高密度に植毛されることになる。
なお、上記金属短繊維2.2・・・が植毛される接着剤
層4は、導電性を有しているので、静電植毛に際して金
属短繊維2.2・・・に帯電した電荷は、金属短繊維2
.2・・・が接着剤層4に植毛されたときに、接着剤層
4及びアルミ板10を介してアースに逃げ中和される。
そのため、金属短繊維2.2・・・が帯電したまま植毛
される場合のように、金属短繊維2.2・・・の先端部
に帯電した電荷が互いに反発して、金属短繊維2.2・
・・の直立性が乱されるのを防止することができる。
また、上記金属短繊維2.2・・・は、植毛後に再度静
電誘導現象によって電荷の分極が起こるが、接着剤層4
側の電荷はアースに逃げて中和されるので、植毛された
金属短繊維2.2・・・の下端は、下方の高圧電極13
からクーロン力によって引かれ、この点からも金属短繊
維2.2・・・の直立性を保持することができる。
尚、静電植毛法としては、上記のものに限られるもので
はなく、例えば、第8図に示す所謂ダウン法と称される
もの、具体的には、植毛用の金属短繊維2.2・・・が
収容されるホッパ19の下面部に金属ネット等からなる
高圧電極16を略水平方向に配設するとともに、この高
圧電極16の下部には高圧電極16に対向する接地電極
17を配設し、上記高圧電極16に高圧発生器18から
の高電圧を印加することにより画電極16.17間に鉛
直方向に作用する電界Eを形成し、接地電極17側に配
置された接着剤層4に上記金属短繊維2.2・・・を植
毛するようにしたものや、第9図に示す所謂サイド法と
称されるもの、具体的には、植毛用の金属短繊維2.2
・・・が収容されるホッパ19の下方側に高圧電極20
と接地電極21とを略鉛直方向に沿って対向配置し、高
圧電極20に高圧発生器22からの高電圧を印加するこ
とにより画電極20.21間に水平方向に作用する電界
Eを形成し、接地電極21側に配置された接着剤層4に
ホッパ19から落下する金属短繊維2.2・・・を略9
0°方向転換させて植毛するようにしたものであっても
よい。
その後、上記静電植毛用電極上の接着剤層上に植毛され
た線状導体に磁界を印加することにより、線状導体の直
立度を向上させる磁界印加工程が行われる。すなわち、
上記の如く金属短繊維2.2・・・が植毛されたアルミ
板10を植毛装置から取り出し、このアルミ板10を磁
界発生装置23に取り付ける。
この磁界発生装置23は、第1O図に示すように、断面
コ字形状に形成されたヨーク24の互いに平行な対向面
に固着された一対の永久磁石25.26を備えており、
両永久磁石25.26の対向するN極とS極との間に均
一な磁界Hを発生させるものである。そして、上記金属
短繊維2.2・・・が植毛されたアルミ板10を支持部
材27によって支持することにより、両永久磁石25.
26の対向するN極とS極との中間に配置するとともに
、アルミ板10の背面にシリコンラバーヒータ15を載
置する。
次に、このシリコンラバーヒータ15に通電してアルミ
板lOを加熱し、アルミ板10上に塗布されているホッ
トメルト接着剤4を軟化させる。
この状態で数分間保持することによって、金属短繊維2
.2・・・は、ホットメルト接着剤層4の軟化に伴っで
ある程度自由に動き得るようになり、磁界発生装置23
によって形成される磁界Hに沿って配向し、植毛位置規
制シート11の孔12.12・・・内において直立した
状態となる。その後、シリコンラバーヒータ15への通
電を停止してアルミ板10を冷却し、アルミ板10上に
塗布されているホットメルト接着剤層4を硬化させ、金
