JPH04120690U - タオルバー等のブラケツト構造 - Google Patents

タオルバー等のブラケツト構造

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JPH04120690U
JPH04120690U JP2404391U JP2404391U JPH04120690U JP H04120690 U JPH04120690 U JP H04120690U JP 2404391 U JP2404391 U JP 2404391U JP 2404391 U JP2404391 U JP 2404391U JP H04120690 U JPH04120690 U JP H04120690U
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JP
Japan
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block
blocks
bracket
towel
bar
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Pending
Application number
JP2404391U
Other languages
English (en)
Inventor
富次継 餅原
一男 小方
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け誤差等を生じることなく簡単に施工で
きしかも装飾性にも富むブラケットを提供すること。 【構成】 壁等の固定点からバー等の支持点までに向け
て配列した複数のブロック3,4をその結合端どうしが
回転自在となるように連接し、隣接し合うブロックを連
結する結合ビス9をブロックの回転中心から偏心させて
組み込む。 【効果】 結合ビスを偏心して組み込むだけでブロック
を正しく連結できるので施工が簡単になり、ブロックの
組合せによって装飾性も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばタオルバーやタオルリング等の小物類を浴室等の壁に固定 するためのブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
タオルバーやタオルリング等は、それ自体に壁への固定部材を設けるものと、 専用のブラケットによって壁に固定するものがある。前者は、たとえばタオルバ ーの場合ではその両端にフランジを設けておき、このフランジに固定用のビスを 通して壁にねじ込む構造としたものである。また、ブラケットも同様にフランジ を利用して壁に固定するものが多いが、装飾性の点から様々なものが利用されて いる。
【0003】 ブラケットの装飾性を豊かにするため、その素材に工夫を凝らしたり、色によ る装飾効果を利用したりするものが、その簡単な構造の点から一般に採用されて いる。このような各種の構造のいずれについても、ブラケットに要求されるのは 、タオルバーやタオルリング等を取付け誤差等を伴わずに簡単に壁に固定できる と同時に、見た目にも良い印象を与えるようにすることであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ブラケットは一般に金属を素材とするものが多く、しかも一つの部材によって 製作したものが一般的である。これに対し、装飾性を重視するニーズも多く、た とえば金属素材と石材を組み合わせたりして自然な感じを与えるようにしたもの が、タオルリング等の分野でも既に製品化されている。また、このような背景か ら、ブラケットを異なる素材に別けてこれらを一体化するような考え方も、装飾 性の向上の面から見ると有望と言える。
【0005】 このような装飾性の向上を図る中で、単に外観等が良いというだけでなく、壁 に取付け作業するときの施工性や、組立て誤差等の面までも含めて設計すること は従来のブラケットと同様に重要なことである。ところが、たとえば2個の部材 に別けてこれらを一体にする構造としたとき、一方は壁への固定部材及び他方は タオルバーの取付け部材となるので、これらの2個の部材を正しく結合させるこ とが必要になる。すなわち、タオルバーの場合では、その両端部をブラケットに 差し込んで保持するので、取付け部材が正しい姿勢を向いていないと差し込み作 業がし難くなったり、バーが傾いたりしてしまう。
【0006】 このように、ブラケットの装飾性を上げるために2個以上の部材に分けてこれ らを一体に結合する構造とすると、施工性やバーの取付け精度に影響を与えるこ とが大きい。
【0007】 本考案において解決すべき課題は、取付け誤差等を生じることなく簡単に施工 できしかも装飾性にも富むブラケットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、タオルバーやタオルリング等を壁等に固定するブラケットであって 、該ブラケットをその固定点から前記タオルバーやタオルリングの支持点に向け て配列する複数のブロックによって形成し、各ブロックの結合端どうしをそれぞ れの回転中心周りに互いに回転自在に連接し、隣接し合うブロックの一方から結 合ビスを差し込むと共に他方のブロックに該結合ビスをねじ込んでこれらのブロ ックを結合してなり、前記結合ビスを前記ブロックの回転中心から偏心させて組 み込んだことを特徴とする。
