JPH04121329U - 壁貫通金具用樹脂充填台 - Google Patents
壁貫通金具用樹脂充填台Info
- Publication number
- JPH04121329U JPH04121329U JP2420291U JP2420291U JPH04121329U JP H04121329 U JPH04121329 U JP H04121329U JP 2420291 U JP2420291 U JP 2420291U JP 2420291 U JP2420291 U JP 2420291U JP H04121329 U JPH04121329 U JP H04121329U
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- JP
- Japan
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- wall
- fitting
- sealing resin
- wall penetrating
- fittings
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- Pending
Links
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Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 充填した密封樹脂の漏洩がなく、気密性、信
頼性の高い壁貫通金具を製造できる壁貫通金具用樹脂充
填台を得ること。 【構成】 対向配置された一対の脚部11と、該脚部1
1間に設けられ、鉛直面内で回動及び水平面に対して任
意の角度で一時的に固定できる金具載置部12とを備え
ている。金具載置部12に固定した壁貫通金具には、初
期状態で密封樹脂を少量注入し、金具載置部を傾斜させ
ることで、密封樹脂が金具の壁面を伝わって下方に流れ
るようにし、その壁面の表面部分に均一に密封樹脂を広
げて硬化させる。これにより高い気密性と、信頼性を保
持した壁貫通金具が得られる。
頼性の高い壁貫通金具を製造できる壁貫通金具用樹脂充
填台を得ること。 【構成】 対向配置された一対の脚部11と、該脚部1
1間に設けられ、鉛直面内で回動及び水平面に対して任
意の角度で一時的に固定できる金具載置部12とを備え
ている。金具載置部12に固定した壁貫通金具には、初
期状態で密封樹脂を少量注入し、金具載置部を傾斜させ
ることで、密封樹脂が金具の壁面を伝わって下方に流れ
るようにし、その壁面の表面部分に均一に密封樹脂を広
げて硬化させる。これにより高い気密性と、信頼性を保
持した壁貫通金具が得られる。
Description
【0001】
本考案は、例えば放射線物質取扱室と通常室の境にある放射能遮断壁等を貫通
する電線を固定するための、壁貫通金具へ樹脂を充填する壁貫通金具用樹脂充填
台に関するものである。
【0002】
原子力発電所のように放射能の発生するところでは、その放射能対策として各
部屋は、厚い放射能遮蔽壁で仕切られている。また、各部屋に通じる電線は、該
壁を貫通して配線されているが、その場合に電線と壁貫通孔の間の間隙から放射
能が漏洩しないように、密封型の壁貫通金具が用いられている。この壁貫通金具
の構造とその使用方法を図5を参照して説明する。
図において、円筒状に形成された壁貫通金具1の内部の略中央には、壁面2を
備え、この壁面2に複数の貫通孔3が形成されている。
上記のような構成の壁貫通金具1は、次のようにして使用される。
まず、壁貫通金具1の貫通孔3に、ゴム被覆が施された電線4を挿通する。
次いで、壁貫通金具1を図示のように垂直にして、壁面2によって仕切られた
片側の凹部5a、あるいは5bに、容器6に満たした密封樹脂7を充填する。充
填後、密封樹脂7が乾燥した後、壁貫通金具1を反転させて他方の側に形成され
た凹部5bにも密封樹脂7を充填して乾燥し、電線4を壁貫通金具1に固定する
。
上記のようにして電線4を固定した壁貫通金具1は、図示しない部屋と部屋を
仕切る放射能遮断壁等に取り付けて使用される。
【0003】
ところで、壁貫通金具1に電線4を固定する場合に、凹部5a,5bに密封樹
脂7を充填するが、最初にいずれか一方の凹部に充填する際に、しばしば、密封
樹脂7が貫通孔3を伝わって反対側の凹部に漏れてしまい、そのまま硬化して貫
通孔3と電線4との間に間隙が形成され、そのため、気密不良の原因となってい
た。
本考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、密封樹脂の反
対側凹部への漏れを防止し、貫通孔と電線との間に間隙が形成されることなく、
高い気密性、信頼性を保持した壁貫通金具を得るための壁貫通金具用樹脂充填台
を提供することを目的とする。
【0004】
本考案の壁貫通金具用樹脂充填台は、対向配置された一対の脚部と、該脚部間
に設けられ、鉛直面内で回動及び水平面に対して任意の角度で一時的に固定でき
る金具載置部とを備えたことを特徴とするものである。
【0005】
本考案の壁貫通金具用樹脂充填台は、金具載置部に固定した壁貫通金具に、初
期状態で密封樹脂を少量注入し、金具載置部を傾斜させることで、密封樹脂が壁
面を伝わって下方にながれるようにし、壁面の表面部分に略均一に密封樹脂が広
がって硬化するようにするため、壁貫通金具の貫通孔を通じて密封樹脂が反対側
凹部に流れ出ず、貫通孔と電線との間に間隙が形成されず、高い気密性と信頼性
を保持した壁貫通金具が得られる。
【0006】
以下に、本考案の実施例を図を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の壁貫通金具用樹脂充填台の斜視図である。
図において、10は、壁貫通金具用樹脂充填台の全体を示し、対向配置された