属短繊維2.2・・・を起立した状態に保持する。こう
することによって、第5図(d)に示すように、金属短
繊維2.2・・・の直立性をさらに向上させることがで
きる。
本発明者は、上記磁界印加工程による金属短繊維2.2
・・・の直立性の向上を確認するため、磁界印加工程終
了後の金属短繊維2.2・・・の植毛状態を顕微鏡で観
察したところ、金属短繊維2.2・・・の直立性が確実
に向上していることがわかった。
なお、この実施例では、上記磁界発生装置23として、
約500 [gauss]の均一な磁界を発生するもの
を用いた。
さらに、上記静電植毛用電極上の接着剤層に植毛された
線状導体間に絶縁性材料を充填硬化させ、絶縁性基板を
形成する絶縁性基板形成工程が行われる。その際、絶縁
性合成樹脂の充填に先立って、植毛部を磁界発生装置2
3から取り出し、金属短繊維2.2・・・と絶縁性基板
3を構成するシリコンゴムとの接触性を向上させるため
、金属短繊維2.2・・・の表面にプライマA(信越化
学工業株式会社製)が塗布される。そして、第5図(e
)に示すように、植毛部の周囲に注型用の型枠30を取
付け、シリコンゴム(KE l 300RTV :信越
化学工業株式会社製)を注型脱泡し、このシリコンゴム
を100℃の温度で30分間保持して硬化させる。
その後、上記絶縁性基板の片面に固着された静電植毛用
電極を除去した後、絶縁性基板の表裏両面を研磨して、
線状導体の両端を絶縁性基板の表裏両面から露出させる
研磨工程が行われる。すなわち、上記シリコンゴムが硬
化した後、植毛部をアルミ板lOから取り外し、絶縁性
基板3の上下を順に#500、#1000、#2000
のサンドペーパーで研磨し、シリコンゴム3の表面を平
滑にするとともに、表面からニッケル製の金属短繊維2
.2・・・の端面を露出させ、第5図(f)に示すよう
に、シリコンゴムを絶縁性基板3とする可撓性のある異
方導電体1を製造した。その際、アルミ板10上に塗布
された接着剤層4も、研磨工程によって絶縁性基板3の
表面から除去される。
最後に、第5図(g)に示すように、上記線状導体の少
なくとも一方の露出した端面を導電性の保護層によって
被覆する被覆工程が行われる。まず、この被覆工程にお
いては、金属短繊維2.2・・・が配向した異方導電体
1の保護層を形成する側と反対側の表面に、Ag等を含
有する導電性ペースト25 (描出金属箔工業(株):
シルコートRT−10)を全面的に塗布するとともに、
この異方導電体lの導電性ペースト25か塗布された面
に平板状の電極26を取り付ける。そして、上記の如く
平板状の電極26が取り付けられた異方導電体1を、第
5図(h)に示すように、所定時間メツキ液27に浸漬
するとともに、平板状の電極26に所定の電圧を印加す
る。このメツキ液27としては、例えばニッケルのメツ
キ液中にSiCを分散したものが用いられる。こうする
ことによって、異方導電体lのもう一方の表面に露出し
た金属短繊維2.2・・・の端面に、N i / S 
i Cからなる導電部材を析出させて保護層5を形成す
る。
その後、異方導電体1の片面に塗布された導電性ペース
ト25を溶剤(例えば、IPA)で洗浄除去し、異方導
電体lを完成させる。
この実施例では、金属短繊維2.2・・・の一方の端面
が、硬度の高い導電性の材料であるN i / SiC
からなる保護層5によって被覆されているので、金属短
繊維2.2・・・の端面の耐磨耗性を向上させることが
できる。
このようにして、製造された異方導電体1の厚さは0.