【0009】
【作用】
ブロックはそれぞれの結合端どうしを連接させて互いにその回転中心周りに回 転自在とするという構成は、、単にブロックどうしの結合端を突き合わせるだけ の構造で済む。そして、結合ビスはブロックの回転中心から外れた位置を通るの で、結合ビスをねじ込むときにそれぞれのブロックの回転中心から離れた位置を 拘束する。このため、結合ビスをねじ込む作業の際に、ブロックどうしが互いに 回ってしまうことはなく、隣接し合うブロックどうしは或る一つの姿勢に位置決 めされる。したがって、固定点側のブロックに対してタオルバー等の支持点側に 位置するブロックも正しく位置決めされ、その方向性も維持される。
【0010】 このように、結合ビスを各ブロックの回転中心から外す位置に通すことによっ て、位置決めのための特別な構造を必要とすることなくブロックを正しく連結で きる。
【0011】
【実施例】
図1はタオルバーを壁に固定する本考案のブラケット構造を示す要部の縦断面 図、図2は図1の矢印P方向に見た図である。
【0012】 図において、一対のブラケット1が間隔をおいて壁Aに固定され、これらのブ ラケット1によってバー2がその両端を支持されている。
【0013】 ブラケット1は、先端ブロック3と基端ブロック4とを結合したもので、これ らの間にリング5を嵌めたものである。そして、予め壁Aにビス7で固定された 固定座6にブラケット1の基端ブロック4側を差し込み、下方からビス8により 締め付けることにより、ブラケット1の全体が壁Aに固定される。先端ブロック 3及び基端ブロック4はいずれも金属素材の表面に七宝焼きを施したものであり 、これらの間に挟んだリング5はめっきを施した金属製である。
【0014】 図3は先端ブロック3の詳細を示すものであり、同図の(a)は縦断面図、同 図の(b)は切欠平面図、同図の(c)は基端側の端面図である。
【0015】 先端ブロック3は楕円体の半分の形状を持つもので、先端側に偏った部分には バー2の端部をねじ込むための雌ネジ3aを水平方向に設けている。また、基部 の端面には基端ブロック4を受け入れる保持座3bを凹ませて設け、その内周に は成形用治具の工具掛りとして利用する雌ネジ3cを刻み込んでいる。保持座3 bの最も奥側は円形の平坦面であり、図3の(c)で示すようにその中心よりも 下側に偏心量eを持って雌ネジ3dを設けている。
【0016】 図4は基端ブロック4の詳細を示すものであり、同図の(a)は縦断面図、同 図の(b)は切欠平面図、同図の(c)は基部側の端面図である。
【0017】 基端ブロック4は先端ブロック3及びリング5と合体させたときに背部の一部 を除いて楕円体を形成する形状を持ち、その先端側の外郭は先端ブロック3の基 部側と同じ半径の円である。そして、その先端部には先端ブロック3の保持座3 bに入り込む嵌合環4aを設け、背部側には固定座6を嵌め込むための装着口4 bを開放している。装着口4bの下面には固定座6を結合するためのビス8を通 す孔4cを開け、嵌合環4aの壁にはビス孔4dを設ける。このビス孔4dは同 図の(c)に示すように基端ブロック4の先端側の円の中心に対して下側に偏心 量eを持つ位置に設ける。
【0018】 先端ブロック3と基端ブロック4とは、図1に示すように、1本の結合ビス9 によってリング5と一緒に一体化する。この結合ビス9は基端ブロック4の装着 口4bから入れ込み、その先端を嵌合環4aに開けたビス孔4dに通して先端ブ ロック3の雌ネジ3dにねじ込む。
【0019】 このとき、雌ネジ3d及びビス孔4dは先端及び基端ブロック3,4のそれぞ れの結合端の円形部の中心から偏心しているので、先端ブロック3と基端ブロッ ク4のそれぞれの芯周りの位置が決められる。すなわち、もし結合ビス9が先端 及び基端ブロック3,4のそれぞれの円形の結合端の中心を通るものとした場合 では、結合ビス9周りにこれらの先端及び基端ブロック3,4は互いに自由度を 持つ。このため、結合ビス9を締め上げて強く連結していくときに、基端ブロッ ク4に対して先端ブロック3が結合ビス9の周りに動いて姿勢が変わってしまう ことがある。これに対し、結合ビス9を先端及び基端ブロック3,4のそれぞれ の結合端の中心から偏心させておけば、中心周りの回動を拘束できる。このため 、先端ブロック3と基端ブロック4とは、その芯周りに回動しない結合が可能と なり、両者の位置決めができると同時に方向性も一致させることができる。
【0020】 このように結合ビス9を先端,基端ブロック3,4の中心から偏心させたこと によって、基端ブロック4に対して先端ブロック3の姿勢を決めることができ、 バー2をねじ込む雌ネジ3aの向きを含めて正しく一体化できる。
【0021】 先端ブロック3及び基端ブロック4は工場出荷段階で一体化しておき、現場で は固定座6を利用してこれを壁Aに固定する。その作業は、まず2個の固定座6 をそれぞれの取付け芯に合わせてビス7によって壁Aに間隔をあけてそれぞれ固 定する。そして、図2に示すようにバー2の両端のねじ部(図示せず)を、それ ぞれペアを組むブラケット1の先端ブロック3の雌ネジ3aにねじ込んで一体化 する。このとき、バー2の雌ネジ3aへのねじ込み量によって、左右のブラケッ ト1の間の距離を調整する。