一対の脚部11と、該脚部11間に設けられ、鉛直面内で回動及び水平面に対し
て任意の角度で一時的に固定できる金具載置部12とを備えている。すなわち、
金具載置部12は、脚部11に対して回転軸により回転自在に支持され、かつ、
蝶ねじ13により任意の角度位置で固定できるようになっている。また、金具載
置部12には、透孔12aが設けてあり、図示しないU字ボルト等により壁貫通
金具1が載置・固定できる構成となっている。
【0007】
次に、上記のように構成の壁貫通金具用樹脂充填台10を使用して壁貫通金具
1に電線4を固定する過程を説明する。
まず、図2に示すように、壁貫通金具用樹脂充填台10の金具載置部12に壁
貫通金具1を寝かせて載置し、U字ボルト14により固定する。壁貫通金具1の
それぞれの貫通孔3には、電線4を挿通する。
次いで、壁貫通金具用樹脂充填台10の脚部11の蝶ねじ13を緩めて、金具
載置部12を垂直面内で略90度回転させ、壁貫通金具1が倒立した状態にする
。
この状態で、図3に示すように、少量の密封樹脂7を壁貫通金具1の一方の凹
部5a内に充填し、密封樹脂7が中央の壁面2を伝わって下方に流れるように、
金具載置部12を傾斜させる。このように、金具載置部12を何回かシーソーの
ように互いに反対方向に回転させ、壁面2を密封樹脂7が往復して流れるように
する。こうして密封樹脂7を壁面2の表面に均一に流し、貫通孔3と電線4との
間に間隙が形成されないように埋めてしまう。
次に、金具載置部12を回転させて壁貫通金具1が垂直になる位置で固定し、
図4に示すように、容器6に満たした密封樹脂7を壁貫通金具1の一方の凹部5
aに充填する。この充填作業は、約半日の時間をかけてゆっくりと行なう。その
後、約24時間の乾燥を行ない、壁貫通金具用樹脂充填台10を反転させ、上記
と同様の工程を経て他方の凹部5bの密封樹脂7を硬化させる。この硬化後、漏
洩箇所がないかどうかの気密試験を実施し、その後は、両側の電線4を束ねて所
定の箱に収めて出荷等に供する。
【0008】
以上のように本考案によれば、任意の角度で固定できる金具載置部を有する壁
貫通金具用樹脂充填台を使用することにより、密封樹脂の反対側凹部への漏洩を
防止した気密性の高い壁貫通金具が容易に得られる。従って、原子力発電所のよ
うな放射能の発生する場所の壁面への使用に際しても放射の漏れのない信頼性の
高い壁貫通金具を製造することができる。
【図1】本考案の壁貫通金具用樹脂充填台の斜視図であ
る。
る。
【図2】上記壁貫通金具用樹脂充填台に壁貫通金具を取
り付けた状態の側面図である。
り付けた状態の側面図である。
【図3】上記壁貫通金具用樹脂充填台を使用して壁貫通
金具に密封樹脂を充填する初期状態を示す断面図であ
る。
金具に密封樹脂を充填する初期状態を示す断面図であ
る。
【図4】上記の初期状態に続いて、密封樹脂を壁貫通金
具に充填する状態を示す断面図である。
具に充填する状態を示す断面図である。
【図5】従来の壁貫通金具の製造過程を説明するための
断面図である。
断面図である。
1 壁貫通金具
2 壁面
3 貫通孔
5a,5b 凹部
7 密封樹脂
10 壁貫通金具用樹脂充填台
11 脚部
Claims (1)
- 【請求項1】 対向配置された一対の脚部と、該脚部間
に設けられ、鉛直面内で回動及び水平面に対して任意の
角度で一時的に固定できる金具載置部とを備えたことを
特徴とする壁貫通金具用樹脂充填台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2420291U JPH04121329U (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 壁貫通金具用樹脂充填台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2420291U JPH04121329U (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 壁貫通金具用樹脂充填台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04121329U true JPH04121329U (ja) | 1992-10-29 |
Family
ID=31909206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2420291U Pending JPH04121329U (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 壁貫通金具用樹脂充填台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04121329U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839445B1 (ja) * | 1968-11-14 | 1973-11-24 | ||
JPS6154481B2 (ja) * | 1980-10-07 | 1986-11-22 | Tokyo Shibaura Electric Co |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP2420291U patent/JPH04121329U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839445B1 (ja) * | 1968-11-14 | 1973-11-24 | ||
JPS6154481B2 (ja) * | 1980-10-07 | 1986-11-22 | Tokyo Shibaura Electric Co |
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