8mmであり、絶縁性基板3の表面には、500μmピ
ッチで線状導体であるステンレス製の金属短繊維2.2
・・・が基盤の目状に配列していた。
次に、上記異方導電体1の厚さ方向及び隣接する導体間
の抵抗値を、デジタルボルトメータによって測定した。
異方導電体lの厚さ方向の抵抗値の測定は、第11図に
示すように、絶縁性の基盤31上に幅1cmの導体パタ
ーン32を設け、その上に試作された異方導電体1を載
置するとともに、さらに、異方導電体l上の導体パター
ン32に対応した位置に、直径1.3mm(面積1cm
”)の金属棒33の端面を載置し、導体パターン32と
金属棒33との間の抵抗値をデジタルボルトメータによ
って測定し、異方導電体1が導体パターン32と金属棒
33との間に介在しないときの抵抗値を減算することに
よって求めた。
また、異方導電体1の隣接する導体間の抵抗値は、第1
2図に示すように、試作された異方導電体l上に2つの
幅1cmの電極34.35を厚さ0.1mmの絶縁性テ
ープ36を介して面方向に載置し、画電極34.35間
の抵抗値をデジタルボルトメータによって測定し、異方
導電体1が画電極34.35間に介在しないときの抵抗
値を減算することによって求めた。
上記の測定の結果、異方導電体1の厚さ方向及び隣接す
る線状導体間の抵抗値は、約20mΩ及び無限大であっ
た。
なお、この実施例では、保護層を電解メツキ法によって
形成する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、無電解メツキ法によっても同様な構成を実
現することができる。この場合、保護層5を形成しない
側の金属短繊維21.2・・・の表面を、疎水性の材料
(例えば、住友スリーM社製:フロラードFC721等
)でコートしておけば良い。
実施例2 第13図及び第14図はこの発明の第2の実施例に係る
異方導電体を示すものであり、前記実施例と同一の部分
には同一の符号を付して説明すると、この実施例では、
植毛位置規制部材として線状導体を高密度で規則的に配
列するためにステンレスメツシュを用いているとともに
、絶縁性基板としては、構造体をも製造可能なようにエ
ポキシ樹脂を用いている。
そして、この実施例に係る異方導電体は、第15図に示
すようにして製造される。
先ず、第15図(a)に示すように、所定の大きさの矩
形状に形成された電極としてのアルミ板10を用意し、
このアルミ板10に第16図に示すように矩形状の開口
部40を形成する。そして、このアルミ板lOの開口部
40の表面側に、第15図(b)及び第18図に示すよ
うに、ピッチ63μm1開口部41aの大きさが40μ
m四方のステンレスメツシュ41(第17図に図示)を
貼り付けるとともに、開口s40の裏面側に導電コート
剤を塗布し表面の抵抗値を10” −10”Ωに調整し
たポリアミドのホットメルト接着剤シート42を貼り付
ける。
この実施例では、金属短繊維2として長さ、太さの平均
が1.2mm、20μmのN1金属短繊維を用いた。
次に、この金属短繊維2の表面に無電解銅メツキ法で、
厚さ1〜3μmの銅メツキ層を設け、ついでこの金属短
繊維2を過硫酸カリウム10g/lと水酸化ナトリウム
50 g/(!を混合し、102〜110°Cに熱した
溶液中に3〜10分浸漬し、第22図に示すように、銅
メツキ層を酸化させ酸化第二銅からなる高抵抗層43を
生成させた。
その後、実施例1と同様に、第7図に示す植毛装置にこ
の金属短繊維2.2・・・を入れ、静電植毛工程を行う
。このとき、シリコンラバーヒータ15に通電して発熱
させてホットメルト接着剤シート42を軟化させるとと
もに、高圧電極13に高圧発生器14からの高電圧(こ
の実施例では約+22KV’)を所定時間(この実施例
では3分)印加することにより、静電植毛工程を行う。
こうすることによって、ステンレスメツシュ41の開口
部41aに金属短繊維2.2・・・を高密度でしかも微
細なピッチで植毛することかできる。
次に、実施例1と同様に、磁界印加工程を行い、植毛部
の直立性を向上させる。
さらに、実施例1と同様に絶縁性基板形成工程を行う。
すなわち、第15図(e)に示すように、アルミ板10
の開口部40にエポキシ樹脂(CEC091C:日立化
成工業株式会社製)を注型脱泡し、このエポキシ樹脂を
硬化させる。
その後、上記植毛部をアルミ板10から取り出し、片面
ラッピングマシンで絶縁性基板3の上下両面を順に研磨
し、表面を平滑にするとともに、絶縁性基板30表面か
ら金属短繊維2.2・・・を露出させ、第13図に示す
ように、エポキシ樹脂とからなる絶縁性基板3を有する
異方導電体lを製造する。
そして最後に、上記線状導体の少な(とも一方の露出し
た端面を導電性の保護層によって被覆する被覆工程が行
われる。この実施例では、保護層を構成する材料として
、Ni/SiCではなく金、銀、白金、錫等の高導電率
の材料を用いている。
これらの高導電率の材料は、電解メツキ法等によって金
属短繊維2.2・・・の一方の端面あるいは両方の端面
に被覆形成され、保護層5が形成される。
この実施例では、金属短繊維2.2・・・の一方の端面
が、硬度の高い導電性の材料である金や白金等の高導電
率を有する金属を用いているので、金属短繊維2.2・
・・の端面の接触部における接触抵抗を大幅に低下させ
ることができる。
このようにして、製造された異方導電体1の厚さは0.
