JPH082205Y2 - シャワーハンガー - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、シャワーハンガーの改良に関する。

（従来の技術） 従来、シャワーヘッドを係止するシャワーハンガー
は、 のハンガー本体のみからなるもので、ビス等で壁面に取
付固定するものである。

（考案が解決しようとする課題） シャワー浴は、現在単に汗を流すためだけのものでは
なく、リラックスするために楽しみながら浴びるという
ことが多くなってきており、そのためにはシャワーヘッ
ドをスタンダードなスプレーシャワーの他に、マッサー
ジシャワー、泡沫シャワー等数種類用意し、適宜交換し
ながら浴びるのが効果的であった。

しかし、それら数種類のシャワーヘッドを備えるに
は、使用勝手及びデザイン上から別途複数のシャワーハ
ンガーを一体的に壁面に取り付けるのが好ましかった
が、従来のシャワーハンガーは前記せる如く単にハンガ
ー本体のみからなるものであったため、その隣接せしめ
るシャワーハンガーとの一体感がなく取付後のデザイン
性において改良の余地を残していたものである。

本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、連結構
造により隣接するシャワーハンガーとの一体感を図るこ
とである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段
は、ハンガー本体の左右一側面に連結部を他側面に被連
結部を夫々一体的に備えてなることである。

（作用） 上記せる技術的手段により、隣接するシャワーハンガ
ー相互の連結部と被連結部とを連結して組合わせると、
隣接するシャワーハンガー同志は一体的に連結される。

（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する
と、図中１はハンガー本体で、該ハンガー本体１はシャ
ワーヘッド差し込み部１′を形成するように左右の支持
片1a,1aを前方に突設せしめて に形成してなり、該本体１の左右側面に突片2,2′を設
ける。

突片2,2′は、前記本体１の側面1b,1bと直交するよう
に所望長さ（連結時に隣接するシャワーヘッドB,B同志
がぶつからない程度の隙間を形成する長さ）で一体的に
突設され、一側の突片２には連結部3,3が、他側の突片
２′には被連結部4,4が夫々設けられている。

また、前記突片2,2′は夫々前後にずれた位置に設け
られており、即ち、突片２の背面2aと突片２′の正面
２′ａとが同一線上としている。

連結部3,3は、例えば の突起からなり、突片２の背面2aの中心を通る縦軸線の
上下に、夫々の円弧面先端3a,3aを対向させて一体的に
設けられており、その全面3b,3bを本体１の背面1bと同
一レベルとする。

一方、被連結部4,4は、突片２′の中心を通る縦軸線
位置の上下面２′b,2′ｂに、前記連結部3,3形状に合致
する様に断面略Ｕ形の長尺溝状に刻設したものである。

尚、前記連結部3,3と被連結部4,4とは夫々の突片２及
び２′の同一高さ位置に設けられるものとする。

そして、前記連結部3,3間及び被連結部4,4間には、夫
々止ネジ挿通用の連通孔5,5が夫々同一レベル位置に設
けられ、所望なシャワーハンガーＡが形成される。

次に、隣接せしめるシャワーハンガーＡの連結につい
て説明すると、あらかじめ壁面に取付けたシャワーハン
ガーＡの被連結部4,4に、隣接せしめて取付けようとす
るシャワーハンガーＡの連結部3,3を連結せしめ、突片
２の背面2aと突片２′の正面２′ａとを対面させて仮止
めし、そして止めネジ６で前記突片2,2′を重着せしめ
ると共に、他側の突片２′を止めネジ６で壁面に取付け
る。

従って、上記工程を適宜必要に応じて繰り返し行え
ば、所望数のシャワーハンガーＡ…が同一レベルで並列
状に取付けられる。

また本実施例では、突片２の背面2aと突片２′の正面
２′ａとを対面させて夫々の連通孔5,5を連通し、その
重着部分を１個の止めネジ６で取付けるものとしたた
め、あらたにシャワーハンガーＡを１個付け足す場合に
あらたに用意する止めネジは、重着しない側の突片２′
を取付けるための１個のみで済むためコスト的にも安価
である。

尚、上記例は一例を示したにすぎず、例えば図示せし
めないが、本体１を に変更したり、また一側の突片２と他側の突片２′とを
同一線上に設け、その突片２の側面に凸部を設けて連結
部とし、他側の突片２′の側面に凹部を設けて被連結部
としたものでもよく、更にいうまでもないが本体１の側
面に直接連結部、被連結部を設けてもよいものであり、
また連結部、被連結部の連結作用も係合、嵌合、掛合等
取り外し自在であれば当業者の考えられる範囲で変更も
自由であり、限定されるものではない。

（考案の効果） 本考案は、上記せる如き構成を有するため、シャワー
ハンガーを複数必要とする場合、隣接するシャワーハン
ガー相互の連結部と被連結部とを連結すれば、隣接する
シャワーハンガー同志を一体的に組合わせて壁面に取付
けることができるため、シャワーハンガー全体としての
一体感が生じ、煩雑さがなくデザイン性に優れ、また結
果的に取付施工の容易化が図れ、シャワーハンガーの増
減が容易に行え大変便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案シャワーハンガーの一実施例を示す全体
斜視図、第２図は背面から見た全体斜視図、第３図は使
用状態を示す斜視図である。 尚、図中 A:シャワーハンガー、1:ハンガー本体 1b:側面、2,2′：突片 3:連結部、4:被連結部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンガー本体の左右一側面に連結部を、他
   側面に被連結部を夫々一体的に備えてなることを特徴と
   するシャワーハンガー。