JPH04120748U - 電気加熱器 - Google Patents

電気加熱器

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JPH04120748U
JPH04120748U JP3625691U JP3625691U JPH04120748U JP H04120748 U JPH04120748 U JP H04120748U JP 3625691 U JP3625691 U JP 3625691U JP 3625691 U JP3625691 U JP 3625691U JP H04120748 U JPH04120748 U JP H04120748U
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隆 権藤
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象印マホービン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 電気加熱器の蓋11の内部に空所を形成し、
その空所をその大部分を占める蒸気室20と小容積のセ
ンサー室21とに仕切り、センサー室21に蒸気センサ
ー9を露出させると共に、蒸気センサー9の上部に排気
孔19を、側部又は下部に外気に通じる吸気路を形成す
る。 【効果】 加熱容器6の加熱が停止すると、外気が吸気
路からセンサー室21を通って排気孔19から放出さ
れ、それによって蒸気センサー9が速かに冷却され、短
時間で加熱容器6の加熱を再開する。従って内容液の温
度低下が少く、常時高温に保持することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、湯沸かし器、漢方薬の煎じ器などの電気加熱器に関するものであっ て、特に漢方薬煎じ器などにおいて、内容液を常時高温に保持することのできる 電気加熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の電気湯沸かし器などにおいては、加熱容器の内容液をヒーターで加 熱し、一旦沸騰させて、発生した蒸気を蒸気センサーで検知して加熱を停止し、 然る後はサーモスタットで温度を検知しながらヒーターへの通電をコントロール し、85〜90℃程度の温度に保持するようになっている。
【0003】 しかしながら漢方薬を煎じるときなどにおいては、弱火で長時間沸騰状態に保 持して煎じる必要があり、前述のような電気湯沸かし器で漢方薬を煎じることは できない。
【0004】 また漢方薬の煎じ器として、出願人が先に出願した実願平2−73495号出 願がある。このものは内容液の沸騰を蒸気センサーで検知してヒーターの通電を 停止する。そして沸騰が停止し、容器内の蒸気が凝縮して減圧状態となると、排 気孔から外気が吸入され、蒸気センサーが冷やされてヒーターへの通電を再開す るようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのものにおいては、ヒーターへの通電が停止しても蒸気が凝縮 して排気孔から外気が吸入されるまでに時間がかかり、また蒸気センサーの温度 が低下するまでにさらに時間がかかるため、その間に内容液の温度が低下してし まうことが多かった。
【0006】 しかも温度が低下しているために、ヒーターに再通電したときの通電時間が長 くなり、容器が強く加熱されてヒーターの通電が停止した後も暫く沸騰が続き、 大量の蒸気が排出されて臭気が放散する。
【0007】 本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、ヒーターへの通電が停止し た後蒸気センサーを速かに冷やし、内容液が冷える前に再通電することにより、 内容液を常時高温状態に保持することのできる電気加熱器を提供することを目的 とするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】