6mmであり、絶縁性基板30表面には、平均12本/
 m mのピッチで線状導体であるニッケル製の金属短
繊維2.2・・・が基盤の目状に配列していた。
次に、上記異方導電体1の厚さ方向及び隣接する導体間
の抵抗値を、デジタルボルトメータによって測定したと
ころ、異方導電体1の厚さ方向及び隣接する線状導体間
の抵抗値は、約20mΩ及び無限大であった。
また、異方導電体1の金属端繊維2.2・・・に連続し
て大きな電流を流した場合における異方導電体1の温度
上昇を調べる測定を行った。この温度測定は、第20図
に示すように、絶縁性の基盤50上に幅3cmの導体パ
ターン51を設け、その上に試作された異方導電体lを
載置するとともに、さらに、異方導電体1上の導体パタ
ーン51に対応した位置に、直径1.3mm(面積1c
m’)の金属棒52の端面を載置し、導体パターン51
と金属棒52との間に、電源53、電流計54及び定電
流負荷装置55を介して4Aの電流を流し、金属棒52
の上端、導体パターン51上の異方導電体1表面及び導
体パターン51から離れた位置の異方導電体1表面の温
度をそれぞれ測定した。
その結果、導体パターン51上の異方導電体1表面と金
属棒52の上端Tdとの温度差は24°Cであった。
実施例3 第21図はこの発明の第3の実施例に係る異方導電体を
示すものであり、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して説明すると、この実施例では、植毛位置規制
部材として線状導体を高密度で規則的に配列するために
ステンレスメツシュを用いているとともに、絶縁性基板
としては、可撓性を有するものを製造可能なようにポリ
イミド樹脂を用いている。
そして、この実施例に係る異方導電体は、第22図(a
)〜(f)に示すようにして製造される。
基本的な製造方法は、実施例2と同様であり、静電植毛
工程後に磁界印加工程を行い、植毛部の直立性を向上さ
せる。
その後、実施例1と同様に絶縁性基板形成工程を行う。
すなわち、第22図(e)に示すように、アルミ板10
の開口部40にポリイミドワニス3(カネボウNSC製
IP630を溶剤NMPに20%希釈したもの)を注型
脱泡し、このポリイミドワニスを硬化させる。
次に、上記植毛部をアルミ板IOに付けたまま、硬化し
たポリイミドワニスからなる絶縁性基板3の表面を、第
23図に示すように、ダイヤモンド砥石60で余分な金
属短繊維2.2・・・を切削し除去した後、植毛部をア
ルミ板10から取り出し、絶縁性基板3の上下両面を、
順に#1000、#2000、#3000のサンドペー
パーで研磨し、表面を平滑にするとともに、絶縁性基板
3の表面から金属短繊維2.2・・・を露出させ、第2
1図に示すように、ポリイミドワニスからなる絶縁性基
板3を有する異方導電体1を製造する。
そして最後に、実施例1と同様に、金属短繊維2.2・
・・の露出した端面を導電性の保護層5によって被覆す
る被覆工程が行われる。
このようにして、製造された異方導電体1の厚さは0.