【0022】 次いで、基端ブロック4の背部を図1のように壁Aに衝き当てるようにし、装 着口4bの中に固定座6が含まれてしまうように組み込む。そして、基端ブロッ ク4の下面の孔4cからビス8を差し込み、固定座6に設けた雌ネジ6aにねじ 込む。このような作業により、固定座6を介してブラケット1が壁Aに固定され 、バー2の取り付けが行える。
【0023】 ここで、ブラケット1は先端,基端ブロック3,4の2部材を結合したもので あるが、先に説明したように結合ビス9の偏心構造によって、先端ブロック3と 基端ブロック4との互いの姿勢を位置決めし合う。このため、壁Aに間接的に固 定される基端ブロック4に対して、先端ブロック3は正しく位置決めされると共 に、その方向性も変わることなく維持される。したがって、2部材の結合であっ ても、両者の位置決めのための特別な構造を必要とすることなく、結合ビス9の 偏心によって簡単に先端及び基端ブロック3,4を一体化することができる。
【0024】 また、先端ブロック3は基端ブロック4を介して壁Aに固定されるので、バー 2を架け渡してもこれが傾いたりこねたりすることがない。このため、ブラケッ ト1をバー2と共に壁Aに固定したときに、ブラケット1の全体に偏荷重や局所 的な負荷が加わることがなくなる。したがって、ブラケット1を1本の結合ビス 9で一体化した先端及び基端ブロック3,4の2部材構造であっても、強度面で の不安もなくなり、タオルバーとして支障なく使うことができる。
【0025】 更に、先端ブロック3及び基端ブロック4はその表面に七宝焼きを施したもの なので、めっき処理したものに比べると色や模様等を様々に変えることができる 。このため、これらの両ブロック3,4の色や模様の組合せ及びこれにリング5 を絡めた色調や材質の組合せが得られる。したがって、形状的には同じ共通部品 であっても、先端ブロック3及び基端ブロック4を交換することで、様々な製品 仕様を得ることがきる。
【0026】 なお、実施例ではタオルバー用のブラケットについて説明したが、この他にタ オルリングやその他の器具の固定にも本考案のブラケットが利用できることは無 論である。また、基端ブロックと先端ブロックの2個だけでなく、これ以上のブ ロックに分けることもできる。
【0027】
【考案の効果】
本考案では、壁等の固定点側とタオルバー等の支持点側とを異なるブロックの 別部材としていても、支持点側のブロックを固定点側のブロックに正しく位置決 めでき、タオルバー等の支持も良好に行える。このため、ブラケットの仕様を様 々に変えることができ、主として装飾性の向上のニーズに十分対応できる。また 、結合ビスを各ブロックの回転中心から偏心させるだけなので、ブロックの位置 決めのための構造が不要となり、構造も極めて簡単で施工も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブラケットをタオルバーの取付けに利
用した例を示す要部の縦断面図である。
【図2】図1の矢印P方向に見た図であって、タオル掛
け用のバーとブラケットの配置を示す図である。
【図3】先端ブロックの詳細を示す図であって、同図の
(a)はその縦断面図、同図の(b)は切欠平面図、同
図の(c)は雌ネジの偏心を示すための基部側の端面図
である。
【図4】基端ブロックの詳細を示す図であって、同図の
(a)はその縦断面図、同図の(b)は切欠平面図、同
図の(c)はビス孔の偏心を示すための先端側の端面図
である。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 バー 3 先端ブロック 3b 保持座 3d 雌ネジ 4 基端ブロック 4a 嵌合環 4b 装着口 4d ビス孔 5 リング 6 固定座 7 ビス 8 ビス 9 結合ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タオルバーやタオルリング等を壁等に固
    定するブラケットであって、該ブラケットをその固定点
    から前記タオルバーやタオルリングの支持点に向けて配
    列する複数のブロックによって形成し、各ブロックの結
    合端どうしをそれぞれの回転中心周りに互いに回転自在
    に連接し、隣接し合うブロックの一方から結合ビスを差
    し込むと共に他方のブロックに該結合ビスをねじ込んで
    これらのブロックを結合してなり、前記結合ビスを前記
    ブロックの回転中心から偏心させて組み込んだことを特
    徴とするタオルバー等のブラケット構造。
JP2404391U 1991-04-11 1991-04-11 タオルバー等のブラケツト構造 Pending JPH04120690U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002186529A (ja) * 2000-12-21 2002-07-02 Cleanup Corp 厨房家具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6361996B2 (ja) * 1979-05-29 1988-11-30

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