而して本考案は、加熱容器の底部にヒーターを設け、上部を蓋で閉塞した電気 加熱器において、前記蓋の内部を空所を設け、当該空所をその大部分を占める蒸 気室と小容積のセンサー室とに分けると共に、蒸気室とセンサー室とを連通せし め、前記蒸気室に前記加熱容器内に連通する蒸気孔を設け、前記センサー室には 当該センサー室内に露出する蒸気センサーを取付け、当該蒸気センサーの近傍上 部に排気孔を設けると共に、蒸気センサーの近傍の下部乃至側部に外気に通じる 吸気路を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0010】 図1は本考案の電気加熱器の一例としての漢方薬煎じ器1を示すものである。 この漢方薬煎じ器1において、2は本体であって、上面に熱板3が設けられ、そ の下部に取付けられたヒーター4により加熱されるようになっている。そしてそ の本体2の側部には、コネクター5が設けられている。
【0011】 6は加熱容器である。該加熱容器6はガラス又は陶磁器製の容器本体7を有し ており、その容器本体7の背部には把手部材8が取付けられている。そして把手 部材8の上端部には、蒸気センサー9が取付けられている。該蒸気センサー9の リード線は把手部材8内を通って、把手部材8の下端のコネクター10に接続さ れている。
【0012】 そして加熱容器6を熱板3上に正しく載置した状態において、コネクター10 が本体2のコネクター5に結合されるようになっている。
【0013】 次に、11は容器本体7の上部開口部に嵌合された蓋である。該蓋11は内蓋 12と外蓋13とよりなる二重構造であって、その内蓋12と外蓋13との間に 空所14が形成されている。
【0014】 内蓋12は前寄りの中央が窪んだ略変形漏斗状であって、その最下部に蒸気孔 15が穿設されている。また内蓋12の下面外周には蓋11を加熱容器6に嵌合 したときに容器本体7の内面に沿うスカート部16が垂設されており、後部上面 には仕切壁17が立設されている。
【0015】 また外蓋13はその外周において内蓋12と嵌合しており、その後部下面には 前記仕切壁17と食違った位置に仕切壁18が垂設され、さらにその後部には排 気孔19が穿設されている。
【0016】 而して蓋11は内蓋12と外蓋13とを結合してなり、その両者の間に空所1 4が形成されており、その空所14は蓋11の後端部において開放されていて、 蓋11を加熱容器6に嵌合した状態において、その開放部が把手部材8の上端部 に嵌合して閉塞され、把手部材8に取付けられた蒸気センサー9が空所14内に 露出するようになっている。
【0017】 空所14は前記仕切壁17,18により二つの部分に仕切られ、その一方は空 所14の大部分を占める蒸気室20を構成し、その後部に小容積のセンサー室2 1が形成されており、蒸気室20とセンサー室21とは、仕切壁17,18の間 を通って連通している。
【0018】 そして蒸気室20は蒸気孔15を介して容器本体7内に通じており、またセン サー室21には前記蒸気センサー9が露出すると共に、上部には排気孔19が形 成されている。
【0019】 また蒸気センサー9の側部においては、把手部材8の側壁と蓋11の開放部と の間に、図2に示されるように吸気路としての間隙22が形成されており、該間 隙22及び前記排気孔19を介して、センサー室21は外気に通じている。
【0020】 なおこの間隙22に代えて、図3に示すようにセンサー室21の下部に外気に 通じる吸気孔23を形成してもよい。
【0021】
【作用】
この漢方薬煎じ器1を使用するには、容器本体7内に薬草及び水を入れて蓋1 1を嵌合する。そしてこの加熱容器6を熱板3に載置してコネクター10をコネ クター5に結合し、スイッチを入れる。これによりヒーター4が発熱して容器本 体7内の水を加熱し、薬草の有効成分を抽出する。
【0022】 本考案においては、容器本体7内の水の温度が上昇し、沸騰し始めると、その 蒸気は蒸気孔15から蒸気室20内に入る。そして外蓋13の下面に触れて冷や され、凝縮して再度蒸気孔15から容器本体7内に還流する。
【0023】 外蓋13の内面に凹凸を形成することにより、蒸気が強く冷却されて凝縮が促 進される。
【0024】 沸騰が激しくなり外蓋13による冷却が追付かなくなると、蒸気は矢印で示す ように蒸気室20からセンサー室21に流入し、排気孔19から排出される。そ してセンサー室21内において蒸気は蒸気センサー9に触れて、蒸気センサー9 がその熱を検知し、ヒーター4の発熱を停止する。
【0025】 そして容器本体7内の水の加熱が停止され、蒸気の発生が減少すると、発生し た蒸気はセンサー室21に流入することなく蒸気室20内に止まり、ここで冷却 されて還流する。