15mmのフィルム状であり、絶縁性基板3の表面には
、平均12本/ m mのピッチで線状導体であるニッ
ケル類の金属短繊維2.2・・・が基盤の目状に配列し
ていた。
次に、上記異方導電体1の厚さ方向及び隣接する導体間
の抵抗値を、デジタルボルトメータによって測定したと
ころ、異方導電体1の厚さ方向及び隣接する線状導体間
の抵抗値は、約20mΩ及び無限大であった。
〔発明の効果〕
この発明は以上の構成及び作用よりなるもので、請求項
第1項乃至第8項の異方導電体及びその製造方法によれ
ば、導体として線状導体を用いるものであるため、導体
の導通抵抗及び接触抵抗が低く、かつ導体が強度を有し
、外力が加わフたり擦られたりしても抵抗値が安定して
いるのは勿論のこと、導体の経時変化が少ない異方導電
体を製造することができるばかりか、接着剤層に線状導
体を静電植毛するように構成されているため、線状導体
を起立した状態で容易に植毛することができ、線状導体
間に絶縁性材料を充填硬化させた場合でも、線状導体を
絶縁性基板の厚さ方向に配向させることができ、異方導
電体の厚さ方向のみの導電性を線状導体によって確保す
ることができる。また、異方導電体は、主に静電植毛工
程と、絶縁性基板形成工程と、研磨工程等からなるため
、簡単な製造装置で製造することができ、コストダウン
が可能となる。さらに、静電植毛された線状導体間に充
填硬化される絶縁材料は、特に限定されないので、任意
形状及び大面積の異方導電体をも製造することができる
また、請求項第6項記載の異方導電体の製造方法によれ
ば、静電植毛した後、磁性を有する線状導体に均一な磁
界を印加することによって、線状導体の直立性を向上さ
せることができるので、線状導体を高密度で配列した場
合でも、異方導電体の面方向の絶縁性を確実に保持する
ことができる。
さらに、請求項第6項又は第7項記載の異方導電体の製
造方法によれば、静電植毛に先立って接着剤層の表面に
植毛位置規制部材を敷設するようにしたので、線状導体
が規則的に配列した異方導電体を極めて簡単に製造する
ことができる。
さらにまた、請求項第8項記載の異方導電体の製造方法
によれば、上記請求項第6項及び第7項記載のものの効
果を兼ね備えた異方導電体を製造することができる。
また、線状導体の少なくとも一方の端面を導電性の保護
層によって被覆しているので、導電性保護層として、硬
度の高い導電部材たとえばNi/SiCやロジウム等を
用いることにより、線状導体の耐磨耗性を向上させるこ
とができ、異方導電性を長期間にわたって確実に維持す
ることができる。一方、導電性保護層として、金や白金
等の高導電率を有する金属を用いることにより、線状導
体の接触部における接触抵抗を大幅に低下させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る異方導電体を示す概念図、第2
図(a)〜(d)はこの発明に係る異方導電体の製造方
法をそれぞれ示す工程図、第3図及び第4図はこの発明
に係る異方導電体の一実施例を示す斜視図及び断面図、
第5図(a)〜(h)は異方導電体の製造工程をそれぞ
れ示す断面図、第6図は植毛位置規制シートを示す平面
図、第7図は静電植毛装置を示す構成図、第8図及び第
9図は静電植毛装置の他の実施例をそれぞれ示す構成図
、第1O図は磁界発生装置を示す構成図、第11図及び
第12図は異方導電体の抵抗値を測定する装置をそれぞ
れ示す斜視図、第13図及び第14図はこの発明に係る
異方導電体の他の実施例を示す斜視図及び断面図、第1
5図(a)〜(f)はこの発明に係る異方導電体の製造
工程をそれぞれ示す断面図、第16図はアルミ板を示す
斜視図、第17図はステンレスメツシュを示す平面図、
第18図はアルミ板にステンレスメツシュと接着剤シー
トを貼り付けた状態を示す斜視図、第19図(a)(b
)は金属短繊維の絶縁層を示す外観斜視図及び断面図、
第20図は異方導電体の温度上昇を測定する装置を示す
斜視図、第21図はこの発明に係る異方導電体のさらに
他の実施例を示す斜視図、第22図(a)〜(f)はこ
の発明に係る異方導電体の製造工程をそれぞれ示す断面
図、第23図は切削工程を示す断面図、第24図は本出
願人の提案に係る異方導電体を示す概念図である。 〔符号の説明〕 ■・・・異方導電体 2・・・金属短繊維 3・・・絶縁性構造体 4・・・接着剤 金属短繊維 接着剤 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第10図 第11図 第12 図 第13図 第14 図 第15図 第16図 第17図 (a) 第18図 第19図 (b) 第20図 第21図 (a) 第22図 □ 第23図 第24図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)静電植毛用の電極上に塗布され、構造体を形成す
    る絶縁性材料が硬化した後は除去されてしまう接着剤層