【0026】 するとセンサー室21は蒸気室20との気体の流通のない、閉鎖された空間と なる。そしてそのセンサー室21内は高温の蒸気で満たされているため、当該蒸 気は上部の排気孔19から抜けると共に、側部又は下部の吸気路22,23から 低温の外気が吸入される。そして吸気路22,23から吸入され、センサー室2 1を通って排気孔19から排出される空気の流れを生じ、その空気により前記蒸 気センサー9が速かに冷却される。
【0027】 前記従来例においては、空所14内の蒸気が凝縮することにより減圧され、排 気孔19から外気を吸入して蒸気センサー9を冷却するものであるため、空所1 4内が減圧されるほどに冷えるまでは外気が吸入されることがなく、また高温の 蒸気と吸入された外気との混合気体が蒸気センサー9に触れるため、冷却効率が 低く、再通電が遅れると共に、空所14内の蒸気が全体に冷却されるため内容液 の温度低下を来たす。
【0028】 然るに本考案によれば、センサー室21が蒸気室20から独立して外気と交換 されるので、外気は蒸気室20に侵入することなくセンサー室21のみを通り、 蒸気センサー9は直接外気に触れて急速に冷却されると共に、蒸気室20内が過 度に冷却されて内容液の温度が低下することがない。
【0029】 そして蒸気センサー9が冷却されると、再度ヒーター4に通電し、加熱を再開 する。
【0030】 ヒーター4への通電が断たれている時間が短いので、再通電したときには蒸気 室20はまだ蒸気に満たされており、内容液も高温が保たれている。そのため再 通電すると速かに沸騰を再開し、蒸気は速かに蒸気室20からセンサー室21に 流入して、短時間のうちに蒸気センサー9が作動して、再度ヒーター4への通電 が断たれる。従って本考案においては、ヒーター4は頻繁に通電と停止とを繰返 すことになる。
【0031】
【考案の効果】
本願考案によれば、内容液が沸騰を初め、蒸気が排気孔19から放出され始め たならば、蒸気センサー9がそれを検知してヒーター4への通電を停止し、沸騰 が納まってきたならば速かに蒸気センサー9が冷却されて再度ヒーター4に通電 する。従って加熱を停止した後沸騰が収まった時点で速かに再通電するので、そ の間に内容液が過度に温度低下を生じることがない。
【0032】 また本考案によればヒーター4が頻繁に通電と停止を繰返すので、ヒーター4 に接した容器本体7が過度に加熱されることがなく、大量の蒸気を放出したり、 煮詰まらせたりすることがない。
【0033】 従って内容液を殆ど沸点に維持しつつ、必要以上に加熱することもなく、抽出 液を過度に煮詰めることがない。また沸騰が収まればすぐに再通電するので、内 容液の温度低下を来たすこともなく、弱火で長時間加熱して煎じるのと同様の効 果を生じるのである。また発生した蒸気の大部分を還流するので、臭気の放出を 最低限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す中央縦断面図
【図2】 図1におけるII−II部の拡大断面図
【図3】 本考案の他の実施例の主要部の中央縦断面図
【符号の説明】
1 電気加熱器(漢方薬煎じ器) 4 ヒーター 6 加熱容器 9 蒸気センサー 11 蓋 14 空所 15 蒸気孔 20 蒸気室 21 センサー室 22,23 通気路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱容器(6)の底部にヒーター(4)
    を設け、上部を蓋(11)で閉塞した電気加熱器におい
    て、前記蓋(11)の内部を空所(14)を設け、当該
    空所(14)をその大部分を占める蒸気室(20)と小
    容積のセンサー室(21)とに分けると共に、蒸気室
    (20)とセンサー室(21)とを連通せしめ、前記蒸
    気室(20)に前記加熱容器(6)内に連通する蒸気孔
    (15)を設け、前記センサー室(21)には当該セン
    サー室(21)内に露出する蒸気センサー(9)を取付
    け、当該蒸気センサー(9)の近傍上部に排気孔(1
    9)を設けると共に、蒸気センサー(9)の近傍の下部
    乃至側部に外気に通じる吸気路(22,23)を形成し
    たことを特徴とする、電気加熱器
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JP2009291418A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
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