    と、 この接着剤層に静電植毛される多数本の線状導体と、 植毛された線状導体の間に充填・硬化され、線状導体が
    その厚さ方向に配向しており、かつ線状導体の両端が表
    裏両面から露出している構造体を形成するための絶縁性
    材料を備え、 上記線状導体の少なくとも一方の露出した端面を導電性
    の保護層によって被覆することを特徴とする異方導電体
  2. (2)上記線状導体が金属短繊維からなることを特徴と
    する請求項第1項記載の異方導電体。
  3. (3)上記線状導体が、その表面が絶縁処理された金属
    短繊維からなることを特徴とする請求項第1項又は第2
    項記載の異方導電体。
  4. (4)上記線状導体が規則的に配列されていることを特
    徴とする請求項第1項乃至第3項のいずれかに記載の異
    方導電体。
  5. (5)静電植毛用の電極上に接着剤を塗布する接着剤塗
    布工程と、 静電植毛用電極上に塗布された接着剤層上に多数本の線
    状導体を静電植毛する静電植毛工程と、静電植毛用電極
    上の接着剤層に植毛された線状導体間に絶縁性材料を充
    填硬化させ、絶縁性構造体を形成する絶縁性構造体形成
    工程と、 絶縁性構造体の片面に固着している静電植毛用電極を除
    去した後、絶縁性構造体の表裏両面を研磨して、線状導
    体の両端を絶縁性構造体の表裏両面から露出させる研磨
    工程と、 線状導体の少なくとも一方の露出した端面を導電性の保
    護層によって被覆する被覆工程とからなることを特徴と
    する異方導電体の製造方法。
  6. (6)静電植毛用の電極上にホットメルト接着剤を塗布
    する接着剤塗布工程と、 静電植毛用電極上に塗布された接着剤層上に多数本の磁
    性を有する線状導体を静電植毛する静電植毛工程と、 ホットメルト接着剤を軟化させた状態で、静電植毛用電
    極上の接着剤層上に植毛された線状導体に磁界を印加す
    ることにより、線状導体の直立性を向上させる磁界印加
    工程と、 静電植毛用電極上の接着剤層に植毛された線状導体間に
    絶縁性材料を充填硬化させ、絶縁性構造体を形成する絶
    縁性構造体形成工程と、 絶縁性構造体の片面に固着された静電植毛用電極を除去
    した後、絶縁性構造体の表裏両面を研磨して、線状導体
    の両端を絶縁性構造体の表裏両面から露出させる研磨工
    程と、 線状導体の少なくとも一方の露出した端面を導電性の保
    護層によって被覆する被覆工程とからなることを特徴と
    する異方導電体の製造方法。
  7. (7)静電植毛用の電極上に接着剤を塗布する接着剤塗
    布工程と、 静電植毛用電極上に塗布された接着剤層上に、線状導体
    を所定のパターンにしたがって植毛するための植毛位置
    規制部材を敷設する植毛位置規制部材敷設工程と、 静電植毛用電極上に塗布された接着剤層に多数本の線状
    導体を静電植毛する静電植毛工程と、静電植毛用電極上
    の接着剤層上に植毛された線状導体間に絶縁性材料を充
    填硬化させ、絶縁性構造体を形成する絶縁性構造体形成
    工程と、 絶縁性構造体の片面に固着された静電植毛用電極を除去
    した後、絶縁性構造体の表裏両面を研磨して、線状導体
    の両端を絶縁性構造体の表裏両面から露出させる研磨工
    程と、 線状導体の少なくとも一方の露出した端面を導電性の保
    護層によって被覆する被覆工程とからなることを特徴と
    する異方導電体の製造方法。
  8. (8)静電植毛用の電極上にホットメルト接着剤を塗布
    する接着剤塗布工程と、 静電植毛用電極上に塗布された接着剤層上に、線状導体
    を所定のパターンにしたがって植毛するための植毛位置
    規制部材を敷設する植毛位置規制部材敷設工程と、 静電植毛用電極上に塗布された接着剤層に多数本の磁性
    を有する線状導体を静電植毛する静電植毛工程と、 ホットメルト接着剤を軟化させた状態で、静電植毛用電
    極上の接着剤層に植毛された線状導体に磁界を印加する
    ことにより、線状導体の直立度を向上させる磁界印加工
    程と、 静電植毛用電極上の接着剤層上に植毛された線状導体間
    に絶縁性材料を充填硬化させ、絶縁性構造体を形成する
    絶縁性構造体形成工程と、 絶縁性構造体の片面に固着された静電植毛用電極を除去
    した後、絶縁性構造体の表裏両面を研磨して、線状導体
    の両端を絶縁性構造体の表裏両面から露出させる研磨工
    程と、 線状導体の少なくとも一方の露出した端面を導電性の保
    護層によって被覆する被覆工程とからなることを特徴と
    する異方導電体の製造方法。
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